子育てと結婚準備は両立できる?卒花のパパママ婚Story&ギモン解消QA
結婚式は子どもが生まれてからかな、と考えているプレママ花嫁さん。式を挙げたい気持ちはあるものの、子育てをしながら結婚準備はスムーズにできるのかな……と心配な気持ちもあるのでは?そこで今回は、パパママ婚を挙げた3組の先輩ママたちに取材!出産後の結婚式ならではのお悩みや、やっておくべき対策を聞きました。また、パパママ婚をサポートしてきたプランナーさんのアドバイスもぜひ参考に!
Story1「子育てにもお金はかかるし、結婚式資金は工面できる?」
まおさんファミリー
遠距離恋愛の中、妊娠をきっかけに結婚へと進んだ、まおさん。
「子どもができたことが分かった時点から、結婚式は産後にやりたいね、と話し合っていたけれど、結婚資金への不安があった」と語ります。そこで、子どもが生まれるまでの時間があるうちに、お金のやりくりの本を読み、ファイナンシャル・プランニングの勉強を開始。その知識を基に、貯めたい額と期間を考え、妊娠中から無理のない程度に少しずつ貯蓄を続けていったそう。
出産後は慣れない育児に加え、引っ越しや転職も加わり、短期間でいくつものライフイベントをこなさなければならなかった、まおさん。けれど、毎月の貯蓄額の設定や日々のやりくりにより、2年間で資金を着実に貯蓄しました。
式準備、どう両立した?
アイテムの準備や製作は子どもが起きている時にやると散らかったり、口に入れる可能性もあって危ないので、寝てからしかできませんでした。
私たちの場合は、コロナ下により結婚式が1年延期となったので、ムービーをはじめ、製作物のDIYの時間がその分長く確保できて、結果的にはちょうど良かったです。(まおさん)
子どもが2歳になり、自我が芽生えてきたこともあって、用意したドレスを着るのをイヤがるように。これは想定外でした。そのため、お花をドレスに縫い付けたり、何度か家でもドレスを着せて慣れさせる練習を。そのおかげで、本番はバッチリでした!(まおさん)
結婚式を終えて……
「前撮りも含めて、家族との思い出をつくることができたのは良かったです」と、まおさん。かわいらしいドレス姿に、ゲストも思わずにっこりだったそう。他にも、歯の矯正をしたり、体形戻しを頑張ったりと、結婚式があることで、美容面でのモチベーションも維持することでき、素敵な姿で結婚式を迎えられました。
まおさんの結婚式DATA
●準備期間/2年(当初は1年の予定だったが延期したため)
●ゲスト数/80名
●費用/240万円(自己負担額は80万~90万円ほど)
●結婚式当日の子どもの年齢/2歳
Story2「子どもがいる今、何のために結婚式を挙げる?」
ゆきさんファミリー
パパママ婚を挙げる上で何を優先して会場を決めるべきか、気持ちがはっきりせず迷いがあったという、ゆきさん。
会場を探していくうちに、ゲストも自分たち家族も自然体で式を挙げられることが大事だと思うようになったそう。「すがすがしいロケーションの中で過ごしたいと思い、沖縄での結婚式に決めました。家族や大切な友達とみんなで沖縄に行くという思い出は、結婚式以外ではなかなかつくれないのでそういった部分も決め手になりました」
結婚式の時点でお子さんは0歳10カ月。プランナーさんに細かく当日の行程を聞いておき、どのタイミングで預けるか、ミルクや離乳食のタイミングも含め、前もって想定しておいたそう。また、式当日は会場の提携サービスである、ベビーシッターの依頼もしておきました。
式準備、どう両立した?
エステやドレス試着など、予約がどんどん埋まっていってしまうものは早めに予約して、親や夫に子どもを預ける予定を前もって伝えておきました。また、細々したヘアメイクリハや、アクセサリー探しなどは、子育て中だと、なかなか全てに足を運ぶのは難しいので、情報収集から手配までをネットで完結できるように。(ゆきさん)
準備で慌てないためにも、自分たちで準備を進めるものはタスクシートを作り、前もって計画を立てました。そのおかげで、直前に作業が集中することなく進められたのでやっておいて良かったです。(ゆきさん)
結婚式を終えて……
「子育ての大変さを実感しているからこそ、改めて、父と母の偉大さを痛感しました」と、ゆきさん。リゾート婚のため、式の2日前には現地入り。宿泊時、親とはホテルの部屋を近くにしてもらい、前日や当日、準備やゲスト対応などで大変な時はお子さんを預けられるようにしたそう。パパママ婚は、父母に改めて感謝を伝える機会になったようです。
ゆきさんの結婚式DATA
●準備期間/半年
●ゲスト数/40名
●費用/およそ370万円
●結婚式当時の子どもの年齢/10カ月
Story3「子育てで忙しくても、結婚式準備はできる?」
麻未さんファミリー
お子さんが1歳半の時に結婚式を挙げた、麻未さん。夫は仕事で帰宅時間も遅く、ほぼワンオペ育児が基本だったそう。「子どもが夜泣きし、授乳も続いて、寝られない日もありましたが、疲れた日には無理せず、子どものお昼寝時間などを自分のご褒美時間として好きなアニメを見たり、気分転換をしました」
式準備も、ネットショッピングを利用して手間を省いたり、ほかの花嫁さんたちの式を見て参考にしたり、隙間時間で刺しゅうのウエルカムボードを手作りしたり、育児中でも時間を上手に使う工夫をしました。
式準備、どう両立した?
里帰り出産だったので、実家にいる間からアイテムの作成やイメージづくりを始めておき、産後、子どもの首が座ってお昼寝をするようになってから準備を再開。コロナで2年延期したため、出産、育児も落ち着き、仕事も育児休職期間のタイミングだったので、結婚式の費用や準備もゆっくり落ち着いて進めることができました。(麻未さん)
式中、子どもの世話をどうするか?泣いてしまわないか?など、いろいろと心配していましたが、会場に打ち合わせで何度も行く中で子どもが、プランナーさんにすっかり懐いて。挙式の時も、親に子どもを見てもらいながらだと、親がせっかくの式に集中できないかもしれない、と心配していましたが、当日は会場のプランナーさんへお願いし、子どもを見てくださったので安心できました♪(麻未さん)
結婚式を終えて……
「リングガールの大役も見事に果たした愛娘の姿に、ふたりもゲストも笑顔になりました」と麻未さん。招待ゲストは子ども連れゲストも多かったそうですが、会場が休憩場所なども用意し、しっかりとケアできたので安心したそう。麻未さんの入念な準備と、会場の徹底したサポートで和やかな結婚式が実現しました。
麻未さんの結婚式DATA
●準備期間/7~8カ月
●ゲスト数/110名
●結婚式当時の子どもの年齢/1歳半
パパママ婚のギモン解消Q&A
先輩カップルのStoryを見て、パパママ婚いいかもと思っても、まだまだ疑問に思うこともあるはず。さまざまな疑問を結婚式場プランナーさんに聞きました。
お伺いしたのは……
お子さま連れでも安心のサポート体制を整え、数多くのパパママ婚をバックアップ。
「お子さまを中心にした結婚式にしたいのか、自分たちのお披露目を中心に考えてるのか、ふたりが理想とするパパママ婚の形を提案します」
From 編集部
周囲と協力しながら、自分たちらしい「パパママ婚」を叶えよう
お子さんのかわいい姿を記念に残せたり、子どもを産んだことで一層実感した親への感謝を伝えられたり、式当日に向けて体形を戻して夢だった花嫁姿になれたり……、先輩たちのパパママ婚には、不安や心配事を乗り越えて、やって良かったという思いがあふれていました。結婚式のベストなタイミング・やり方はカップルそれぞれ。会場のサポートを活用したり、周囲と協力しながら、自分たちのペースで結婚式を実現して幸せな思い出をつくってくださいね。
取材・文/河内千春 D/mashroom design 構成/間宮 愛(編集部)
※記事内のコメントは、2023年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー3人が回答したアンケートによるものです
※費用に関しては、ご本人のお話に基づいて編集しており、時期や内容によって変わることがあります
※掲載されている情報は2023年9月時点のものです
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