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お金・常識
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「いくら貯めた?いくら使った?」結婚準備中【カップルのお財布】実態調査

結婚準備期間中は、結婚式と新生活スタートに向けた貯蓄および出費がありますが、その一方で自分が日常生活を送る上でももちろんお金が必要です。まとまったお金が動くちょっと特別なこの期間、結婚式を控えたカップルのお財布事情に迫ります!

【貯めたお金と使ったお金の相場データ】

結婚決意~式までにふたりが貯めたお金

結婚準備期間中のふたりの貯蓄平均額は171.9万円、花嫁は86.4万円平均、花婿は147.7万円平均

準備期間にふたりで用意した結婚資金総額の平均は、171.9万円。最も多い金額帯と割合は10万円未満が20.3%で、次いで100万~150万円未満が16.4%、200万~250万円未満が13.5%と続きました。

また準備期間の長さとして多かったのは、6カ月間および12カ月間が同値で16.4%という割合で、それぞれの貯蓄平均額は以下の通りです。

<結婚準備期間別の貯蓄平均額>
6カ月間……186.7万円
12カ月間……156.1万円

今回の調査では準備期間6カ月間派の平均額の方が高額ですが、全体平均と併せて考えると160万~180万円をふたりで貯蓄するというケースが多いようです。

結婚準備期間中に使ったお金の平均額

会場交通費(見学)2.5会場検討(試食等)2.3親挨拶顔合せ6.6婚約指輪35.8婚約記念返礼13.4結婚指輪26.1美容9.4新居準備引越し46.8家具・家電34.9会場支払227.1会場外出費46

結婚準備期間中には、結婚式そのものの費用だけでなくさまざまな出費が発生します。それらの項目別平均額は上記表の通りで、これらを単純に足し上げた総額は、450.9万円。最も多くを占める金額は結婚式会場への支払額227.1万円ですが、それを除いた金額は223.8万円。会場支払額以外に発生する費用もしっかりと確保する必要があることが分かります。

結婚決意以降コロナ下約2年半を経て計500万円貯蓄(Kさん)

ふたりのお財布事情

イラスト

もともと1人暮らしをしていたKさん。2019年5月の結婚決意から半年後に婚姻届を提出、その3カ月後の2020年2月に新居での新生活を始めたところコロナ下に。同年8月予定の結婚式は3度延期し、実施に至ったのは2022年7月。結婚決意から3年という図らずも長期にわたった準備期間中にふたりが貯蓄した結婚資金は500万円!「花嫁の給与から5万円を先取りし、家計の余剰分があれば追加で貯蓄。特にコロナ下は交際費等の発生がなく貯蓄しやすかったです。ボーナスは私も彼もほとんどを貯蓄に回していました」(Kさん)

そんなふたりの毎月のお財布事情を聞いてみました。

●Kさんのお財布事情(結婚決意時→式実施時)

手取り収入:20万円→17万円
家賃:4万円→8万円★(家賃・共益費・駐車場代込み)
光熱費:1万円→2万円★
食費:2万円→5万円★
日用品・雑費:0.5万円→0.7万円★
通信費:1万円→0.3万円
社会保険料・税金:1万円→3万円★
服飾・美容費:3万円→お小遣いから捻出★
交際費:1万円→2万円
習い事・教養・書籍:0万円→0万円
レジャー・趣味:3万円→2万円
医療・医薬品:0万円→2万円
交通費:1.5万円→2万円★(花婿ガソリン代)
お小遣い:2万円→1.5万円★(ふたりで3万円)

※★花嫁と花婿で共通・同額

Kさんのお財布事情

花嫁アイコン画像

結婚決意時は1人暮らし。決意9カ月後より同居生活を開始したため、家賃や生活費はふたりの家計から負担。一方個人的な服飾・美容費、レジャー・趣味費等も決意時より縮小。また、収入はコロナ下の残業減により減収したそう。

●花婿のお財布事情(結婚決意時→式実施時)

手取り収入:30万円→18万円
家賃:社宅のため0円→8万円★
光熱費:社宅のため0円→2万円★
食費:3万円→5万円★
日用品・雑費:1万円→0.7万円★
通信費:1万円→0.3万円
社会保険料・税金:2万円→3万円★
服飾・美容費:0万円→お小遣いから捻出★
交際費:2万円→2万円
習い事・教養・書籍:1万円→0万円
レジャー・趣味:3万円→2万円
医療・医薬品:0万円→2万円
交通費:2万円→2万円★(花婿ガソリン代)
お小遣い:5万円→1.5万円★(ふたりで3万円)

※★花嫁と花婿で共通・同額

花婿のお財布事情

花婿アイコン画像

結婚決意時は会社の寮住まいで家賃は無料。婚姻届提出後に転職し新居での生活がスタートし、生活費等は家計からの支出。個人的な出費面では、5万円だったお小遣いをふたりで3万円と抑えたほか、花嫁と同様にレジャー費もコンパクトに。収入額の変動は転職による給与減が理由。

結婚準備に使ったお金と、お財布事情

カップルが結婚準備期間中に使ったお金のグラフ

<初期>
●貯蓄状況
結婚決意~婚姻届け提出タイミングまで毎月5万円×半年間で30万円と、ボーナス20万円を加え合計50万円を貯蓄。
●出費状況
両家顔合わせ食事会、婚約指輪・婚約記念返礼品、会場手付金、結婚指輪購入。出費は花婿にお願いし、花嫁が貯蓄を頑張る。結婚指輪と婚約記念返礼品は花嫁が購入、それ以外は花婿が購入。
●お財布事情
結婚前の準備の出費が多く、貯蓄しにくい時期。

<中期>
●貯蓄状況
初期と同様に、結婚決意~婚姻届提出タイミングまで毎月5万円×半年間で30万円と、ボーナス20万円を加え合計50万円を貯蓄。
●出費状況
新婚旅行100万円、新居費用+家具購入100万円発生。
●お財布事情
新婚旅行、新生活準備に加え、花婿の転職(無職期間あり)、コロナ下での収入低下などがあり貯蓄しにくい時期。

<後期>
●貯蓄状況
式延期により準備期間も2年間延長。その間毎月5万円×2年間=約150万円に、2年間のボーナスで約250万円が加わり、この間に合計400万円を貯蓄。
●出費状況
結婚式会場見積額の8割の金額300万円を、式2カ月前に入金
●お財布事情
新生活も落ち着き、花婿も就職。コロナ下で旅行やレジャー費が減った分、天引きの毎月5万円に追加で貯蓄にかなり回すことができるようになった。

【お財布エピソード】ふたりの減収時期がしんどかった

花婿の転職活動中の無職期間と転職後の減収、コロナ下を受けての花嫁の収入減が厳しかったというKさん。しかしその状況でもできることはきちんと着手。国の制度を活用したそう。「失業手当金(40万円)や、前職より給与が下がった時に申請するともらえる就業促進定着手当(15万円)などのお金をもらいました」(Kさん)

Kさんからアドバイス

イラストアイコン

天引き貯蓄がやりやすかったです。毎月黒字ならボーナスの大半を結婚資金へ回せますが、気分転換も必要なのでそれらにも充てました。また延期続きでのモチベーション低下もありましたが、「ドレスを着てほしい」との夫の励まし、大事な人に門出を祝ってほしいとの思いから、「この期間を生かして納得のいく式を叶えよう」と考えるようになり、貯蓄も頑張れました。そういう思いも、貯蓄ややりくりを後押しするものだと思います。

毎月10万円は必ず共通口座へ。1年半で250万円を貯蓄(みさみささん)

ふたりのお財布事情

イラスト

ずっと実家住まいだったみさみささん。2019年に結婚を決意し、2020年8月に新生活を開始。翌2021年2月の婚姻届提出を経て同年5月に結婚式を実施しました。結婚決意後にふたりの共通口座を開いて貯蓄をスタートし、式までの1年半で250万円の結婚資金を用意。
「基本は、毎月それぞれ5万円ずつ計10万円は必ず共通口座へ。また生活費の余剰が月5万円前後あり、それらも加えて毎月15万円前後を貯蓄できました」(みさみささん)

●みさみささんのお財布事情(結婚決意時→式実施時)

手取り収入:26~28万円→26~28万円
家賃:3万円→4.5万円
光熱費:0万円→1.5万円
食費:0万円→2.5万円
日用品・雑費:1万円→1万円
通信費:8000円→8000円
社会保険料・税金:非公開
服飾・美容費:1.5万円→1.5万円
交際費:3万円→3万円
習い事・教養・書籍:1万円→1万円
レジャー・趣味:5万円→3万円
医療・医薬品:1万円→1万円
交通費:1万円→5000円

みさみささんのお財布事情

花嫁プロフィール画像

結婚決意時は実家住まいで生活費はほとんどかからない状態が、式実施時は新生活開始から約9カ月が経過し家計管理を担うように。「通信費は格安SIMへ切り替え、ガスや電気は契約を見直し、自炊で食費もセーブ。食材は安売り時のまとめ買いも」(みさみささん)

●花婿のお財布事情(結婚決意時→式実施時)

手取り収入:40万円→40万円
家賃:8.5万円→7万円
光熱費:2万円→2万円
食費:9万円→5万円
日用品・雑費:5万円→5万円
通信費:1万円→1万円
社会保険料・税金:非公開
服飾・美容費:3万円→3万円
交際費:不明
習い事・教養・書籍:3万円 →2万円
レジャー・趣味:不明
医療・医薬品:3万円 →3万円
交通費:不明

花婿のお財布事情

花婿アイコン画像

結婚決意時は1人暮らし。式9カ月前からの同居により生活費はダウン。特に食費の変化は顕著!「自宅で彼女の手料理を食べるようにしました」

結婚準備に使ったお金とお財布事情

misamisa使ったお金

<初期>
●貯蓄状況
ふたりで貯蓄開始。ルールを作り月10万~15万円ほどを貯蓄。
●出費状況
式への申込金、結婚指輪など、30万円ほどの出費ががあり、貯蓄は思うように進まず。
●お財布事情
結婚する前までの個人の貯蓄があったものの、今後結婚式・新生活準備でどれだけのお金が必要となるか分からないため、お財布のひもを緩めずに生活。

<中期>
●貯蓄状況
毎月の貯蓄を継続。順調に額面は増えつつも、出費増で増えない時期も。
●出費状況
新生活開始タイミング。基本は彼の1人暮らしの時のものを利用し、冷蔵庫とダイニングテーブルは親からのお祝いとなり大きな出費には至らないものの、棚や調理器具等は購入。結婚式のDIYグッズも購入。
●お財布事情
コロナ下で通販やお取り寄せ活用がメインに。一方で交際費、外食費はグッとダウン。花嫁エステに通いはじめ、その金額(約15万円)は一括で支払い、大きな出費に。

<後期>
●貯蓄状況
結婚式貯蓄額は1年を経て200万円程度に!
●出費状況
式場への事前支払いが式1カ月前にあり、貯蓄の約半分(120万円程度)の出費が。これ以外にも、ドレス小物約2万円などが発生。
●お財布事情
美容室やネイルケアで2万円程度ほか、式関連の出費が重なる。お祝いを頂く機会も多く、お返しの出費も。

【お財布エピソード】式4カ月前、2カ月前の事前支払い時がキツかった!

式場への支払いが計3回あったというみさみささん。式当日精算のほか、式4カ月前に100万円ほど、2カ月前120万円ほどの事前支払いがあり、これらの時期が厳しかったそう。「事前支払い時期は、貯蓄を始めたばかりでまとまったお金がない状態。結果的にはふたりのもともとの貯蓄から払って事なきを得ました。けれど事前支払い前の約2カ月は家計の節約とともに個人的なお金の使い方の見直しも必要で、少し大変でした」(みさみささん)

みさみささんからアドバイス

花嫁プロフィール画像

貯蓄は大切ですが、全てを切り詰めてしまうと持ちません。たまには自分の好きなことやおいしいものにお金をかける機会をつくるとよいと思います。私も月に1度は自分を甘やかしていたし、ふたりとも旅好きだったので、頑張ったご褒美として旅行に行くこともありました。メリハリをつけることが貯蓄とやりくりのコツだと思います。

同居生活で確実に貯蓄。約1年で200~240万円に(石ケ崎果菜さん)

ふたりのお財布事情

イラスト

約4年間の交際を経て、同居して結婚するかどうかを決めようと、石ケ崎果菜さんは実家から、彼は一人暮らしの家から引っ越しを。同居開始約7カ月後に結婚決意、さらに7カ月後に婚姻届を提出。以降は「やりくりは圧倒的に私の方が得意」と、果菜さんが家計を管理し、結婚資金の貯蓄も確実に実行!結婚決意から式実施までの約1年間で、月々15万円×12カ月+ボーナス30万円×2回分で、計200~240万円を用意した。管理・貯蓄に関しては同居によるメリットもあったそう。「ふたりの全てのお金の動きを把握できたこと、彼の一人暮らし時代よりも家賃が減り、自炊による食費減少も良かったです」(果菜さん)。

●石ケ崎果菜さんのお財布事情(結婚決意時→式実施時)

手取り収入:25万円→25万円
家賃:10万4000円★→10万4000円★
光熱費:2万円★→2万円★
食費:2万円★→2万円★
日用品・雑費:5000円★→5000円★
通信費:1万4000円★→1万4000円★
社会保険料・税金:非公開
服飾・美容費:2万3000円→2万3000円
交際費:1万円→1万円
習い事・教養・書籍:お小遣い内でやりくり
レジャー・趣味:お小遣い内でやりくり
医療・医薬品:3000円→3000円
お小遣い:3万円→3万円

※★花嫁・花婿で共通・同額

石ケ崎果菜さんのお財布事情

花嫁プロフィール画像

家賃ほか生活費は彼と分担し、同額負担となるように調整。服飾、交際費等の個人的な出費はお小遣いの範囲内でやりくり。「全項目の予算を、同居開始時にふたりで相談して決定。式実施までずっと同額で通しました」。

●花婿のお財布事情(結婚決意時→式実施時)

手取り収入:22万円→28万円
家賃:10万4000円★→10万4000円★
光熱費:2万円★→2万円★
食費:2万円★→2万円★
日用品・雑費:5000円★→5000円★
通信費:1万4000円★→1万4000円★
社会保険料・税金:非公開
服飾・美容費:3000円→3000円
交際費:お小遣い内でやりくり
習い事・教養・書籍:お小遣い内でやりくり
レジャー・趣味:お小遣い内でやりくり
医療・医薬品:何かあれば都度出費
お小遣い:3万円→3万円

※★花嫁・花婿で共通・同額

花婿のお財布事情

花婿アイコン画像

個人的な出費は月3万円のお小遣い内でやりくり。内訳は交際費やプラモデルコレクション等の趣味費用。洋服は家計費として管理し、月3000円以内を予算として設定。それらを何か月分かまとめた金額で購入。

結婚準備に使ったお金とお財布事情

表

<初期>
●貯蓄状況
結婚決意時点で、果菜さん自身の貯蓄額に余裕があったそう。「焦ることなく順調に結婚資金貯蓄を始めました」(果菜さん)。この状況は、式実施時まで変わらず。
●出費状況
会場決定時に契約金20万円発生。痛い金額ではあったものの、すぐに調整できたそう。
●お財布事情
結婚決定後、報告を兼ねたランチ会が多発しお小遣いが予算越え!さらにコスメのセールに心引かれ、こっそり大量購入も。

<中期>
●貯蓄状況
順調に結婚資金の貯蓄を継続。
●出費状況
前撮りと新婚旅行を実施。予算の10万円を超え、9万円追加に。これは“特別費”ととらえ、その後数カ月間かけて9万円分は調整。
●お財布事情
結婚式で使うアクセサリーはお小遣い内で用意すると決めていた果菜さん。しっかりやりくりしながら理想のものを購入!

<後期>
●貯蓄状況
初期と同様に、順調に結婚資金の貯蓄を継続。
●出費状況
式まで3カ月の時点で、順調に準備・貯蓄が進んでいたものの気を抜いたためデート回数と出費増に!オーバー分はその後の2カ月間で食費や光熱費の節約で帳尻合わせを。
●お財布事情
花嫁美容の費用も、月3万円のお小遣い内でやりくり。

【お財布エピソード】彼の出費を管理し、自らも適切な予算組みとやりくりを

多趣味な彼は、交際費などの出費がかさむ側面があったそう。そんな浪費を押さえるべく、果菜さんは彼のお財布事情もしっかり管理することに。「使った金額は、必ず報告してもらうようにしました」という果菜さんは、彼の出費が多過ぎた時はキャッシュカードの没収に踏み切ることも!しかし自らも適切な予算組みを行い、家計運営と貯蓄に貢献。家計簿もしっかり付けて、無駄を押さえたそう。

果菜さんからアドバイス

花嫁プロフィール画像

買い物は通信販売のセールを利用しポイントが貯まるように。特に高額商品は獲得ポイントが高いため、必ずクレジットカードで購入しました。やりくりと貯蓄の前提としては、新郎新婦でのお金のかけどころの話し合いは必須。共通認識があれば無駄な出費も押さえられるはず。また、時間的な余裕も大事。「お金で時間を買う」の真逆で、自分で作れるものは自作し節約を。何事も余裕をもって取り組むと良いと思います。

From 編集部

式準備期間に、新生活でのやりくり力を磨こう!

結婚式や新生活に向けて出費が発生するのに、その分の収入が増えるわけでもないこの時期は、お金のやりくり力を磨くにはよいタイミング。それぞれのお財布事情と資金作りの全体像を見通しながら、お金の使い方やこだわりどころをふたりで話し合って、式準備期間を乗り切って。この習慣はこれからの新生活に大いに役立つはずですよ!

構成・文/弘中栄美 イラスト/田中麻里子 D/ロンディーネ
※記事内のデータおよびコメントは、「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」(全国推計値)、2023年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー72人が回答したアンケート、過去2年以内に結婚式を挙げた20~30代の男女220人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年7月時点のものです

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