関西花嫁はどんな式を挙げてる?~相場・特徴・トレンド徹底解説~
関西(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)で結婚式をするふたりにとって、同じエリアの先輩カップルの結婚式の費用相場やゲスト数などは気になるところ。そこで、関西のゼクシィの調査データを紹介。さらに、関西の結婚式を数多く取材するライターが、エリアの特徴から最新トピックスまで徹底解説します!
【関西】(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)の相場&ゲスト数は?
費用は平均的、ゲスト数は少なめで「ゲスト単価」が高め
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によると、全国と関西エリアの結婚式の費用・ゲスト数の平均は上の図の通り。
結婚式の費用は全国15のエリア(※)の中でも6位、全国平均の327.1万円と大差のない322.4万円と、ごく平均的。ところが、ゲスト数は全国平均の50.3人よりも約5人少ない45.5人。
少ないゲストでも総額が高く、いわゆる「ゲスト単価」は全国3位。ゲスト一人一人への手厚いおもてなしにこだわる傾向がわかります。ちなみにゲスト単価のトップ3は以下の通りです。
<ゲスト単価>
1位:東海(7.39万円)
2位:富山・石川・福井(7.15万円)
3位:関西(7.09万円)
(※)全国15のエリア:「北海道」、「青森・秋田・岩手」、「宮城・山形」、「福島」、「新潟」、「富山・石川・福井」、「茨城・栃木・群馬」、「首都圏」、「長野・山梨」、「静岡」、「東海」、「関西」、「岡山・広島・山口・鳥取・島根」、「四国」、「九州」
【関西】エリアの結婚式の特徴は?
料理のほか、婚約指輪&返礼品にもこだわりが
関西で特徴的なデータのうち、主なものは上の図の3つ。
・1人当たりの料理の金額が全国2位(東海と同率)
・婚約指輪の金額が全国3位
・会場装花にかかった金額が全国4位
会場装花や料理にかける金額が高めであることから、おもてなし費用へのこだわりが感じられます。
現地ゼクシィライターに聞く!
最新【関西】の結婚式事情
教えてくれたのは……
これまでたくさんの関西の花嫁や結婚式を取材。「インタビューでおふたりの思いを受け取った後は、ゲストと一緒に結婚式を楽しむことにしています!」
【Topic 1】「素敵」だけでなく「笑い」もおもてなしの大切な要素
素敵な結婚式であることはもちろん大前提だけれど「やっぱり『笑い』を大切にするという文化が体に染み付いていると思います」と松尾さん。
「例えば挙式後の扉が閉まる瞬間にクロージングキス……と思いきや、ふたりで戦隊ヒーローのポーズでキメたり、スピーチでわざと大げさなカンペを用意したり、ちょっとした『笑い』をスマートに挟んでくる人が多いです(笑)」
【Topic 2】新郎新婦もゲストもエンターテイナー
「笑い」にどん欲なところと通じる部分もありますが、「例えば写真映えを意識して芸能人みたいに巨大なイミテーションのウエディングケーキを使ったり、お姫様ドレスで歌いながらテーブルをラウンドしたりと、ゲストを楽しませたいという気持ちが伝わってきます」と松尾さん。
「ゲストも、みんなで盛り上げようという空気をつくるのが上手。スピーチに詰まった人がいたら、いいタイミングでツッコミを入れて助けてあげたりなど、その場にいる全員がエンターテイナーなんです」
【Topic 3】ゲスト参加型の演出が人気
みんなで楽しみたいという気持ちの強さは、さまざまな演出にも。「せっかく来てもらうのだから、ゲストにも何かしら参加してほしいと考えるカップルが多く、ゲスト参加型の演出が人気です」と松尾さん。
「ゲスト全員でアートを完成させるウエディングキャンバスや結婚証明書は定番。個性的なところでは、真っ白なスニーカーをゲストにペイントしてもらう、というカップルもいました」
【関西】エリアカップルの結婚式実例
From 編集部
地域ごとの相場感やトレンドを押さえつつ、ふたりらしい結婚式を
地域ごとの相場感やトレンドの基本を知っておくと、自分たちの結婚式の方向性を決めるときの指標になりそう。ぜひ参考にしてみては。また、特に他のエリアからのゲストを招く場合など、エリア性を出した結婚式にしたいと思いがちですが、大切なのはふたりらしさ。自分たちの納得がいく結婚式をつくってくださいね。
構成・文/前川ミチコ イラスト/田中麻里子 D/ロンディーネ
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです
※掲載されている情報は2024年8月時点のものです
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