リングドッグどう取り入れる?演出・衣裳・リングピロー実例
わんちゃんを飼っている花嫁の中には「愛犬も一緒に結婚式に参加してほしい」と思っている人も多いのでは?最近では愛犬が参列できる会場も増え、わんちゃんとの結婚式も以前より身近になっています。先輩たちはどんなリングドッグ演出をしているのか、早速見てみましょう!
リングドッグ演出とは?
リングドッグとは、挙式中にわんちゃんが新郎新婦の元へ結婚指輪を届ける演出のこと。リングピローを背負ってふたりのところに向かう姿が愛らしく、愛犬と楽しめる結婚式の演出として人気を集めています。わんちゃんがバージンロードを真っすぐ歩かず、寄り道をしてしまうこともありますが、そんなハプニングも含めて楽しめるのがリングドッグの魅力。緊張感を和ませてくれるため、アットホームな挙式をしたいふたりにぴったりの演出なんです。(写真提供/@satoharu.sさん)
可愛すぎ!リングドッグ実例アイデア
ドレスアップして1匹で登場♪
ドレスやタキシードなどにおめかしして、わんちゃん1匹で登場。バージンロードをてくてくと歩き、新郎新婦の元に指輪を運びます。懸命に届ける姿がたまりません。
リングドッグのここがステキ!
真っすぐ来てもらえるように、事前にリハーサルを行いチャペルの雰囲気に慣れてもらいました。会場を選ぶ時からリングドッグができるところを必須条件で探すくらい楽しみにしていました。教会式で静寂に包まれた雰囲気でしたが、リングドッグの際は雰囲気も和み、やって本当によかったです。(@llatte1007さん)
仲良く並んで2匹で登場♪
愛犬を2匹以上飼っている場合は、全員を登場させるのもあり。せっかくの結婚式、家族全員で参加できると思い出にも残ります。犬の数が多くなると、その分進行がスムーズにいかない場合も。
リングドッグのココがステキ!
大切な家族である愛犬が一生懸命指輪を運んでくれる姿を見ると、今まで過ごしてきた日常を思い出し、グッとくるものがありました。2頭並んでのリングドッグは可愛さ倍増で、私たち夫婦にとっても一生心に残る思い出になりました。(羽野さん)
家族と一緒に登場
家族と一緒に愛犬が登場するパターン。わんちゃん以外にもリングを運んでもらいたい人がいるときや、リードなしで歩くのが不安な場合には、家族やペットシッターさんなどと一緒にリングを届けると、わんちゃんも安心してリングドッグを務められそうです。
リングドッグのココがステキ!
結婚式を挙げると決めた段階で愛犬にリングドッグをしてもらいたいと思っていたので、一生懸命リングを運んできてくれたのを見た時は感動しました。赤いバージンロードに白い毛が映えてとてもステキでした。(mayumiさん)
愛犬とリングドッグ演出を楽しむための事前準備
●衣裳やリングピローの用意
リングドッグで着せる衣裳は、早めに用意を。手作りする場合はもちろん、購入した場合もサイズが合わず調整が必要なことがあります。また、リングピローは、わんちゃんの大きさや個性によって、形状や運び方を考えておきましょう。
●会場への確認
リングドッグができるかどうか会場を制約する前に確認をします。会場によっては、愛犬の参加ができない場合や、挙式会場はOKだけど披露宴会場には入場できないケース、挙式会場をわんちゃんのみで歩くのがNGという会場も。リングドッグを絶対にやりたいと決めている場合は、会場選びの段階で聞いておくと安心です。
●付き添う人の手配
出番待つ間、結婚式が行われている間は、愛犬の水分補給や排せつなどのお世話をしてくれる付き添い係が必要になります。家族や知人にお願いしても問題ありませんが、業者に依頼することがほとんどです。
●愛犬との簡単な練習
当日は慣れない場所でゲストも参列している状況で、愛犬もきっと緊張するはずです。洋服やリングピローを嫌がらないか、また新郎新婦の元まで運べるかどうか、簡単な練習を行っておきましょう。事前にバージンロードで練習させてもらえる会場もあります。
●ゲストへの事前連絡
ゲストへの配慮はリングドッグをやる上で最も大切なポイント。リングドッグ演出をすることを事前に伝え、動物アレルギーの有無も聞いておきましょう。
リングピローアイデア1:王道のリングピローをアレンジ
工夫したポイントはココ!
リングドッグ用のピローは、高すぎるのとデザインがあまり好きなものが見つからなかったので、普通のリングピローをアレンジ。背負えるようにリボンを自分で縫い、面ファスナーで付け外しできるようにしました。愛犬も一緒に結婚式に参加でき、たくさんの人に可愛かったと言ってもらえてよかったです。(みはるさん)
リングピローアイデア2:リュックのように指輪ケースを背負って
工夫したポイントはココ!
リングピローは、100円ショップで買った透明のメイクケースに指輪の箱を入れ、ゴムひもで縫い付けて、手作りの指輪ケースを作りました。本番では、人の多さに圧倒されて、愛犬のごまもびっくりしていましたが、ごまの好きなおもちゃを鳴らしたら、真っすぐ来てくれました。当日は、準備することも多くありましたが、ゲストから可愛いとたくさん言ってもらえて、本当にやってよかったなって思います。(鹿田さん)
リングピローアイデア3:ネックレスのようにして運びやすくアレンジ
工夫したポイントはココ!
洋服が苦手なのでリングの運び方はリボンにリングを通してネックレスのような形で運んできてもらいました。(mayumiさん)
リングピローアイデア4:首輪にバスケットをくっつけて
工夫したポイントはココ!
リングピローは手作りをすることにしました!100円ショップでカゴとお花とリボンを購入し、材料費はたった300円でした。運んでいる途中に落ちないように、またスムーズに取り出せるようにデザインしました。愛情を込めて作ったものを愛犬が身にまとって、運んでくれる姿がとても愛おしくてたまりませんでした!(羽野さん)
衣裳アイデア1:新郎新婦のようにドレスとタキシードで登場
工夫したポイントはココ!
トイプードルのエマちゃんは新郎の実家、コーギーのむぎは私たちの愛犬です。むぎは普段、服を着せないので、結婚式前に何回かタキシードを着せて少し服に慣らしていきました。(みはるさん)
衣裳アイデア2:ベレー帽ありのオシャレなコーディネート
工夫したポイントはココ!
リングドッグでは、どれだけ普段通りに愛犬が動けるかに気を付け、なるべく負荷のかからないよう衣裳になるよう準備を進めました。(角田さん)
衣裳アイデア3:おそろいの衣裳で登場
工夫したポイントはココ!
前撮りで先住犬が着たウエディングドレスを子犬たちにも着てほしかったのですが、サイズが合わず……。子犬は子どもらしく、発表会のような衣裳をネットで手配し、レースを購入してグルーガンでDIYして、華やかさと着丈をプラスしました。(@satoharu.sさん)
衣裳アイデア4:和装スタイルで登場
工夫したポイントはココ!
柴犬ということもあり、日本犬らしく和装に。家紋の部分は、首の後ろに足跡、袖に骨のデザインを選びました。当日は成功するかドキドキしていましたが、本番では真っ直ぐ私たちの方に歩いて来てくれて、指輪を受け取るまでお利口に待っていてくれました。虎太郎の頑張りがあったからこそ大成功したと思います!(kota64roさん)
もしリングドッグに失敗してしまったときは?
●CASE1:おしっこをしてしまった
結婚式当日、わんちゃんが緊張のあまりバージンロードやゲストの近くでおしっこをしてしまうことがあります。本番前には必ずトイレをさせておき、心配な場合は犬用のマナーパンツをはかせるなどして対応しましょう。
●CASE2:挙式中にほえてしまう
普段かんだりほえたりしないわんちゃんでも、初めての環境にパニックを起こしてしまうこともあります。ほえ続けてしまう場合はいったん外へ連れて行き、わんちゃんにも気分転換してもらいましょう。
●CASE3:隠れてしまう、脱走してしまう
挙式会場のドアが開いた途端、わんちゃんがびっくりして逃げ出してしまったり、椅子の下に隠れてしまう、ゲストのところに向かってしまうといったことは、リングドッグでよく起こること。無理にやらせようとしないで、スタッフにエスコートしてもらったり、新郎新婦自ら迎えに行ってあげるケースもありです。
だいたいの失敗はゲストも笑ってくれ、和やかな雰囲気になることがほとんど。ゲストも温かく見守ってくれるので心配しずぎなくても大丈夫です。
他にもある!愛犬の演出参加方法
リングドッグ以外にも、愛犬と一緒に結婚式やパーティを楽しめるシーンはたくさんあります。披露宴の演出にはどんなアイデアがあるでしょうか。
ファーストバイトでいちごをパクリ!
ファーストバイトで、新郎新婦はケーキを、わんちゃんはいちごを食べることで一緒に演出に参加できます。(写真提供/@llatte1007さん)
わんちゃんもお色直し!ドレス当てクイズ
一般的には、お色直し後に登場する新婦のドレスの色を当てるゲームですが、愛犬もお色直ししてゲームに参加。花嫁のドレス当てクイズと同様に、ゲストと盛り上がる演出に。(写真提供/@llatte1007さん)
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From 編集部
感動も笑いも起こるリングドッグで、家族全員参加のウエディングを!
結婚式に愛犬が参加する方法はさまざまありますが、リングドッグはゲストが盛り上がるだけでなく、新郎新婦にとっては感動的なシーンもいっぱい。取り入れた花嫁全員が「本当にやってよかった」と回答するほど満足度も高い演出のようです。わんちゃんを飼っている花嫁は、ぜひ参考にしてみて。
構成・文/古閑真梨子
※掲載されている情報は2023年1月時点のものです
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