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パパママ婚向け♪<月齢・年齢別>子どもが大活躍!な演出アイデア集

パパママ婚子どもの年齢別演出

子どもと一緒の結婚式で、子どもにも参加してもらう演出をするなら、月齢や年齢に合わせて無理なくできる演出を選ぶことが大事です。そこでウエディングプランナーさんに月齢・年齢別におすすめの演出をお聞きしました。実際に子どもが活躍する演出を取り入れた、パパママ婚の先輩たちの実例もご紹介します。

今回監修してくれたのは

ウエディングプランナー 佐伯エリさん
佐伯エリさん

「結婚式を通して人々の心を、人生を、優しく美しく温めたい」との思いを胸に、ふたりに寄り添い、未来へと繋がる結婚式の一日をプロデュースしてくれるウエディングプランナー。2児の母でもあり、ザ・プロフェッショナルウエディングアカデミーにて、おめでた婚サポートプランナー認定講師を務めるなど、産前・産後の花嫁のサポートに詳しく、実績も多数。

赤ちゃんはいつからパパママ婚に参加できる?

生後半年以上がおすすめ

赤ちゃんと一緒の結婚式を挙げるなら、出産から半年以上たってからの時期を選ぶことをおすすめします。

低月齢の赤ちゃんはまだまとめて寝てくれない頃。育児に慣れていないママとパパにとっては本当に忙しい時期になります。特に産後1~2カ月は、出産の疲労が残る上に、ホルモンバランスの変化もあり、体も心もヘトヘトになりやすい時期。しばらくは体の回復に専念して。

育児にも慣れてきて、体形も戻り始める生後半年以降からであればママの負担も少なく済むでしょう。

【生後半年からOK】ゲストも笑顔に!赤ちゃんにおすすめの演出

生後半年~のキッズ演出のコツは?

生後半年から1歳未満の赤ちゃんは、結婚式への参加もできるようになります。また1年の産休後に職場復帰する予定の方にとっては、保育園の入園前の結婚式は時期としてちょうどよいといえます。

一方で、赤ちゃんは授乳やおむつ替えなどケアも必要で、ウトウトしてしまうこともまだ多いため、ごく短時間で済み、子どもへの負担が少ない演出を選ぶのがポイントです。

case01|赤ちゃんを挟んだ誓いのファミリーキス

ファミリーキス

生後半年から可能な演出の一つが「ファミリーキス」です。挙式、披露宴など、さまざまなタイミングで入れられますし、かかる時間も短く、家族の絆を感じられるシーンになるのでおすすめです。

「結婚式では、夫婦だけでなく息子ともかけがえのない時間を過ごしたかった」と語るRanaさん。挙式では、夫婦ふたりの誓いの言葉だけではなく、1歳5カ月のお子さんに対する誓いの言葉も入れたそう。ファミリーキスは家族で誓ったことの証明に。子どものいるふたりならではの演出に、ゲストの方々からは「かわいかった」と好評の声を頂いたそうです。

キッズ演出成功のポイントは?

rinoさん

本番で成功させるためには、事前に家でたくさん子どもにチューをしてあげることかなと思います!(Ranaさん)

case02|3人だけの特別空間♪ファーストミート

ファーストミート

新郎が新婦と初めて対面するファーストミート。小さなお子さんなら抱っこをして、歩けるお子さんならママと手を繋いでパパの元へ。

0歳8カ月の娘と一緒に、感動的なファーストミートを行った体験を語ってくれたのは、新郎のあおぞらさんです。「チャペルでは、妻と出会った時のこと、娘が生まれてきてくれたこと、いろいろなことを頭に巡らせながら、静寂の中、妻と娘を待っていました。突然、肩に手を置かれて、振り返るとそこには奇麗なドレスを着た妻と娘がいました。妻と娘の姿を見た瞬間、頭の中にあるさまざまな思いが溢れ、涙が出ました」

式前のひととき、家族水入らずで、一生の思い出に残る時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

キッズ演出成功のポイントは?

あおぞらさん

ファーストミートのアドバイスとしては、思いをはせることだと思います!式当日は、ふたりと子どもだけでゆっくりした時間を過ごせるのはおそらくファーストミートだけだと思います。ふたりと子どもだけにしかわからない特別な空気感を味わってほしいです。(あおぞらさん)

【1~2歳向け】子どもにおすすめのパパママ婚演出実例

1歳~2歳のキッズ演出のコツは?

子どもが1~2歳ともなれば、歩き始めるようになるので、さまざまな結婚式演出を一緒にすることが可能です。とはいえ、人見知りしたり、イヤイヤ期だったりと、その時の機嫌次第というリスクもあります。そのため、一緒に演出を手伝ってくれる人を付けるなど工夫が必要です。

case03|結婚証明書の手形&スマッシュケーキ

ケーキセレモニー・結婚証明書の手形

子どもの1歳の誕生日前後の結婚式なら、誕生祝いイベントを結婚式演出として取り入れるのもおすすめです。

「結婚証明書への手形は、息子の1歳記念でもあるので、見るたびに結婚式や1歳までの息子を思い返せるいい思い出の品になりました」と、ももさん。手形を残す演出は低月齢のお子さんでも可能。とびきりメモリアルな記念品が残せる演出です。

スマッシュケーキは「smash=粉砕する、壊す」の名前の通り、1歳を迎える赤ちゃんに手づかみで自由にケーキを食べさせてあげるお祝いイベントです。「スマッシュケーキは皆で飾り付けをしたり、ケーキを食べそうで食べない息子を応援したりして、かなり盛り上がりました」と、ももさん。やって良かった!と思える記念のひとときになりました。

キッズ演出成功のポイントは?

ももさん

手形やケーキの場面でちょうどお昼寝のタイミングに当たってしまい、息子はぐっすり寝ていました。でも、その時々の機嫌などを見て、会場が臨機応変に対応してくださり、起きている時に一気に手形とケーキをやることでわが家は成功しました!(ももさん)

case04|家族お揃いの衣裳でお色直し入場

家族お揃いの衣裳でお色直し入場

1歳以上になると、衣服も一体型のロンパースやカバーオールから、上下セパレートの服が着られるようになり、選択肢がぐっと増えます。パパやママとお揃いの衣裳を着せることも可能に。

個性が光るデニム生地のドレスで、1歳1ヵ月と3歳の娘2人とのお揃い衣裳を披露したMAOさん。「パパやママとお揃いや似たような衣裳を子どもに着せると、統一感が出ておすすめです。うちは娘 2 人だったのでママとお揃いにしましたが、とっても大喜びでした」

キッズ演出成功のポイントは?

maoさん

デニム衣裳は全てオーダーメイドだったので誰ともかぶることなくオリジナル感がありとても好評でした!(MAOさん)

【3歳以上向け】子どもの見せ場がたくさん!おすすめ演出

3歳以上のキッズ演出のコツは?

3歳以上の子どもはちょっとした「お手伝い」ができるようになり、自分に任された役目をやり遂げて自信を付けたり、褒められると嬉しいと思う頃です。

自分の意思が出てくる頃なので、子どもから結婚式で何かしたいという声が上がってくることも。絵・歌・ピアノなどその子だからこそできること、やれることを相談して、一緒に決めていきましょう。

case05|思わず応援♪リングボーイ

リングボーイ

4歳5カ月と1歳9カ月の兄弟にリングボーイをしてもらったRinoさん。

「リハーサルでは下の子がぐずって、結局兄が1人で届ける形になり心配していたのですが、本番では兄に引っ張られながらしっかり指輪を届けてくれてホッとしました。また、曲も悩みに悩んだ結果、『はじめてのおつかい』のテーマ曲にしたのですが、この選曲もとっても受けがよかったです!」

しっかり者のお兄ちゃんの活躍に、ゲストも笑顔になったことでしょう。

キッズ演出成功のポイントは?

rinoさん

リハーサル時点では心配でしたが、本番では、2人の好きなキャラクターのおもちゃを、指輪と引き換えに用意していたのもよかったのかもしれません。(Rinoさん)

case06|ふたりの子ども&友人の子どもと一緒に入場

フラワーガール&フラッグガールと入場

子どもが3歳前後になると交友関係も広がり、ママ友を結婚式に招待することも。子育て中の友人ゲスト&その子どもたちにも、出番をつくってあげると、みんなの思い出に残る一日に。

「ゲストとその子どもたちにも出番をつくりたい」と、ふたりの子ども&ゲストのお子さんとも一緒に入場した、いちご屋さんの嫁さん。

先頭でフラワーガールを務めたのは、ゲストの3歳になる娘さん。次にフラッグガールとして、新婦の友人ゲスト&1歳の娘さんが入場。そして、新郎新婦が1歳4カ月の娘を抱っこしての入場となりました。

子どもたちのママからは「フラワーガールは、小さい頃にしかできない体験。子どもながらに特別な日なんだ!とわかっているようでした」「フラッグガールとしての入場で子どもと一緒に歩けて楽しかった」と喜んでもらえたそうです。

キッズ演出成功のポイントは?

いちご屋さん

親子ゲストにも楽しんでもらえるように、パーティではキッズスペースを用意して、親ゲストの席はそのスペース近くに配置したり、常に誰かしら子どもを見守れる環境にしました。また、子どもたちには新郎新婦からとしてバルーンをプレゼントしました。(いちご屋さんの嫁さん)

case07|ゲストも感動!子どもたちからの手紙

スピーチ

新郎と新婦、12歳と7歳の子どもたちがそれぞれ「家族への手紙」を読んだという、にこさん。「家族だからこそ、日常生活に淘汰されて伝えられずにいたそれぞれの想いがあると思います。子どもたちと一緒に手紙を読んだことで、改めて気持ちを伝え合い、絆を深められる時間となりました」。お世話になったゲストの皆さんへ、子どもたちの紹介と家族として生きていくことの宣言ができたことも良かったことだそう。

キッズ演出成功のポイントは?

にこさん

前もって、それぞれが手紙に想いを書くことで、改めて家族への想いや、家族としてこれから先どう生きていきたいかなど、大切なことを言葉にすることができました。(にこさん)

他にもある!子どもが主役のパパママ婚演出

選び取り、一升餅、キッズフォトグラファー、 乾杯の音頭などもおすすめ

選び取り・一升餅・キッズフォトグラファー

子どもの1歳の誕生日を祝う伝統行事が「選び取り」と「一升餅」。パパママ婚の演出としても人気があります。

「選び取り」は並べた品物やイラストが描かれたカードから、子どもに好きなものを手に取らせ、子どもの将来を占う行事。ゲストに子どもが何のカードを選ぶか予想してもらい、当てたゲストに賞品を渡すのもおすすめです。

「一升餅」は一升分の米を使ってついた餅を、「一生食べ物に困りませんように」という思いを込めて、満1歳を迎えた子どもに背負わせて健やかな成長を願います。

3歳以上の子には、「キッズフォトグラファー」「乾杯のあいさつ」などをお願いして活躍の場をつくってあげるのもおすすめ。

子どもの成長に合わせた演出を取り入れることで、「今この瞬間」がかけがえのない思い出になるはず。

From 編集部

子どもが心地よくいられることを重視して

結婚式で子どもと一緒の演出を取り入れる際の心構えとして、子どもを絡めた演出は「うまくいかなくて当たり前」と思っておくことをおすすめします。多少失敗しても結婚式の雰囲気が気まずくなることはなく、むしろ子どもらしい姿にゲストも笑顔になってくれるので大丈夫。それより、結婚式の場でその子が心地よくいられるかを重視して、会場のプランナーさんに相談しながら、プログラムを考えたり、準備をしておくことが大事です。家族のお披露目となる一日をどうぞ楽しんでくださいね。

取材・文/河内千春 イラスト/別府麻衣 D/ mashroom design 構成/金子朱里(編集部)
※掲載されている情報は2024年6月時点のものです

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