予算内でも華やかに!「高見え」テーブル装花SNAP #2024婚
披露宴を華やかに、おしゃれに彩りたいと思うけれど、「お花にこだわると、お高いのでは?」と思っていませんか?例えば使う花材や合わせる小物、そしてアレンジ次第でゲストをハッとさせるような「高見え」が叶うんです!そこで、この記事では、工夫して素敵にテーブルを装飾した実例をお届けします。
素敵なテーブル装花には必ずお金がかかると
思っていませんか?
テーブル装花の平均金額……18万7000円
この金額はゲスト卓、ふたりが座るメイン卓が含まれた金額。人数によっても金額は異なります。ちなみに今回のアンケートでは、ゲスト卓1卓当たりにかけた費用は、数千円から1万5000円くらいまでさまざま。
料理やドレス、ほかにもこだわりたいものがあるとなると、なかなか装花にも予算を思う存分かけるのは難しいところですが、この記事でご紹介している実例の花嫁さんは、プラン価格からランクアップしたり、相場以上にお金をかけたりしていたというわけではないようでした。
では、どのようにして「高見え」を叶えたのか見ていきましょう。
01.フェイクフルーツや木の実で「高見え」を実現
●wd___kさんの「高見え」装花
憧れていた海外のウエディングをイメージし、テーブルのレイアウトを晩餐会のような”流し“スタイルで、秋らしい季節感をイメージした装飾に。テラコッタやボルドーが基調の花々を主役に、自身が手配したフルーツや木の実もさりげなく。あえてグリーンは使わず、ゴールドのキャンドルホルダーや淡色のテーブルランナーでニュアンスを添え、センスフルな海外風のコーディネートが完成した。
「高見え」して満足!
テーブルランナーやフルーツは会場に依頼すると割高だったのと、自分のイメージを伝えきれるか心配だったので、自分で探して持ち込みました。ゲストからは、「ボリュームたっぷりでこだわりを感じた!」「フルーツ置いてあるの珍しい!」と好評でした。(wd___kさん)
【装花DATA】
■挙式時期:2023年10月
■使用した花材:オンシジウム、アマランサス、アンスリウム、コチョウラン、ドライのカスミソウ、 スイートピー 、バラなど
■使用した小物:フェイクフルーツ、木の実、キャンドル、テーブルランナー
■会場に用意してもらった小物:キャンドル
■持ち込みした小物:フェイクフルーツ(約5000円)、木の実(600円)、テーブルランナー(8000円)
02.切り株のプレートで「高見え」を実現
●MINOさんの「高見え」装花
結婚式のテーマを「キャンプ」にし、会場内にはテントも設置。それに合わせてナチュラルな装飾をオーダー。カラフルな色は使わず、装花やクロスはホワイトやグリーンに絞り、ダークブラウンのテーブルナプキンを引き締め役に。空間全体とリンクするように装花の下に切り株プレートを置き、さらにゲスト一人一人に切り株の席札をセット。統一感が「高見え」のポイントになった。
「高見え」して満足!
生花よりもお手頃なグリーンが多めだったのと、ドライのパンパスグラスがボリューミーで、プラン内でしたがイメージ通りで満足でした!ゲストにも「持ち帰りたいくらいかわいかった!」とコメントを頂きました。(MINOさん)
【装花DATA】
■挙式時期:2023年10月
■使用した花材:ユーカリ、パンパスグラス、山シダ(白)、レモンリーフ
■使用した小物:切り株プレート、切り株席札
■会場に用意してもらった小物:切り株プレート
■持ち込みした小物:切り株席札(361円)
03.さまざまな花器で「高見え」を実現
●__2022wdさんの「高見え」装花
花の種類だけでなく、つぼみから満開まで咲き加減や高低差まで配慮した多種多様な花々をさまざまなデザインの一輪挿しに生けた。その様子が躍動感に満ちて、愛らしくもにぎやか。垂れるようにセットした淡い色のナプキンや、花の絵が描かれたテーブルナンバーも相まって、各テーブルから華やかな春らしさが溢れた。
「高見え」して満足!
ゲスト卓の装花は、ランクアップせず基本価格でお願いしましたが、デザイン性のあるさまざまな花器を使ったり、各卓で花材を変えたり、アレンジの仕方やナプキンなどのアイテム使いで華やかさがアップしました。「私たちらしい」「春を感じた!」とたくさん褒めていただきました。(__2022wdさん)
【装花DATA】
■挙式時期:2022年4月
■使用した花材:アンスリューム、サンダーソニアなど
■使用した小物:キャンドル、席札、テーブルナンバー、ナプキン、プロフィールブック
■会場に用意してもらった小物:ナプキン、花器
■持ち込みした小物:キャンドル、席札、テーブルナンバー、プロフィールブック
04.一輪挿しを使って「高見え」を実現
●寧々さんの「高見え」装花
楽しい結婚式にしたくて、会場も明るく元気なイメージで彩りたいとオーダー。個性的にデザインされた一輪挿しに季節の花でもあるヒマワリなどカラフルな花を、ぴょんぴょんとラフに飾った。王道のアレンジに負けないくらい華やかに見える上に、抜け感があってまさにイメージ通り。ポップな雰囲気で会場を満たした。
「高見え」して満足!
バラなどをアレンジメントでまとめると、生花のボリュームが足りないときに、どうしても手を抜いたように見えるのではと心配していました。一輪挿しにあしらうスタイルだと、自由度があって、お花を追加しなくても十分ステキ。ゲストにも「かわいい~」と評判でした!(寧々さん)
【装花DATA】
■挙式時期:2022年8月
■使用した花材:ブラウンがかったヒマワリ、ゴッホという種類のヒマワリ、グリーンや黄色、差し色の青色などの小花
■使用した小物:一輪挿しの花器
■会場に用意してもらった小物:一輪挿しの花器
■持ち込みした小物:なし
05.ミラーと水中花で「高見え」を実現
●香菜子さんの「高見え」装花
テーブルの真ん中に大きめのミラーを置いて、その上にクリアなガラスの花器にあしらった水中花アレンジをセット。ゴールドストーンやキャンドルもプラスしたほか、ミラーに天井のシャンデリアが映り込んでキラキラ輝き、ゴージャス感が倍増!揺らめく光と花々の共演で、会場の華やかさを最大限引き出す装飾に。
「高見え」して満足!
お花を増やすよりもガラス素材やミラーを取り入れ、会場の照明を味方にすることで、「高見え」するように工夫しました。特に大判のミラーは存在感があり、雰囲気が驚くほど華やか!水中花はお花の量が少なくても高さやボリューム感を出せるのでおすすめです。(香菜子さん)
【装花DATA】
■挙式時期:2023年5月
■使用した花材:ラン、ユリ、ダリア、バラ
■使用した小物:ミラー、ゴールドストーン、キャンドル
■会場に用意してもらったもの:ミラー、ゴールドストーン、キャンドル
■持ち込みした小物:なし
From 編集部
統一感を演出し、バランスよく彩ることも高見えのポイントに
小物使いやアレンジの仕方、お花の選び方は本当に幅広く、実例の卒花さんたちは、テーマや自分らしさ、会場の雰囲気や特徴に合わせて上手に工夫していました。単にボリュームアップという視点だけでなく、世界感の統一やバランスに気を配ることでセンスの良さを感じさせることも、「高見え」するポイントのようです。皆さんも、どんな装飾にしたいか、ぜひイメージしながら工夫してみてくださいね。
取材・文/小松ななえ D/mashroom design 構成/山崎裕香子(編集部)
※記事内のデータ「テーブル装花の平均金額」は「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」によるものです
※掲載されている情報は2024年3月時点のものです
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