準備中は妖怪にご用心！花嫁の後”怪”談 vol.48 父の乾杯
この世には結婚準備中という人生最大の大事な期間に、失敗をさせようとひそかに動く恐ろしい存在がいるとかいないとか……。これは先輩花嫁たちが語る、当時の様子を忠実に再現した後悔……ならぬ後“怪”談。信じるか信じないかは、あなた次第です。
こなれ感があだに……
うまいはうまかったんです。
乾杯のあいさつを私の父に「短い簡単なのでいいから！」と頼んだところ、父は「慣れてるから大丈夫」とひと言。確かに父はよくスピーチする仕事をしており、特に心配はしていませんでした。ところが式当日、難しい社会情勢などについて話し始め、新郎新婦や両家についての言葉は一切なし。確かに父の仕事でよく話す内容のスピーチでしたが、結婚式には合っていませんでした。（はんなさん）
今回の怪現象はおそらく……
普段からマイクを持ち慣れ、人前でも緊張せず堂々と話すことができるナイスな中高年が陥りがちな怪現象。自分の子どもたちの幸せを願わずにはいられない、そしてそれを願うとき、もっと世の中をマクロに見て世界の平和も同時に願わずにはいられない……。そんな思いが熱くマイクに乗って聴衆の心に届いていく。ただし、その演説が結婚式向きかどうかは分からない……。
From 編集部
不安な場合は事前に擦り合わせを！
スピーチに慣れていると自信のある人ほど、いつものスピーチをすれば大丈夫と思っていることも。結婚式というめったにない場面でのスピーチで、最低限何に触れてほしいかという点は、ひょっとしたらお願いする側からひと言添えておくと演説化現象は避けられるかも……！？
構成・文／YUCO イラスト／平井さくら
※記事内の漫画・コメントは2024年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー51人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年7月時点のものです
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