泣いても◎長時間も◎プロから学ぶ“美しさキープ”の花嫁メイク術

結婚式では、思わず涙がこぼれてしまったり、長時間メイク直しができなかったりと、いつもとは違う条件の中で美しさを保たないといけないもの。そこで、花嫁に大人気のメイクアップアーティスト長田博文さんに、泣いても崩れにくいコスメ選びやメイクのコツを聞いてみました。リハーサルの際に、担当メイクさんにも気になるポイントを相談してみて。

結婚式だからこそ注意したいメイク崩れって？

＜涙によるパンダ目＞
涙でふやけがちなのが目元のメイク。マスカラやアイラインが落ちてパンダ目にならないように対策を。

＜強い照明による皮脂崩れ＞
照明や緊張による皮脂や汗の分泌で、Tゾーンが崩れがち。皮脂崩れを防ぐためのベースメイクを心掛けて。

＜食事や歓談でのヨレ＞
ゲストと笑い合ったり、食事をしたり。口元やほうれい線は表情の動きによってヨレやすいので予防ケアを。

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【涙でふやけがち】パンダ目にならないための対策を

アイメイクのアイテムは、全般的にウオータープルーフを選ぶのが安心。自まつげの場合はマスカラの前にカールキープの下地を塗っておくとより吸着します。
まぶたにはアイシャドーベースを使うと発色もアップ。アイシャドーが二重幅にたまりやすい人は、オイルブロックパウダーを軽くのせるとヨレも防げます。
また、アイラインは、落ちにくいリキッドタイプがおすすめ。まつげの隙間を埋める際はより色のりが良いジェルが◎

ADVICE

泣いてしまったら、こすらずにそのまま涙を流した方がいいんです！メイクは横の動きに弱いのでこするのは厳禁。ガーゼやハンカチで「垂直に軽く押さえる」と覚えておいて。
（ヘアメイク長田博文さん）

【食事や歓談でヨレがち】美しい口元を保つためのケアを

ティントタイプのリップを塗った後、グロスを重ねて保湿するとラップ効果でより落ちにくく。
ほうれい線はパウダーをはたくと溝に入り込んでより目立つので、トーンアップ下地やリキッドファンデなどのストレッチ性があるものを、スポンジで優しくのせるのがコツ。

ADVICE

笑いジワや乾燥など、口周りのヨレやトラブルを回避するためには、お直しできるタイミングで美容液をスポンジに取り、追い保湿するのもおすすめ！
（ヘアメイク長田博文さん）

【ライトで崩れがち】汗・皮脂崩れを防ぐためのベースメイクを

おでこの生え際が汗や皮脂でテカると、顔全体がテカって見える恐れも。生え際をはじめ、
小鼻の周りやまつげの際など、皮脂が出やすいところはパウダーでマットに、頬は艶っぽく見せるのがポイントです。
仕上げにメイクキープミストを使って全体のメイク崩れを予防。より汗をかきやすい人は、オイルブロックパウダーの使用も検討を。

ADVICE

パウダーは水や油分となじみづらいので、パウダーを重ねてのお直しはNG。まずはメイク前のスキンケアでしっかり保湿をし、その上でベースのお直しは、ぬらしたスポンジでとんとんと押さえ「湿度」でなじませましょう。
（ヘアメイク長田博文さん）

From 編集部

アイテム選びと崩れ対策がカギ！

崩れを防ぐためのアイテムやテクニックは、知っておくだけで第一段階クリア！ヘアメイクさんは花嫁の心強い味方です。リハーサル時はもちろん当日も、気になることはなんでも臆せず相談し、不安を取り除くことで気分もすっきり。万全の対策で、泣きたいときは泣き、笑いたいときはカメラに向かってしっかり笑える、最幸の一日を過ごしてくださいね。

Profile

長田博文さんヘアメイクアップアーティスト

ゼクシィ本誌やアプリをはじめ、ヘアメイク記事やコスメの監修など幅広く活躍！多くの花嫁さんのヘアメイクも手がけ、トレンドを押さえたおしゃれなスタイリングに定評がある。

Shop list

クリオマリアージュ

TEL:03-3770-9722

スイートリボン

https://www.sweetribbon-bridal.jp

取材・文／大平美和　撮影／佐々木健　スタイリング／福崎香織　ヘア＆メイク／長田博文　モデル／鈴木友菜　D／ロンディーネ　構成／山崎裕香子（編集部）
※掲載されている情報と商品の取り扱いおよび価格は2023年９月時点のものです