東海花嫁はどんな式を挙げてる？～相場・特徴・トレンド徹底解説～

一人一人へのおもてなしにこだわって「ゲスト単価」は全国２位

「ゼクシィ結婚トレンド調査2024（全国推計値）」によると、全国と東海の結婚式の費用・ゲスト数は上の図の通り。

結婚式の費用は全国15エリア（※）の中でも３位と高めで、全国平均の343.9万円より4.1万円高い348.0万円。ところが、ゲスト数は15エリア中14位と低く、全国平均の52.0人より6.8人も少ない45.2人。

少ないゲストでも総額が高く、いわゆる「ゲスト単価」は関西に次いで全国2位。ゲスト一人一人への手厚いおもてなしにこだわる傾向がわかります。ちなみにゲスト単価のトップ10は以下の通りです。

＜ゲスト単価＞
１位：関西（9.7万円）
２位：東海（9.5万円）
３位：首都圏（9.1万円）
４位：宮城・山形（9.0万円）
５位：長野・山梨（8.7万円）
５位：富山・石川・福井（8.7万円）
７位：茨城・栃木・群馬（8.3万円）
８位：新潟（8.1万円）
９位：岡山・広島・山口・鳥取・島根（7.9万円）
10位：福島（7.7万円）

料理などゲストへのおもてなし費用が多め

東海エリアで特徴的なデータのうち、主なものは上の図の３つ。

・１人当たりの料理の金額　全国１位
・１人当たりのご祝儀の金額　全国４位
・新婦の衣裳総額　全国２位

ゲスト数が少なめでも、料理にかける金額が高めであることから、おもてなし費用へのこだわりが感じられます。

教えてくれたのは……

これまでたくさんの東海エリアの結婚式を取材。「新婦さんから『父の泣いたところを見たことがない！絶対泣きませんよ！』と事前取材で聞いていたのに、当日声を上げて号泣するお父様の姿に驚きと感動！結婚式ってやっぱり特別な時空間なんだなと思います」

トレンドというよりは、昔からの定番ですが「お菓子まきは東海エリアで今も変わらず人気の演出の一つです」と真下さん。

「いわゆる昔ながらの駄菓子をまくケースが多く、楽しみにしているゲストもたくさん。特に愛知県では半分くらいのカップルが実施していて、必ず盛り上がります」

「家、家族、先祖、親族といったものを大切にしている人が多く、『おじいさん、おばあさんを喜ばせたい』『感謝を伝えたい』という気持ちがたっぷり込められた、和の結婚式が多いのも、このエリアの特徴です」と真下さん。

「地域によりますが、花嫁が自宅でお支度をして地元の神社で参進をして、という昔ながらのスタイルが根強く残っているところもあります」

「地元が大好き！というのもこのエリアの特徴。幼い頃からの思い出が詰まったロケーションを生かした結婚式をしたい！というカップルが多いのも最近のトレンドです」と真下さん。

「例えば鳥羽水族館、長良川、幸せになれる島が見えるチャペルなど、さまざまなロケーションを生かした結婚式は、遠方からのゲストへのおもてなしとしても喜ばれています」

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構成・文／前川ミチコ　イラスト／田中麻里子　D／ロンディーネ
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2024（全国推計値）」によるものです
※掲載されている情報は2024年11月時点のものです

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