まねするだけで即おしゃれ！最旬“挙式メイク”のオーダーPOINT

From ヘアメイクさん

一昔前は“映え”志向でまつエクなどもはやりましたが、今は花嫁さん本人の魅力を最大限引き出して、花嫁姿全体が輝くメイクが主流。
特に挙式メイクは、印象づけたいポイントを１点に絞り、他のパーツは引き算して清潔感や透明感を心掛けることが大切です。マスカラやアイラインの黒は強すぎるので、肌なじみのいいブラウン系がおすすめ。（長田博文さん）

ホテル内チャペルや大聖堂など厳かさを大切にしたい挙式には、内なる幸せオーラがあふれ出したような血色感ワントーンメイクが気分。シェーディングとハイライトで骨格をきれいに整え、パーツカラーはコーラル系で統一。“盛る”ではなく“映し出す”メイクが、主役感のある華やぎを演出します。

■ORDER POINT

■ベース
「滑らかなセミマット肌にハイライトを点置き」
ファンデーションの後、コーラルピンクの練りorリキッドチークを溶け込ませてからパウダー仕上げ。シェーディングは丁寧に。ハイライトは目の周りのCゾーンと、鼻上、唇上のくぼみに点置きすることで最大の効果を発揮。

■アイメイク
「コーラル系のワントーンで引き算を意識する」
アイシャドーもコーラルピンクをセレクト。まぶた裏の粘膜の色に合わせるとなじみがいい。アイラインはブラウンでインラインを取り、まつげはブラウンのマスカラで薄く長く。

■リップ
「マット系ワインレッドをしっかり塗って品格UP」
このメイクのポイントは艶を抑えたリップ。やや落ち着いた色みのワインレッドを選び、輪郭をきれいにとりながら塗って、ほほ笑んだときの口角の上品さを際立たせて。

ゲストハウスやレストランなど自然光が似合うカジュアルな雰囲気の挙式は、普段着メイクでも大人気の“水光肌”のフレッシュさで魅了したい。肌はみずみずしく、パーツカラーは元気なオレンジ系。目元のコッパーカラー使いで、花嫁の愛らしさと親しみやすさを高めましょう。

■ORDER POINT

■ベース
「チークで明るくした肌を“面”で光らせる」
メイク崩れを防ぐためにも肌自体はセミマットに作り、練り＆リキッドのオレンジチークをオン、パウダーは少量にとどめ、バームハイライトでCゾーン広めに艶を盛れば一気に透明感アップ。

■ポイントメイク
「眉毛、まつげ、アイラインに個性あるカラーを」
アイシャドーはオレンジゴールド。コッパーのアイラインを中央～目尻にのせて、目元を引き締めつつ遊び心をプラス。アイブロウはブラウンのカラーマスカラで元気よく立ち上げて。

■リップ
「色は引き算をしつつ、グロスの艶は忘れずに」
口元は肌なじみのよいブラウン系。テクスチャー軽めのものをふんわりのせた後で、さらにグロスを重ねて艶をアップ。水光肌とリンクしたみずみずしい表情で魅了。

Profile

長田博文 ヘアメイクアップアーティスト

ゼクシィをはじめ多くのメディアで活躍。コスメ監修なども手掛ける一方、一般の結婚式のヘアメイクもライフワークとし、おしゃれな花嫁からのラブコールが絶えない。

取材・文／伊藤佳代子　撮影／田形千紘　スタイリング／大和田ゆき　ヘアメイク／長田博文　モデル／上西星来　構成／小堀そら（編集部）
※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は2023年10月時点のものです

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