【初心者向け】グッとオシャレに変わる!新郎コーデ8つのPOINT
「衣裳をバッチリ着こなして、自分史上最高の姿でいたい」と思うのは新郎だって同じ。そこで今回はタキシードのプロをお迎えし、オシャレ初心者に向けた「気を付けたい8つのポイント」をお届け。衣裳や小物の選び方、着こなし方や姿勢etc.ちょっとしたことを意識するだけで印象が一気に変わるから、特別な日を自信に満ちた笑顔で迎えられるよう、ぜひ参考にして!
今回アドバイスを頂いたのは
中之丸真吾さん
表参道・BOTTONE(ボットーネ)/タキシードコンシェルジュ
テーラー歴7年。1000人以上のフィッティングやコーディネートを手掛け、衣裳迷子だった男性たちを救ってきた新郎衣裳のプロ。体形を生かしたメリハリのある着こなしの提案で、どんな新郎でもかっこよく仕上げてくれると定評がある。
1:肩回り
全体の印象を左右する大事なポイント。大きいとだらしない印象になり、小さいと襟が浮いて窮屈な印象に。肩幅が合っているとカッコよく見えるだけではなく、着心地も軽くなります。
2:首回り
一番のポイントは襟。首から浮かないサイズを選びましょう。ここがぴったり首に沿っていないのは、サイズが合っていない証拠で、「着られている」ような印象になってしまうので注意。
3:ウエスト
適度にシェイプされたウエストラインが、立ち姿を美しく見せるためのポイント。必要以上にウエストシェイプされたものはかえってバランスが悪く見えるので逆効果。タイトが好みの方も程よいゆとりは必要です。
4:袖回り
ジャケットの袖よりシャツの袖が少し出るのが正解。大体ジャケットの襟からシャツが1.0cm程度見えているのがバランス◎。
MORE ADVICE
タキシードを素敵に着こなすには、サイズが合っていることが一番重要です。花嫁さんのドレスは多少であればサイズ調整がしやすいですが、新郎衣裳は当日の調整が難しいもの。最初に選ぶ際のチェックが大事になります。
自分の体に合った衣裳をオーダーできるとベストですが、レンタルの場合はデザインよりもサイズ感を優先して選ぶことが、かっこよく着こなすためのポイントです。
#01
つややかなダークネイビーのタキシードにカマーバンドを合わせた、スタイリッシュな大人の着こなし。花嫁のシンプルなドレスとも好相性で、並んだ時のバランスも◎。(Tさん)
#02
ハワイウエディングの雰囲気に合わせた明るめブルーのタキシードに、ブラックのカマーバンドを合わせたスマートコーディネート。ベストがいらない分、リゾートでもすっきり涼しく着られるのも◎。(Nさん)
MORE ADVICE
スタイルアップ効果だけでなく、シャツが出にくくなってスッキリとしたビジュアルがつくれるのも◎。また、カマーバンドがあればベストは必要ないので、コストも抑えられるという実用的なメリットも。
#01
とがった襟で仕立てたミディアムグレーのタキシードで、洗練された大人の着こなしが完成。優しい雰囲気の中にもクールさがプラスされ凛々しい印象に。(Nさん)
#02
柔らかさのあるダークブラウンのジャケットに、ピークドラペルの襟がバランス◎。顔周りをキュッと引き締めることで全体的にメリハリのある良いバランスに。
#03
鍛えられたがっしり体形に似合う、モダンなネイビーのタキシードは優雅な丸い襟型でオーダー。凛々しい雰囲気ながらも、柔らかさのあるコーディネートが完成した。(Sさん)
MORE ADVICE
体形カバーの基本はメリハリとサイズ感。しっかりと体に合っているものを選べれば、「パツパツではないのにしっかり細い」という理想の状態をつくれますよ。
#01
上品なのに華やか。襟先が前に折れたウイングカラーシャツならではの着こなし。こんな寄りのカットも、キリリとスタイリッシュにかっこよく写ります。(Fさん)
#02
ネイビーのタキシードに、プリーツの入ったシャツを合わせたコーディネート。フォーマル感のある上品な佇まいが、歴史ある建物の雰囲気にぴったりとハマり、控えめながらしっかり主役感あり!(Gさん)
MORE ADVICE
実はシャツって顔周りの雰囲気を左右する重要なアイテム。タキシードが完璧でもシャツを適当に選んでしまうと残念な着こなしに……。ぜひ自分に合うシャツもこだわりを持って選んでみてください。
#01
ダークネイビーのフォーマル感ある細身のコーディネートに、手結びの蝶ネクタイならではのふっくらしたボリューム感と立体感がバランス◎。(Iさん)
#02
顔の大きさとのバランスがちょうどよいサイズ感の蝶ネクタイなら、どのアングルから見てもスタイリッシュな一枚に。特に、斜め前からの横顔ショットは雰囲気があってカッコいい。(Nさん)
MORE ADVICE
首元を彩る蝶ネクタイは、飾りの少ないタキシードにとっては重要なアイテム。ホック式が一般的ではありますが、立体感やオシャレなしわ感を演出できる手結びタイプにもぜひ挑戦してみてください。
#01
新郎はシャツを変え、花嫁はブルーのカラードレスにお色直ししたことでオシャレにカジュアルダウンし、ふたりの印象も大きく変化!ふたり並んだ時の色バランスもGOOD。(Hさん)
#02
ネイビーブルーの落ち着いた衣裳もデニムシャツ×柄の蝶ネクタイで着崩すことで、大人のカジュアルダウンコーデが完成。花嫁のくすみカラーのドレスとの相性もバッチリ!(Mさん)
#03
淡いベージュのタキシードには、濃いめのインディゴカラーをコーディネート。白シャツからの変化を際立たせるにはこのくらいのパキッとした色みの方が映えます。
MORE ADVICE
結婚式の後もデイリーに着られて無駄にならないのもメリット。普段は使えないTHE衣裳なアイテムを買うよりも、断然おすすめです。
#01
ハワイウエディングならではのリゾート感あるショットは、リラックスしつつも、腕をだらんとしすぎず、しっかりと手の位置を意識しているのが◎。緊張しすぎもダメですが、だらけすぎも注意。(Nさん)
#02
定番の決めカットこそ勝負!撮影時だけでもいいので、肩をリラックスさせて腕の位置を意識。花嫁側に少し斜めに体を向けると細見え効果もあり。モダンな立ち姿がつくれる。(Hさん)
#03
リゾートホテル内の階段で撮影した、ナチュラルにスッと立った姿がかっこいいショット。自然体に見えてもしっかり意識しないとこうならないので、撮られているという意識も大事!(Nさん)
#04
歩く際や階段を下りる場面でも、しっかりリラックスして落ち着いた足の運びを意識してスタイルアップを狙おう。クラシックなダークブラウンのフロックコートの衣裳が、よりスタイリッシュに映えたショットに。(Nさん)
MORE ADVICE
いろいろなゲストに見られていると、力が入ってしまうとは思うのですが……。緊張で体が反ってしまう方は本当に多いので気を付けてほしいですね。写真を撮る瞬間だけでも、上記の2ポイントを頭の片隅に覚えておいていただけると、写真の仕上がりが格段に変わると思います。
From 編集部
ちょっとしたポイントを押さえ、新郎新婦揃って素敵な着こなしを叶えよう♪
つい花嫁の衣裳にばかり目が向きがちだけど、新郎だってオシャレに衣裳を着こなして、完璧なふたりの姿で当日を迎えられるのが理想なはず。今回出てきたような、ちょっとした基本のポイントさえ押さえれば、驚くほどカッコいい彼の衣裳姿が見られるから、ぜひふたり一緒に新郎のタキシード選びも楽しんで!
構成・文/滝 紀子 D/mashroom design
取材協力・写真提供/表参道・BOTTONE(ボットーネ)
(@bottone_omotesando)
※掲載されている情報は2023年8月時点のものです
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