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タイムカプセル・植樹etc.“ふたりの未来”へ繋がる結婚式演出SNAP

タイムカプセル・植樹etc.“ふたりの未来”へ繋がる結婚式演出SNAP

ウエディングに欠かせない演出。定番のものやみんなで盛り上がる楽しいものでももちろんよいけれど、せっかくならふたりやゲストとの繋がりを深めたり、当日だけで終わらず5年後10年後にも楽しめるような“ふたりの未来”へ繋がる演出がおすすめ。今回はそんな素敵な演出を叶えた、カップルたちの実例もご紹介。その場限りでない、未来へ繋がる素敵なアイデア、ぜひ取り入れてみて。

「未来へ繋がる演出」って?

「未来へつながる演出」って?

式当日に行って、その日に終わる演出ではなく、5年後10年後etc.と今後何年もたった将来にも楽しめる、仕掛けをプラスした演出のこと。タイムカプセルのように、10年後に開ける楽しみがあったり、植樹のように毎年毎年成長を見守っていくようなものがあったり、その種類はいろいろ。定番の演出もいいけれど、ふたりらしさを出したいカップルや、ゲストと共に唯一無二の思い出を残したいというふたりには特におすすめ。

ウエディングプランナーに聞く。未来へ繋がる演出のPOINT

今回お話をお伺いしたのは?

株式会社NEO FLAG. ウエディングプランナー 高橋 彩さん
NEO FLAG.Wedding

自由でクリエーティブなオーダーメイドウエディングを得意とする、人気プロデュース会社「NEO FLAG.Wedding」にて、数々のパーティをプロデュース。ふたりのストーリーや想いが詰まった、想像を超える結婚式が叶うと定評がある。

Q.何で今、未来に繋がる演出がいいの?

<ゲストとの縁を繋ぐ役割も>

コロナ下を経たこともあり、結婚式で久しぶりにお会いする親族や友人も多くいると思います。離れていたからこそ、大切な人との絆をより強く感じることができたこのタイミングだからこそおすすめですね。またこの演出は、式後に大切なゲストと連絡を取り合うきっかけにもなり、絆を深めるだけでなく、縁を繋ぐ役割も果たしてくれるのも素敵な点です。

Q.行うときに注意することやポイントは?

<事前に記念日を忘れないための工夫をしておいて>

数年後に開封したり、毎年記念日に行ったり、未来に託したアクションがあるのが魅力。だからこそこの記念日を忘れないようにすることが大事です。日々の忙しさに追われていると、大切な日を忘れてしまう可能性もあるため、結婚記念日でも挙式日でもよいと思いますが、この年に行うという日をあらかじめカレンダーアプリなどに入れておくなど、忘れない工夫をしておくのも大切。

先輩花嫁たちが行った「未来へ繋がる」演出実例SNAP

実際にふたりの未来に繋がる演出を行った、先輩カップルたちの実例をご紹介。これやってみたいなと思うものがあれば、ぜひ取り入れてみて。

10年後、20年後に開けるのが楽しみになるワインボックスセレモニー

10年、20年後に開けるのが楽しみになるワインボックスセレモニー
10年、20年後に開けるのが楽しみになるワインボックスセレモニー
10年、20年後に開けるのが楽しみになるワインボックスセレモニー

一生に一度しかない結婚式をまた思い出す機会が欲しいなと思い、タイムカプセル的なワインセレモニーを取り入れました。10年後と20年後に飲むワインとボックスを2本用意。10年後に開ける箱には、彼からの手紙と、新婦両親からの手紙を、20年後に開ける箱には、私から彼への手紙と、新郎両親からの手紙を入れました。夫婦揃ってお酒が大好きなのもこの演出にした理由の一つなので、10年後、20年後にワインを飲みながら、手紙を読むのが本当に楽しみです!
(@wedding_mpmpさん)

【事前準備POINT】
・ボックスはインターネットで購入し、中に入れるワインはワインショップを回って、熟成に向いているものを探しました。ワインセラーではなく常温で置いておけるワイン探しに苦労して、ウイスキーや焼酎にするか迷いましたが、いい出会いがあり素敵なワインを無事ゲット。
・本番のくぎ打ちで失敗しないよう、事前にくぎを打って練習しておくのがおすすめです。
・このワインボックスが結婚証明書代わりなので、誓いの言葉を箱に書きました。

【当日準備・流れ】
・両家の親に前に出てきてもらう。
・手紙を入れる。
・ワインボックスにくぎを打って封印。
・新郎新婦が署名して、ゲストにお披露目。

ゲストと共に幸せのオリーブの木を植樹

ゲストとともに幸せのオリーブの木を植樹
ゲストとともに幸せのオリーブの木を植樹
ゲストとともに幸せのオリーブの木を植樹

結婚式がみどりの日だったので、みどりにちなんだ演出をしたいと思い、植樹式を行うことに。これから幸せな家庭を築いていくという意味も込めて、夫婦の木・平和の象徴ともいわれているオリーブの木を準備。ゲスト全員からは土入れを、私たちを引き合わせてくれた友人には、挙式中のセレモニー内で肥料を入れてもらい完成。今は大切におうちで育てているのですが、元気にすくすく大きくなっているので今後が楽しみです。
(_____nm__wdさん)

【事前準備POINT】
・植樹式で使用したオリーブの木はお花屋さんで、植木鉢、土、肥料などはホームセンターやネット通販で購入。
・演出内容がゲストの方々にもわかりやすいように、ウエルカムスペースにディスプレーするための植樹式の説明文を作成。

【当日準備・流れ】
・紙コップに土を入れておき、ウエルカムスペースに木やメッセージボードと共に配置。
・ゲスト全員に植木鉢へ土を入れてもらう。わかりにくい方もいると思ったので、会場スタッフからゲストの方々への声かけを依頼。
・挙式のセレモニーで肥料を入れてもらう。

タイムカプセルキャンドルで、毎年の記念日に火を灯す

タイムカプセルキャンドルで、毎年の記念日に火を灯す
タイムカプセルキャンドルで、毎年の記念日に火を灯す
タイムカプセルキャンドルで、毎年の記念日に火を灯す

大切なゲストたちと、交流の“種火”となるような演出にしたいという思いを込めて、キャンドルを使ったセレモニーに。ゲストからふたりの未来へ宛てた手紙をタイムカプセルキャンドルの中に入れたら、ロウでふたをして完成。毎年の記念日ごとに点火すると、ふたになっているロウの部分がだんだん減っていき、約10年後に開封できる仕組み。毎年同じ日に火をつけることでこのパーティの日を思い返し、ゲスト一人一人のことを思い出し、また会話が弾む火種となると思うので、とっても素敵な演出だったなと思います。
(M.Kさん)取材協力/NEO FLAG.

【事前準備POINT】
・タイムカプセル用のキャンドル(キャンドル本体が空洞になっていて、中に手紙を入れることができる)は、プロデュース会社に依頼。

【当日準備・流れ】
・ゲスト卓にカードを置いておき、10年後のふたりへのメッセージを記入してもらう。
・メッセージを まとめてキャンドルの中に入れ、ロウでふたをする。
・式後、毎年の結婚記念日ごとに10~15分点火すると、ふたになっているロウがだんだん減っていき、約10年後に開封できる。

ゲストもふたりもワクワク“未来の思い出”が詰まったアルバムが完成!

ゲストもふたりもワクワク“未来の思い出”が詰まったアルバムが完成!
ゲストもふたりもワクワク“未来の思い出”が詰まったアルバムが完成!
ゲストもふたりもワクワク“未来の思い出”が詰まったアルバムが完成!

これまでありがとうという感謝の気持ちは、すでにゲストにたくさん伝えていたので、結婚式は「未来の話」ができるようなパーティにしたいと考えたのが「やりたいことリストをゲストと一緒に作って、それを今後皆と実現していきたい」というアイデア。ゲスト全員にカードを配り、そこにふたりとこれからやってみたいことや行きたい場所などを書いてもらい、一冊のアルバムにとじていったんは完成。今後はそれぞれのやりたいことが実現できるたびに、そのときの写真をここにとじていく予定なので、何十年後かにこのアルバムは完成するんだなと思うとワクワク!ゲストとの関係も、その場限りではなく、今後長い年月夫婦ぐるみでのお付き合いに繋がるような演出になりました。
(F.Aさん)取材協力/NEO FLAG.

【事前準備POINT】
・ゲストからのメッセージカードと、未来の写真をとじられるサイズのオリジナルアルバムを用意。

【当日準備・流れ】
・ゲスト全員に1人1枚カードを配り、ふたりとこれからやってみたいこと、行きたい場所などを記入してもらう。
・カードをアルバムにとじる。
・今後やりたいことを叶えたら、そのたびに記念写真を撮影し、このアルバムにとじていく。
・数十年後?にこのアルバムが完成。

ゲストと共に旅をし、いつかは日本制覇!

みんなで行きたい
みんなで行きたい
みんなで行きたい

付き合うきっかけも、プロポーズも旅行先だったため、結婚式は「Trip To !=旅に出かける」がテーマ。結婚証明書も日本地図デザインのものを用意しておき、ゲストからの拇印とサインで海を作ってもらいました。

「今日集まってくれたゲストのみんなと、この先いろんな旅の思い出を作りたい!」という願いも込め、今後新しい場所へ行く度には、この証明書に新たな色を塗っていく予定。日本地図の色が全て塗り終わったときは、今日の日を思い出してみんなでまた集まったり、どんな夫婦になっているのかを想像するだけで楽しみです!
(H.Kさん)取材協力/NEO FLAG.

【事前準備POINT】
・日本地図デザインの結婚証明書は、プロデュース会社に依頼して準備。

【当日準備・流れ】
・日本地図の結婚証明書に、既に行ったことのあるエリアは色を塗っておく
・当日は、結婚証明書とブルーのインクを受付の近くに用意し、来てくれたゲストに拇印を押してもらう
・パーティのラストで完成した結婚証明書をお披露目し、この地図の意味を伝える
・式後は、訪れた場所に色を塗り、全部の県を塗り終わったら本当の完成!

From 編集部

今の想いを保存し、10年後20年後に振り返るワクワク♪

“未来へ繋がる”演出の一番の良さは、毎年の記念日に式当日のことを思い出し、初々しいふたりを振り返ったり、来てくれたゲスト一人一人のことを思い返したりetc.絆を繋ぐきっかけになること。10年後20年後、今の気持ちを思い出すきっかけをつくるためにもぜひ検討してみて。

構成・文/滝 紀子 
※掲載されている情報は2023年1月時点のものです

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