７割以上の男性がモヤっ！式準備で“花嫁が言いがち”NGワード７選
決めることも多く、もめやすいと言われる式準備だけど、できれば仲良く楽しく進めたいもの。そこで221人の先輩花婿たちに「結婚準備中に言われてモヤっとしたワード」を大調査。７割以上がわかる！（モヤっとした）と答えたNGワードを男性共感度★の高いに順に大発表します！夫婦コミュニケーションのプロ・湯原玲奈先生が解説する、どう伝えればもめないか？のポイントも併せてチェックして、仲良く準備を進めてね。
＜NGワード その１＞
「私の夫は何もしてくれない」
彼「それ、わざわざ他人に言う必要ってある……？」
８割以上の新郎たちが共感したのが、この第三者がいるシーンでのひと言。友人が遊びに来た時や、グループで集まった際など何の気なしに言った言葉が、彼を大きく傷つけている可能性大！「ふたりでいるときならまだしも、他の人にわざわざ言うことないんじゃない？」とモヤる男性が多数なので注意して。
彼のつぶやき
仮に思ってたとしても、わざわざ他の人には言わないでほしい。（みなとさん）
存在を全否定されているみたいで、ただただへこむ。（ナイトレアさん）
嫌みにしか聞こえないし、嫌な気持ちになります。（おけまんさん）
ふたりの間の話なのに、わざわざ人前で悪く言われるのは悲しい……。(NNさん)
わざわざ第三者がいる時に言わず、ふたりの時に言ってほしいです。（けびんさん）
【もめないためには……？】
プライドを傷つけるワードなので厳禁です
これは本当に避けた方がよい発言ですね。第三者もいる場面で彼をさげすむ発言なので、誰だって傷つきますし、怒ることもあるでしょう。変換できる言葉はありませんから絶対にやめましょう。（湯原玲奈先生）
＜NGワード その２＞
「私ばっかり」
彼「こっちだってやってるつもりなのに……」
気付けば結婚式準備って私の方が多くやってるんじゃない？という気持ちが芽生えると、つい口にしてしまうのがこのワードですが……。対する夫側は「僕だってやってるのに」「なんでこっちがやってないみたいに言うんだろう」と悲しい気持ちになっているよう。
彼のつぶやき
こちらもやってるつもりなので、こう言われるとモヤっとする。何が足りないのかもちゃんと話してほしいです。（NNさん）
もっとふたりで仲良く決めたいのに、この言い方は気持ちが落ちる。（えぐっちゃんさん）
僕もやっているのに、本当に何もやっていないように言われるのは悲しすぎる。（KKさん）
単純に嫌みに聞こえてしまうので、これを言われるとつらい……。（Y.Aさん）
ふたりで考えているはずなのに、ひとりで背負っているように言わないで(涙)。（ATさん）
【もめないためには……？】
まずやってほしいことを明確にして伝えて
「やっている」基準が相手と違うのは当然のこと。家事の分担でも同じことがよく起こります。まずは、現状「何に対して不平等だと思っているのか」「彼に具体的に何をしてほしいのか」を自分の中で整理するのも大事。気付いてほしいと心で思っているだけでは気付いてもらえません。やってほしいことがあるのなら明確にタスクリストにして、しっかり伝えてみましょう。（湯原玲奈先生）
＜NGワード その３＞
「●●ちゃんの彼は、得意そうなのにな～」
彼「他のひとと比べる必要なんてあるの？」
友人のパートナーなどを見て「彼もあんなふうにやってくれたらなぁ」と、ついポロっと出てしまうこんなひと言には要注意！他の人と比較され、さらに批判までされるのは誰だって嫌なはず。自分に置き換えてみれば「●●さんの彼女さんは、あんなにしっかりしているのにな～」と言われているようなものなので、彼がモヤっとする気持ちもわかるはず。
彼のつぶやき
他の人と比較されるのは気分がよくないです。（くじらさん）
ふたりの問題だから、他の人には関係ないのに……。（ねこ鍋さん）
そもそも友達のパートナーと比較する必要がないんじゃないかな？（さいさん）
じゃあその人に頼んでやってもらったらいいのに……って思っちゃう。（けっこんまんさん）
自分も努力しているのに比べられると落ち込みます。（hitoribanzaiさん）
【もめないためには……？】
他人と比べる発言は基本的にNGです
男性に限らず、他人と比べられることが嫌いな人は多いです。誰かより自分が劣っていると言われるのは非常に傷つきますから、絶対にやめましょう。もしどうしても、友達のパートナーがしてくれたことを自分もしてもらいたいのであれば、はっきりと「私もこうしてくれたらうれしい」とストレートに伝えましょう。（湯原玲奈先生）
＜NGワード その４＞
「ちょっとは手伝ってよ！」
彼「僕もやってるのに、一方的に責めないで！」
やらなければいけないことが幅広い結婚式準備なのに、もうちょっとできないの？！と思ってしまい、ついつい口から出てしまうのがこのワード。「やっているつもりはあるのに何で？！」と傷ついてしまっている男性が多いよう。このふたりの感覚のズレをしっかりと擦り合わせるのがカギ。同義語として「●●君もちゃんと考えてよ」にも要注意。
彼のつぶやき
一方的に責められている感じがする。（OTさん）
まるで何もしていないみたいに言われるとつらいです。（IQ1400咳さん）
「手伝って」の言葉だけで十分なのに……。（エマーシーさん）
こちらが何もしていないと一方的に決め付けないでほしい。（けびんさん）
自分だけやってる感じを出されると、切なすぎる。（Yさん）
【もめないためには……？】
主語を彼ではなく「私」に変えて伝えて
ぜひ主語を「私」に変えて話してみましょう。「あなたがやってくれない」ではなく「私はあなたがやってくれたらうれしい」「やってくれないから悲しい（つらい）」に変換して伝えることで、より柔らかな印象になり相手の気持ちも動きやすくなります。
また式準備のタスク量自体の認識がズレている可能性もあるので、やることを紙に書き出して視覚化し、その上で「これとこれはやってもらえたら、助かるんだけど」と提案すれば、何をしたらいいのかも具体的にわかり、彼も納得しやすいはず。（湯原玲奈先生）
＜NGワード その５＞
「やっといてって言ったよね」
彼「その上から目線の言い方は正直キツイよ……」
他にも「やってくれるって言ったよね」など、相手自身がやると言ってくれた準備が思うように進んでいないとき、ついモヤモヤして出てしまいがちなのが、このワード。言いたくなるのもわかるけれど、うっかり口に出してしまうと、高圧的な印象で「やらされてる感」を感じてしまう男性が多数。見下された感じがして、余計にやる気を失ってしまうことも。類似ワードとしては「なんで～してくれないの？」も彼がモヤっとなる原因の一つのよう。
彼のつぶやき
指図されてる気がして、なんだか嫌な気持ちになります。（あきろーもんさん）
忘れてしまうこともあるので、確認の会話や聞き直しをしてほしい。（まるさん）
申し訳ないと思うけど、言い方がちょっとキツイよ……（涙）。（KMさん）
上から目線でダメ出しされているように感じて悲しい。（ATさん）
やらされている感じがするので、せめて言い方を変えてー！（えぐっちゃんさん）
【もめないためには……？】
「やってほしかったから悲しい」に言い替えを
これは、「（やってくれるって言ったのに）結局何もやってくれてないじゃない」という否定と攻撃で相手を責めているような印象を与える上、相手側も返答しにくいワードなので極力使わないようにすることが大事。「やってほしかったから悲しいな」という気持ちを伝えましょう。（湯原玲奈先生）
＜NGワード その６＞
「え、これ？笑 」「それは微妙じゃない？」
彼「だったら言わなきゃよかった……」
「どれがいいと思う？」と彼に意見を求めたにもかかわらず、自分との意見が違ったり、もっと良い考えがあったりすると、こんな否定的なワードがついつい出てしまいがち……。でもそのまま伝えてしまうと、男性たちは全否定された気持ちになり、「じゃあもう言わない」「だったらそっちでやってよ」という思いを持ってしまうことも。あくまで意見を出し合って決めたいのだからこそ、伝え方には気を付けたいところ。
彼のつぶやき
「何も言わない方がよかったなぁ」と思って、殻に閉じこもりたくなります。（にんさん）
なんだかばかにされた気分になります……。（よっしーさん）
せっかく考えたのに、全否定された気分になっちゃいます。（まるまるさん）
意見を出したのにこう言われたら、正直協力する気がなくなる。（よもおさん）
聞かれたから答えたのに。それなら自分が好きなもので進めてくれればいいよ……。（くじらさん）
【もめないためには……？】
意見を聞いたなら、一度は受け止めて
相手に意見を聞いたのであれば、どんな意見でもいったん受け止めることが大切。意見を真っ向から否定されたら、自分だってイラッとしませんか？夫婦とはいえ、見えているものや前提が違うということは当たり前なので、自分とは違う意見を言われても当然という意識を持ってください。
もし自分と違う意見を言われても、「なるほど、そういう意見もあるね」「どうしてそう感じるのかな」など会話を続けられるような合いの手を入れ、もしも違うと思うのなら「〇〇という理由で私はちょっと違うと思うな」など、違うと思う理由をちゃんと伝えてみて。（湯原玲奈先生）
＜NGワード その７＞
「まだ？」「急いで」「早く！」
彼「僕にも自分のペースがあるんだけど……」
お互い忙しい中での式準備。思ったように進んでいないときなどについ出てしまうのがこのワード。予定がズレるとその後の調整が大変なので、急がせたくなってしまう気持ちもわかるけれど、「せき立てられるとやる気が一気にダウンしてしまう」という男性たちも多いよう。実際「嫌だな」という気持ちでしぶしぶ動かれても、お互い気分が良くないので、できれば避けたいワードの一つ。
彼のつぶやき
せかされている感じがして、やる気がなくなってしまう。（けっこんまんさん）
こちらも頑張っているのに……と悲しくなる。（おなすさん）
わざと遅くしているわけではないことをわかってほしい。（ちーとんさん）
こちらのペースやタイミングもあるので、いきなり怒り口調でこられるとつらい。（ABCさん）
どうしても時間がかかってしまうこともあるし、できることなら急いでいるので、せかされると余計に悲しい。（M.Kさん）
【もめないためには……？】
急いでくれたら助かると自分の思いを伝えて
これは遠回しに「なんでもっと早くできないの？」という相手を否定する言葉なので注意。「早くしてくれたら〇〇なので助かるな」など、急いでほしい理由を伝えることで、あなたの意図はちゃんと伝わるはず。ふたりで上手く準備を進めていくためにも、彼の気持ちがプラスになる言い方を心掛けてみて。（湯原玲奈先生）
From 編集部
伝え方＆お互いの歩み寄る姿勢が大事
式準備を進める上で、彼にイライラしてしまうこともあるかもしれないけど、彼側だって仲良く協力して進めたい気持ちはあるはず。今回出てきたワードをお互いに注意しようと意識しておけば、彼もあなたもモヤっとせず式準備が進められるから、相手への伝え方を工夫してぜひ仲良く式本番を迎えて。
湯原玲奈さん 行政書士／マリッジデザイン株式会社 代表取締役
国際結婚・離婚、外国人の在留ビザ申請を得意とする行政書士の活動のほか、パートナーシップのための「マリッジノート」や、20代～30代女性向けの「ライフデザイン・マネジメント研修」などのオリジナルメソッドを提供。著書に『一生幸せなふたりでいるための10のワーク【マリッジノート】』（朝日新聞出版）。
取材・文／滝 紀子 イラスト／佐々木千絵 構成／紺矢里菜（編集部）
※記事内のデータならびにコメントは、2022年4月に（3年以内に結婚式を挙げた20代～40代既婚の）男性221人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2022年6月時点のものです
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