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[全文掲載] 花嫁の手紙vol.28~大好きで自慢のきょうだいに向けて思いを伝える~

花嫁が親や家族への思いをつづった手紙を読む「花嫁の手紙」は、結婚式の定番演出。普段言えなかった素直な気持ちを伝えられる良い機会ですが、何をどう書いていいかわからない……なんて悩む花嫁さんもいるのでは?
そこで卒花の実例から、あなたが花嫁の手紙を書くためのヒントやコツを見つけてみませんか?

「この場を逃したら、もう二度とこんな機会はないと思いました」

今回ご紹介するのは、光保さんのお手紙。「母子家庭で育ったのですが、母とは折り合いが悪かったんです。親へ宛てて書くのが定番の花嫁の手紙ではありますが、誰よりも私を大切にしてくれた姉へ向けて感謝を伝えられるのはこの日、この場を逃したら二度とないのではと思ったんです」とお姉さまへ向けて花嫁の手紙を読みました。

■2021年12月挙式
■招待ゲスト数…40名(家族、親族、友人)
■花嫁の手紙を書き始めた時期…約1カ月前
■花嫁の手紙を書くのに要した時間…約3日間
■事前練習の有無…有
■式で花嫁の手紙を読んだ時間…約4分

光保さんの「花嫁の手紙」

花嫁の手紙を読む新婦
花嫁の手紙前半
花嫁の手紙を聞く新婦の姉
花嫁の手紙後半

【GOODポイント&感動ポイント】

2000組以上のウエディングをサポートし、多くの花嫁さんから「花嫁の手紙」の相談を受けている、ウエディングプロデューサーの澤さんにコメントを頂きました。

お姉さまのことが大好きな気持ちが伝わりGOOD!

下線の「私の大切な人へ感謝の気持ちを」と書かれた表現は、「その人は誰なのだろう?」と聞く人をグッと引き付ける書き出しですね。

【A】では、お姉さまへのお気持ちがたくさん伝わりました。素敵なお人柄や、理解者でありいつも助けてくれる頼もしい存在であることが手紙の表現から伝わり、最後の一文「大好きだよお姉ちゃん」に新婦さまの気持ちが込もっていて、締めとしても素敵な表現です。ご妊娠・ご出産を経て、大きく変わる環境の変化の中でも変わらない姉妹の絆を感じました。

続いて新郎の親御さまへの思いを伝えられていますが、【B】の一文にグッときました。新しい家族として迎えてくださった優しい新郎のお母さまのひと言は、新婦さまの大きな支えになりますね。また、相手の親御さまとの素敵なエピソードは、聞いている皆さまも幸せになり、親族の方は安心されたと思います。家族の絆が強く伝わるお手紙でした。(澤さん)

花嫁の手紙「書いてどうだった?」「受け取ってどうだった?」

今回のお手紙を書いた光保さんと、お姉さまにお話を伺いました。

手紙を読んでどうでしたか?

私はこんなに大事にしてもらってきたんだなと改めて実感しました
花嫁

手紙を書いているうちに「こんなことも、あんなこともあったな……」とたくさん思い出がよみがえってきて、私はこんなに大事にしてもらってきたんだな、と改めて実感することができました。式当日、私が手紙を読んでいる時、自分の式では一切泣いていなかった姉がボロボロと涙を流しているのを見て、「こんなお姉ちゃんがいてくれてよかった、幸せだな」という気持ちになり、本当によかったです。

苦労&工夫したポイントは?

自分の素直な気持ちを書くようにしました
花嫁

花嫁の手紙の例文をネット検索してみても、姉に宛てた内容や例文はなかなか見つかりませんでした。「どんなふうに書いたらいいんだろう」とすごく悩みましたが、「自分の結婚式なんだから、自分の伝えたいようにしたらいいんだ」と割り切り、素直な気持ちで書きました。

どんな気持ちを伝えたかった?

伝えたい気持ちが多すぎて、結局少ししか伝えられませんでした
花嫁

いつでもそばにいて、絶対的な味方でいてくれていることへの感謝、大好きだという気持ち……。ほかにも、一緒に遊ぶと楽しいこと、不安な時に優しい言葉をかけてくれて安心したことなどたくさん伝えたいことはあったのに、結局少ししか伝えられませんでした。ですが、日頃このくらい気持ちを伝えることはやっぱり気恥ずかしくて伝えられないままだったので、花嫁の手紙で少しでも気持ちを伝えられて本当によかったです。

後輩花嫁さんにアドバイスを

手紙を書いているうちに、きっと幸せな気持ちになることができますよ
花嫁

よく言われることですが、日頃感謝や大好きの気持ちを伝えられていない人ほど、せっかくの機会だからこそ伝えてほしいです。もちろん、書く相手は親宛てでなくてもいいし、新郎からも手紙を読んでもいいと思います。手紙を書いているうちに「自分はこんなに愛されていたんだな」と改めて実感することができて、幸せな気持ちになることができますよ。

手紙を受け取ったお姉さまより

姉妹の絆を再確認しました。妹は唯一無二の存在です。
新婦姉

誰にも負けないくらい妹の幸せを誰よりも願っていたので、妹が結婚式を迎えられた晴れの日は、それはそれは嬉しく、これほどにない幸せを感じました。大切な存在で宝物である妹からのサプライズの手紙は涙なしでは聞くことができませんでした。ひと言ひと言に、「改めて姉妹でよかった、家族でよかった、そして一番の親友だ」と改めて再認識しました。胸が熱くなる、一生の思い出として心に残る日となりました。

From 編集部

花嫁の手紙で自慢のきょうだいへ思いを伝えよう

花嫁の手紙は親御さんへ書くのが定番と思われがちですが、光保さんのようにきょうだいへ宛てて書くのも素敵ですね。きょうだいという関係性から、もしかすると親に感謝を伝えるより照れくさいと感じる人もいるかもしれませんが、大切な場で思いを言葉で伝えたこの瞬間も、姉妹にとって大切な時間になったことでしょう。

監修澤さん
Profile

澤 智子さん 株式会社NEO FLAG.
ウエディングプロデューサー

ウエディング業界歴18年で通算2000組以上のカップルをプランナーや司会者としてサポート。
花嫁から手紙の相談をされることが多く、親やゲストにしっかり伝わる手紙の書き方 をアドバイスしている。

構成・文/RIE☆ D/ロンディーネ
※掲載されている情報は2023年6月時点のものです

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