国内リゾート婚のゲスト旅費って負担するべき?卒花はどうした?
「国内リゾート婚って憧れるけど、高そうだし、ゲストの旅費も負担しなきゃいけないよね?」と思っていませんか?実は、国内リゾート婚の費用総額は一般的な結婚式より低く、ゲストの旅費負担も決して全額負担する必要はないんです。今回は、ゲストの旅費負担で押さえておきたいことや、先輩花嫁はどうしたのかを紹介します。
まずは、国内リゾート婚の総額を押さえよう
国内リゾート婚の平均総額(式費用・フォトツアー・ふたりの旅行代金を含む)は、約148万円。リゾートでの結婚式なので高いイメージを持たれがちだけど、総額を大きく左右するゲスト数が平均17名で少ないことから、総額は抑えやすい。国内リゾート婚のメインエリアごとに総額を見てみると、エリアごとには大きな差はないこともわかる。
ゲストの旅費は、どのくらい負担するもの?
「一部負担した」「負担していない」を合わせると、約8割が全額負担をしていない。また、ゲストとの関係性によっても負担割合はやや変わってくる。ゲストの旅費負担をするかどうかは、ご祝儀を頂くか辞退するかによって左右されると考えよう。もし、一切負担をしない場合は、ご祝儀辞退を検討するのが一般的。
ちなみに、金額でいうと、宿泊費も交通費も10万~20万円未満が負担総額の中央値となっている。
ゲスト負担はいつ、どのように伝えるといい?
招待を打診するときに、具体的な負担内容を伝えておくとゲストも安心。「自費で来ていただく分、ご祝儀は辞退させていただきます」「ご祝儀制で、お車代は片道分で考えています」などゲストがリゾート婚参列でいくら必要なのかがイメージできるように伝えよう。伝え方は、電話やSNSなど、関係性によって変えているカップルが多い。
先輩カップルに聞いた!
ゲストの旅費負担はどうした?
CASE1:親・親族は一部負担・友人は負担なし/沖縄
【親・親族にはコースディナー、友人には衣裳をプレゼント】
(智美さん)
親と親族へは、飛行機代と前泊の宿泊費をふたりで負担。後泊分の宿泊費とレンタカー代をゲスト側で負担してもらった。その代わりに挙式前日の夜にホテルのコースディナーへご招待。沖縄の食材を味わえる炉端焼きを楽しみ、家族の時間を過ごしたそう。
友人には、ご祝儀を辞退し、旅費は自己負担でとお伝え。その分ブライズメイドとグルームズマンの衣裳とブーケをプレゼントした。
ゲストにはどう伝えた?
親と親族には式1年前にお伝えしました。友人にも、挙式日が決まった時点でご祝儀辞退をするので自費で来ていただきたいとお話しました。
CASE2:全員分の負担なし/沖縄
【自由に楽しんでほしくて、あえて負担をしないことに】
(miyakoさん)
花婿から「自由に沖縄を楽しんでもらいたいから、旅費はあえて負担しない方がよいのでは」と提案があり、花嫁も賛成。ゲストの休みの都合や行きたい場所がそれぞれ違うだろうと考え、滞在期間も宿泊先も自由に選んでもらい、滞在中に結婚式に立ち寄ってもらうような気持ちで招待をした。
ゲストにはどう伝えた?
招待状を送付する前に、電話などで「負担はできないが、旅行気分で来てほしい」と伝えた上、招待状にも記載しました。その代わりにご祝儀は辞退することにしました。
CASE3:彼女側ゲストの費用は全額負担/北海道
【飛行機もホテルも事前にふたりが手配】
(瑞和子さん)
ゲスト11人の家族ウエディング。結婚式のテーマが「家族への感謝」で、新婦側は関東から北海道まで距離があったので、飛行機代とホテル代を全て負担。飛行機は時間変更が可能な便を選び、もしものときに備えて融通が利くようにした。ホテルは会場から近い所を押さえ、航空券を送る際に併せてホテル名とチェックイン時間がわかる書類を送付。
新郎の親は北海道在住で日帰りだったので、旅費負担はなしに。
ゲストにはどう伝えた?
北海道で挙式したいと希望を伝えるのと同じタイミングで、私の家族には飛行機代や宿泊費など、ゲストにかかる旅費は全て負担したいと伝えました。
CASE4:親・親族は宿泊費を負担・友人は旅費の一部を負担/軽井沢
【親には感謝を込めて旅費をプレゼント・友人には旅費の半額をふたりが負担】
(まなみんさん)
親には、交通費は負担してもらったが、感謝を込めて軽井沢の素敵なホテルをプレゼント。高級感のあるシンプルで上品なお部屋で喜んでもらえたそう。
親族は、交通費と宿泊費の両方を負担しようと考えたが、向こうからホテル代のみの負担でと連絡があり、そのようにした。
友人分は、新幹線代とホテル代を計算し、その半額分を負担した。
ゲストにはどう伝えた?
親には、結婚式を計画する前から今までの感謝も込めて旅費をプレゼントしたいと考えていたので、結婚式が決まったタイミングでお伝え。友人には、招待を打診する際に「半額をこちらで負担したいと考えている」旨をお伝えしました。(まなみんさん)
From 編集部
ふたりとゲストにとってのベストな負担方法や負担割合を考えよう
そもそもゲストの旅費を負担するかどうか、もし負担する場合いくら負担すればよいのかは、住んでいる場所や属性など、状況によってさまざまなケースが考えられる。旅費はシーズンによっても変わるので、挙式日に合わせて実際に旅費がいくらかかりそうかを計算し、負担をどうするかふたりで話し合いをして決めよう。
取材・文/田原奈奈 イラスト/naohiga
※記事内のコメントは2023年12月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー28人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2024年2月時点のものです
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