
愛犬・愛猫・愛小動物と♪「前撮りwithペット」ポーズバリエ27
ペットは結婚式への参加が難しい会場も多く、前撮りで撮影するカップルも多いよう。プロによる写真は生涯のお宝ショットに!そこで、愛犬・愛猫・愛小動物がいるからこその27のポーズをセレクト。さらにペット前撮りでよくある不安・疑問について、withペットの撮影経験豊富な「写真だけの結婚式ecoo」のフォトグラファー・多田久美子さんが回答します。
INDEX
ブラリ散歩ポーズ
~プロがフォトグラファー選びも伝授
01.
結婚式を挙げる公園にて、散歩の延長のような自然体の雰囲気で前撮り。犬の移動の負担を考え、また再訪できるよう近場にした。事前に前撮りロケハンも!(勝吉さん・圭さん・チャイちゃん)
02.
涼しい夕方にロケ撮影。移動中、気付かないうちに撮られたお散歩ショットは、犬のブーツのようなブレスカットも引き立った。途中でおやつも食べてみんなが楽しい時間に♪(ジョージさん・ミミさん・ちょこた君)
取材協力・撮影/Lovegraph
03.
砂浜RUNが大好きな犬と、富士山が見える夕刻の館山へ!草地で休んでいるシーンを撮影。(SYさん・JMさん・はやと君)
取材協力・撮影/Lovegraph
[コラム]ペット前撮りのコツ

ペット撮影の経験があるスタジオやフォトグラファーを選びましょう。どんな写真が撮れるのか、抱っこできるのか、衣裳が破損したら…など、心配事を事前の相談でクリアにしてくれるか否かも見極めポイントです。例えば抱っこNGでも他の提案がある場合も。まずは何でも相談してみましょう。(フォトグラファー・多田さん)
隠れんぼポーズ
~プロが猫の撮影アイデアも伝授
04.
3月上旬に河津桜が満開の公園で。外での撮影は不安もあったが、事前に細かくアドバイスを受けてハーネスを着け、おやつ・風よけケープ・いつものタオルやキャリーを持参。抱っこ時間を短くするため、まず撮影イメージを確認してからスピーディーに撮った。(S.Tさん・N.Tさん・ココちゃん)
取材協力・撮影/Lovegraph
05.
SNSで見つけたポーズは、顔を隠す位置や犬のカメラ目線に苦労しつつもストレスを与えないように短時間で!警察署の許諾が必要な場所で、許可が下りるまで約1週間かかった。(ジョージさん・ミミさん・ちょこた君)
取材協力・撮影/Lovegraph
06.
事前にオーダーしたショット。動物が大好きなフォトグラファーなので、目線を捉えるなど犬の扱いが上手だった。(勝吉さん・圭さん・チャイちゃん)
[コラム]ペット前撮りのコツ

打ち合わせで性格を伝えて撮影方法を見極めましょう(他のペットも同様)。スタジオなのか野外でも大丈夫なのか、無理せず自宅撮影も選択肢の一つに。猫は広い場が不安なので身を隠せる使い慣れたキャリーケースが必須。布があれば暗くでき、野外では二股に分かれるリードに首輪とハーネスを繋ぎ迷子札も付けるとより安心ですね。肩や衣裳に逃げた瞬間もチャンス!隠れた面白さや可愛さがあります。(フォトグラファー・多田さん)
取材協力・撮影/写真だけの結婚式ecoo
あえて距離を取るポーズ
~プロがスタジオとロケそれぞれの特徴を伝授
07.
台の上に乗った写真はリズムが生まれた。撮影は、得意の“お座り”で問題なし。真っ白なそのままの姿が可愛くて、帽子と蝶ネクタイをポイントにした。(しょうごさん・ななさん・なめたけちゃん)
取材協力・撮影/スタジオアクア 浅草店
08.
事前にリクエスト写真を送ったが、「ルナとの写真を中心に」「決めすぎず自然体」「可愛く温かみがあるように」と依頼。何度かラビットランに繰り出し外出慣れしていて、おやつの出番なしだった。(TAKUMIさん・MIHOさん・ルナ君)
09.
SNSで見つけたポーズに挑戦!「フォトグラファーさんが犬の名前を必死で叫んでました(笑)」(Yさん・Eさん・レオ君)
取材協力・撮影/Lovegraph
10.
控室からスタジオに移動して最初のショット。慣れない環境に隠れてしまったが、みんなの「マル~」の声掛けで次第にリラックス。(Hiroakiさん・Asumiさん・マルニ君)
[コラム]ペット前撮りのコツ

スタジオならノーリードで撮影でき、ヘアメイクをする部屋からの移動が少ない分、ペットへの負担も少なくて済みます。逃げ出さない安心感も。ロケ撮影はお散歩の雰囲気で、犬は伸び伸びいい表情に。ただヘアメイクの場所からの移動距離が長い場合は、付き添いのご家族などにペットをロケ地まで連れてきてもらって合流するのもおすすめです。(フォトグラファー・多田さん)
顎のせ甘えん坊ポーズ
~プロが憧れポーズを叶える策も伝授
11.
家族一緒にギュッとした写真を撮りたくて、自然に顎のせショットに♪「一生の宝物の一枚です」(しょうごさん・ななさん・なめたけちゃん)
取材協力・撮影/スタジオアクア 浅草店
12.
「ひま無しで撮る選択はなく、むしろひま主役(笑)」。衣裳は保険に入った上で抱っこOKだった。ふたりが手を重ねると自然に顎のせを♪(Mさん・Rさん・ひまちゃん)
13.
音の出るおもちゃを持ち込んで、2匹の気を引いて撮影した。(T.Tさん・M.Tさん・まるちゃん・ちるちゃん)
取材協力・撮影/スタジオアクア 浅草店
14.
手のせショットも可愛い。/(S.Tさん・N.Tさん・ココちゃん)
取材協力・撮影/Lovegraph
[コラム]ペット前撮りのコツ

ペットの抱っこ可否は事前に確認しましょう。ドレスショップで保険をかける、ネットなどで衣裳を購入する方もいます。抱っこが苦手なペットでも「せっかくだから撮りたい」という場合、最後に破損OKの普段着で撮る手も。打ち合わせできちんと検討し、本番はフレキシブルにいきましょう。ポーズは決めすぎず「カッコ良く」「自然体で」など雰囲気を伝える程度にした方がより良い写真が撮れますよ。(フォトグラファー・多田さん)
ドレスにごろん&ちょこんポーズ
~プロがペット撮影の衣裳選びも伝授
15.
ブラックドレスにモフモフのうさぎが引き立った。「背景やレンタルドレスに、ルナが溶け込んでしまわないようなスタジオを選びました」(TAKUMIさん・MIHOさん・ルナ君)
16.
フォトグラファーからの提案で叶ったポーズ。「いつも犬に馬乗りにされているので普段通り(笑)」(SYさん・JMさん・はやと君)
取材協力・撮影/Lovegraph
17.
抱っこOKの衣裳をスタジオでレンタル。事前に試着もした。“食いしん坊の甘えんボクちん”はいいショットが撮れたらおやつをもらえて、ご機嫌でちょこん。(Hiroakiさん・Asumiさん・マルニ君)
18.
お座りする場所がうまく定まらず、何度もトライしたちょこんショット♪ドレスと犬の衣裳はフリマアプリで購入した。(Yさん・Eさん・レオ君)
取材協力・撮影/Lovegraph
[コラム]ペット前撮りのコツ

まずは一番撮りたいショットをイメージしましょう。抱っこしたいなら、衣裳はペットの毛色が溶け込まないカラーをセレクト。散歩シーンを撮りたいなら、ペットの毛色と同系色のドレスにしてコーディネートしても。ブーケと同じ花をリードに付ける、新郎と同じ蝶ネクタイを着けるなど、ワンポイントのコーデもおすすめです。(フォトグラファー・多田さん)
小道具onでペット映えポーズ
~プロが小道具を使った連写も伝授
19.20.
背景に赤い和傘をセットして、愛鳥が安心できる手にのせると、白いボディが際立った。いつものように頭に飛んで来たショットも逃さずに撮影。(雄貴さん・咲紀さん・きび君)
取材協力・撮影/写真だけの結婚式ecoo
21.
海をバックに新郎がベールを持って、風を待ってなびかせて撮影した。(SYさん・JMさん・はやと君)
取材協力・撮影/Lovegraph
22.
花嫁のアイデアで和装に似合う紙風船を用意。フェレットの背丈ともバランスが良く、リズムあるショットに。(T.Tさん・M.Tさん・ちるちゃん)
取材協力・撮影/スタジオアクア 浅草店
[コラム]ペット前撮りのコツ

小道具によってペットを引き立てることもできますし、小道具に興味を持つ姿を撮影すると面白いショットに。例えばケーキモチーフを用意。興味を持って→近付いて→匂いをかぐという楽しい連写が生まれることも。アイテムにおやつなどで匂いを付けておくのもいいですね。(フォトグラファー・多田さん)
取材協力・撮影/写真だけの結婚式ecoo
体験したからこそ!前撮りwithペット
カップルからのリアルアドバイス
23.
「猫が寂しくならないよう支度部屋も一緒に」(Hiroakiさん・Asumiさん・マルニ君)
24.
「ウエディング感を出して、犬の衣裳はドレスとコーデしリードはパール風ビーズ」(竜雅さん・ももさん・あんちゃん)
25.
「動物の負担になる長時間撮影はおすすめしません。前半で良いショットを撮るのがポイント」(SYさん・JMさん・はやと君)
取材協力・撮影/Lovegraph
26.
「アンティーク風ドア、ドライフラワーの装花、ソファや椅子の小道具もうちの子の雰囲気にぴったり。背景や小道具もチェックして」(TAKUMIさん・MIHOさん・ルナ君)
27.
「フェレットは小さな隙間でも抜けてしまうので要注意。誰か付き添いがいるとふたりの写真もゆっくり撮れます」(T.Tさん・M.Tさん・まるちゃん・ちるちゃん)
取材協力・撮影/スタジオアクア 浅草店
「犬は人見知りで音が苦手なのでスタジオに。ノーリードで撮影でき構図のバリエーションも広がりました」(しょうごさん・ななさん・なめたけちゃん/写真7・11)
取材協力・撮影/スタジオアクア 浅草店
「鳥はトイレしつけができないので備品や衣裳を汚す恐れがあり、事前にクリーニング代を提示してもらえたスタジオに決定。メイク中は籠に布をかけて」(雄貴さん・咲紀さん・きび君/写真19・20)
取材協力・撮影/写真だけの結婚式ecoo
From 編集部
無理せず、撮影タイムをEnjoy!
たくさんのポーズをご紹介しましたが、ペットには無理強いせずに、撮影そのものを楽しむスタンスを大事にして。当日は普段使っているキャリー・フードボウル・水飲み・好物のおやつ・おもちゃなども忘れずに。多くのカップルが、「お宝物ショットが撮れた」と振り返っています。

多田久美子
写真だけの結婚式ecoo
代表・フォトグラファー
ブライダルフォトのスタジオを立ち上げて18年。“おせっかいな写真屋さん”をキャッチフレーズに細やかな提案をして、多くのカップルから信頼を寄せられている。犬、猫、小鳥、うさぎ、フェレット、ハリネズミなど多数のペット撮影の実績がある。
構成・文/千谷文子 D/mashroom design
サムネイル写真提供/ジョージさん・ミミさん・ちょこた君(撮影:Lovegraph)
※掲載されている情報は2025年3月時点のものです
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