親がそろった「両家顔合わせ」が好機♪ 話しておきたい結婚準備の話題6
結婚式準備や新生活スタートには、ふたりと両家の親で考えを合わせておきたい場面が少なくありません。だからこそ、みんなが一堂に会する「両家顔合わせ」はとっても貴重な機会! ここで話題に挙げるべき内容を、“特に話しておきたい話題”と“できれば話しておきたい話題”に分けて紹介します。
特に、話しておきたい話題
【話題1】結婚式当日に着る、親たちの衣裳
●話題にすると良い理由
・直接、両家の考えを聞きみんなで共有できる
・衣裳手配がスムーズに進む
・話題としても話しやすく、顔合わせの場が和む
●話題としてのオススメ度……★★★★★
卒花へのアンケートで“顔合わせの場で話すべき話題”として最も多く挙げられた内容が“式当日の親の衣裳”でした。
式当日の両家親たちの衣裳は“格”を揃えなければならず、その調整が必要です。本人の希望もあるし、服に対するイメージは各自で異なるため、一堂に会した場面で話せるととても話がスムーズです。
また内容としても気負うものではないので、オススメの話題といえます。
「両家顔合わせ」何を話した?
【衣裳合わせの日程調整もスムーズに進んだ】
結婚式会場の情報を載せた“顔合わせのしおり”を準備。読み上げた際に衣裳レンタルについて触れたので、その流れで親たちが『衣裳をどうするか』と話し出してくれました。父たちはモーニング、母たちは留め袖を着るというところまで決定(白井香織さん)
【留め袖か洋装か、事前に決めておくとラクです】
顔合わせでは話さなかったため、後日にやりとり。私の母の体調を考慮し母たちはドレスを着ることとし、どこで借りるか、借りるならどんなものにするか、双方で似たタイプを選びたいなど、あれこれやりとりが発生。せめて和装か洋装かが決まっていれば、後のやりとりは随分減らせると思います(なっちょりんさん)
<切り出し方・話し方のヒント>気負わず、スッと話題に挙げて
タイミングを計る必要はありません。思った時に話題に挙げましょう。結婚式のことを話す流れで触れても良いし、「そういえば」と切り出しても問題ありません。パンフレットや画像があるなら用意すると良いでしょう。盛り上がりやすいですし、衣裳を具体的にイメージできるので認識違いなどを防ぐことができます。
【話題2】結婚までの流れ・スケジュール
●話しておくと良い理由
・流れを把握することで、親との予定を立てやすい
・伝え漏れを軽減できる
・親も心の準備ができる
●話題としてのオススメ度……★★★★☆
結婚式とふたりの同居スタートまでどのような流れで進んで行くのかが分かると、親も安心できます。親の確認が必要となるゲスト決めほか、必要であれば料理や引出物決定タイミングについても伝えておきましょう。後に親に確認等をお願いする際にスムーズです。また引っ越し時期が決まっているならそちらも耳に入れて。特に実家住まいの場合は、作業面でも心の準備においても親にとっては知っておきたい情報です。
「両家顔合わせ」何を話した?
【流れを共有し、同居までがスムーズに】
顔合わせのしおりには婚姻届提出~同居までの流れを記載し、夫がそれを読み上げた際に、私が退職日程とその日に決めた理由や同居予定日などをその場で伝えました。「どうしてこうなったの?」と後々聞かれることもなく、その都度説明する手間も省けました(白井香織さん)
【早めのホテル予約にもつながった】
今後の流れを、両家顔合わせのしおりにまとめました。当日は食事が少し落ち着いたタイミングでしおりを開いてもらい「今後はこのような流れで進めます」と伝えました。早めに伝えたので宿泊予約もスムーズで、しおりなら親たちも後日振り返って確認することができるので良かったと思う(山本 凛さん)
<切り出し方・話し方のヒント>いつ話しても大丈夫。普通に話題にして。
結婚式までの流れは、話題としてはごく自然なもの。気負うことなく、スッと切り出しても問題ありません。結婚式の話の延長で話題に挙げても良いし、「少し、今後の流れを説明します」などと切り出して。しおり等への記載もオススメです。
【話題3】結婚式の日時・場所・規模
●話しておくと良い理由
・(未定項目に関して)親の考えや予定を確認することができる
・(決定項目に関して)自分たちの決定理由や考えを伝えることができる
・親の意見や考えを聞くことができる
・親が安心できる
●話題としてのオススメ度……★★★★☆
結婚式の概要が未定であれば、日取りの相談はぜひやっておきたいところ。既に決まっている項目に関しては、その内容を伝えましょう。式の内容はふたりに任されている場合でも、進捗(しんちょく)状況は耳に入れておきましょう。親も嬉しく思い、安心もしてくれるはずです。
<切り出し方・話し方のヒント>話す際は、親の反応を予想・意識して
結婚までのスケジュールを話す流れの中で、決まっていることあるいは、未定のこと、未定ながらもおおよその方向性などを伝えれば大丈夫。しかし、親が難色を示すことが予想される内容には注意が必要。あえて話すというのもありだけれど、軽く流す、後日報告すると伝える等への切り替えも必要かも。その場の雰囲気を崩さないように。
できれば、話しておきたい話題
【話題4】結婚式に招待する親族について
●話しておくと良い理由
・人数差についての考え方を共有できる
・おおよそでも親族数が把握できる
・後のゲストリストアップがスムーズ
●話題としてのオススメ度……★★★★☆
親のお付き合いで声掛けしたい親族が存在する可能性があるため、親の確認は必須。この場で正確な親族ゲスト数が分かれば理想的ですし、また両家が揃うからこそ聞きたいのは、人数差があった場合にそれらを気にするかどうかです。この場だけではスッキリ解決しないかもしれませんが“どうすべきか”を考え始められるので、何も分からない状態でいるよりは後がラクに。
「両家顔合わせ」何を話した?
【概要を伝え、詳細は後日のやりとりで】
結婚式会場の話題から、その打ち合わせで人数の話が出たことを伝えました。ただその場で突然聞かれても、親族の顔触れや人数を挙げることは親にも難しいので、正確な人数出しや詳細はそれぞれの親と連絡を取って進めました(Kasumiさん)
<切り出し方・話し方のヒント>親族間の関係性も考慮して、臨機応変に
結婚式の内容や、式準備のゲストリストアップ時期を伝える流れで切り出しては。しかし、親族間の仲が良くないなどの状況では話しにくい話題かもしれません。事前にふたりがそれぞれの状況を把握しておく、あるいは親族数を話したい旨を親に伝えておくと良いでしょう。親が難色を示した場合は、話題に挙げることは避けて。
【話題5】ふたりの新居のこと
●話しておくと良い理由
・新生活のライフスタイルを親にイメージしてもらいやすい
・ふたりの意志を、みんなに伝えられる
●話題としてのオススメ度……★★★☆☆
卒花のアンケートでは「どこに住むのか、エリアを伝えるべき」との声が多く集まりました。新居から各実家への距離について親に対して気を使う人が少なくなく、両家が揃う場で意思表示をする、親の考えを聞くという流れになるようです。気掛かりなことがある場合はそれを話し、両家の賛同を得られれば、後の準備はスッキリと進められそうです。
「両家顔合わせ」何を話した?
【両家の了解を取れて良かった!】
自分の実家に近い場所に住みたい希望がありました。顔合わせでは、親から『コロナ下での東京暮らしは大変じゃない?』との話題を受けて『子育ても考え、東京から実家方面に住みたい』と希望を伝える流れに。私の母から『こちらで本当に大丈夫ですか?』と夫の親に直接聞くことができました。夫の親も私たちの希望には賛成で、両家の意見の一致を確認できました(ゆきさん)
<切り出し方・話し方のヒント>ふたりの考えをしっかり擦り合わせて!
結婚後の暮らし方を話題に挙げ、その流れで切り出しては。そのエリアと選んだ理由を伝えることは、仕事や子育て、大切にしたいことなど新生活の方向性を表明することにも繋がります。ふたりの考えをしっかりまとめておきましょう。
また、「決めたから」という断言よりも、「~~のように考えている」と希望や意志を伝える、あるいは「~~したいけど、どう思う?」という相談ニュアンスの方が優しい印象があります。相手が考えを述べられる余地がある言い回しを心掛けて。
【話題6】費用のこと
●話しておくと良い理由
・両家の価値観が分かる
・費用分担について、後々に思い悩むことが少なくなる
・結婚式費用が把握できて、内容が決めやすい
●話題としてのオススメ度……状況次第!
「この場でしっかり話すべき話題」としてかなり多くの卒花がオススメするのが、費用のこと。結婚式費用やその出所、援助の有無に費用分担などどれも重要で、みんなで話し考えを共有できれば、後に良いことがいっぱいです。しかし、スッキリスムーズに話が進めばベストですが、お金のことは話しやすい話題とは言い切れません。雰囲気的に話せれば良いけれど無理には進めない、話題が出たら話すというスタンスが良いでしょう。
「両家顔合わせ」何を話した?
【自費か援助ありか、人数と費用の概算の話を】
結婚式会場の話になった際に『額が大きくなるので援助をお願いしたい』と切り出しました。夫は貯蓄がほとんどなく、援助がないと結婚式の実施は厳しかったため、先に話しておいて良かったです(Kasumiさん)
【その場で、費用の折半を決めました】
結婚式の話題をきっかけに彼の母親から費用について質問が。その流れで意見交換があり費用は両家折半ということに。また最終的には両家親から援助がありましたが、顔合わせの場では『ふたりの貯蓄で賄える範囲の式を』ということも話しました。とはいえお金のことは聞きにくいことなので“できれば話す”程度で良いと思います(sakiさん)
【費用の出所ほか、衣裳や料理代をざっくり決定】
夫から切り出してもらい、お金のことを話しました。交際期間から貯めていたふたりの貯蓄から式の費用を出すことや、衣裳、料理、両家参列者をざっくりと決定。だいたいの予算が決まったことで、式のプランもその金額内で提案してもらえたし、こちらもイメージが伝えやすかったです(s.sさん)
【顔合わせは、両家の意見を聞くチャンス】
顔合わせの場では、費用負担について聞いておくと良いと思う。私の親は多く出したがり、彼の親は多くなくて良いと言って意見が割れたのでお互いの親の考えをやんわり聞けたら良いと思いました(えぃみぃさん)
<切り出し方・話し方のヒント>無理は禁物!事前の仕込みも検討を
話題に挙げるなら会場や式の内容、人数について話すタイミングが自然。加えて、両家が打ち解けている状態であることも大事です。またどうしても話しておきたいなら、事前に双方の親に相談しては。話したいこと、決めたいことを具体的に伝え、当日どうするべきか意見を仰いで。見送りになる可能性もありますが、何の予告もなく話題に挙げるよりは、親も自分たちも負荷は軽いはず。無理のないように!
From 編集部
優先すべきは、両家の親睦。“打ち合わせ”にならないように気を付けて!
“両家の親睦”という本来の目的を忘れずに。全解決ではなく考えを聞く・この後の道筋を立てるくらいの気持ちで臨むのもありですし、時間に限りがあるので話題も絞った方が良いでしょう。
……といいつつ、最後にオススメしたい話題があります。それは親たちの結婚式について聞くこと。思い出話から親の結婚式への価値観を測ることができます。準備に直結するものではありませんが、親の考えや思いを知ることが、何かの判断に役立つ可能性は大。ぜひお試しを!
構成・文/弘中栄美 イラスト/Meppelstatt
※記事内のコメントは2022年6月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー97人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年8月時点のものです
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