前髪・顔周りのアレンジが鍵！プロお墨付き【小顔に見せる】花嫁ヘア

結婚式や前撮りの打ち合わせに備えて、なんとなく気に入った髪型の写真を用意したけれど「顔が大きく見えないか心配……」というお悩みに、数多くの花嫁ヘアを手掛けてきたヘアスタイリスト・金子真由美さんがお答え！ここでは先輩花嫁のヘアスナップとともに、小顔に見せる花嫁ヘアについて教えてもらいました。

小顔に見せるには、
自分の顔形に合わせて髪型で補整を！

そもそも「小顔に見せたい」が花嫁に重視されている背景には、動いたりお辞儀をしたりしても、顔が隠れないことが花嫁ヘアの基本といわれているから。さらに、近年はマスク装着がスタンダードになっていることもあり、フェイスラインが気になっている方が多いようです。

from金子真由美さん

前髪・顔周りの作り方がすごく大切です。というのも、バランスよく小顔に見せるには、どんな花嫁さんにも共通するアレンジのメソッドがあるから。その一つが、正面から見た時にひし形シルエットを作ること。トップと顎先、両サイドを２組の角と捉えて、髪型で補整しましょう。前髪を作る場合は、どんな髪型でも透け感のあるシースルーバングにすると今っぽく小顔に見せるアレンジがしやすくなります。

【アップ】Styleの前髪・顔周り

「前髪の両端やサイドの髪を後方に流したアップスタイル。サイドの髪はしっかり巻いて、後ろに流れるように横幅のボリュームを出して。フェイスラインの丸みが気になる方は、シースルーバングで縦のラインを強調するのもよいでしょう。後ろの髪をまとめる位置は、襟足部分を首に沿って締めるように設定するとバランスが取りやすくなります」（金子さん）

＼アップStyleの小顔花嫁ヘアスナップ／

［写真・上／ぽてこさん］ロイヤル感漂うシニヨンスタイル。面長が目立たないように横幅を出して、ひし形シルエットに。浅く着けた低めのティアラも好バランス。

［写真・中／maiさん］縦長に見えない絶妙な高さとボリュームのお団子ヘア。少量残した前髪は、後ろに流れるようにカールさせることで小顔効果を！トップの髪を少し引き出し、高さを出しているのもポイント。

［写真・下／おはぎさん］前髪とサイドで横幅を出し、ひし形シルエットを再現。低めの位置で首に沿うようにシニヨンをつくり、面長印象をカバーしている。

【Iライン】Styleの前髪・顔周り

「Iラインスタイルとは一つ結び、玉ねぎヘア、編み下ろしなど。小顔に見せるなら、サイドの髪が耳上にかかるようにアレンジを。耳の後ろもたゆませて程よくボリュームを出すのがポイント。そのため、後頭部の出っ張った部分のすぐ下にある、盆のくぼの辺りで結んで縦ラインを作りましょう。また、頬ラインに沿うようにたくさん後れ毛があると悪目立ちするので避けて」（金子さん）

＼IラインStyleの小顔花嫁ヘアスナップ／

［写真・上／Aneさん］ハチが張っていることがお悩みというAneさんは、編み下ろしスタイルで縦のラインを強調。長めに垂らした黒のベロエリボンもすっきり見せに効果的。

［写真・中／みゆきさん］ゆるく巻き、耳周りにゆとりを持たせた一つ結びスタイル。重心を低めに仕上げることで、大人っぽくて落ち着いた雰囲気に仕上がっている。

［写真・下／riwaさん］リラックス感のある三つ編みスタイルは、前髪やもみ上げの後れ毛をごく少量残し、視線を散らして小顔見せ。サイドは耳上を隠して、横幅を出している。

【ダウン】Styleの前髪・顔周り

「小顔見せもトレンド感も狙うなら、波打つような大きめウエーブの韓国風巻き髪のダウンスタイルがおすすめ。顔周りの髪は後ろに流して、サイドに角を出しましょう。耳周りにボリュームを出し、毛先にかけて広がるように作るのがポイント。また、ハチ上の髪を２つに分けてねじって留めたり、首元でくびれさせたりして、メリハリを出すのも効果的です」（金子さん）

＼ダウンStyleの小顔花嫁ヘアスナップ／

［写真・上／maiさん］韓国発のヨシンモリを意識したというmaiさん。頬骨で外巻きにしたサイドバング、トップを引き締めるカチューシャで小顔効果もばっちり。

［写真・中／ちなみさん］ハーフアップ風のダウンスタイル。ウエーブヘアのバックの表面を編み込みにして、パールが連なったヘッドドレスをオン。サイドを後ろに流し、ひし形に見えるようにするのが小顔見せのポイント。

［写真・下／糸谷さん］前髪とハチ上の髪をねじってピンで留めることで、ボリュームたっぷりの巻き髪ダウンスタイルをバランスよく。大きめのカールがくびれを作り、小顔見せ効果もアップ。

From 編集部