ドレスの印象を左右する？！“定番orトレンド”ヘア、好きなのどっち？

＜定番派＞は編み下ろし

ナチュラル派花嫁のすっかり定番となった編み下ろしヘア。重厚感ある太めの編み込みに生花を散らすスタイルから、最近は毛束がゆるくランダムに絡んだような軽やかフォルムに進化。横顔もくるんとエアリー。小花のビジューかんざしを添えて優美さを高めて。

Fromヘアメイク

目元もリップもコーラル系を採用。編み下ろしの定番メイクはピンク系ですが、コーラル系を使うと、甘みを残しつつ、抜け感のある爽やかな大人っぽさが引き立ちます。（長田博文さん）

＜トレンド派＞はねじりシニヨン

甘めドレスをモダンに着たい花嫁のための最旬シニヨン。ワックスでセミマットな質感を与えたら、前髪を８対２でなでつけ、束ねた毛先を３つに分けてループ留め。お団子から跳ねた毛先と前髪の一筋の流れが、シンプルになりがちなシニヨンをぐっとこなれた印象に。

Fromヘアメイク

目元は赤みベージュの陰影で奥行きを演出。リップは、赤系の中でもニュートラルな色みをラフになじませるのが決めすぎないポイント。眉頭にもさりげなく赤みをオン。（長田さん）

＜定番派＞はウエットダウン

マーメイドラインを都会的に着こなすなら断然ダウンヘア。女っぷりのあるかき上げヘアも素敵だけれど、今っぽい定番はウエットな束感を生かしたスタイル。襟足から下のみ大きくリバース巻きし、耳よりも横に広げないことでクールさが引き立ちます。６対４に分けた前髪から引き出したニュアンス毛束も印象的。

Fromヘアメイク

目元はブラウンマスカラを２度付け、口元は赤みブラウンと、色っぽさを引き立てる濃いめのポイントメイクが◎。黒マスカラ＆黒アイラインはやぼったくなるので避けて。（長田さん）

＜トレンド派＞はハリウッドウエーブポニー

海外から流れてきたまさに旬のハリウッドウエーブは、マーメイドドレスとの相性抜群。面で流れるユニークな毛先は、コテでひねりを加えながら巻くのがコツ。横から見たときも立体感ある美フォルムを奏でます。３ウエーブを作るのに襟足から40cmは必要なので、ウィッグを仕込むのもあり。

Fromヘアメイク

ゴージャスさとはつらつとした印象を高めるなら、目元はきらめくゴールドがおすすめ。オレンジブラウンのリップにオレンジのグロスを重ねて、リップにも艶をプラス。（長田さん）

＜定番派＞はタイトシニヨン

上質な素材感と美カッティングで魅せるボリュームラインドレスには、潔くシニヨンヘアで勝負。今新鮮なのは、セミマットな質感のフレンチクルーラーのような渦巻きスタイル。センター分けした額は、こめかみに自然な丸みを持たせることで女性らしさが引き立ちます。

Fromヘアメイク

アイシャドーやチークは、愛らしくも大人っぽいピンクベージュ。まつげの生え際をベージュのアイライン＆アイシャドーで囲み、柔らかさを残しつつも奥行きを深めるのがコツ。（長田さん）

＜トレンド派＞はツインハーフアップ

根本からふんわり巻いたダウンヘアをセンター分けして、顔周りに沿ってくるくるとねじり、耳後ろで一回転。清楚な印象のハーフアップがちょうどいいキュートさになると今注目のスタイル。装飾のないクールなドレスも一気に愛らしくイメージチェンジ。

Fromヘアメイク

ヘルシーな表情をつくるカラーはオレンジブラウン。目元とチークは透け感を残し、眉毛はややしっかりめに。発色のよいリップでジューシーなみずみずしさを印象付けよう。（長田さん）

Profile

長田博文 ヘアメイクアップアーティスト

ゼクシィをはじめ多くのメディアで活躍。コスメ監修なども手掛ける一方、一般の結婚式のヘアメイクもライフワークとし、おしゃれな花嫁からのラブコールが絶えない。

取材・文／伊藤佳代子　撮影／田形千紘　スタイリング／大和田ゆき　ヘアメイク／長田博文　モデル／上西星来　構成／小堀そら（編集部）
※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は2023年10月時点のものです

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