飲める派・飲めない派のリアルアドバイス付き!式当日のアルコール問題
皆さんは普段、お酒は飲みますか? 結婚式の祝宴の席では乾杯のシーンをはじめ、アルコールはつきものですが、花嫁となる当日、普段飲んでいる人でも果たしてアルコールは取っていいものか、飲むとしたらどの程度か、悩ましいものですよね? そこで224名の卒花さんが、式当日アルコールにどう向き合ったか聞きました。リアルな声をお届けします!
半数以上が“飲まなかった派”
224名の卒花さんにリサーチ!
卒花さんたちの半数以上は結婚式で「全く飲まなかった」と答え、続いて多いのも「普段より少なめ」。つまり、結婚式当日はアルコールの摂取は控えめだった模様。
ちなみに、普段、よくお酒を飲む人やあまり飲まない人、それぞれの傾向別にも聞いてみましたが、どのタイプも、やはり、式当日は“お酒は飲まない派”が主流でした。
<式当日の花嫁のアルコール事情について聞きました>
●普段よく飲む人
全く飲まなかった…約51%
普段より少なめに飲んだ…約39%
普段と同じくらい飲んだ…約7%
普段より多めに飲んだ…約3%
●普段どちらかというと飲める人
全く飲まなかった…約75%
普段より少なめに飲んだ…約25%
●普段あまり飲めない人
全く飲まなかった…約76%
普段より少なめに飲んだ…約16%
普段と同じくらい飲んだ…約8%
●普段全く飲まない人
全く飲まなかった…100%
“飲んだ派”花嫁に聞きました!
【Question】飲んだ理由は?飲んでどうだった?
“飲んだ派”卒花VOICE
ゆったりしたペースで飲んだのでほろ酔い加減でした。いい感じで緊張もほぐれた状態で親への感謝の手紙を読むことができたので、恥ずかしさも薄れました。(みかんさん)
お酒が大好きなら、みんなと楽しく飲むのも大事!嬉しそうに飲む様子は、周りからも喜んでもらえます。顔が赤くならない、酔わないように、飲み方や量をしっかり把握し、ぜひ楽しんでほしいです。(篠原英里さん)
楽しかったので、特に意識せず普段通り飲みました。カクテルを中心に頼んだので写真写りも華やかになった気がします。(シエロさん)
せっかくのおいしい料理を味わうために、お酒は遠慮せず頂きました。ただ、顔が赤くならないように水をチェイサーとして常に飲むようにしました。(ぷうさん)
【Answer】楽しい雰囲気を味わい、会話のきっかけにもなる
まず、飲んだ理由として挙げられたのは、「普段飲んでいるから、楽しくお酒を飲む姿がゲストにも喜ばれる」「乾杯して、一緒に楽しい雰囲気を味わえる」といった声が多かったです。
つまり、お酒を飲むメリットは、「楽しい雰囲気をゲストと共有できること」「お酒をついでもらうタイミングで会話や交流のきっかけになること」といえるようです。
また、雰囲気やおいしいお酒、お料理を味わうことなど、自分自身が結婚式を満喫するのも大事という声も。ほとんどの人が、体調や酔いすぎないように気を付けている様子も印象的でした。
次に、飲んだ派による、アドバイスもチェックしてみましょう。
【Advice】飲みすぎず、酔わないための対策を
“飲んだ派”卒花さんの多くが、飲むこと自体はいいことだとしつつも飲みすぎないようにと口をそろえていました。いつもは「飲める人」も、結婚式という特別な時間は酔いやすく、体への影響が出やすいといったことがその理由。
飲みすぎないためには、自分自身の意思でどのくらい飲むか決めておくことが大切なよう。
また、プランナーさんなど会場のスタッフも巻き込んで、飲みすぎない・酔わない工夫をすることも有効。卒花VOICEと共に下の注意ポイントもぜひ参考にしてくださいね。
“飲んだ派”卒花VOICE
二次会があれば必ずそこで山ほど飲むことになりますので、披露宴は1、2杯にとどめておくのをおすすめします。(Hanaさん)
ゲストにお酌されるまま流されて飲んで……とならないように、どうするか、どのくらいのむか、事前に決めておくのがいいと思います。(ARILYNさん)
空になるとすぐにお酌されますので、グラスには適度に残しておくべし。披露宴ではあまり料理を頂くタイミングがないので、すきっ腹に飲んで酔ってしまわないように、結婚式前に軽く食べておいた方がいいです。(mm.さん)
メイン席の見えない位置にお酌されたお酒をこっそり捨てられる容器を置くこともできるようなので、プランナーさんへ相談すると良いと思います。無理はされないでください。(はぴさん)
“飲む派”花嫁の注意ポイント
・式が始まる前に何か軽食をつまんで、空腹で飲むのを控える
・具体的な飲む量を決めておく
・できるだけグラスを空にしない
・プランナーさんや介添えさんにもどのくらい飲むか共有し、自動的にお酒が用意されないように伝える
・ゲストのお酌には答えつつ、これ以上飲めないというときは、ソフトドリンクでお酌してもらうように伝える
“飲まなかった派”花嫁に聞きました!
【Question】飲まなかった理由は?
飲まなかった派卒花VOICE
結婚式中は常に誰かに見られている状況な上、バタバタするので、そもそも飲物を飲む暇もあまりありませんでした。乾杯酒に口をつける程度でウーロン茶を数口飲んだくらいです。緊張感もある場なので変に酔いが回ったり、顔が赤くなったりしなかったので、結果的に良かったかなと思います。(梶野真唯さん)
すぐにむくむ体質なので、式当日はお酒は飲まないようにしました。そのおかげでゲストとの写真撮影も、顔のむくみを気にすることなく楽しめ、仕上がりにも満足です。(はっぴーみっふぃーさん)
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下だったのでアルコールの提供がなしに。アルコールを飲むと顔が赤くなるタイプなので、乾杯のシャンパン1杯しか飲まないつもりでした。実際に、ドレスの締め付けと緊張でアルコールを飲んでいなくても気持ち悪くなってしまったので、飲んでいたらどうなっていたか……。(みさきさん)
顔が真っ赤になってしまうのが嫌で、当日は飲みませんでした。それでも十分に楽しむことができたし、飲まないことでゲストの方が何か思うことはないと思うので、無理はしないこと!(makiさん)
【Answer】体調最優先!振る舞いも写真写りも万全に
“飲まない派”の理由として挙がったのは、体調の変化を気にする声がほとんど。結婚式は、着なれないドレスや和装で締め付けられる場合が多く、緊張感や忙しさによって、いつもとは全く異なる環境下に置かれてしまいます。そのため、普段以上にお酒の影響も大きく出てしまうもの。
また、注目されたり、写真を撮られたりするシーンがほとんどなので、顔が赤くなったり、むくみやすくなったりする体質の人は、見え方を考慮して控えているようです。
少しでも不安がある場合は、思い切って飲まないという選択をしておくと、次からのアドバイスにあるように、対策も取りやすいのかもしれません。
【Advice】飲まなくても楽しい雰囲気を醸す工夫を
“飲まない”と決めたときに気になるのは、ゲストからお酌されたときに失礼に当たらないかということではないでしょうか。
卒花さんのアドバイスでは、2つのポイントがありました。1つは、まずはお酌されたら、全く何もしないとお酌してくれた人に申し訳ないので、しっかり飲まなくても「口をつけるジェスチャーをすること」。
そしてもう1つは、「ソフトドリンクやノンアルコール飲料をお酒に見えるように工夫すること」。
もちろん、飲めない場合はその旨をストレートに表現することも決して失礼ではありませんが、より配慮したい方は卒花さんの工夫や注意ポイントもぜひ参考にしてくださいね。
飲まなかった派卒花VOICE
このご時世でお酒をつぎにくることを控える方も多いと思うので、無理にお酒を飲まず、好きなものを飲んで楽しむといいと思います!写真に残ることを考えるとジュースやノンアルコールのカクテルなど色がキレイなものを頼むのがおすすめです(sakiさん)
緊張もあるため、お酒を飲むことで顔が赤くなったり、写真の写り方に影響したり、いつも以上に体調に影響が出る可能性があります。お酒が苦手な場合は、乾杯グラスに口をつけるだけでお酒は飲まなくて良いと思います。無理をせず、自分が一番楽しめる選択をしてください。(なみちぃさん)
事前に飲めないことをスタッフの人に伝えておくと、ゲストから用意されても根回しして違うものに変えてもらえると思います。シャンパンに見えるジンジャーエールを乾杯のグラスに入れるのがおすすめです!(るるみさん)
コロナ下を理由にお酌などは遠慮するとアナウンスしました。そのおかげでお酒をつぎにくる人もおらず、落ち着いて過ごせました。もしつがれてしまったらグラスに口をつけるだけでも気持ちは伝わると思うので無理はせず!(おこささん)
“飲まない派”花嫁の注意ポイント
・事前にプランナーさんや介添えさん、スタッフさんに、お酒を飲まないのでノンアルコール飲料を用意してもらうように伝えておく
・親しい友人たちには、事前に当日あまり飲まない旨を伝えても
・ゲストがお酒をお酌しに来たら、口をつける仕草をする。また、言える場合は、ソフトドリンクでお酌してもらうようにする
【新郎編】彼のアルコール問題、どうした?
飲める派は普段より飲み、あまり飲めない派は飲まない傾向
自分だけではなく、式当日は彼のアルコール問題も大いに気になるところですよね。実際、新婦以上にアルコールを飲む人の割合が多いようです!
<当日の新郎のアルコール事情について聞きました>
●普段からお酒が飲める彼
披露宴でも普段通り飲んだ…約42%
披露宴では普段より控えめに飲んだ…約34%
披露宴ではほとんど飲まなかった…約24%
●普段はお酒がそんなに飲めない彼
披露宴では普段より飲んだ…約4%
披露宴では控えめに飲んだ…約54%
披露宴では全く飲まなかった…約42%
式当日の彼の様子は?
久しぶりに再会する友人も多かったようで、楽しそうにお酒を飲んでいました。(福山理紗さん)
お酒は普段飲まないのですが、その日は親族につがれたときだけ控えめに飲んでいました。(あっぷるさん)
新郎の締めのあいさつに緊張していたようで、あまり飲んでいませんでしたが、少しアルコールが入ったことで、リラックスもできたようです。(nanaさん)
彼はお酒は強い方ですが、1杯で顔が真っ赤になってしまうため、写真のことを考えて飲まないことにしていました。(missyさん)
彼のための対策は、“出番に備えた注意喚起”
卒花さんによると、飲む傾向は新婦よりも強いとはいえ、ウエルカムスピーチや新郎あいさつといった“出番”に備えたり、写真写りを気にしている新郎も多い様子。そのせいか、あまり大きな失態も今回の調査では見られませんでした。
とはいえ、お酌の機会も新婦以上に多いので、新婦側からもしっかりサポートしたという声も。特に酔いやすい、赤くなりやすいなど、お酒による影響が大きい彼の場合は、ぜひ参考にしてくださいね。
彼にどんなサポートをした?
ノンアルコールカクテルもあるドリンクコースを選び、できる限りノンアルでも雰囲気を楽しめるようにしました。(もてさん)
お酒が好きで飲みすぎを心配していたので途中でお水も一緒に用意してもらいペースを落とすようにしてもらった。(岩永舞香さん)
最後の新郎あいさつで酔って話せなくなることは本当にやめてほしいと、事前に伝えて注意しておきました。(otaさん)
ある程度はお酒を楽しみながら、こっそりノンアルを挟んだり酔いすぎない工夫をしてもらいました。(篠原英里さん)
From 編集部
方針を決めるところからスタート!
いつもと違う環境と心境に包まれる結婚式当日。何も考えずに臨むと、ムードに流されて、予定外に飲んでしまうということもあるかもしれません。とはいえ、おめでたい日だから、楽しみたいという方もいますよね。だからこそ後悔のないように、当日アルコールとどう向き合うか、方針を決めておくことが大事。ぜひこの記事を、そのきっかけにしてくださいね。
構成・文/小松ななえ イラスト/別府麻衣
※記事内のデータおよびコメントは2022年9月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー114人が回答したアンケート、および過去3年以内に結婚式を挙げた20~30代の女性110人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2022年10月時点のものです
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