押し花、キャンドルetc.思い出の花を形に残す”アフターブーケ”最新実例
プロポーズでもらった花束、結婚式のブーケやヘッドアクセサリー、前撮りで使ったお気に入りのブーケ……思い出のお花を、写真だけではなく形として残してみませんか？見るたびに素敵な思い出がよみがえるブーケの残し方を、花嫁たちの実例でご紹介します。
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワーとは、生花を長期間楽しめるように保存加工したお花のこと。preserved（プリザーブド）は「保存された」という意味で、お花が美しく咲いている時に色素を抜き、特殊な染料を吸わせて加工します。まるで生花のような自然な仕上がりで、長期間枯れることなく、ブーケの美しさをみずみずしく保ちます。
プロポーズでもらったバラをプリザーブドに
結婚式で彼から「これ以上ないほど愛してます」という意味がある101本のバラのブーケでサプライズプロポーズ！そのまま破棄するのはもったいないため、「一日中あなたのことを思っています」という意味のある24本をプリザーブドフラワーにしました。玄関に飾っていて、見るたびにもらった時の気持ちを思い出します。（おはなさん）
＜いつオーダーした？＞
式の後、彼が手配してくれました。
髪飾りの生花をそのままの形で保存
髪飾りを残す予定はなかったけれど、当日あまりのきれいさに感動しオーダーすることに。インテリアとして飾れて、つらいことがあった時などに人生最大の日を思い出せて「頑張ろう」って思えます。（Mikkiさん）
＜いつオーダーした？＞
式後に会場で申し込みました。
プレスフラワー（押し花）
花びらを特殊なシートを使ってプレス加工して、花の色合いを保ちながら長期保存できるように加工した押し花のこと。場所を取らず、額に入れて飾ることもできるのが特長です。
ブーケをプレスフラワーで生花に近い形で残して
お花が好きで、結婚式という大切な日に使用したブーケを形として残しておきたいと思い、プレスフラワーに加工。いつもブーケを見ると笑顔になれるので、オーダーして良かったと眺めるたびに思っています。（kiyoさん）
＜いつオーダーした？＞
当日、結婚式が終わった後に会場でオーダーしました。
サプライズでもらった花束を目に見える形で保存
一生に一度の思い出なので、何か目に見える形に残したいと思いました。バラの赤色をきれいに残すための方法を相談して押し花に。思い出としてずっと残すことができるので、おすすめです！（りんごさん）
＜いつオーダーした？＞
ネットで探して、結婚式の後にオーダーしました。
＜注意することはある？＞
直接持っていける場所でお店を探すのが郵送より安心だと思います。なるべく早く、できれば式の翌日にはお花を持って行くなど、早ければ早いほど、きれいに残せます。
ドライフラワー
花や茎、実などを乾燥させたもの。カサカサと乾いた感触と色落ちした風合いで、アンティークな雰囲気が魅力です。長期保存には向きませんが、色の移り変わりを楽しむことができます。
ブーケをドライフラワーにしてボトルライトに
デザインや使う花にこだわったお気に入りのブーケだったので、長い間手元に残しておきたくて。いろいろな会場を見学している時に、ブーケをボトルライトにできることを知り、おしゃれでインテリアとしても素敵だし、日常的に使えるので、アフターブーケは絶対にボトルライトにしようと決めました。（ももゆさん）
＜いつオーダーした？＞
結婚式の翌日にオーダーしました。
ボタニカルキャンドル
生花をドライフラワーやプリザーブドフラワーにして、キャンドルに練り込んだもの。おしゃれなインテリアとして、部屋に飾ることができる。火を灯すとロウが溶けて、思い出のブーケがまるでランタンのように優しく輝きます。
結婚式のコンセプトと合うキャンドル加工に
枯れていくお花を見て後悔したくなくて、結婚式の日の感情を再び思い出せるように、形として残したいと思いました。高砂席の装花は、キャンドル、箸置き、時計、ピアス、ハーバリウムなどさまざまな形に加工。結婚式でたくさんのキャンドルを設置したので、コンセプトと合致していて、目にするたびに結婚式の光景が目に浮かびます。（SARINAさん）
＜いつオーダーした？＞
結婚式は３月末。式の２カ月前にはどこの業者にお願いするか決めて、３月頭には全ての業者に依頼の連絡をしました。
＜注意することはある？＞
結婚式当日に最もきれいなお花は、式後どんどん劣化していくので、結婚式後に「形として残したい！」と思っても遅い場合があります。後悔しないように、お花の保存方法は事前に決めておくことをおすすめします。
樹脂加工
ブーケを丸ごと樹脂で固めて保存。ブーケのお花を切ったり着色したりすることなく、そのままの形で色鮮やかに残すことができます。装飾品としてインパクトがあり、水で洗えて清潔に保管できます。
会場装花を樹脂で美しさそのままに
自分のためにプロがお花を作ってくれる機会なんてもう二度とないと思うし、とても素敵で感動しました。コンパクトでいいから、とにかく何かしらの形でお花を残したくて保存することに。思い出のお花はリビング、玄関、寝室のテーブルの上に飾っています。（Mikkiさん）
＜いつオーダーした？＞
あらかじめリーズナブルな価格のところを探して申し込んでおきました。
＜注意することはある？＞
人気のお店は数カ月先まで予約いっぱいで、申し込みができないこともあるので、お花が決まったら早めに情報収集するといいと思います。
お花を樹脂に閉じ込めておしゃれなインテリアに
思い出のお花をコンパクトにインテリアとして気軽に飾りたいと思ったので、樹脂を選択。アフターブーケとしては、珍しい形でとてもおしゃれ！きれいな色合いのままお花を残すことができ、お手入れが簡単でずっと清潔に飾れます。（はるなさん）
＜いつオーダーした？＞
結婚式の２週間ほど前に作家さんへオーダーし、結婚式翌日にお花を発送しました。
From 編集部
自分の条件に合う加工方法を選んで思い出を残して
アフターブーケにはさまざまな加工方法があります。色みや保存期間、風合いや飾る場所など、どんなふうに残したいか考えて、自分たちの条件に合う加工方法をぜひ選んでください。お気に入りのブーケや思い出のお花が、ふたりの新生活を素敵に彩ってくれます。
文／竹本紗梨 構成／小田真穂（編集部）
※記事内のコメントは2023年12月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー79人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年2月現在のものです
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