[137組に調査] 同居カップルが結婚を決めた「きっかけ＆タイミング」って？

彼と一緒に住み始めてから婚約するまで何年かかった？

結婚を決める前から彼と同居していたカップルが、同居開始から婚約に至るまでの期間は平均１年５カ月、交際開始からだと平均２年７カ月。３組に２組が同居開始から１年以内に、４組中３組が交際開始から３年以内に結婚を決めていました。
もっとも、アンケートの回答者には最初から結婚を意識して同居を始めた人もいれば、結婚のことはまったく考えないで同居を始めた人も。短期間で結婚を決めた人もいれば、９年の同居を経てやっと婚約した人もいて、期間は人によってまちまちです。

どんなタイミングで結婚を決めた？きっかけは？

結婚を決めたタイミングやきっかけも人それぞれ。１つではなく、さまざまな理由や事情から結婚にたどり着いた人も。
最も多かったのは「この人なら結婚してもやっていける」と確信した人たちで、次が「交際開始や同居開始から〇年」など節目のタイミングにした人たち。「なんとなく」とか「きっかけもなく」という人たちも意外と多い印象。次章では実際「どんなタイミングやきっかけだったか」をタイプ別に実例を交えてご紹介します。

「結婚したい！」という気持ちが高まって婚約

恋愛だけでは分からなかった相手の本性が、同居してちゃんと見えてきて、「彼（彼女）なら大丈夫！」「彼（彼女）しかいない！」「もう離れたくない！」と確信して結婚を決めたというケースは今回の調査で一番多い。
周りに結婚や出産ブームが起きたり、親しい人の幸せな結婚生活の話を聞いたりして、うらやましくなり、自分の結婚に対する気持ちも一気に高まって、結婚に結び付いたケースも。思いを叶えるため、逆プロポーズした女性もいます。

婚約したタイミングやきっかけ

【友人の結婚やプロポーズの話に刺激されて】
親友の結婚式に出席したり、プロポーズを受けた友人の話を聞いたりして、「次は私も」と気持ちが高まり、婚約指輪が欲しくて、プロポーズよりも先に私がジュエリーショップを予約。その流れで結婚が決まった感じ。（かおちゅうさん）

【ずっと一緒にいたいと思った】
笑いのツボも食の好みも、掃除のレベルも家事のバランスも……。何もかもが似ていた私たち。付き合って1年なのに、10年は一緒にいる感覚になったとき、「ずっと一緒にいたいな」と思って結婚しました。（にこるさん）

【彼が空気のような存在に感じるようになって】
同居したら、彼氏というより身内という感覚が強くなってきて、良い意味で空気のような存在になっていきました。物事の価値観がほぼ変わらなかったので、これが世にいう「運命の人」かなと思って婚約。（木枯ししまじろうさん）

「節目」のタイミングで婚約

最初に「１年間一緒に住んでうまくいったら結婚しよう」と期限を決めて同居を始める人もいますよね。そんな人に多いのが「同居開始から〇年」と節目のタイミングでの婚約。交際記念日を大事にしているカップルには「交際開始日から〇年後に婚姻届提出」と決めた人も多いよう。
女性に多いのは「30歳になる前に」など元々「自分の結婚したい年」があり、それを叶えた人たち。
男性の場合、「正社員になった」「昇格した」など仕事上の節目が結婚につながったケースも。一方が学生の場合、「卒業」という節目も婚約のタイミングに。

婚約したタイミングやきっかけ

【30歳直前の交際5年目の記念日に】
私が「30歳までは待てない」とくぎを刺していたら、交際５年目の記念旅行先で、プロポーズしてくれました。この頃には家事などを協力し合える体制ができていたし、彼以上の人はいないと思ったので婚約。（れいぴょんさん）

【卒業直後の誕生日にプロポーズ】
学生時代から彼と同居開始。在学中は勉学に専念したかった私のことを考え、彼が大学卒業という節目の誕生日にプロポーズしてくれました。まだ若かったけど、お互いの価値観が多少違ってもうまく生活していると確信したので、もちろん返事は「OK！」。（naaさん）

【昇格のタイミングで】
夫の中で「店長になったら」という気持ちがあったようで、新店の店長を任せてもらえることになった時が、結婚を決めたタイミングだったようです。(miyukiさん）

結婚に影響する「できごと」がきっかけで婚約

「赤ちゃんを授かって、すぐに結婚を決めた」「一方が転勤で引っ越さなくてはいけなくなって、離れ離れになりたくなかったので、結婚することにした」というケースは、同居していないカップルと同様、よくあるケース。先に同居したカップルならではなのが「アパートやマンションの契約の更新」が結婚を決めるきっかけになったというケース。「ふたりで住みたいと思うマンションが見つかった」ところで結婚を決めた人たちも。

婚約したタイミングやきっかけ

【妊娠がきっかけに】
お互い結婚するつもりだったし、子どもが欲しいと思っていたけれど、思っていたより早く妊娠。不安もあったけど、双方の親がとても喜んでくれたので、私たちも心から幸せなこと！と感じて、結婚することに。（かえぴょんさん）

【転勤に合わせて婚姻届提出】
彼が転勤で引っ越しをしなくてはならなくなったので、この機会に結婚して、彼についていくことに決めました。（まろんさん）

【アパートの契約更新前に】
賃貸契約の更新のお知らせが届いたとき、こんなきっかけでもないと、一生結婚を考えてくれそうにないと思い、更新料を払う前に「この先どうするの？」と将来のことを問うて、彼の重い腰を上げてもらいました。（なぞもしさん）

家の事情や親の言葉に後押しされて婚約

交際が長いことを知っている親に「そろそろ結婚しないの？」と言われたことから、とんとん拍子に結婚が決まったという人たちも。親に彼・彼女を一度も紹介したことがなかったカップルの場合、紹介したとき、将来の話になって一気にゴールインとなることもあります。
彼親に「そろそろ地元に帰ってこないの？」と言われ、結婚してUターンした人、祖父・祖母や親が病にかかり、「元気なうちに」と結婚を決めるケースも。

婚約したタイミングやきっかけ

【親の言葉によって長い春から脱出】
彼とは交際開始から10年、同居から９年と長い付き合いに。踏ん切りがつかないままだったある日、私の親が「そろそろ結婚したら」と。それに後押しされてやっとプロポーズしてくれました。（ちきさん）

【親に彼を紹介した流れで】
同居2年で結婚しようと約束したのに、その時が来ても彼がプロポーズしてくれない。彼こそ運命の人！と思えた私は彼を私の親に紹介。そこで結婚の話になり、一気に話が進みました。（みかんさん）

【病の祖母を安心させたいという思いから】
彼の祖母の体調が思わしくなくなってきた頃、彼が「結婚して祖母を安心させたい」「孫の顔を見せたい」と思うように。彼の友人の大半が結婚していたこともあり、そのタイミングで結婚を決めました。（ちいさん）

特にきっかけもなく、「自然な流れ」で婚約

「最初からお互いいずれ結婚しようと思っていたので、自然な流れで」「彼がプロポーズしてくれたから婚約したけど、きっかけになったことはないし、なぜこのタイミングだったか分からない」。そんなカップルもいます。

婚約したタイミングやきっかけ

【プロポーズのきっかけは不明】
漠然とこの先のことを話していたら、何を思ったのか突然彼がプロポーズ。私に結婚願望があったわけでもなかったのですが、断る理由もなく、そろそろよいかもと思って受けました。（にらさん）

【お互いの気持ちが固まって】
特に何か出来事があったわけではありません。お互いの気持ちが固まったタイミングで婚約しました。（マヤさん）

構成・文／渡邊博美　イラスト／黄身子
※記事内のデータならびにコメントは2023年９月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー27人が回答したアンケートおよび、彼との同居を始める前に結婚を決めていなかった20～30代の既婚女性110人を対象に行ったマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年10月時点のものです

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