ドレスだけはNO!ヘア・小物etc.にもこだわる【クラシカル花嫁】の叶え方
さまざまな花嫁スタイルの中でも、気品あふれるクラシカルな花嫁姿は王道人気。でも一歩間違えると、古くさくなったり中途半端なクラシカルに終わってしまうことも。ドレスに加えトータルコーディネートで理想の世界観を貫いた、7人のクラシカル花嫁に学びましょう。
ドレスだけではNO!
今どき“クラシカル花嫁”を叶えるTipsとは?
キーワードは「#生地」「#小物」「#ヘア」
クラシカルな花嫁姿を実現させた先輩たちの着こなしを見ていくと、3つの特徴があることが判明。まず大切なのが「重厚な生地」。ミカドシルクやシルクサテンなど、つやと質感のある生地使いが、クラシカルのベースとなる“品格”を生み出しています。
次に「アクセ&グローブ使い」。ナチュラル志向から省略するケースも増えていますが、クラシカルにはやっぱり必要。アクセは王道のパールやビジュー。ネックレスも一度は合わせてみるのがおすすめ。グローブは、ドレスの光沢と揃えたミディアム~ロング丈で肌の露出をコントロールしましょう。
3つ目は「ミニマムシニヨン」。クラシカル花嫁にはやっぱりつややかなシニヨンがお似合いです。夜会巻きは古くさい印象が出やすいので、低め位置できゅっとまとめるか、ティアラを合わせるなら高めでふんわりアップにするのも素敵。
「クラシカル花嫁」を叶えるためには、「ふわふわ」「カジュアル」のようなニュアンスを大胆に取り入れるのは、避けておくと無難です。
“クラシカル花嫁”に聞きました
「どうやって叶えたの?」
ではいよいよ、素敵なクラシカル花嫁の着こなしを分析。ヘア、アクセ、ブーケなどコーディネートのこだわり方にも注目です。
Case1:モチーフ使いで生み出す大人スイートなクラシカル花嫁
つややかなミカドシルクに細やかなレースが溶け合った、甘みのあるラグジュアリーなAラインドレスは、ロールカラーのデザインでロイヤル度がさらにアップ。ティアラ、イヤリング、ネックレスの王道3アクセは、お揃い感のある小ぶりなサイズを選ぶことで上品さのトータルバランスを計算したのだそう。
ここがお気に入り!
繊細なレース、オフショルダー、背中のくるみボタンなどたくさんありますが、一番はレースが流れるロングトレーン。ミカドシルクの肌なじみの良さも選んでよかったポイントです。(むーさん)
Case2:2WAYで楽しむロイヤル風のクラシカル花嫁
王道のロイヤルウエディングに憧れ、挙式ではロールカラー&肘上までのロンググローブを着用。披露宴では、ハイネックのレースブラウスにチェンジし、ティアラを主役にしたもう一つのロイヤルスタイルをお披露目。ベースにビスチェタイプのドレスを選んだことで、一着で2つの異なる着こなしを賢く楽しんでいるのが素敵。
ここがお気に入り!
露出は控えめにを心掛け、クラシカルでロイヤルな雰囲気を大切にしました。特に披露宴のロングスリーブ×ティアラはまさに理想のスタイル。一着でイメージチェンジできたのもよかったです。(なつみさん)
Case3:ビッグリボンが主役の愛されクラシカル花嫁
まるで全身にミカドシルクのリボンをまとったよう。大人スイートな魅力を振りまきながら、老舗ホテルのバンケットにふさわしいオーラも十分。挙式中の後ろ姿、歩く横姿、高砂席に座っている間も、リボンモチーフで魅了し続けてくれます。ケープ風のトップスは、骨格のきゃしゃ見せ効果も絶大。
ここがお気に入り!
レースを一切使わず、上品なつやと重厚感のあるミカドシルク生地だけで生み出されたデザイン。自分の思い描くクラシカルで清楚なイメージとぴったり合いました。(Mさん)
Case4:抜け感を意識した今っぽクラシカル花嫁
温かみのあるシルク、上品なボートネック、たっぷりとしたスカート……クラシカル要素満載だけれど、くるりと後ろを向くと、腰上まで広く深く開いたU字のカッティングがハッと息を飲むほど美しい。その下に流れるトレーンも優美で、凛としつつも軽やかさのある、自立した花嫁像に魅了されます。
ここがお気に入り!
プリンセスよりファーストレディーのイメージで選んだ一着。前から見るとシンプルですが、後ろ姿の背中の開きや六分袖も、エレガントでありながら今っぽい抜け感となりました。(ARISAさん)
Case5:サテン地で華やぐスタイリッシュなクラシカル花嫁
ふんわりボリューミーなスカート、肌の露出を抑えた長袖トップスと、正統派のクラシック要素を備えているのに不思議とクールな着こなしの秘訣(ひけつ)は、計算されたサイズ感と、シルバーに近い白のサテン地の効果が大きいよう。パールのような光沢で、アーバンな外資系ホテルにふさわしい存在感に。
ここがお気に入り!
背中と袖のくるみボタンがお気に入り。生地の色は、オフホワイトより白の方が自分の肌トーンをきれいに見せてくれた印象。背が低いので、スタイルよく見えるデザインにもこだわりました。(Arisaさん)
Case6:マーメイドラインで味わう大人クラシカル花嫁
立体的なロールカラーからフィットした身頃、そして優雅に広がる裾へ。緩急あるソフトマーメイドは、ミカドシルクの高貴なつやと色みを存分に味わえる一着。ロンググローブ、ブーケやヘアのリボンも同じトーンでまとめたことで、流行にとらわれない洗練された上品さが味方に。
ここがお気に入り!
顔立ち的にプリンセスラインやAラインはしっくりこない……と悩んだ末に出会ったマーメイド。ロールカラーから裾まで、後ろで一直線に繋がったくるみボタンが気に入っています。(あかちゃさん)
Case7:大ぶりレースを際立たせた韓国風クラシカル花嫁
花嫁は韓国が大好き。とことん韓国らしいクラシカルを求めた結果、淑女の雰囲気を漂わせるレース使いのAラインとマリアベールという組み合わせが実現。長袖とベールのレース模様が呼応する横顔にうっとり。スパンコールが輝くVネックが、すっきりと明るい表情を引き立てています。
ここがお気に入り!
韓国の前撮り写真で見かけるクラシカルな着こなしを目指して、レースが美しいシンプルなドレスを選びました。マリアベールの柄もちょうど似たものが見つかり嬉しかったです。(eriさん)
From 編集部
あなたらしいクラシカルのテーマを見つけよう
クラシカルとひとくちに言っても、印象はさまざま。会場とのバランス、過ごす場の雰囲気、醸したいオーラをイメージしながら、「〇〇〇なクラシカル花嫁」を掲げてみて。ヘアや小物選びの際もぶれずにベストな選択ができるはずです。
取材・文/伊藤佳代子 イラスト/高篠裕子 D/ロンディーネ 構成/紺矢里菜(編集部)
※掲載されている情報は2022年6月時点のものです
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