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【自宅で行う結婚あいさつ】おもてなし料理は“お取り寄せ”がカギ!

結婚するふたりとその親が集まって親睦を深める“結婚あいさつ”の場。それを自宅で行う場合のおもてなしについて、フードコーディネーター平尾由希さんとマナーデザイナーの岩下宣子さんの監修の下、料理とマナーの面からノウハウをご紹介します!

【自宅での結婚あいさつ】おもてなし料理の基本

用意する料理・飲物の目安は、6品

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和洋など料理の種類で異なりますが、おもてなし料理の基本内容は、以下の通り。

1.前菜(サラダ等)2種
2.スープ
3.メイン料理(魚料理か肉料理)
4.パン、パスタ、ごはん等の炭水化物
5.デザート
6.おいしいお茶(普段は買わない上質なコーヒー、紅茶等)

挙げたのは6品ですが、全てを手作りするのは困難です。「おもてなしの場では、ホストも一緒に楽しみたいもの。頑張るとしても手作りは1、2品、それ以外は“お取り寄せ”を上手に使うことをおすすめします」(平尾さん)

ゲストゆかりの食材など、“お取り寄せ”ならラクにおいしくいただける

お店で食べると高価でもお取り寄せなら価格が抑えられ、料理の選びやすさも大きなメリット。「ゲストの好物、旅先での思い出の味、全国各地の旬の食材のほか、選択肢はさまざまです。喜んでもらえるもの、お祝いの席にふさわしいものなどを考えて探す過程もとても楽しいですよ」(平尾さん)

自宅だからこそ、よりパーソナルなおもてなしが可能になります。

苦手な食べ物を避けて、季節感を意識しよう

この場で使用を控えるべき食材等は特にありません。気を付けるのは「相手の苦手な食材や料理を避ける」というごく基本的なこと。また、おもてなしとしては“季節感”が大切だと、料理監修・平尾さん、マナー監修・岩下さんが共にアドバイス。季節の移ろいを大切にする日本文化において、それらを楽しんでもらう工夫は豊かな時間の提供につながり、全員が楽しめる要素になります。

では、結婚のあいさつの場にふさわしいテーマごとに、おもてなし料理を紹介します。

【自宅での結婚あいさつ】おすすめのおもてなし料理

【テーマ1】お祝い感が出せる料理

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特別な食材がハレの日であることを伝えてくれる、と平尾さん。それは普段は手に取ることが少ない高級食材のこと。和牛、豚、鶏といった肉類は産地に、魚介類やフルーツ、野菜はさらに時期にもこだわって。これらはまさに“お取り寄せ”の力を借りたいところです。

また、料理は思い出づくりのきっかけにも。「こだわり食材なら会話が弾み、塩釜焼きのようにイベント性がある料理もあります。皆の思い出になる料理はまさに“お祝いの席”にふさわしいと思います」(平尾さん)

【おすすめ料理例】
●鱧(はも)すき……夏
●くえ鍋、ふぐ鍋、かき鍋等……冬
特に冬の鍋物は手軽においしく味わえて温まるのでおすすめ。高級素材にこだわって。取り箸を配っておくことを忘れずに。

●かに
甲羅盛りなど、食べやすいように盛り付け済みのものがおすすめ。

●たいの塩釜焼き
塩釜を割る作業にはイベント性あり。また、たいはお祝いの席にもぴったり。

●和牛ヒレステーキ
肉は、お取り寄せ等で産地にこだわりましょう。そして焼き方は大事。おいしく焼けるように練習を!

【テーマ2】季節感を出せる料理

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魚介類や野菜、果物で、季節の訪れを感じさせて。期間限定で出回るものや旬のおいしいもののお取り寄せを利用しましょう。魚介類は、基本的には調理不要で出せるものがおすすめ。果物は食後のデザートとして出すほか、前菜としてのアレンジも特別感があります。また、肉料理では季節感は出しにくいので付け合わせの野菜で工夫を。

【おすすめ料理例】
●旬の魚介類のお取り寄せ
しゃぶしゃぶ、鍋物、刺身盛りなど。

<旬の魚介類例>
春……ハマグリ、サクラダイ、ホタテ、ヒラメ
夏……岩ガキ、鱧(ハモ)、ウナギ、アワビ、アユ
秋……カニ、ホタテ、アオリイカ、アマダイ、キンメダイ
冬……クエ、牡蠣(カキ)、寒ブリ、アンコウ、フグ、赤貝

●旬の果物の前菜
果物を使った白あえやカプレーゼ、サラダ、スープを。「カプレーゼは、ブッラータチーズを使うと特別感があります」(平尾さん)

<旬のフルーツ例>
春……いちご、びわ
夏……さくらんぼ、桃、メロン
秋……いちじく、ぶどう
冬……りんご、柿、みかん

【テーマ3】簡単だけど、華やかな料理

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ここに当てはまる料理といえば、前菜。テリーヌやリエット、パテ等のほか、スープもおすすめです。前日仕込みが可能、どんな食材でもポタージュにできるうえ、失敗が少ない点が魅力です。
また、季節の野菜や魚介で作るお手製パスタソースも良いでしょう。ソースは前日に作り、当日は麺とあえるだけでOK。出す際は2、3口ほどの少量を盛り付け、パルメザンチーズを振って完成です。

これらは旬の食材を使えば季節感も出せるので、意識してみてください。

【おすすめ料理例】
●スープ系
味付けはコンソメも良いし、野菜だしパックを使うと複雑な風味を出すことが可能。夏は冷たいスープもおすすめ。冬はボルシチなどの異国メニューも楽しい。手の平サイズのカップで出すと、レストランでいただくような高級感が出せます。

<旬の食材例>
春……アスパラガス、春キャベツ、豆類
夏……トウモロコシ、トマト(ブランドや産地、品種などにこだわると特別感もアップ)
秋……きのこ類、レンコン、栗
冬……ビーツ、大根、カブ

●リエットやパテ、かまぼこオードブル
手作りを頑張るのも良いが、お取り寄せもOK。また、かまぼこは手軽さ、おいしさ、シチュエーションとしてもおすすめ。「前菜にぴったりのおしゃれなご当地かまぼこもあるので探してみてください」(平尾さん)

●前日仕込みのソースをあえたパスタ
季節の野菜や魚介を使いましょう。パスタソースは、メインが肉なら魚介、メインが魚介なら肉を。「オイル系パスタなら、どんな野菜や魚介でもおいしくいただけます」(平尾さん)

<ソースの具材例>
春……釜揚げしらす+春の山菜や菜の花
   ソラ豆
   桜エビ+春キャベツ
夏……旬のトマトで作るトマトソース(ズッキーニなど夏野菜を入れてもOK)
   タコ
   車エビ
秋……ワタリガニ(きのこと合わせるのもおいしい)
冬……牡蠣(カキ)+春菊

【自宅での結婚あいさつ】おもてなしで気を付けること

センターピース、祝い箸、ランチョンマットを揃えよう

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センターピースとは会食のテーマやシーンに合わせて置くお花や飾りのことで、お客さまへの“ようこそ”の気持ちを伝える意味があるそうです。会話を妨げないよう、背は低いものを。また、お花以外でも器に果物を美しく盛ったものでもいいそうです。

お箸は、両口箸や柳箸といった“祝い箸”を揃えましょう。「箸袋は手作りしても良いですね。結び切りの水引を結ぶと華やかさが出ます」(岩下さん)。ナイフやフォークが必要な場合は一緒に用意を。カトラリーレストに載せてセッティングして。

またランチョンマットを用意すると、おもてなし感もアップ。季節感を感じさせる絵柄がおすすめです。

【自宅以外での結婚あいさつ】会場の選び方

両家の意向を調整しながら、会場を決めよう

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両家の結婚あいさつの目的は食事をしながら親睦を深めること。誰もが心地よく過ごせる会場選びが、その成功のカギを握ります。以下に紹介するステップに沿って、両家の好みを擦り合わせながら会場を決めましょう。

<STEP1>エリアを決める
両家族とふたりの居住エリアによって異なります。それぞれが離れている場合は、ふたりの居住エリアに親たちに来てもらうことも。集まるのに負担がないエリアを決めましょう。

<STEP2>予算を決める
食事を含む両家顔合わせの費用平均額は、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」によると8万3000円で、5万円以上~10万円未満が45.7%を占めています。誰が費用負担するかも含めて、予算を決めましょう。

<STEP3>希望する雰囲気と会場、料理を考え、決定
会場は料亭、レストラン、ホテルが主流。また当日の服装は会場に合わせるのが基本です。食べたい料理とともに、「ある程度格式を持たせたい」「カジュアルな方が良い」など親たちが希望する過ごし方も踏まえて会場の絞り込みを。結婚あいさつの会食向けプランなら、料理選びのほか進行の相談もしやすいので、利用するのもよいでしょう。

From 編集部

自宅での結婚あいさつのおもてなしは、ラクに楽しく、おいしく!

全員が一緒にリラックスした時間を過ごすためには、迎える側もゆとりをもつことがとても重要です。あいさつ当日の負荷を出来るだけ軽くできるように、“お取り寄せ” やデリバリー等を上手に取り入れて、おもてなしの献立を組み立ててみましょう。そしてその際は、お招きする相手の好みや人柄にじっくり思いを巡らせて。自宅だからこその、温かくパーソナルなおもてなしが実現するはずです。

平尾様プロフィール画像
Profile

平尾由希 All About 家のみおもてなしレシピ ガイド

料理家・フードコーディネーターとしてテレビCMや雑誌のフードスタイリング、企業へのレシピ提供ほか、6次産業化プランナーとしても活動。ガイドページには、食にまつわる知識がふんだんに生かされた、心弾むおもてなしレシピが並ぶ。

構成・文/弘中栄美 イラスト/篠塚朋子  
マナー監修/岩下宣子
※記事内のデータは、「ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)」によるものです
※掲載されている情報は2025年1月時点のものです

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