「撮りたい!」が見つかる【前撮りフォト】#卒花さんのイチオシポーズ&カット~事前準備がカギ!~編
今回は、先輩花嫁さんに聞いた「プレ花嫁さんにぜひ撮ってほしい!」とおすすめできる、前撮りポーズや撮り方をご紹介。たくさん撮影した前撮りの中で「これは撮影してよかった!」「最高にお気に入り♪」と思えた写真とはどんなカット?気になる中身を前編後編に分けてご紹介。前編の今回は、「事前準備をすることですてきさがグッとアップする」ポーズ&カットを取り上げます。
1/余白ありカット
「ウエルカムボードや招待状など、文字をのせたり、デザインを入れるアイテムを作る際に、撮っておいてよかった!と感じた」というイチオシコメントが多かったのが、この余白ありカット。ふたりを写真の中心に入れるのではなく、あえて下部や左右どちらかに寄せ、文字入れをできるスペースを確保した構図なのが大きなポイント。事前に文字を入れることを前提に撮っておくことで、アイテムの完成度が格段にアップ!
写真上:みずきさん
<個性派ポーズ&壁の色を生かし、おしゃれな余白をつくる>
彼がブーケを高く上げて、ふたりで見つめ合うというウエディングっぽくないポーズが、逆にふたりらしくてお気に入りというカット。くすみピンクの可愛い壁を生かし、上側にスペースを作ったおかげでウエルカムボードに使いやすかったのも◎
写真中:紗希さん
<緑に包まれた世界で一歩先行く余白あり写真に>
余白ありカットは文字をのせやすいよう、空だけ、壁だけなど写り込みを少なくするのが定番。しかし、紗希さんの場合は、しっかり写り込んだ美しい日本庭園の木々を余白に見立てるという技あり!写り込みが緑一色でまとめられているので、実際に文字のせしやすく、雰囲気のあるウエルカムボードに仕上がったそう。
写真下:ピノさん
<余白をたっぷりとることで、使えるデザインの幅も広がる!>
写真の半分以上を空にした、ダイナミックな縦カット。美しい青空の部分に文章などもたっぷり入れることができるから、ウエルカムアイテムでも大活躍!こんな風に思いきり引きで撮っておけば、より幅広いアイテムでおしゃれなデザインが楽しめる。
2/衣裳映えポーズ
「今この瞬間しか着られないものだから」「ウエディングフォトならでは!」と支持が高かったのが衣裳映えするポーズ。ドレスのトレーンをしっかり見せたり、ベールの質感や素材感が引き立つようなびかせたりと、その方法はさまざま。衣裳のデザインや長さ、ボリュームなどによって映え具合が変わってくるのでドレス選びにはこだわりたい。マイドレスはどう撮影すれば映えるか、フォトグラファーへ事前に相談しておくのもおすすめ。
写真上:紗希さん
<上品に舞う、ダイナミックなトレーンが優雅>
ドレスのトレーンをなびかせたドラマチックな一枚は、「大人っぽく躍動感のあるカットで」と依頼したもの。想像以上の出来栄えで、友人や家族からもカッコイイ!と好評だったそう。たくさんあるなびかせカットから、Pinterestでイメージに近い写真をまとめ、フォトグラファーさんに事前に渡したというのも成功のカギ。
写真中:美雪さん
<ブルーの海に映える、ふんわりベールが神秘的>
ロングベールをたなびかせたショットは、海ならではの雰囲気がお気に入り。美しく透けるベールの質感が、白い砂浜と青い海の背景に溶け込んでいくようなロマンチックなカットが完成。
写真下:祥子さん
<刺しゅうベールの質感が浮かび上がるサンセットカット>
ベールを使った写真はウエディング前撮りならではのカットなので、絶対に撮っておいて正解!特にサンセットタイムを狙うと、幻想的なシルエットフォトになり、衣裳のディテールや夕日に美しく染められる姿もしっかり残すことができる。
3/個性、趣味を表現するアイテムとのカット
「写真だけでどんなキャラのふたりか伝わる」「どんなものが好きなふたりかがパッとわかる!」とゲスト受けも◎なイチオシコメントが多かったのが、ふたりらしいものと撮影するカット。アイテム選びが大事になってくるので、事前に何を持参するのかふたりで相談しておいて。
写真上:瑠奈さん
<スポーツ系の趣味や特技を入れて躍動感をプラス!>
新婦の特技である新体操のリボンを取り入れた、オリジナルなアイデアが光る一枚。プロフィールブックにも使いやすく、新郎側ゲストに「〇〇やってたんだよね!」とすぐに覚えてもらえたのもうれしいポイントだったそう。スポーツ系の趣味や特技があるなら、同じように道具や動作で取り入れて動きのある写真を叶えてみて♪
写真中:圭奈さん
<私たちらしいオリジナル!キャンプ前撮り>
共通の趣味であるキャンプを取り入れた、ずばり「キャンプ前撮り」!新郎新婦衣裳と愛用のキャンプグッズを組み合わせ撮ってもらったことで、ふたりの個性を出せて大満足!大のお気に入りになったそう。
写真下:miyaさん
<和装×ゲームコントローラーが斬新で私たちらしい♪>
互いにゲーム好きということで、前撮りにも何か取り入れたいねと、撮影時に実現させたのがゲームコントローラーの持参!持って行くだけと準備は簡単なのに、ふたりの“らしさ”は存分に発揮。ゲストにも大好評の一枚になったそう。あえて和装に合わせたのも意外性があって◎
4/映えるロケーションでの撮影カット
「ただそこにいるだけで絵になる!」「まるでポスターのような一枚に仕上がる」と、ビジュアル重視派の花嫁さんたちのレコメンドが多かったのが、映えるロケーションでのカット。フォトジェニックなのはもちろん、この一枚で非日常なスペシャル感が出せるので、ウエルカムボードなどの大きなサイズのアイテムで使いやすいのもイチオシ度高めの理由。撮影場所選びに加え、衣裳選びも仕上がりのカギを握りそうです。
写真上:hitomiさん
<街なかのきらめきにより一層ふたりが映える>
イルミネーションの時期だったので、撮影はぜひこの美しさを生かしたカットでと依頼。キラキラと輝くイルミネーションが、ドレスアップしたふたりをさらに輝かせてくれて映え感増し増しの前撮りに♪
写真中:kiyoさん
<緑に包まれて……フェアリーテイルなシーンに>
まるでおとぎ話のワンシーンのような、世界観のある緑の中でのお気に入りショット。ふたりで大木に座り、美しい木漏れ日に包まれ、ドリーミー&ロマンチック!撮ってよかった、おすすめしたい!と思うのも納得の完成度。
写真下:なぎささん
<海外みたい!カラフルポップな異世界 in 沖縄>
タウンリゾート・アメリカンビレッジでの前撮りは、とにかく街がキラキラと派手でおしゃれでどこで撮っても最高♪「映えスポットがたくさんあって回りきれないので、撮りたいスポットがある場合は場所やお店を事前に調べて行くのがおすすめ」となぎささん。しっかり押さえたからこそ叶ったこの仕上がり♪
5/プロポーズ風ポーズ
「プロポーズは大切な思い出だけど、写真には残せなかったから前撮りで再現できてよかった!」という声と「プロポーズらしいプロポーズがなかったから、改めて前撮りでしてくれた箱パカがうれしかった」の2パターンの支持があったのがこのポーズ。シチュエーションにもこだわって、理想のプロポーズを叶えて!大事な小道具となる、指輪やリングケースの持参をお忘れなく♪
写真上:みさとさん
<イメージしていた憧れシーンを挙式会場で忠実に再現>
ずっと撮りたいと思っていた「チャペルでのプロポーズ風写真」。式当日は撮ることができないので、前撮りでゆっくりと撮っておくのがおすすめ、とのレコメンドも。イメージをしっかりと持っていたので、このシーンがいい!と具体的に提示。そうしたことで納得のいく写真が残せたそう。
写真中:夕可里さん
<実際のプロポーズとは異なるからこそ、幸せな気分に>
実際のプロポーズでは箱パカがなかったため、写真だけでもと、ひざまずいての箱パカプロポーズから、リングをはめてもらうまでの一連の流れを撮影。事前準備も指輪を持参するだけで簡単なのに、海外映画のワンシーンのような、ロマンチックなプロポーズショットが完成。
写真下:美雪さん
<ベタだからこそいいっ!ひざまずいてのプロポーズシーン♪>
彼がひざまずいて婚約指輪を渡す……ベタだけどやっぱりすてきなシーン!実際はこのようなプロポーズではなかったので、前撮りで再現できたのもうれしかったポイントだったそう。上からの構図にしたことで、ドレスのふわりとした質感も一緒に残せたのも◎
6/メモリアルスポットでのカット
「プロポーズをされた場所で」「初めて出会ったあの場所で」「行き慣れたデートスポットで」など、ふたりならではのロケーションを再訪し、ウエディング衣裳で撮影する特別感がすごくよかったから!と多くの花嫁たちが支持。ふたりだけの思い出が、しっかりと写真に残せるのもイチオシの理由。式当日のペーパーアイテムに使えば、ゲストと思い出を共有できるのも魅力的です♪
写真上:ひまわりさん
<プロポーズされた場所を再訪。感動シーンを再現>
彼からプロポーズされた、思い出の公園のベンチをロケ場所に、婚約指輪を持参しプロポーズシーンを再現。実際のプロポーズの日に撮影する余裕はなかったので、思い出の瞬間を写真に残せることができたのがうれしかったそう。思い出の場所に新しい思い出が刻まれる、特別な写真に。
写真中:ピノさん
<ふたりが出会った母校に、新郎新婦姿で凱旋(がいせん)撮影♪>
学生時代から付き合ってるふたりなら、母校での前撮りが本当におすすめと大プッシュ!結婚式のペーパーアイテムに使うことで、ふたりの歴史の一部を写真で知ってもらえたり、同じ学校だったゲストからは懐かしいと喜んでもらえたりと、撮影してよかった!と実感しているそう。ただ、学校への許可取りが少し手間なので、日程には余裕を持っての準備が◎とのアドバイスも。
写真下:ちゃみさん
<思い入れのあるグランピング施設でボート撮影>
プロポーズされた思い出のグランピング施設でのロケフォトは、水辺のボートを使ってロマンチックな仕上がりに。撮影許可取りの際、「プロポーズされた場所」と説明したことで、撮影料の融通が利くという、ふたりの特別な場所での撮影ならではのサプライズもあったそう。
From 編集部
事前の準備で、使い勝手のいい、思い出に残るとっておきに
ほとんどの先輩たちが前撮り写真をアイテムに使うことから、文字ののせやすさやデザインのしやすさ、他のカップルとは違う、ふたりならではの思いやこだわりが詰まったカットがイチオシな一枚につながったよう。どのカットも少しの準備で可能なものばかりだから、ロケーション選びや衣裳、アイテム、撮り方を参考にして、後悔のないように計画をしておいて。
取材・文/滝 紀子 D/ロンディーネ 構成/松隈草子(編集部)
※掲載されている情報は2023年11月時点のものです
※撮影申請が必要な場合や時期ごとに利用条件が異なる場所があるので、撮影前に必ず確認をしましょう。また撮影時は自然を傷めないよう最大限の配慮を
- プロポーズ
- 前撮り
- 結婚準備全体
- ふたりらしい
- 思い出
- テンションあげたい
- 楽しく読む
- 思い出の場所で撮影
- 別撮り