「友達ゲストがいない・少ない結婚式」お悩み解決&おすすめ演出11選
「結婚式に招待できる友達が少ないからどうしよう」とお悩みの花嫁もいるのでは?今の時代、結婚式のスタイルも多様化し、ごく親しい友人や親族だけを招いた結婚式も多いんです。とはいえ、どんな結婚式にすればいいか、迷ってしまう人もいるはす。そこで、友達ゲストが少なくなる理由や対策、少人数の結婚式でも楽しめる結婚式の演出をご紹介します。
結婚式に友達はどのくらい招待してる?
一般的に、結婚式に招待する友達ゲストはどのくらいいるのでしょうか?「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」よると、結婚式に招待する友達ゲストは平均21人。
また、友達ゲストが少なかったと回答した花嫁に、実際何人くらい招待したか聞いたところ新郎新婦合わせて10~20人前後との回答が目立ちました。
友達ゲストが少なくなる理由とお困りポイントは?
実際に友達ゲストが少なかったという花嫁たちに、その理由を聞いてみました!
元々友達が少なかった
もともと、人付き合いがあまり得意でなかったり、友達とは「深く狭く」を望む人は、結婚式の招待するゲストも少なくなる傾向。また、進学や就職などをきっかけに会う機会が減っていき、だんだん疎遠になってしまったというパターンも。
式に呼びたいと思う友達が少なかった
声をかける友人はいるけれど、結婚式に招待するほどの仲ではない、また本当に来てほしい友人のみに絞ったという場合もあります。結婚式に招待するとなると、ほとんどがご祝儀をいただくことになるので、負担をかけたくないとの思いから気軽に誘いづらいケースもあるよう。
少ない人数で式を挙げたかった
アットホームな雰囲気で、少人数の結婚式を挙げたいカップルの場合、親族中心の結婚式になることが多く、友達ゲストは自然と少なくなります。結婚式は、どうしても会社や友人へのお披露目やおもてなしの要素が強くなりますが、少人数の結婚式であれば、家族との距離が近く、感謝を伝える場にもなります。
どちらかの友達ゲストの人数に合わせた
新郎側と新婦側で友人の数に大きな差がある場合、少ない方に合わせることで、招待する友達ゲストの数を調整しているパターンも。片方のゲストだけが目立ってしまわないよう、配慮した結果、友人が少なくなることもあるよう。
友達が遠方にいて呼べなかった
地元から離れて暮らしているなど、遠方の友人が多い場合も、招待するのに悩んでしまうことがあります。遠方から出席してもらう場合は、ゲストの交通費負担も大きくなるほか、ふたりにとってもお車代・宿泊の手配など、金銭的な負担がかかります。
子どもがいる友達が多かった
すでに友人が結婚している場合、子どもが小さいうちは子育てに忙しく、結婚式に出席できないケースもあります。また、結婚式に出席する場合でも、子どもを預けなければならないので「結婚式に招待することが負担となってしまうのでは」と考え、誘うかどうか迷ってしまうことがあるよう。
花嫁に聞いた!友達ゲストが少なくて困ったことは?
ゲストの多い結婚式と比べ、パーティでの演出も限られてしまうことから、新郎新婦自身、華やかさが足りなかったと感じてしまうこともあるよう。盛り上げ役の友人層がいないため、大人数に比べてあまり盛り上がらなかったといった意見も。
また、ゲストが少ない場合は席次にも苦労することがあるよう。円卓にすると一つのテーブルに座る人数が少なく寂しい印象になってしまうため、流しテーブルにして調整したなど、工夫している花嫁もいました!
ゲストが少ない場合のおすすめの結婚式スタイル
親族中心の少人数結婚式
少人数ならではのアットホームな雰囲気で、親族やごく親しい友人だけを招いたする結婚式がおすすめです。厳かな雰囲気の中、感動的な瞬間を家族だけで楽しむことで、より深い絆を築くことができます。(写真提供1枚目:ゆきさん)
ゲストなしの「ふたりだけの結婚式」
これまでの形式にとらわれず、自由なスタイルで結婚式をしたいふたりは、友人や親族を招待しないふたりだけの結婚式という選択肢もあり。大勢のゲストの前に出るのは恥ずかしい、ゲストにずっと気使いするのは気が引けるなどと言った理由から、ゲストなしの結婚式を選ぶカップルもいます。お世話になった親族や友人へは、後日小規模な食事会を開いて、結婚報告の場を設けることもできます。(写真提供2枚目:つまるさん)
ふたりで結婚式を挙げました!
ふたりだけでリゾート挙式しました!ふたりなので気を遣う必要がなく、とても楽しく大満足でした。
リゾートウエディング
少人数の結婚式なら、思い切ってリゾートウエディングをするのも素敵。豊かな緑や、どこまでも広がる青い海など、雄大な景色を背景に開放感ある挙式がかなえられます。また結婚式当日だけでなく、前後に観光やレジャーを楽しむこともできるので、家族旅行の機会にもなります。
友達ゲストが少ない場合のおすすめの演出
少人数でも盛り上がる!挙式のおすすめ演出4
■ブーケ・ブートニアセレモニー
新郎が入場する際に、先にゲストに渡しておいた花を1本ずつ受け取りながら歩き、最後にブーケにして新婦に渡す演出のこと。新婦は、花束を受け取り、その中から一本選んで新郎の胸ポケットに挿します。花の本数が限られているので、通常は選ばれたゲストのみ参加しますが、少人数結婚式であれば、ゲスト全員が参加することが可能!(写真提供:えりかさん)
■リングリレー
リングリレーとは、新郎側と新婦側それぞれに長い1本のリボンを用意し、会場の入り口近くのゲストから順番に結婚指輪をリボンに通していき、新郎新婦のところまで指輪を運ぶ演出。少人数であれば、挙式の時間内で全員が参加でき、結婚式にぴったりな演出といえます。
■リングガール・リングボーイ
結婚指輪を新郎新婦の元に運ぶ役割を担ってくれる女の子・男の子のこと。小さな子どもが参加する演出は、可愛らしく、ほほ笑ましいもの。挙式の雰囲気もぐっと温かくなり、少人数の結婚式にふさわしい演出に。
■水合わせの儀
水合わせの儀とは、新郎新婦それぞれの出身地の水を一つの杯に注ぐ儀式のこと。違う環境で育ったふたりが、一つの家族になることを意味しています。昔から行われてきた儀式であるため、神前式や和装の人前式の演出として人気。
どんな少人数挙式の演出をした?
ブーケ・ブートニアセレモニーは、少人数だったので全員に何かしら演出に参加してもらえるようにと取り入れました。緊張しすぎず会話もできていい思い出になりました!(えりかさん)
ゲストが少なくても楽しめる!披露宴のおすすめ演出7
■サングリアラウンド
結婚式の定番演出「テーブルラウンド」も最近はアレンジが人気。サングリアラウンドもその一つで、よりゲストとの距離が近い演出として取り入れるカップルが増えているみたい。(写真1枚目:なぎささん)
■クレームブリュレの焼き付け
少人数の結婚式なら、ゲストの目の前で出来たての料理やスイーツを完成させる演出もおすすめ。ふたりでクレームブリュレを焼き付ける演出なら、ライブ感や香りも楽しめます。(写真2枚目:ゆきさん)
■サンクスバイト
今までお世話になった人や感謝を伝えたい人に、ケーキを食べさせるサンクスバイト。参加してもらうゲストは当日指名されるので、少人数の結婚式でも. 盛り上がること間違いなし!(写真3枚目:りっぽんさん)
■新郎新婦からゲストを紹介
新郎新婦からゲスト全員を紹介する演出。人数が少ない分、ゲスト一人一人のエピソードや思い出を披露することができます。ゲストの人となりがわかるので、初対面同士でも会話しやすく、披露宴も和やかな雰囲気に。
■メッセージムービー
新郎新婦の生い立ちやプロフィールムービーは、結婚式で人気の定番演出。少人数の結婚式で上映するなら、ふたりの紹介だけではなく、家族や親族、友人など一人一人に向けたメッセージを送るのも素敵。懐かしい写真やエピソードに、ゲストも感激してくれるはず!
■全員参加型のゲーム
アットホームな少人数の結婚式なら、全員参加型のゲームや演出が盛り上がります。例えば、ふたりの生い立ちやなれ初めを紹介した新郎新婦クイズや、くじ引きなど、大人数ではまとまりにくい演出も気軽に取り入れられます。
■ゲストからひと言スピーチ
友人代表のスピーチだと、依頼された方も負担になりがちですが、短いひと言スピーチなら受け入れやすいのでは?全員からひと言ずつお祝いのスピーチをしてもらえるのも少人数ならでは。
どんな少人数披露宴の演出した?
サングリアラウンドをしました!全員にフルーツを入れてもらったところ、ボリュームも丁度いい量になりよかったです。ゲストとの会話も楽しめました!(なぎささん)
ケーキ入刀の代わりに、クレームブリュレの焼き付けを行いました。ゲストも「初めて見た」と言ってくれたので目新しい演出ができてよかったです。(ゆきさん)
小さい頃からお世話になっている祖父に、感謝の思いを込めてサンクスバイトしました。ケーキドリップや飾りには、祖父が育てたキウイも使用。祖父はもちろん、特に新郎の家族や親戚がとても喜んでくれました!(りっぽんさん)
新郎新婦でゲストの人数差がある場合はどうする?
差があっても問題なし。気になる場合は席次やレイアウトに工夫を!
「両家の人数はできる限り合わせた方がいいのでは?」と思うかもしれませんが、人数差はどうしても生じてしまうもの。両家そろえる必要はなく、ゲストのバランスはそれぞれの自由です。無理に調整しようとすると、招待したい人を呼べなかったり、反対にそこまでの仲良くないゲストを招待しなければならなかったりと、ゲストの人選が難航してしまうことも。
もし、人数差が気になるようであれば、次のような方法もあるので試してみて。
■席次表を工夫
席次表では一般的に「新郎友人」など新郎新婦との関係が入りますが、必ずしも入れる必要はありません。肩書をなくせば、どちらが招待したゲストかはわからなくなります。また、席次表ではなくエスコートカードにするのも手。ゲスト名とテーブル番号を記載したカードを用意し、受付近くに並べ、ゲストに自分のカードを見つけてもらいます。席次表を用意する必要がなく便利。
■披露宴のテーブルレイアウトを工夫する
席次表をアレンジするのではなく、テーブルレイアウトで調整するパターンも。例えば円卓の場合、テーブルの数は新郎新婦でそろえて、1卓の人数を調整すれば、見た目や席次表の違いも目立ちません。また、流しテーブル1卓にして、新郎新婦も同じテーブルで食事を楽しむといった方法も。
友達ゲストが少なくても素敵!花嫁の結婚式実例
各卓フォトで、ゲストと会話する時間をしっかり確保!
■友達ゲストを少なくした理由
元々、人付き合いがあまり得意でないこともあり、本当に仲の良い友人だけ招待しました。
■工夫したことや取り入れた演出
挙式は、人前式を選びましたが、ゲストが少なめなので一人一人と目を合わせることができました。披露宴では、テーブルラウンドで各卓で写真撮影をしました。ゲストとしっかりお話もできてよかったです!(ピノさん)
【結婚式DATA】
全体の招待人数 46人
友達ゲストの人数 22人(新郎側15人 新婦側7人)
新郎新婦も含めた一つのテーブルでアットホームに!
■友達ゲストを少なくした理由
進学、就職、結婚とライフステージが進んでいくと、どうしても友人が減っていってしまい、また呼びたい友人は子どもがいて、負担になってしまうかと思いました。友人にお披露目するよりも、親へ感謝を伝えることを大切にしたいと考えていました。
■工夫したことや取り入れた演出
新郎新婦含め全員で一つのテーブルにしました。また、ゲスト全員に新郎新婦との思い出を話してもらいました!こういう場でないと聞けない話もあってやってよかったです。(ゆきさん)
【結婚式DATA】
全体の招待人数 6人
友達ゲストの人数 0人(親族のみ招待)
中座エスコートをアレンジ!信頼できる友人から抽選スタイルに
■友達ゲストを少なくした理由
ご祝儀の負担を考え、定期的に会ったり連絡を取っている友人のみ招待することにしました。迷いなく決められるよう、3年以上会ってなかったり連絡を取っていなかった場合は呼ばないことにしました。また、夫の友達ゲストとのバランスも考え、私の友人もなるべく人数を抑えるようにしました。
■工夫したことや取り入れた演出
【中座エスコート抽選会】中座のエスコートは一般的によく見る兄弟や姉妹とではなく、友人にお願いすることに。エスコート役は、それぞれのゲストから抽選で選ぶようにしました。ゲストの皆も当たることを待ち望んでいるような様子だったのでそれを見ていて私たち自身もとても嬉しかったです!(kaoriさん)
【結婚式DATA】
全体の招待人数 50人
友達ゲストの人数 25人(新郎側9人 新婦側16人)
少人数婚の演出や費用についてはこちらもチェック!
From 編集部
友達ゲストが少なくても、満足できる結婚式はかなえられる!
友達ゲストが少ないと、周りの目が気になる人もいるかもしれませんが、最終的にはゲストとふたりが楽しめることが大切。少人数だからこそ、より大切な友人との時間がつくれ、改めて感謝を伝える機会にもなります。これから長い付き合いになる友人や親族をしっかりとおもてなしできる結婚式をプランしてみて!
構成・文/古閑真梨子 イラスト/徳丸ゆう D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2024年1月時点のものです
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2023(全国推計値)」、コメントは2023年12月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー94人が回答したアンケ―トおよび、既婚女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
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