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「これって実現可能?」結婚式の演出・料理etc. 難しめな希望を叶えた交渉術

結婚式の演出や料理etc.で“叶えたい・実現したい”ことはあるけれど「通常の流れと違うからダメかな?」「こんなこと希望してもいいのかな」なんて思っていませんか?そんなあなたにご紹介するのが、ふたりの式でやりたいことを叶えた卒花の交渉術。「ダメかな?」と思う前に、卒花テクを参考にして思いを伝えてみて!

「やりたいけど実現できるかな?」と思うことを会場に交渉してみた?

58.2%と半数以上が交渉していた!

ふたりの式で交渉してみた人の割合

ふたりの結婚式で「会場のイメージと違うから無理かな」「タイムテーブルが変更になるから無理かな」など、通常の進行やプラン内容、セッティングと異なることを実際に会場や担当プランナーさんに頼んだり、交渉した花嫁は半数以上の58.2%。多くの人がふたりの意向や希望を交渉してみたようです。

交渉したことはふたりの式で実現した?

83.9%とほとんどの人が実現できていた!

交渉して実現した人の割合

法令上の規制などの理由で実現できなかったこともあるけれど、「完全に希望通りではなかったが、近い形で実現した」「実現したことと実現しなかったことがある」人を含めると、83.9%が交渉した内容を実現していました。卒花アンケートでは希望を実現した交渉方法に3つのパターンがあることがわかりました。次からはその卒花さんたちの交渉術の実例を紹介します。

【交渉術1】
シンプルにサクッと聞いて実現!

シンプルにサクッと聞いて叶った交渉実例

~ariさんの場合~
「中座中にふたりで録音したラジオを流したい」

【やりたいことは?】
中座している間に、1人で来てくれているゲストに対して、「話し相手がいなくて寂しいな……」などの孤独感を味わってほしくないと思っていた。中座の間ふたりで録音したラジオを会場内で流してほしい。

【いつ、どう聞いた?】
音響についての初回打ち合わせ時に「中座のムービーの前にラジオって流してもらえませんか?」と相談。「なんですか!そのアイデアは」と担当の方も驚き会場に確認いただいたところ、前例がなかったがOKが出た。招待状を送った後に決定したため、参加ゲストへラジオとは伝えず「何かふたりに質問があったら送ってね」とLINEで質問を募集。届いた質問に対して回答する内容のラジオを作成した。

【結果どうだった?】
中座の間、無事ラジオを流すことができた。後からムービーを見たら会場がかなりざわついており、サプライズとしても成功。料理を食べながら聞けるのが良かったよう。1人で参加したゲストも楽しんでくれていた。

交渉を叶えるテクは?

遠慮なく式場の方に伝えてみること!
花嫁

人生一度きりなので、迷惑かな?と思わずに遠慮なくやりたいことはまず聞いてみたらいいと思います!無理だったら無理だと教えてくださるので。遠慮しないで聞いてみて良かったなぁと今でも思っています。(ariさん)

私も実現しました!

花嫁

【結婚式が11月29日と「いい肉の日」なのでケーキの代わりにお肉に入刀したい】

初回打ち合わせで、ネットで調べた情報と「私たちもやりたい」という思いを伝え、料理長と相談する場を設けてもらった。料理長もチャレンジすることを一緒になって楽しんでくれて実現した。

「他会場での実例を見せたり、なぜそうしたいか思いを伝えると良いと思いますよ」(ゆさん)

花嫁

【ホテル婚でコース料理の最後にラーメンビュッフェをやりたい】

料理のランクを相談している時「ラーメンビュッフェをしたいけどできますか?」と相談。「確認します!」と言ってもらえ後日OKと連絡が。コース料理の後にまさかのラーメンビュッフェサプライズはゲストに大好評。

「やりたいことがあれば、一度全部プランナーさんに聞いてみることが大切だと思います」(あきさん)

花嫁

【披露宴での入場で、新郎が目立つ演出をしたい】

式の流れの説明時に「入場の際に何か新郎が目立つことはできないか」と聞いた。その後、入場時に新郎の指を鳴らす合図で会場内の音楽が流れる演出をふたりから提案し実現。

「却下されないよう、会場の負担も少なく時間にも影響が少ない演出を考えて提案。現実離れしていない交渉をするのも大切だと思います」(ゆりちゃんさん)

聞いてみることで道が開けることも!

紹介した卒花の成功例以外にも、「聞いてみたら案外すぐにOKが出た」との声が多数。「聞いてもいいのかな」「迷惑かな」なんて思い悩む前に、まずは聞いてみましょう。
会場やプランナーさんはふたりの味方。その場ですぐ返事がもらえなくても、確認して後日OKが出るということもあります。「聞かなかったから実現しなかった」というのは一番もったいないですよね。
「準備が間に合わないからNG」となるのを避けるため、やりたいことがある場合は、会場見学や初回打ち合わせなど、なるべく早めに聞いてみると良いです。

【交渉術2】
プランナーにやり方を相談しつつ一緒に考えて実現!

交渉をプランナーにやり方を相談しつつ叶えた実例

~yuunoさんの場合~
「ふたりの趣味にちなんで“お抹茶ラウンド”がやりたい」

【やりたいことは?】
ゲスト全員に新郎新婦がお湯を注いで回り、お抹茶をたててもらうお抹茶ラウンド。

【いつ、どう聞いた?】
ふたりの共通の趣味である茶道。自分たちらしくゲストのおもてなしをと考えた時に抹茶を使った演出を思いついた。やりたいことが明確だったので、見学時からすべての会場で確認。会場決定後も打ち合わせ時には毎回「どの形なら可能なのか」と相談を6回ほど繰り返した。最初は各テーブルの代表者に新郎新婦でお抹茶をたてて回り、その他のゲストへはキッチンでお抹茶をたてて配るという会場からの提案だったが、「ゲスト全員と接点を持ちたい」という希望を叶えるため、時間のやりくりや事前準備など双方でアイデアを出し合った。

【結果どうだった?】
ラウンドの時間を確保し時間内で行えるよう、ほかの演出を削りスムーズに抹茶をラウンドしていくための準備を整えることで実現。ゲストからも大好評でお抹茶の面白さや魅力も伝えられた。

交渉を叶えるテクは?

ブレない軸を持ちつつ、その軸の優先順位を決めておいて
花嫁

「これを使いたい」「こんなテーマにしたい」などやりたいことのブレない軸は持ちつつ、その軸の優先順位を決めておくといいと思います。私の場合は「何よりこの式場で挙げたい」その次に「この演出がしたい」という順番だったので、プランナーさんからの提案を柔軟に受け入れられ、それ以外の部分は削るなどの判断ができたと思います。(yuunoさん)

私も実現しました!

花嫁

【彼が弓道経験者。演出で的当てをやりたい】

会場決定後の打ち合わせで相談。安全性確保のために的や弓の種類、レイアウトなど、会場が判断しやすいよう新郎新婦からいろいろな方法を提案しつつ何度も打ち合わせを重ねた。会場でリハーサルも行い「これならば」とOKをもらい実現。

「やりたいことを明確に伝え、叶えるための案を自分たちからも複数提示してみて」(rumix1118さん)

花嫁

【披露宴の演出でめいっ子にウエディングケーキを運んでもらいたい】

可愛がっている4歳と5歳のめいっ子にお役目を果たしてもらいたくて2回目の打ち合わせで相談。「ケーキを倒したら危ないので、ママやスタッフが付き添い補助しながらであれば可能」とアドバイスをもらった。ケーキの段数を1段にし、めいっ子のママに付き添ってもらい実現。

「やりたいことは何でも相談して、ダメ元でも伝えることが大切」(aiさん)

花嫁

【式の終盤に彼へのサプライズ演出がしたい】

式の3週間前「サプライズ演出したいけれど難しいですよね……」と控えめに相談。直前の相談だったが「素敵な提案なので何とか実現させたい!」と会場から心強いひと言が。こちらもできることや時間調整など双方でやり方を相談しながらガーデンでの野外ライブサプライズを実現。

「会場と一緒につくり上げていく気持ちで自分たちでアイデアも出しながら提案して」(ぽんこさん)

相談しながら方法を模索することで道が開けることも!

やりたいことを叶えた卒花は、プランナーにお任せするだけではなく、どんな形でなら実現できるか、実現するためにはどこをどう調整するかなどふたりからもアイデアを出し合って実現させていました。一緒に式をつくり上げていく気持ちで実現するための方法を模索していくと良いですね。希望する演出の尺によってはほかの時間を調整しなければいけないこともあります。そのためにも「実現したいもの」の優先順位をつけておくと、判断しやすくなるはず。

【交渉術3】
熱~い思いを伝えて実現!

熱意で訴えて交渉した実例

~Ryokoさんの場合~
「どうしても彼にバラを使ったサプライズ演出がしたい」

【やりたいことは?】
式当日、彼へバラを用いたサプライズ演出を行うこと。バラを使用したかった理由はいつもふたりの特別な日のお祝いにバラがあったため。サプライズは苦手と言いつつも抱えきれないほどの大きなバラの花束を手にしてのプロポーズ、ホテルの一室をバラやキャンドルでデコレーションし、婚約指輪と共に想いを伝えてくれたサプライズなどに対する気持ちを返したかった。

【いつ、どう聞いた?】
式2カ月程前(式の流れの最終チェック打ち合わせ前)ではあったが、どうしても彼へのサプライズを諦めることができず、プランナーへ電話で相談。当日の時間的な制約があり、プランナーからはほかのサプライズ提案もあったが、「なぜこのサプライズにこだわるのか」「時間調整をしてでもどうしても行いたい」と熱意を伝えるとともに、詳細なプランを提示し3回ほど交渉を重ねた。

【結果どうだった?】
彼の親しい友人達5名に協力してもらい、順に2本ずつ新郎にバラを渡し最後の1本を花嫁から渡して完成したのが「11本のバラ=最愛」という意味をもつ花束サプライズ。普段あまり感情表現が豊かではない彼の驚いた顔、照れくさそうな顔を見ることができた。

交渉を叶えるテクは?

後悔しないよう、熱い思いを伝えてみて!
花嫁

人生たった一度きりの結婚式、後悔しないことを一番に考えるべきだと思います。結婚式をつくり上げていく中でプランナーさんとの相性は大きいです。信頼できて自分達のことを最大限考えてくださるプランナーさんに依頼できたことがよかったと思います。また、相談していく中では譲歩できる点とそうでない点を明確にしつつ自分達の気持ちを伝えることで、プランナーさんからの提案も異なってくると思いますよ。(Ryokoさん)

私も実現しました!

花嫁

【堅苦しい式にしたくなかったので、司式者を彼と私の共通の友人にお願いしたい】

初回打ち合わせ時から、やりたい気持ちと併せて「絶対にやりたい!」という熱意をアピールしました。新郎新婦の思いを優先してくれる会場ではありましたが、熱意が通じたと思います。

「無理だろうなと思わず、新郎とも意見を合わせてふたりの熱いを伝えるのが大事です」(なっちゃんさん)

花嫁

【新郎の出身地のビールをゲストに振る舞いたい】

コース料理を決める際の打ち合わせで交渉。もともとのプランには希望の飲物は入っていませんでしたが、「新郎の出身地のビールをどうしてもゲストに振る舞いたい、これだけは譲れない」と訴えました。「料金が追加になってもいいからなんとかしてほしい」と熱意を込めて交渉し希望が叶いました。

「どうしても譲れないことは、熱い思いとともに伝えて」(mayuさん)

熱い思いが人を動かすことも!

交渉して希望を叶えた卒花は「どうしてしたいか」という理由やこだわりとともに、「どうしても行いたい」という熱意を伝えていました。もちろん消防法や著作権などの法律の規制があったり、その他リスクの関係からすべてが叶うわけではないけれど、譲れないことはふたりにとっても大切なことのはず。多少難しいことでも、熱意が人を動かすこともあります。後悔することのないよう、あなたの熱い思いを伝えてみましょう。

From 編集部

聞いて損はなし!まずは思いを伝えることから始めて

難易度に差はあれども、どれも交渉をしなければ、実現しなかったものばかり。会場やプランナーはたくさんのカップルが思い描く夢の式を実現しているプロで知識も経験も豊富です。きっとふたりの味方となって良いアドバイスをくれることでしょう。まずはふたりの希望や思いを伝えてみて損はないですよ!

構成・文/RIE☆ イラスト/てぶくろ星人
※記事内のデータならびにコメントは、2023年5月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー76人が回答したアンケート、および20~30代の既婚女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2023年7月時点のものです

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