おしゃれ花嫁のカラードレス「どう選んで、どう決めた？」 全32着試着レポート
デザインはもちろん、さまざまな色みの中から選ぶカラードレスは、ウエディングドレス以上に絞るのが難しそう！今回はおしゃれ花嫁さんが、どんな候補からどんな理由で１着のカラードレスを選んだのか、詳しい試着レポートをお届け。実体験に基づいたセレクトポイントは要チェックです。
★マークは、試着時の花嫁さんのお気に入り度を表します
【CASE01】
SARINAさんのカラードレス試着レポート
ウエディングドレスは装飾が控え目で上品な印象のサテンドレスを希望していたので、印象がガラッと変わるカラードレスが理想。事前に行ったパーソナルカラー診断で「ブルベ夏」と診断されていたので、自身の肌がキレイに見えるカラーを探すことに。
【ドレス選びDATA】
■会場タイプ：ゲストハウス
■挙式月：３月
■披露宴の時間帯：11時15分～14時
■回ったドレスショップの軒数：９軒
■試着したカラードレスの着数：約50着
■候補にしたカラー：「ブルべ夏」に合うゴールド系、ライトブルー他
試着してみてわかったことは？
肌に合う色や好きなデザインで最初は選んでいましたが、季節感や装花、会場との雰囲気や当日に着用する時間帯なども、考慮した方がいいと気付きました。春はかわいらしい花が多く、パステルカラーをたくさん使用したかったため、ドレスもその中で浮きすぎない色みを選ぼうと思いました。
チュールたっぷりのフワフワとした優しい印象に、グリッターとベージュのグラデーションが華やかさを添える理想のドレスをセレクト。新作ということもあり、SNSで実際に着用している例もほとんどなく、他の花嫁さんと被らないドレスだったのも決め手。
ベージュやピンクなど装花に使用したかった色がたっぷり含まれたドレスだったので、会場と一体となり好きな世界観が完成！
カラードレス選びで大切なこと
まずは直感で「好き」と思うものは試着するのがおすすめ！何度も試着することで新たな気付きを得て、ドレス選びの軸も定まっていき、運命のドレスに出合えました。ドレス選びに迷った時、私の場合は装花との相性を考えて絞ることができました！
【CASE02】
Akaneさんのカラードレス試着レポート
上品でクラシカルな印象のウエディングドレスから色やデザインでガラッと雰囲気の変わるものにしたいと考えていたそう。披露宴会場が一面ガラス張りのため、景色の緑や夕方の雰囲気を踏まえて、会場に映える濃いめのカラーで検討。
【ドレス選びDATA】
■会場タイプ：ホテル
■挙式月：４月
■披露宴の時間帯：15時30分～18時
■回ったドレスショップの軒数：３軒
■試着したカラードレスの着数：19着
■候補にしたカラー：レッド、ネイビー、ベージュ、ピンクなど
試着してみてわかったことは？
私は顔のパーツが大きめなので、パステル系のドレスだと顔立ちの方が目立ってしまう感じがありました。当日はヘアメイクもしっかりめなので、よりドレスとのバランスを考える必要があることに気付きました。
また、同じレッドでもブランドや生地によって肌なじみが全然違うので、試着は大事だなと実感しました。
胸元のフリルがあることで、気にしていた二の腕は隠せるのにウエストは細く見えるのがうれしいポイント。赤だと春婚なのに秋冬っぽくないか心配していたけれど、鮮やかなのに少し深みも感じられて違和感もなく、「まさに主役っぽい！」「Akaneさんらしい！」とゲストの反応もとても良かったそう。
カラードレス選びで大切なこと
披露宴会場×装花×ドレスのトータルバランスがとても大事だと思いました。会場決定後最初にしたのが顔タイプ×骨格×パーソナルカラー診断（彼とペア診断）です。似合う色・形を知ってから試着を始めたのでスムーズに進められました。また、結婚式やなりたいイメージを書き出したり、写真をピックアップしたりするのもおすすめ。ブレずに素敵なドレスを選べると思います。
【CASE03】
neco_wdさんのカラードレス試着レポート
まずはSNSで着たいと思うドレスをたくさん情報収集。試着するドレスを選ぶときも、とにかく直感重視！ただし、自分が好きなドレスと似合うドレスは異なることもあるので、実際に試着してからは、「似合うかどうか」自分自身が感じた気持ちを大事にしたそう。
【ドレス選びDATA】
■会場タイプ：ゲストハウス（迎賓館）
■挙式月：５月
■披露宴の時間帯：11時～13時30分
■回ったドレスショップの軒数：７軒
■試着したカラードレスの着数：16着
■候補にしたカラー：グリーン、ピンク、イエロー、テラコッタなど
試着してみてわかったことは？
自分が好きなオレンジ、イエロー系を好んで着てみましたが、原色が似合わないことに気付き、ゴールド系、もしくは淡色のドレスを探すことにしました。また、チュール素材が好きということも発見しました。
試着してわかった自分に合う淡いカラーをセレクト。結婚式のテーマにも植物が入っていて、会場にも緑が多く使われていたこともあり、ペパーミントグリーンのドレスに。ふんわりとした素材感の独特のシルエットが特徴。短めの丈からのぞくサンダル合わせがとてもお気に入り。サンダルの黒に合わせ、ヘアアクセも黒リボンにして統一感を出した。
カラードレス選びで大切なこと
試着時は母に写真、動画を送って意見も聞きましたが、最終的には周囲の意見よりも「自分が結婚式で着たい」と思う気持ちを大切に選ぶのがよいと思います。写真だけでなく動画も撮ってもらうことでドレスの動き、色合いがよりわかりやすくておすすめです。
【CASE04】
オシオさんのカラードレス試着レポート
ウエディングドレスはマーメイドラインを着ようと決めていたので、カラードレスはラインが違うタイプに。また、ドレスの色は普段からよく着ていて自分にしっくり似合うアースカラーにしようと、カーキやブラウンを中心にセレクトした。
【ドレス選びDATA】
■会場タイプ：ゲストハウス
■挙式月：5月
■披露宴の時間帯：14時～17時30分
■回ったドレスショップの軒数：2軒
■試着したカラードレスの着数：10着
■候補にしたカラー：アースカラー系(カーキ、ブラウン)、レッド
試着してみてわかったことは？
最初は自分に似合うアースカラーを中心に試着していましたが、しっくりきすぎて普段とあまり変わらないことがちょっと気になりました。また、同じ色でもドレスの形などで雰囲気がだいぶ変わると思いました。
赤は似合わないと思っていたけれど、お気に入りの映画のヒロインに憧れて試着。アースカラーのカラードレスはトレンドだけれど、赤はやっぱりドレスの王道感があってウエディングドレスとの差が出るのも決め手に。バックスタイルのリボンとストラップ付きのキャミスタイル、シンプルながら形がおしゃれでシンプルすぎないところもお気に入り。
カラードレス選びで大切なこと
着たい色のドレスはデザインやシルエット、素材などで雰囲気がかなり変わるので、１着ではなく２着以上試着することをお勧めします。また、自分が似合うドレスより、最終的に自分が「着たい」ドレスを着たほうが後悔がないと思います！
From 編集部
いろいろ試着するのがマスト！ 着てみて初めて運命の１着がわかる
デザインやカラーはちょっとした違いで印象が異なることが多いよう。今回登場いただいた花嫁さんは、ある程度最初に着たいドレスのイメージを持ちながらも、想定から幅を広げて検討していたのが印象的でした。その中で、イメージ通りの一着を見付けた人もいれば、意外な一着に出合えた人も。ぜひ皆さんも、楽しみながらたくさん試して、「これだ！」と思うカラードレスを選んでくださいね。
構成・文／小松ななえ D／mashroom design
※掲載されている情報は2023年８月時点のものです
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