【顔合わせ食事会】先輩カップルの１日まるっと見せますレポPart2

随所にプログラムを入れ話題が尽きないように工夫

堅苦しいことが苦手な新郎家に合わせて、結納ではなく顔合わせ食事会をすることに。新郎親はふたりが住む山梨に来たことがなかったことから、「彼がどのようなところに住んでいるのかを知ってもらいたい」と山梨で食事会を実施。選んだお店は富士山も望める、庭園が魅力の料亭。新婦親が結婚式を挙げた場所だった。

到着後、まずは庭散策。広大な庭、色とりどりの草花を見ながら自然と両家の会話も弾んだ。
食事会会場に移り、新郎のあいさつで会食スタート。メニューは山梨の地物をふんだんに使った懐石料理。生きたままのアワビの鉄板焼きでは、動いているアワビの姿にみんなが大興奮した。

顔合わせのしおりは用意しなかったが、新郎新婦間で事前に打ち合わせをし、当日はすべて新郎が進行。日取りや場所、演出内容など結婚式にまつわることから、新郎父の仕事の話などで盛り上がった。

また、会食中は婚約指輪の披露や結婚指輪交換など随所にプログラムを入れることで話題が尽きることのないように工夫。終始和やかな雰囲気と笑顔に包まれ、山梨の魅力も新郎親に伝えることができた。

１日を終えてどうだった？

「話が続かず沈黙の時間が多くなってしまったり、考え方が異なる両家間であつれきが生じてしまったりするのでは？」と心配していましたが、いざ始まってみると会話も弾み、和やかな時間を過ごすことができました。両家親が新郎新婦を信頼していろいろと任せてくれたことや、会食中も「両家でこれから仲良くやっていこう」という気持ちでお互いのことを知ろうとしてくれたことで、和やかな顔合わせ食事会になったのだと思います。

食事会前の会場見学で、みんなの結婚式のイメージも深まった

「少しかしこまった場所で、顔を合わせた形で両家の親睦を深めてほしい」と食事会を開催。会場紹介も兼ねて、ホテルの宴会場を選んだ。

集合後、新婦がひと目ぼれした海が見えるガラス張りのチャペルなどの会場をみんなで見学。「いい会場だね」などと会話を交わしながらみんなが式当日の演出や流れなどのイメージを膨らませることができた。

初対面だった親同士も会場見学で打ち解け、良い雰囲気のまま食事会会場に移動。
食事会は新郎のあいさつと互いの家族紹介でスタート。ふたりで協力して飾り付けした婚約記念品を、「仲良く準備して作ってくれたのね」と両家母が喜んでくれた。

用意した顔合わせのしおりには、両家家族のプロフィールやふたりの思い出に加え、新居への引っ越しなど今後の予定も記載し話題のきっかけづくりに成功。コース料理を楽しみながら会話も弾み、次第に両家親のなれ初めについての話題にも。新郎新婦にも新たな発見があった。

婚姻届証人欄記入のセレモニーでは、両家父が証人欄にサイン。セレモニーを通じ、ふたりの気持ちも引き締まった。

会話が途切れることなく進んだ顔合わせ食事会は集合から２時間半で終了。両家に対する理解や親睦が深まり、絆が強くなる会となった。

１日を終えてどうだった？

正直、私も彼も「父同士の会話がかみ合うのか」を一番心配してましたが、終始和やかなムードで進み安心しました。帰る頃には「結婚式が楽しみですね！」と声を掛け合うなど、お互い好印象だったようです。
しっかりと顔を合わせて会話をする機会を設けたことで、互いの家の雰囲気も知れ、結婚式に向けてワクワク感が増しました。コロナ下だったので開催自体を迷いましたが、やはり席を設けて良かったなと思いました。

しっかり準備したしおりや記念品が場を盛り上げるのに大活躍

「婚姻届提出前に、初対面の親同士があいさつする機会を設けたい」と顔合わせ食事会を実施。挙式会場のホテル内にあり、景色の良い個室で和食が楽しめることが決め手で場所を選んだ。

当日はふたりが一足先に到着し、しおりをセッティング。家族とロビーで集合後、食事会会場へ移動した。
新郎あいさつ後、両家紹介と続き、新郎父の乾杯の発声で食事会がスタート。緊張からか両家父は乾杯のシャンパンを一気飲み。最初は少し緊張感が漂っていたが、参加者全員がお酒好き。乾杯後早々に打ち解け、和やかな雰囲気でしばし歓談が続いた。

用意した顔合わせのしおりも大活躍。新郎新婦の幼少期の話から始まり、次第に互いの趣味や思い出話など身の上話に花が咲いた。談笑と共に、彩りも豊かな旬の味覚の数々やお酒を存分に楽しんだ。

婚姻届証人欄は両家父がサイン。「本当に結婚するんだなと少し寂しい気持ちと大切に育ててくれた親へ感謝の気持ち」でいっぱいに。前撮り写真やお守りを一つにした記念品は、工作が得意な彼とDIY。とても喜んでもらえた。

集合写真撮影後、いったん解散。ホテルロビーに再集合後、みんなで会場見学を行った。両家の親睦が深まり式に向けての期待も高まる会となった。

１日を終えてどうだった？

直前までしおりや記念品をDIYしていたのですが、無事に準備を終えて、当日も楽しく過ごすことができて、まずはほっとした気持ちが大きかったです。しおりや記念品はとても喜んでもらえたので、大変でしたが準備して良かったと心から思いました。
両親は、家族になるというよりも同世代の友人ができたような感覚だったのか、終始話に花が咲き楽しそうだったので私たちも嬉しい気持ちになりました。

新郎新婦の狙い通り、食事会が両家が仲良くなるきっかけになった

「式前に互いの家族を紹介し合いたい。きっと仲良くなれるはず」と新郎親に勧めてもらった人気の日本料理店にて顔合わせを実施。

新郎母の「ぜひ着てほしい」という後押しで、成人式の時の振り袖を身にまとったsakiさん。ヘアは友人にアレンジしてもらった。

12時過ぎに、お店の前に集合。実は新郎家族が忘れ物をして一度自宅に帰り、到着が遅れたのもいまとなっては良い思い出（笑）

「『顔合わせのしおりのおかげで会話が弾んだ』とインスタに書いている人がたくさんいたので、絶対作りたかった」とDIYしたしおりや家族それぞれのイニシャル入りのハンカチ、母の日が近いからと両家母へ花束を用意した。

新郎あいさつと両家の家族紹介で食事会スタート。スタート時は緊張していた家族も、おいしいご飯を食べ進めるうちに打ち解け、式の日取りや場所、新郎新婦の幼少期の話など話題が尽きず、新郎親はお酒も進んだようだった。

「せっかく振袖を着たし、両家が集まることも少ないので、違うところでもっと写真を撮りたいね」と美術館へ移動し、見学・写真撮影。狙い通り、両家が仲良くなることができ、新婦母からは「いいご家族だね、良かったね。安心したよ」と言ってもらえた。

１日を終えてどうだった？

両家の親同士は初対面だったので、はじめは互いに緊張していたと思いますが、徐々に打ち解けることができて、これからも仲良くやっていけそうな雰囲気になり良かったと思いました。
私たちも直前までは少し不安もありましたが、おいしいご飯とお酒のおかげで「良い日になったね」と話しています。新郎母が振袖姿の写真をたくさん撮ってくれていたし、私の母と祖母も喜んでくれたので「振袖を着て良かった」と改めて思いました。

構成・文／RIE☆　イラスト／山本あゆみ　Ｄ／ロンディーネ
※掲載されている情報は2023年10月時点のものです

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