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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.42~親孝行のひとつとして、「ごめんね」と「ありがとう」を伝える~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない…なんて悩む花嫁さんもいるのでは?そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「今までの感謝の気持ちを伝えることが親孝行であると思った」

「ゲストの前で手紙を読むのは恥ずかしいかな…」と思ったこともある麻帆さん。ただ、「自分や親にとっての大事な節目の日として、今までの感謝の気持ちを伝えることが親孝行であり大事だと思った」そう。ありがとうを伝える以外にも、ずっと謝りたくて後悔したまま時間だけがたってしまったことを、この機会に伝えたいと思い手紙を読みました。

■2023年6月24日挙式
■招待ゲスト数…60名(家族、親族、友人)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…約1週間前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…約1週間(構想)、約3日(下書き~清書)
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約3分

麻帆さんの「花嫁の手紙」

手紙を読む花嫁
花嫁の手紙前半
花嫁の手紙を聞いている親
花嫁の手紙後半

【GOODポイント&感動ポイント】

今回から、連載の監修として、数々のウエディングで司会として活躍している優月りなさんが登場。司会という枠にとらわれず、たくさんの花嫁さんの結婚式の演出や「花嫁の手紙」の相談にも乗ってきた優月さんにコメントを頂きました。(優月りなさんInstagram/@ mc_yuzuki_rina)

受けてきた愛情が、ふたりの未来へと受け継がれることが想像できてGOOD

新婦さまの人生の選択を、親御さまが静かに見守り、尊重し、行動で示してくれていることが伝わり、大きな愛情を感じる内容であると同時に、受けてきた愛情が、しっかりとこれからのおふたりの未来につながっていくであろうことが感じられるお手紙でした。

【A】では、大人になって振り返った時、いかに大きな愛で育ててくれたかを知ることができたことが書かれています。真剣だからこそ熱くなり、心配だからこそ叱ってくれた親心への感謝は花嫁の手紙だからこそ素直に伝えられるかもしれませんね。

【B】では母娘の仲の良さや信頼関係の強さが目に浮かび、なんでも話せる親友のような関係にいつも励まされてきたのだろうなと感じました。背中をさすってくれるお母さまの手のぬくもり、「一緒に寝よっかなぁ」というチャーミングな言葉にも心が温かくなりました。また、【C】の部分からは、ご両家のすてきな関係性も伝わりました。(優月さん)

花嫁の手紙「読んでどうだった?」「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた麻帆さんとお手紙を受け取ったお父さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうだった?

必要な演出だと感じました
花嫁

花嫁の手紙では、直接は伝えることができなかった気持ちも伝えることができ、言いづらい「ありがとう」の言葉も、しっかり目を見て伝えることができたので、必要な演出だと感じました。また、手紙を書く中で、たくさんの思い出を振り返ることができ、式当日のバージンロードなどでの親との演出がより感慨深く、有意義なものになりました。

一番伝えたかった思いは?

誰よりも味方となって支えてくれたことへの感謝です
花嫁

今までを振り返り、心配や苦労をかけたことに対して「ごめんなさい」と伝えましたが、やはり誰よりも味方となり私を支えてくれたことに対しての「ありがとう」の感謝を伝えたかったです。手紙を書き終えた際は、感謝の気持ちとともに、自分がこれから同じ親の立場になった時に、親と同じように子どもに対して向き合えるようになりたいと感じ、将来の家族像をより考えるきっかけとなりました。

苦労&工夫したポイントは?

親との関係性が伝わるエピソードを具体的に組み込みました
花嫁

「ありがとう」の気持ちを伝えることが一番の目的ではありましたが、ゲストの前で読むことを考え、私と親との関係性が具体的に伝わるエピソードを組み込むように心がけました。会場の雰囲気や、動画などで実際に卒花さんが手紙を読んでいる様子を見てイメージしながら練習したので、本番では気持ちを込めて読むことができました。

後輩花嫁さんにアドバイスを

家族との思い出をたくさん振り返ってみて
花嫁

私は花嫁の手紙を書くために、家族との思い出をたくさん振り返りました。こんなに時間をかけて親との思い出を振り返り、思いを伝える場面は、今後ないと思います。ご家族と一緒に悩まれた経験があれば、一緒に乗り越えたエピソードなどを伝えるとより感謝の気持ちが伝わりやすいと思います。また、ゲストの前ですが、普段の呼び名や話し口調で読むのもリラックスできておすすめです。

お手紙を受け取ったお父さまより

娘の成長を改めて実感しました
新婦父

手紙をもらうのは、娘が中学生の時以来だったと思います。少し照れくさくも、素直に嬉しかったです。反抗的だった頃の話、まさかそのことを今でも覚えているとは正直思っていなかったです。今は親の気持ちを理解して「ごめんね」と言ってくれたこと、成長したんだなと改めて実感しました。これから、自分たちが親となり、困難な場面がたくさんあると思いますが、人として、親として、成長していくふたりを見守りたいと思います。

From 編集部

花嫁の手紙を書くことは、花嫁自身にも変化を与えてくれる

花嫁の手紙は読んで相手へ思いを伝えること以外に、花嫁さん自身の中にも大きな変化を与えてくれます。実際に、今回のお手紙を書いた麻帆さんも思い出を振り返りながら手紙を書くことで、式当日の親御さまとの演出もより感慨深くなったと教えてくれました。

BGMにはお母さまと麻帆さんが好きなドラマの主題歌『Your Song/Elton John』を選んだそう。思い出のある曲にのせて手紙を読むことで、読むシーンがより印象的になりそうですね。

優月さん
Profile

優月りなさん MC・司会者・ナレーター・ラジオDJ

ウエディング業界歴17年で、関東・関西などを中心に幅広いスタイルの結婚式で司会やMCとして活躍。ブライダルモデル育成の経験から花嫁さんへの立ち居振る舞いや音楽、お手紙の相談なども幅広く行っている。司会者育成講師としても10名以上輩出。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2024年8月時点のものです

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