ゼクシィ PRODUCED BY RECRUIT

 

ゼクシィ最新号をチェック!

  1. 結婚情報ゼクシィTOP
  2. ゼクシィ WEB MAGAZINE
  3. 新生活・保険・家計
  4. 新居・インテリア
  5. ズバリいくら?共働き夫婦5組の【家賃のリアル事情】をのぞき見♪
お金・常識
Share on>

ズバリいくら?共働き夫婦5組の【家賃のリアル事情】をのぞき見♪

彼との新生活がスタート。賃貸住宅を探すとき、駅から近くて広くて新しくて……と夢は膨らむけれど、家賃が膨らむのはどうにか抑えたいもの。そこで、先輩カップルの当初の希望や予算と、実際に選んだ新居の条件と家賃を教えてもらいました。新居選びの参考にしてみて。

家賃はこう決まる!収入と物件の条件

適正金額はふたりの月収の3割って本当?

家賃は月収の3割以内に、と昔からよく言われますが、単純にその計算式を当てはめればOKというわけではなさそう。例えばふたりの月収の3割に収まる家賃の物件を選んだけれど、すぐに子どもが生まれて世帯月収が減り、家賃が負担になるというケースもあります。

物件の家賃を決める3つの条件

物件の家賃を決める3つのポイント

また、家賃の予算を決めても、その範囲内でふたりの希望に合う物件が見つかるとは限らないもの。家賃は、次のようにさまざまな条件が絡まり合って決まります。

1立地・エリア(沿線、最寄り駅、駅からの距離など)
2建物(構造、築年数、共用設備など)
3部屋(面積、階数、日当たり、設備など)

予算内で希望に近い物件を見つけるには、これらの中から「譲れない条件」を絞り、「妥協できる条件」を増やすことが重要。次の章から、先輩カップルの当初の希望と、最終的に選んだ新居の条件などを紹介します。

共働き夫婦が選んだ、新居の家賃と条件をのぞき見!

【Case1】kumanatsu0312さん:駅近物件を選んで家賃UP

kumanatsu0312さん

【家や家賃に対する価値観・希望】
買い物がしやすいなど、住みやすい立地であることにこだわりました。駅から近い2LDKの部屋を条件に探しました。

【譲れなかった条件・妥協した条件】
譲れなかった条件は、2階以上であること。彼は1階でいいと言いましたが、私が虫や防犯上の不安を伝えて2階以上にこだわりました。築年数は5年以内が希望でしたが、その点は妥協して築7年の物件で手を打ちました。

【選んだ新居の決め手】
駅近であること。コンビニ、ドラッグストア、スーパーが徒歩圏内であることが決め手となりました。

ふたりの新居の家賃、いくらになった?

決まった物件

当初の予算9万円に対し、駅から近い物件ということもあり10万円の家賃となりました。残念だったのは、敷地内の駐車場が少なく、彼の駐車場を少し離れた所に借りなければならなかったこと。とはいえ駅近で、コンビニやスーパーも徒歩圏内にあり、とても便利。間取りも2LDKとふたりで住むには十分な広さで、満足度は90点です。(kumanatsu0312さん)

●決まったのはこんな物件
・家賃:10万円
・間取り:2LDK
・建物:アパート/築7年
・最寄り駅から:徒歩5分
・通勤時間:夫20分/妻15分

【Case2】ryokoさん:希望地域を広げて予算内の家賃に

ryokoさん

【家や家賃に対する価値観・希望】
家賃は高くても8万円、なるべくそれ以下にして、お金を貯めたいと考えていました。お互いが住んでいた場所が遠かったため、それぞれの中間地点のエリアがいいねと話していました。また、彼は朝が弱いため、会社からあまり遠すぎない距離で、間取りが家相に合ったものであることも希望でした。

【譲れなかった条件・妥協した条件】
車での移動が中心なので、駐車場が縦列ではなく並列で2台置けること、築年数が10年以内であることなどが条件でした。そのために、収納スペースが少ないことや日当たりがあまり良くないこと、1階であることなどは妥協しました。

【選んだ新居の決め手】
間取りが家相に合ったもので、雰囲気が白を基調としたお洒落な部屋で好みだったことなどが決め手となりました。

ふたりの新居の家賃、いくらになった?

決まった物件

希望地域を広げたことで、予算内の家賃で希望の物件が見つかりました。空室が出るとすぐに埋まってしまう人気のアパートだったため、見学前に仮押さえしたのもポイントです。白を基調としたきれいな内装、防音もしっかりしていること、間取りも地域も希望どおりでした。唯一、日当たりが悪くて冬寒いのと、1階で虫が入ってきやすいところはどうにかなればと思いますが、満足度は80点です。(ryokoさん)

●決まったのはこんな物件
・家賃:7.2万円
・間取り:2LDK
・建物:アパート/築7年
・最寄り駅から:車で約8分
・通勤時間:夫40分/妻30分

【Case3】ピノさん:家賃は思ったほどかからず予算内に

ピノさん

【ふたりの家や家賃に対する価値観】
ふたりが楽しく過ごせるなら、少し予算オーバーでもいいかなと話していました。

【譲れなかった条件・妥協した条件】
ひとりの時間も大切にしたかったので、リビング以外にそれぞれの部屋があることにこだわり、2LDK以上を絶対条件にして探しました。また、妻の職場から近いところというのも条件でした。妥協したのは駐車場が1台分しかないこと。友達などを呼びにくいのが少し残念です。

【選んだ新居の決め手】
きれいな部屋で、駐車場が付いていたので決めました。

ふたりの新居の家賃、いくらになった?

決まった物件

当初の予算は10万円で、選んだ物件の家賃は6万2000円。特に抑えようと思ったわけではありませんが、ふたりとも賃貸住宅に住んだことがなく、家賃はもっとかかるイメージを持っていたところ、エリア的にそれほどではなかったようです。家賃以外もほとんど希望どおりで、部屋の配置がやや使いづらい程度なので、満足度は90点です。(ピノさん)

●決まったのはこんな物件
・家賃:6.2万円
・間取り:3DK
・建物:アパート/築21年
・最寄り駅から:徒歩20分
・通勤時間:夫20分/妻5分

【Case4】Kさん:最寄り駅にこだわり徒歩分数を妥協

Kさん

【ふたりの家や家賃に対する価値観】
1LDK以上、都内城東エリア、最寄り駅の沿線が東京メトロであることが希望でした。彼は15万円ほどでもいいのではと言いましたが、私が今後専業主婦になると決めていたので、それを見越して家賃は予算13万円ほどに下げました。

【譲れなかった条件・妥協した条件】
譲れなかったのは最寄り駅。夫の実家に行きやすく、妻にとってもなじみの駅なので、譲れない条件でした。その駅から徒歩5分以内を希望していましたが、テレワークも増え、以前よりは駅近へのこだわりが少なくなったので、妥協して10分以内まで範囲を広げて探しました。

【選んだ新居の決め手】
希望していた駅で生活しやすいこと。決めた部屋は人気物件のため見学なしで即決しました。決めた後に内見をしましたが、思いどおりでよかったです。

ふたりの新居の家賃、いくらになった?

決まった物件

希望どおりのエリアで生活しやすく、夫婦ふたりならずっと住み続けたいくらい。今は子どもが生まれて少し狭さを感じるので、先を見据えて2LDKでもよかったかなと思います。また、ベランダが通りに面しているので人目が気になり、洗濯物が部屋干しになってしまうのが残念。でもとても気に入っていて、満足度は90点です。(Kさん)

●決まったのはこんな物件
・家賃:12.7万円
・間取り:1LDK
・建物:マンション/築5年
・最寄り駅から:徒歩15分
・通勤時間:夫45分/妻30分

【Case5】Yunaさん:夫の職場寄りにして家賃DOWN

夫婦のプロフィール

【家や家賃に対する価値観・希望】
極度に節約して家での暮らしが窮屈になるよりは、予算内で快適に過ごせるようにしたいと考えました。お互いの職場が遠かったため(静岡、東京)、どこに住むかについて議論を重ねました。結果、夫の方が出社での仕事が多いため、夫寄りのエリアに住むことに。一方で休みの日に東京エリアで遊ぶことを妥協したくなかったため、新幹線代は家計から出す(家賃が都内より安い分)という決まりを作り、ストレスがたまらないようにしました。

【譲れなかった条件・妥協した条件】
お互いの書斎を持てる広さ(3LDK以上)、駅近、南向きであることにこだわりました。そのために、新築や築浅が理想でしたが、築年数は妥協することに。また、私の会社近くは家賃が高く、かつ夫の職場が遠くなるため、私の職場からの距離は妥協しました。

【選んだ新居の決め手】
リビングの広さ、日当たりの良さが決め手となりました。

ふたりの新居の家賃、いくらになった?

決まった物件

\当初予算より2万円DOWN/

新居の満足度は90点。部屋やベランダが広く、日当たりが良くて快適に過ごせます。マイナス10点は、周辺のお店事情と通勤時間の長さ。一人暮らしをしていた場所は、個人で営まれているようなおしゃれなカフェやレストランがあり、日々開拓が楽しかったのですが、新居周辺はチェーン店しかないため、こだわれば良かったなと思います。(Yunaさん)

●決まったのはこんな物件
・家賃:18万円
・間取り:3LDK
・建物:マンション/築16年
・最寄駅から:徒歩3分
・通勤時間:夫50分/妻70分

From 編集部

ふたりの今後の暮らし方をよく話し合って

希望にぴったりの新居を探すのは難しいけれど、ふたりの今後の働き方や暮らし方についてじっくり話し合うことで、譲れない条件・妥協できる条件が見えてくるはず。そして妥協できる条件をなるべく多く持つことで、譲れない条件をクリアしながら予算内の家賃に収まる物件が見つかる可能性がアップします。ふたりでよく話し合って満足度の高い新居を見つけてくださいね。

取材・文/前川ミチコ イラスト/Meppelstatt 構成/小堀そら(編集部)
※記事内のコメントは2023年9月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー85人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2023年11月時点のものです

  • 新居・家具
  • 新婚生活
  • 結婚準備全体
  • お金実例
  • 新婚の家計
Share on>

pagetop