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【少人数婚×会場選び】体験談からわかった!式場探しのHINT4
少人数でのウエディングを希望しているけれど、いざ探してみると、ぴったりの会場が見つからない!そんなお悩みで困っていませんか?人数に合うサイズ感からやってみたいおもてなしや演出が叶うかどうかまで、会場選び前に抱きがちなお悩みをピックアップ。会場選びをサポートするプロであるゼクシィ相談カウンターの井上さんや、卒花さんに解決案を聞きました!会場見学の申し込みをする際の参考にしてみて。
INDEX
今回お話を伺ったのは
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ゼクシィカウンタースタッフ歴8年。カップルがやりたいことを思う存分取り入れ、最高の結婚式を叶えるためには、会場選びが大切!との思いで、年間200組の会場探しをサポート。「お客様だけで見つけられなかったぴったりの会場を、私が介在することで発見できるお手伝いをしたいと思っています」と、元ウエディングプランナーの経験を生かした提案を行っている。
お悩み1.「少人数にちょうどいい会場が少ないんですけど……」
専門式場やゲストハウスといった結婚式会場で少人数に合う会場を探してみたところ、人数制限などの理由で検索結果に上がらなかったり、会場に問い合わせてみても少人数の結婚式には対応していないと言われたりすることも多いようですですが、やっぱり少人数婚の会場の選択肢は少ないものなのでしょうか。
少人数婚の花嫁Voice
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ステキだなあと思う会場を見つけても、最低人数が80人などと決まっていることが多かったです。私が希望した会場では、少人数の場合はとこぢんまりした宴会場しか選べませんでした。(はなまる◎さん)
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事前に写真を見て階段のある披露宴会場に引かれて見学に行きましたが、その会場は少人数未対応。結局その階段のある会場は見ることもできず残念な気持ちになりました。(あきらさん)
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少人数婚対応の会場自体がまだまだ少なく、そもそも情報収集すらあまりできませんでした。住んでいる地域にもよるのかもしれませんが、私の場合は3択くらいでした。(春奈さん)
【HINT1】少人数だからこそ、日程を見直すのも手!
「卒花さんたちのコメントにある通り、ゲスト人数によって利用できるパーティ会場が制限される場合があります。その分かれ目がだいたい40名前後です。
特に春や秋のトップシーズンはその傾向が強くなります。一方で、平日などは少人数向けに広めの会場が解放されるケースがあります。また、挙式日から4カ月未満の直前の時期になると、会場が空いていれば利用できることも。
少人数は大人数に比べるとゲストと日程を擦り合わせやすく、準備期間も比較的短めであることがメリット。あらかじめ決めていた日時を少し変えて考えてみてもよいかもしれません。
コロナ下以後は多くの結婚式会場が少人数に向けたプランを出しているので、招待人数を伝えてプランについて聞いてみるといいでしょう」(ゼクシィ相談カウンター/井上さん)
卒花Advice
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HPなど表向きには記載されていませんでしたが、会場検討時に相談したら少人数でも結婚式は可能で、人数帯に合わせたプランを提供できると言っていただきました。(Ikukoさん)
こんな方法がおすすめ!
・人数帯で探しても希望の会場がなければ、人数帯の条件を外し、アクセスや雰囲気などの条件で検索してみる
・希望の会場に人数制限がある場合は、「平日ならOK」など例外的に利用できる日がないか聞いてみる
お悩み2.「少人数でも思ったより費用がかかりそう……」
少人数とはいえ、衣裳や挙式、演出などは、ゲスト人数に関わらず一定の費用がかかります。つまり、ご祝儀が占める割合が大人数に比べると小さくなり、自己負担額が比較的高めになります。少人数の方が費用を抑えられると思っていると驚く人も多いようです。
少人数婚の花嫁Voice
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人数が少ないと総額は控えめですが、ご祝儀が少なくなるため、ドレスや演出などに凝ってしまうと、持ち出しがかなりの額になってしまいます。(春奈さん)
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少人数婚で検索しても最低価格が大人数のプランと大差ありませんでした。しかしながら、会場の見栄えは大人数より劣るところがあるように思い、コスパがあまりよくないと感じました。(はなまる◎さん)
【HINT2】まずは幅を持たせた見積りを出してもらいましょう
「会場検討中から予算をある程度決めて、複数の会場を回る中で見積りを出してもらい、見比べることがマストです。予算オーバーや予想外の出費を防ぐために有効なのは、オフシーズンとハイシーズン、ベーシックなものと今後やりたくなる可能性がある内容を全て含めたものなど、金額に幅のある見積りを2パターン以上もらうこと。すると会場ごとに上がり幅まで含めた費用の傾向がわかるでしょう。
結婚式にかかる項目で金額がアップしやすいのは、衣裳や装花、映像です。人数にかかわらずちょっとこだわると数十万円単位で増額するので、予算の範囲内でどこまでなら出してもいいか調整することが必要です。
大人数ではマストと考えられるような、司会者を立てるか、お色直しをするかといった内容については、少人数では省く選択も可能です」(井上さん)
卒花Advice
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会場によっては少人数プランを設定していて、通常よりお得だったりするので、リサーチとブライダルフェア回りを頑張って!(あるぱかさん)
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自分で作れるものはできるだけDIY、会場が持ち込みをOKしているものは持ち込みし、できるところはなるべく節約するように心がけました。(春奈さん)
こんな方法がおすすめ!
・会場見学の際に、ベーシックなものとやりたいことを盛り込んだものなど、幅を持たせた見積りを2パターン以上作成してもらう
・複数の会場を見学した場合は、人数や盛り込んだ内容など同じ条件で見積りを出してもらい、比較検討する
・あらかじめ予算を決めて、やること・やらないことや優先的にお金をかけたいものを検討しておく
お悩み3.「少人数だとガランとして寂しい雰囲気にならない……?」
もしイメージに合う雰囲気の会場を成約できたとしても、人数と広さにギャップがあると、寂しい感じになってしまうのではないかと気にする声も。実は改善策があるようなのですが、確認する前に諦めてしまってはもったいない!
少人数婚の花嫁Voice
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会場が人数に対して広すぎると、閑散としないか心配でした。(あやかさん)
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会場の雰囲気が気に入っても、披露宴会場や両家控室がとても広くて、招待客10人以下の自分たちには場違いな感じがしました。(ぼにさん)
【HINT3】テーブルレイアウトで工夫が可能!
「例えば会場のキャパシティーが『50名まで』とされている場合、この人数は最大着席人数を指しています。実際に『50名まで』着席できる会場に50名を入れるとぎゅうぎゅうで余裕がなくなってしまいます。30名くらいならちょうどよく、ゆったり過ごせるでしょう。つまり、記載されている人数帯よりも少なめの人数でもそれほど寂しい印象にはならないかもしれません。
また、もし実際に広すぎると感じるような場合も、テーブルのレイアウトを工夫することで、寂しい感じが軽減されることがあるので、どんなレイアウトが可能か、ぜひ聞いてみましょう。他にも、パーティ会場内にフォトブースやキッズスペースを作ったり、ゲスト卓以外にも空間になんらかのスペースを作ったりするケースもあるようです」(井上さん)
卒花Advice
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テーブルコーディネートや座席の配置によって、少人数でも全く見劣りしない会場に仕上げてくれました!(あやかさん)
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1棟貸し切りのゲストハウスでしたが、会場のサイズ感もテーブルのレイアウトもかなり柔軟に対応してくれるところでした。(Ricoさん)
こんな方法がおすすめ!
・招待人数より少し多めの着席人数の会場を選択肢に入れる
・会場内でどんなテーブルレイアウトができるか確認してみる
・予算がある場合はテーブルコーディネートや装花によって華やかにする方法も検討する
お悩み4.「やりたいことや理想のイメージが叶えられなそう……」
少人数ウエディングというと会食や歓談メインの結婚式が一般的で、ゲストの多い結婚式と同じようにデザートビュッフェなどのおもてなしからバルーンリリースといった演出まで、やりたいことがあったとしても難しいかも……と考える人もいるかもしれません。だけど心配しなくて大丈夫!最近は少人数婚のバリエーションも増えているので、想像以上に叶うことは多いはずです。
少人数婚の花嫁Voice

少人数向けの会場であるとやってみたいと思う演出ができないことがありました。(かえるさん)
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大きい会場に比べると、プロジェクションマッピングのスケールがコンパクトに感じられてしまったため、取り入れませんでした。(nanaさん)
【HINT4】まずは「どう過ごしたいか」を考えておこう
「会場検討中から具体的にやりたいことを決めておくのは難しいのが実情。そこで最初に私たちがお願いしているのは、時期、人数、挙式するエリア・アクセスのほか、『結婚式をどんなふうに過ごしたいか』『誰にどんな思いで過ごしてほしいか』を考えていただくこと。これだけでも会場を絞ったり、イメージに合う会場選びに近づけたりします。
どうしてもやりたい演出やセレモニー、おもてなしがある場合、基本はスペースと設備があれば対応可能。チャペルなどの挙式会場も特に人数制限がないケースがほとんどです。
ただし、音響と映像上映は注意が必要なことも。会場によってはBGMの著作権の確認に手間がかかることがあるかもしれません。また、モニターが小さい会場だとせっかく用意した映像演出が見えにくくなる可能性も。少しでも利用する可能性があるなら、会場検討時に確認しておくと安心です」(井上さん)
※会場によって映像の持ち込み、および使用する音源に制限があるため、事前に会場に確認をしましょう。
※会場によって音源の再生タイミングの指定など、オペレーションの制限がある場合があります。事前に会場に相談、確認をしましょう。
卒花Advice
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会場を探す前にどのような結婚式を挙げたいのか、テーマや雰囲気を具体的にイメージすることが大切です。少人数婚では会場の雰囲気がゲストとの距離感や式全体の空気を左右します。例えば、カジュアルでアットホームな感じにしたいのか、豪華でロマンチックな雰囲気にしたいのか、理想を明確にすることで会場選びがスムーズになると思います。(nanaさん)
こんな方法がおすすめ!
・理想のイメージややりたいことがあるなら、会場見学時に伝えてみる
・イメージが曖昧なら、「結婚式をどんなふうに過ごしたいか」「誰にどんな思いで過ごしてほしいか」を考え、会場側に伝える
・少しでもやってみたいおもてなし、演出、セレモニーなどがある場合は、会場見学時にできるかどうか確認してみる
・特に少人数専用会場の場合は、モニターや音響についても確認しておく
・会場で行われた過去の少人数ウエディングの事例などを見学時に聞いたり、SNSでチェックしてみたり、どんな演出、セレモニー、おもてなしができるのかチェックしてみる
From 編集部
少人数婚だからといって絞りすぎず、気になった会場はチェック!
最近は人数帯のバリエーションも幅広く、少人数に対応する会場が増えています。同時に少人数でも多彩なスタイルが実現可能。まず会場検索時には、「少人数」で絞り過ぎず、ちょっと人数の条件を緩めにして探してみましょう。その中で、自分が大事にしたいことが叶い、イメージした雰囲気に合うか、フィーリングも大切に。会場決定前でも気になることがあれば会場側に気軽に質問や相談を。きっと理想の少人数婚に近づいていけるはずです!
取材・文/小松ななえ イラスト/pai 構成/金子朱里(編集部)
※記事内のコメントは、2024年9月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー52人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年11月時点のものです
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