【はかなげVSハッピー】どっちが好き?春のフラワー前撮りSNAP
春~初夏にかけては、全国的に美しくカラフルなお花が咲き誇る季節!せっかくならお花に囲まれて前撮りをしてみたいですよね。そこで今回はフラワーフォトをどう残したいか?「はかなげ系」「ハッピー系」の2パターンのイメージを実例たっぷりでご紹介。いつどこで撮れる?が分かる、お花畑カレンダー付きだから、事前にチェックして理想のフラワー前撮りを叶えて!
【はかなげ系】【ハッピー系】どう違う?
同じお花畑で撮影しても、撮影時の要素が違うと写真の雰囲気はガラリと変化。まずは2パターンの違いと特徴をチェック!
■POINT1:表情とポーズ
【はかなげ】 アンニュイな表情や控えめなポーズが特徴的で、エモーショナルな雰囲気を感じさせる。
【ハッピー】動きがあり、笑顔や楽しいポーズが多く、明るい雰囲気や幸福感が伝わる。
■POINT2:光の雰囲気
【はかなげ】 柔らかい光や影が使われ、しっとりとした雰囲気を演出する。曇天や雨天の撮影でも素敵に仕上がる。
【ハッピー】鮮やかな光が使われ、明るい雰囲気を醸し出す。青空をバックにするとさらに幸せ感アップ。
「はかなげ」系SNAP
<01>
バラ園はお花畑の中でも特にプリンセス感が強く、非日常感もたっぷりなので、ふわふわのボリュームあるドレスが相性バッチリ。ドリーミーな雰囲気をより演出するため、フィルターやオールドレンズを使って撮影してもらったことで、とびっきりのロマンチックフォトに。(haruさん)
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▽Location:鶴舞公園(愛知県・名古屋市)
▽Season:5月中旬・夕方
▽Photo:@sk_photo05(https://skphoto.jp)
<02>
桜が散り始めの時期だったものの、逆に道まで桜の花びらで埋まる様子が美しく、橋の上から見下ろす形での撮影に。衣裳も白ではなくパステルカラーのドレスにしたことで、桜のじゅうたんとうまく調和し、やわらかな雰囲気に仕上がった。(ATSUMIさん)
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▽Location:名古屋市の歩道
▽Season:4月上旬・午後
▽Photo:@sk_photo05(https://skphoto.jp)
<03>
少し顔がお花に隠れるように奥に立って遠近感を出したり、お花に顔を近づけてみたりすることでより幻想的な雰囲気が完成。背筋は常にピンと伸ばして立つように心がけ、撮影前にどの角度から撮ってもらうのが好みかを伝えておいたのも◎。(Sarahさん/@sarahwdge_wedding)
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▽Location:昭和記念公園(東京都・立川市)
▽Season:3月
▽Photo:@aiko_photoful
<04>
まずは撮りたいビジュアルのイメージを先に考えてから撮影を依頼。お花のあるロケーションにはこだわりたかったので、好みのお花がキレイに写る場所をフォトグラファーさんに探していただき、自分たち好みの素敵な写真が完成しました。(Nさん)
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▽Location:愛知県・名古屋市
▽Season:4月中旬・15時ごろ
▽Photo:uru weddingphoto(@uru_weddingphoto)
<01>
まるでフラワーフォールのように、一面真紅の花が咲き誇った公園での幻想的なカット。ポーズや角度などわからない部分は、全てフォトグラファーさんに声をかけてもらいながら撮影をしたので、想像以上の素敵な仕上がりに!(里紗さん)
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▽Location:愛知県・名古屋市
▽Season:5月中旬・お昼ごろ
▽Photo:uru weddingphoto(@uru_weddingphoto)
<02>
前撮りは式当日とは違う雰囲気にしたいとハイトーンのヘアにチャレンジ。インナーカラーで入れたパステルブルーが、暖色のお花と対象的でクールなアクセントになり、モードな雰囲気の一枚に仕上がった。撮影時は風が強かったものの逆にそれを利用し、髪が揺れて動きのあるかっこいいカットに。(Sarahさん/@sarahwdge_wedding)
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▽Location:昭和記念公園(東京都・立川市)
▽Season:3月
▽Photo:@aiko_photoful
<03>
夢の国にいるかのような雰囲気に仕上がったNo.1お気に入りショット!撮影はずっとファンだったフォトグラファーさんに依頼したため、撮り方や場所など全てお任せ。バッチリ好みの仕上がりになったので、まず自分好みのフォトグラファーさんを探すことが満足度高くなるポイント。(shioさん)
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▽Location:ぎふワールド・ローズガーデン(岐阜県・可児市)
▽Season:6月・午後
▽Photo:@shimpei65
<04>
可憐な印象のあるラベンダー畑でのショットも、日が落ち始める夕刻に撮影することで、ぐっと大人っぽい雰囲気。撮られる際は背筋をぐっと伸ばし、笑顔すぎないほほ笑みの表情づくりを心がけることで上品でエレガントな一枚に。(Mariさん)
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▽Location:かみふらの日の出ラベンダー園(北海道・上富良野町)
▽Season:7月上旬・夕方
▽Photo:Lykke Photo Style/リッケフォトスタイル(https://www.lykkephotostyle.com/)
<01>
白いアジサイ、アナベルにふんわりと包まれたような幻想的なロケーション。手前にもしっかりお花を入れ、遠近感をつくることで、お花畑にふたりだけ……なドリーミーでムード満点なカットに仕上がった。(Karenさん)
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▽Location:大雪森のガーデン(北海道・上川町)
▽Season:8月上旬・午後
▽Photo:Lykke Photo Style/リッケフォトスタイル(https://www.lykkephotostyle.com/)
<02>
絵本のような世界観をテーマに、ロケーションに合わせた衣裳とプロップスを準備。柔らかな光で日差しも強くなく、人も少ないので、早朝の撮影がおすすめ!(とぅんさん)
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▽Location:庄内緑地公園(愛知県・名古屋市)
▽Season:7月上旬・朝
▽photo:@sk_photo05(https://skphoto.jp)
<03>
せっかくの良いロケーションでも、緊張すると表情が固まってしまいナチュラルさがなくなってしまうので、なるべく普段通りいるように心がけたのが◎。スタッフさんとおしゃべりしたり、撮影自体を楽しむことでより自然な表情に仕上がった。(ねねさん)
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▽Location:愛知県・名古屋市
▽Season:4月中旬・お昼ごろ
▽Photo:uru weddingphoto(@uru_weddingphoto)
<04>
美しい夕日と、一面のラベンダー畑に佇むふたりが最高にロマンチック。どこまでも広がる薄紫色のロケーションと、ふんわり漂う爽やかなラベンダーの良い香りに包まれて……そこにいるだけで幸せな気分になれるのもお花畑撮影の良さ。(Sakiさん)
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▽Location:日の出公園(北海道・上富良野町)
▽Season:7月中旬・夕刻
▽Photo:Lykke Photo Style/リッケフォトスタイル(https://www.lykkephotostyle.com/)
「ハッピー」系SNAP
<01>
多種多様なお花がつくるストライプ柄が特徴の「四季彩の丘」。北海道ならではの壮大さに、思わず小走りしたくなる気持ち良さ♪5月~10月上旬まで種類を変えながらお花が咲くロケーションなので、好みのお花が咲くシーズンを狙っていくと◎。(Yukaさん)
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▽Location:四季彩の丘(北海道・美瑛町)
▽Season:8月上旬・午後
▽Photo:Lykke Photo Style/リッケフォトスタイル(https://www.lykkephotostyle.com/)
<02>
カラフルなチューリップ畑のロケーションに合わせ、ふんわり淡いカラードレスと色とりどりのブーケを用意。衣裳や小物に色みをプラスすることで、お花畑のロケーションにより溶け込みやすく、鮮やかなカットに仕上がった。(H.Oさん)
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▽Location:昭和記念公園(東京都・立川市)
▽Season:4月中旬・正午ごろ
▽Photo:お花畑フォトグラファー SUU (@suu._.photo)
<03>
目の前に広がる鮮やかなチューリップ畑と、背景の桜が春らんまんな、シャボン玉カット♪表情作りが苦手なカップルなら、まずは小道具を使ったこんなショットからスタートするのもおすすめ。気づけば自然と幸せいっぱいのウエディングフォトに!同じ方向にふ~っと吹くと仲良し感がさらにアップ。(K.Sさん)
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▽Location:昭和記念公園(東京都・立川市)
▽Season:4月上旬ごろ
▽Photo:お花畑フォトグラファー SUU (@suu._.photo)
<01>
日の入り前の柔らかな光の中での撮影。手前にもお花を入れたことで、菜の花がふんわり優しくふたりを包み込むような幸せ感満点のカットに。手を自分の顔や彼の顔周りに持ってくると、よりキュートな印象に見えるのがテクニック。(H.Tさん)
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▽Location:熊谷桜堤(埼玉県・熊谷市)
▽Season:4月上旬・夕方16時ごろ
▽Photo:お花畑フォトグラファー SUU (@suu._.photo)
<02>
菜の花とソメイヨシノの桜に囲まれた、春ならではの贅沢なフラワーフォト。桜の花びらのフラワーシャワーで動きを出したり、菜の花に合わせたイエローブーケを準備して鮮やかさを足すなど、+αの工夫でさらにクオリティがアップ。(N.Sさん)
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▽Location:熊谷桜堤(埼玉県・熊谷市)
▽Season:4月上旬ごろ
▽Photo:お花畑フォトグラファー SUU (@suu._.photo)
<01>
撮影はフォトグラファーさんにお任せでしたが、衣裳はロケーションの雰囲気に合わせて自前で購入。花嫁は元気なオレンジが目を引く、アーバンブランシュのビタミンドレス。新郎はフリマアプリで購入したギンガムチェックのシャツを合わせて、可愛らしさをプラス。(shioさん)
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▽Location:ぎふワールド・ローズガーデン(岐阜県・可児市)
▽Season:6月・午後
▽Photo:@shimpei65
<02>
可憐なネモフィラ畑に囲まれて、思いきりファニーなポーズで撮影♪ブルーのお花に合わせた同系色のヘッドアクセサリーと、ドレスは反対色のオレンジにしてカラフルな一枚に。背の低いお花の時は、ふたりは座って、カメラは少し上から撮ってもらうとしっかりお花が映り込み、可愛らしい雰囲気がつくれます。(H.Oさん)
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▽Location:昭和記念公園(東京都・立川市)
▽Season:4月中旬・正午ごろ
▽Photo:お花畑フォトグラファー SUU (@suu._.photo)
<01>
一面に広がるポピー畑での撮影は、間にある通路にふたりで立つことで、お花に埋もれているような雰囲気!いろんな面白ポーズや変顔など連続で撮ってもらったことで、最後はふたりのナチュラルな笑顔のカットが完成!(H.Mさん)
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▽Location:昭和記念公園(東京都・立川市)
▽Season:5月・14時ごろ
▽Photo:お花畑フォトグラファー SUU (@suu._.photo)
<02>
淡いブルーが美しいネモフィラに合わせ、ドレスもタキシードもブルー系で揃えて一体感を演出。天気が良い日だったので、青空×ネモフィラ畑が溶け込むよう、下からあおり気味に撮影してもらったのも◎。ふたりの動きのあるポーズもより際立った。(R.Mさん)
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▽Location:ひたち海浜公園(茨城県・ひたちなか市)
▽Season:5月上旬ごろ・午前10時
▽Photo:お花畑フォトグラファー SUU (@suu._.photo)
<03>
手前にも後ろにも、あじさいで囲まれた場所を見つけてもらい叶ったカット。花嫁が手を引いたり、彼がリードしたりと、手を繋いで歩きながら撮影したことで、自然と満面のスマイルが!(R.Kさん)
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▽Location:相模原北公園(神奈川県・相模原市)
▽Season:6月下旬、午前10時ごろ
▽Photo:お花畑フォトグラファー SUU (@suu._.photo)
いつ?何が咲く?お花畑カレンダー
さまざまなお花が咲き誇る春~初夏。いつどんなお花が咲くの?気になるお花の見頃を、お花畑フォトグラファーのSUUさんに教えていただきました。好みのお花を逃さないよう事前にチェック!
教えてくれたのは
お花畑フォトグラファー
SUUさん(@suu._.photo)
お花畑を知り尽くした、お花前撮りのプロ。ハッピー感あふれるウエディングフォトに定評がある。自身も現在プレ花嫁で、これから1年をかけ全ての季節で前撮り予定。
お花前撮りの疑問に答えます!
Q.
桜をバックに前撮りしたいけれど、咲いている時期が短すぎてスケジュールを合わせるのが難しそう……。
A.
春といえばやっぱり人気No1なのが桜フォト。桜って咲いているのはほんの一瞬で、すぐ散ってしまうものと思われていますが、実は日本に咲く桜って100種類以上あるので、種類を選べば2月末から4月頭ごろまでと、比較的長く撮影することができるんですよ。
Q.
ラベンダー畑に憧れるけど、北海道まで行くのはなかなか厳しい……(泣)。
A.
ラベンダーといえば北海道!のイメージですが、実は本州にもラベンダー畑が結構あるんです。ただし開花は北海道よりも1カ月ほど早い5月~6月なので注意。(北海道は初夏からが開花時期)
From 編集部
実は……「はかなげ」&「ハッピー」ダブル撮りで欲張るのもアリ♪
同じロケーションなのに表情やポーズ次第で、クールなはかなげ系、元気なハッピー系に雰囲気を変えられるのがお花畑フォトの良さ。どちらかに決めず、どっちも撮影するのだってOK。思いきり欲張って季節限定のお花畑フォトを堪能して!
構成・文/滝 紀子 D/mashroom design
※掲載されている情報は2024年3月時点のものです。
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