30代が選ぶ＜結婚指輪＞は？大人花嫁の“語りたくなる”こだわりPOINT

自分の好きなもの、似合うものがよくわかっている30代。結婚指輪だって自分にぴったりなものを手に入れたい。ただ多くの人が初めての経験だけに、何を基準に選べばと戸惑いを覚えているのでは？30代花嫁はどこに着目して結婚指輪を選んでいるのでしょうか。25～29歳のデータと比べてみると、30代らしい“語りたくなる”ほどのこだわりが見えてきました。200人超の30代花嫁が回答したコメントとともにご紹介します。

※記事内のデータは、結婚当時20代（24～29歳／以下20代）、30代（30～34歳／以下30代）の女性が回答した「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」の数値を比較したものになります

“語りたくなる”結婚指輪のPOINT
「素材、石、デザイン」編

長く愛用できる品質の良さと結婚指輪らしい華やかさが決め手

プラチナ素材やダイヤモンドをあしらうことが人気なのは20代も同様ですが、30代は素材などの特徴をよく見極め、しっかりとした理由を持って指輪選びをしている様子がデータやアンケートからも見られます。

素材に関しては「プラチナは年齢を重ねても自然に着けられるから」（らくとんさん）や「耐久性や実用性を考慮して」（K.Iさん）といった意見が代表的です。

また、デザインに関しては「日常的に身に着けるものですが、ダイヤモンドを飾ると特別感が出ます」（H.Tさん）といった意見があり、シンプルな中にも華やかさが感じられるものをセレクトしているのが、30代の特徴といえるでしょう。そして20代では３位の「重ね着けができる」は、30代では２位に。婚約指輪とのセット使用の意識が強まっているという傾向も見えました。

“語りたくなる”結婚指輪のPOINT
「価格・ショップ選び」編

自分たちの気持ちにフィットすることが選択の第１条件

平均価格は20代に比べると、やや高いものを求める志向が見てとれます。「ずっと着けるものなので最も気に入ったものを選びたくて、予算は特に決めませんでした」（MTさん）という声がある一方で、予算内に収まったという人も多く、節度を持って自分の欲しいものを選んだ人が目立ちます。

また、購入店舗に関しては婚約指輪と同じ店で購入した割合が20代よりも高いのが特徴。これは「重ね着けをしたときにきれいに見えるように、セットで販売されているものがよかった」（くるみさん）という意見に代表されるように、婚約指輪との重ね着けを意識している人が多いことと関係するでしょう。また彼とのペア感にもこだわる人が多く、それがセットリング人気にもつながっているようです。

30代花嫁が“語りたくなる”結婚指輪カタログ

ここまで紹介してきた、データから見えてきた30代花嫁の結婚指輪のこだわり。それを兼ね備えた結婚指輪をゼクシィ編集部がセレクトしました。

《プラチナ×ダイヤモンド》の極上の組み合わせ

プラチナとダイヤモンドはお互いの美しさを引き立て合う最高の組み合わせ。30代花嫁なら、メレダイヤモンドを贅沢にあしらった結婚指輪も気負いなく身に着けられるはずです。メレダイヤモンドの大きさやあしらい方はさまざまなので、ぜひお気に入りを見つけて。

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【写真上】爪を目立たせないセッティングでダイヤモンドの存在感を際立たせた結婚指輪。美しく並んだダイヤモンドは、まるで朝日を浴びて煌めくしずくのよう。品の良い華やかさのあるデザインが魅力です。

【写真下】緩やかなV字ラインは女性らしい優しさがあり、手指をすっきりと見せてくれます。斜めに入ったメレダイヤモンドのあしらいも華やかで、甘くなり過ぎずに大人っぽい佇まいになっています。
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【写真上】「レイデュー1」28万7500円（Pt950、ダイヤモンド）／銀座ダイヤモンドシライシ

【写真下】「Bouquet ブゥケ」12万3200円（Pt950、ダイヤモンド0.07ct）／ENUOVE（ビジュピコ）

華やかさや魅力がぐんとアップする《重ね着け》

多くの30代花嫁が意識するのが婚約指輪との重ね着け。セットリングならアームもぴったりと重なり、その一体感に魅了されます。単体で着けるのとはまた違った魅力を放つのが、セットリングのいいところ。重ね着けを意識して選べば、婚約指輪を身に着けるシーンも増えるでしょう。

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【写真上】煌めくメレダイヤモンドを斜めに配した優美な結婚指輪に合わせるのは、王道のソリティアの婚約指輪。重ね着けをすると互いのダイヤモンドの輝きが補完され、より美しい光を放ちます。

【写真下】１粒ずつ際立つようにあしらわれたメレダイヤモンドが印象的な結婚指輪は、凛とした美しさと気品の中にスタイリッシュさも感じさせます。ラグジュアリーな婚約指輪と重ね着けすると、結婚指輪のメレダイヤモンドがレフ板のように反射してより華やかに。
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【写真上】「ヘラクレス＆ヘラクレス」E21万1200円～*（Pt950、ダイヤモンド0.18ct）、M15万700円（Pt950、ダイヤモンド0.08ct）／共にアイプリモ

【写真下】「オーキッド」E26万円～*（Pt950、ダイヤモンド）、M13万6000円（Pt950、ダイヤモンド）／共に銀座ダイヤモンドシライシ

彼とのさりげないお揃い感が魅力の《ペアリング》

結婚指輪は必ずしもカップルでお揃いのデザインにする必要はありませんが、ペア感は欲しいもの。全く同じデザインではつまらないと考える30代の花嫁に人気なのは、さりげなさ。パッと見はペアとはわからないけれど、しっかりデザインがリンクしていたり、ふたりだけにわかる隠れモチーフがあるなど、遊び心が感じられるものがおすすめです。

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【写真上】一方はダイヤモンドをあしらって華やかに、もう一方はマット仕上げでスタイリッシュに。デザインのリンクの仕方が洗練されているのが魅力。大人のカップルにぴったりです。

【写真下】立体的なウェーブラインがモード感たっぷりの結婚指輪。縦に向かい合わせて並べるとハートの形に見えるようになっているのも、隠れモチーフのようで素敵です。
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【写真上】「TRICKLE トリクル」左12万5400円～（Pt950）、右16万600円～（Pt950、ダイヤモンド0.22ct）／共にPORTADA（ビジュピコ）

【写真下】「アルチェステ」右15万1800円（Pt950、ダイヤモンド0.08ct）、左11万3300円（Pt950）／共にアイプリモ

ショップスタッフが語る、30代花嫁の結婚指輪TREND

日々多くの花嫁さんたちに接しているジェリーショップのスタッフさんに伺ってみました。

先に紹介したデータと同様、「素材はゴールドよりもプラチナで、ダイヤモンドがあしらわれた華やかなタイプを好む傾向があります」（銀座ダイヤモンドシライシ銀座本店／馬場遥さん）とのこと。また、「エメラルドカットなど特徴のある石など、シンプルな中にも個性が感じられるものを好む人も」（ビジュピコグループ／印出井礼乃さん）という一面も。

またより現実的な志向から、「アフターサービスや着け心地にこだわる方も目立ちますね」（アイプリモ／ジュエリーコーディネーターさん）とのことでした。

価格のボリュームゾーンはふたりで20万～25万円ですが、「ライフスタイルや価値観の多様化の影響か、10万円台や40万円台のものも」（ビジュピコグループ／印出井さん）。30代は多角的に見て、ならではの基準を持って自由に選んでいるよう。

※指輪の価格は2022年10月取材時のものです。価格はダイヤモンドの大きさ、指輪のサイズ、地金の相場によって変動することがあります。
※*印の価格は、ダイヤモンドのカラット数が異なる場合の参考価格です。
※記事中の略号は以下を表します。(Pt：プラチナ、E：婚約指輪、M：結婚指輪）
※ダイヤモンドのカラット数は(0.00ct)は、センターストーンの大きさを表したものです。

From 編集部

個々の価値観を大切に、ふたりらしい結婚指輪を選んで

データやアンケートの分析でわかった30代花嫁が選ぶ結婚指輪の傾向。でも、それに捉われることはありません。データの傾向は参考にしつつも、好みがはっきりしてる30代は自分の価値観やライフスタイル合わせて、自分が本当によいと思える結婚指輪を選べばいいのです。しっかりとした選択眼を持って、ぜひふたりにふさわしい結婚指輪を見つけてください。

Shop list

アイプリモ

TEL：03-3528-6921（銀座本店）

銀座ダイヤモンドシライシ

TEL：03-3567-5751（銀座本店）

ビジュピコ

TEL：03-5846-8217（ブライダル上野御徒町本店）

取材・文／粂美奈子　イラスト／寺澤ゆりえ　D／mashroom design　編集／松隈草子（編集部）
※記事内のデータは「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」（全国推計値）によるものです
※記事内のコメントは2022年9月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー64人が回答したアンケートおよび、２年以内にご結婚と結婚指輪の購入をした30～34歳の女性220人が回答したマクロミル調査によるものです
※記事内数値で「※」のあるものはすべて複数回答となります
※掲載されている情報は2022年11月時点のものです