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「顔合わせ食事会」、どちらかの実家でするのってあり?

皆さんは両家の顔合わせの計画はもう立てていますか?会場を探す際には親たちの意見も擦り合わせなくてはいけないし、それなりの料理を頼むとなると費用のことも気になりますよね。そこで選択肢に入れておきたいのが、「どちらかの実家で行う」ということ。そこで今回は「実家での顔合わせ」に焦点を絞り、その実態に迫ってみました!

先輩花嫁は、どんな場所で顔合わせをした?

どちらかの実家で行った人は全体の8.5%

今回調査した「ゼクシィ花嫁会」のメンバーのうち、どちらかの実家で顔合わせを行ったという人はわずか1割足らず。とはいえ、経験した人のほとんどは「やって良かった」と答えています。その理由を一緒に探ってみましょう。

[調査1]
実家での顔合わせはどのようなスタイルで行った?

自宅での顔合わせで仕出し料理をいただく両家

実家での顔合わせの際、会食を行ったケースは8割超。そのうち、仕出し料理を取ったり手料理でもてなしたりしたりと、「実家での食事」は約半数を占めています。

【実家での顔合わせの際、食事はどうした?】

1.顔合わせも会食も実家で行った……50.9%
2.顔合わせは実家で、会食は別の場所で行った……32.7%
3.顔合わせのみで会食はしていない……13.6%
4.別の場所で顔合わせをし、会食のみ実家で行った……0.9%
5.その他(ふたりの新居で行うなど)……1.8%

花嫁Voice

花嫁アイコン1

<実家で会食>
私の地元では、顔合わせや結納の際、両家が新婦の実家に集まってお祝い膳をいただく風習があるので、それに従いました。(まつみんさん)

花嫁アイコン1

<実家で会食>
私の両親が「おいしいごはんを作っておもてなししたい」と言ってくれたので。リラックスしながら過ごせて良かったと思います。(ayさん)

花嫁アイコン1

<実家で会食>
彼の親御さんが遠方から訪ねてくれることになったので、ゆっくりしてもらえるよう、実家で仕出しの祝い膳を取りました。(あきさん)

花嫁アイコン2

<会食だけ別の場所で>
遠くからはるばる来てもらうので、まずはこちらの実家でゆっくりしてもらい、その後、地元料理を味わえる和食店にご案内!(T.Uさん)

花嫁アイコン2

<会食だけ別の場所で>
私の家は狭いため顔合わせは彼の実家で。彼側の親戚も大勢集まるということで、料亭に連れて行ってもらいました。(めぐちんさん)

実家での顔合わせは「歓談」がメイン

周囲や時間を気にせず、リラックスしながら過ごせるのが実家での顔合わせの良いところ。実際にどんなプログラムを取り入れたのかを尋ねたところ、多くの人が「特に何もせず、食事と歓談だけ」と答えています。
ちなみに数は少ないものの、人気のプログラムは以下の通り。肩肘張らず誰でも気軽に取り入れることができるので参考にしてみてください。

★両家での写真撮影
★家族紹介のしおりを用意
★婚約指輪のお披露目
★お土産の交換

意外だったのは「お土産の交換」。特に遠方同士の場合は、地元の名産品など珍しい手土産から会話が広がることもあるようです。

[調査2]
実家での顔合わせを希望する理由とは?

実家での顔合わせを望む理由は人それぞれ。「自宅でゆっくりもてなしたい」「お相手がどんな所で暮らしているのか見てみたい」という人もいれば、体調不安や家族の介護などで外出が難しいというようなケースも。また、中には「こうしなければ!」としきたりや風習にこだわる親御さんもいるようです。

【“実家での顔合わせ”を強く望んだのは誰?】

1.新郎……30.9%
2.新郎の母……19.1%
3.新婦……13.8%
4.新郎の父……9.6%
5.新婦の母……8.5%
6.新婦の父……4.3%
7.祖父・祖母などの同居家族……3.3%
8.その他……10.6%

花嫁Voice

花嫁アイコン1

<新郎が希望した>
私が妊娠中だったので、無理をしないよう新婦の実家で行うよう提案してくれました。(キアーラさん)

花嫁アイコン2

<新郎の母が希望した>
「ぜひわが家に招待したい」と彼の母が言ってくださったので、お言葉に甘えて。(あおさん)

花嫁アイコン3

<新婦が希望した>
私が生まれ育った故郷をぜひ見てほしいと思い、遠方だけど来てもらえそうかどうか彼経由で打診してもらいました。(どりこさん)

花嫁アイコン1

<新婦の父が希望した>
地域柄、新郎の実家で行うのが当たり前とのことで、素直に従いました。(hiroさん)

[調査3]
実家で顔合わせをするメリット・デメリット

手料理を囲みながら実家での顔合わせを楽しむ両家

実家での顔合わせは周囲に気兼ねせずにゆっくり過ごせるし、家庭の様子を見たり見てもらったりできる良い機会。その一方で、家を片付けたり場合によっては料理を用意したりと、迎える側に負担がかかるのも事実です。実際に体験した卒花さんたちの声を聞いてみましょう。

花嫁Voice

花嫁アイコン1

<ここが良かった!>
実家だとかしこまらなくてもいいので、着て行く服に悩んだり、お店を探したりする手間が省けて気が楽でした。費用も抑えられたと思います。(AMさん)

花嫁アイコン1

<ここが良かった!>
地元のことだけでなく、家や庭、ペットに至るまでさまざまな話題が転がっているのが実家のいいところ。アルバムもすぐに部屋から持って来られます。(あおさん)

花嫁アイコン2

<ちょっぴり後悔>
彼の実家での顔合わせでしたが、料理など全て義母にお任せする形になってしまったので、少し気を使いました。(はるちょんさん)

花嫁アイコン2

<ちょっぴり後悔>
お迎えする前の準備が大変でした。特に手間取ったのが家の片付け。日頃からまめに掃除しておけばよかったと後悔!(とりいちごさん)

実家で顔合わせをした3組の実例をご紹介!

ここからは、実際にどちらかの実家で顔合わせを行った卒花さんたちのエピソードをご紹介。実家で行うことを決めたきっかけや、どんな顔合わせが実現したのか、じっくり見てみましょう。

Case1.結納を兼ねた顔合わせ。実家を見てもらうのも大きな目的

555350さんの顔合わせの様子

実家での顔合わせを決めた理由

555350さんの顔写真

彼のご両親に私が育った実家を見てもらいたいと思ったので。先に結婚した姉と同様、結納を兼ねてわが家で行うのは自然な流れでもありました。(ゆみさん)

【出席者の顔触れ】
新郎、新婦、新郎の父母、新婦の父母

【顔合わせ当日に行ったこと】
大きなイベントは略式結納。新婦実家でごあいさつと結納を済ませた後、行きつけのおすし屋さんで会食を。「近所で一番ハイクラスのおすし屋さんにご案内。結納であることを伝え、赤飯の土産が付いたお祝いコースを用意してもらいました」。

【用意したもの】
用意したのは結納金と結納返し程度。両家の親睦を深める歓談の場には、家族紹介のしおりも持参。

【顔合わせにかかった費用】
・飲食代……5万円
・生け花代など……5000円
・しおり(無料テンプレートで自作)……0円
※飲食代は当初、ゆみさんが自分の結婚準備資金から負担する予定だったが、当日、両親が全て支払ってくれた。

【良かったこと・悩んだこと】
「結納はマストでしたが、自宅での略式だったので、自由にアレンジできて楽でした。料理は全部お任せできるのでプロに頼んで正解だったと思います。悩んだのは両家の意見を尊重しながら調整する必要があった点。親たちの意向を聞き出すのに少し時間がかかりました」。(ゆみさん談)

Case2.新婦の実家であいさつを済ませた後、食事は近所のお店で

550001さんの顔合わせのイメージ

実家での顔合わせを決めた理由

550001さんの顔写真

彼のお父さんが、私の地元へごあいさつに行きたいと言ってくれました。わざわざ遠方から足を運んでくださってありがたかったです。(みみさん)

【出席者の顔触れ】
新郎、新婦、新郎の父母、新郎の妹、新婦の父母、新婦の妹

【顔合わせ当日に行ったこと】
まず新郎の家族が新婦の実家を訪問し、仏壇にお参りを。その後、食事へ出かけるまでの間、リビングで雑談をしながら過ごした。会食は近所の懐石料理店で。「メイン料理は地元名物のお肉。義父母も気に入ってくれたみたいで良かったです」とみみさん。

【用意したもの】
家族紹介のしおりを作成。会食の場が和んだ上、歓談の合間に目を通しながらお互いの情報もインプットできたので、用意して大正解!

【顔合わせにかかった費用】
・飲食代……3万~4万円
・しおりの材料費(自作)……1000円
※費用は彼と彼の父が負担

【良かったこと・悩んだこと】
「実家に来てもらうことでお互いに親近感が湧きました。私の両親も嬉しかったと思います。悩んだのはお茶菓子。先に自宅へ寄ってもらい、それから外食という流れだったので、お茶菓子などを用意しておくべきかどうか、少し迷いました」。(みみさん談)

Case3.オンラインでのあいさつ後、食事なしの顔合わせを

555050さんの顔合わせイメージ

実家での顔合わせを決めた理由

555050さんの顔写真

私たちが結婚を決めたのが、ちょうどコロナ下の時期だったため、最初のごあいさつはオンラインで。後日改めて対面での顔合わせを私の実家で行いました。(すずらんさん)

【出席者の顔触れ】
新郎、新婦、新郎の父母、新婦の父母

【オンライン顔合わせで行ったこと(1回目)】
オンライン顔合わせに使ったツールはLINE。まず簡単な自己紹介を済ませた後、式までのスケジュールや引っ越しなど今後の計画を報告したそう。「所要時間は15~20分程度でしたが、意外と長く感じました」とすずらんさん。

【対面での顔合わせで行ったこと(2回目)】
オンライン顔合わせの1カ月後に、新婦の実家へ両家が集合。コロナ下だったこともあって会食はなし。すでに今後のプランなども話し合っていたが、式前に一度は顔を合わせる機会を設けたいと思い、改めて対面でのごあいさつを行った。

【用意したもの】
「家族紹介のしおり」を用意し、自宅での顔合わせの際に渡した。

【顔合わせにかかった費用】
・飲食代(食事なしの茶菓子のみ)……約2000円
・しおりの材料費(自作)……ほぼ無料

【良かったこと・悩んだこと】
「当初は対面での顔合わせを予定していましたが、彼の親の職場でコロナ感染者が出てしまったため、オンライン顔合わせに変更。電波状況が悪く、途中で画面が止まったり音声が割れたりして意外と大変だったものの、式までのタイトなスケジュールの中、全て滞りなく進められて良かったです」。(すずらんさん談)

From 編集部

実家での顔合わせはメリットいっぱい。ぜひ検討してみて!

準備に多少手間がかかることもあるけれど、周囲の目や時間を気にせずにゆっくりリラックスしながらできる実家での顔合わせ。「堅苦しいのが苦手!」という親のつぶやきを聞いたら、ぜひ提案してみては?両家の距離もグッと縮まりますよ。

構成・文/南 慈子 イラスト/山本あゆみ
※記事内のデータおよびコメントは、2023年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー94人が回答したアンケート、および過去2年以内にいずれかの実家で顔合わせを行った20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年9月時点のものです

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