「婚姻届」の提出日・証人・記念の控えetc.みんなどうした?実態調査
婚姻届の提出はふたりの結婚生活のスタートでもあり、人生の一大イベント。とはいえ結婚式のように誰かに披露したり、記念に何かを行ったりというシーンがちょっぴり少ない気がしますよね。今回は提出に絡めたイベントから記入・提出時の失敗エピソードに至るまで、婚姻届に関するあれこれをさまざまな角度から調査し、その実態を明らかにします!
婚姻届の提出は“イベント”だ!
提出日はどう決めた?証人の署名は誰が?
【Q1】
婚姻届の提出日はふたりが晴れて夫婦になる記念の日。せっかく提出するならお日柄にこだわりたいという人も多く、半数以上の人が縁起の良い日とされる大安や友引などを提出日に選んでいます。
中でも目立ったキーワードは一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)と天赦日(てんしゃにち)。「祝日の一粒万倍日にしました。毎年休日にお祝いできるし、縁起が良い日なので」(小川なつみさん)、「一粒万倍日と天赦日が重なった彼の誕生日に提出しました」(沙矢佳さん)という声が続々。ちなみに一粒万倍日とは物事を始めるのに良い日とされ、天赦日は何をやってもうまくいくという言い伝えがある日です。
ほかにも「令和元年の11月22日(いい夫婦の日)が大安だったのでこの日で決まり!」(フラワーさん)というように、気になる日や誕生日など候補日の中から、お日柄が良い日を組み合わせて提出日を選ぶ人もいました。
【Q2】
誕生日や付き合い始めた記念日といったふたりにとって意味のある日や、クリスマスや毎年固定の祝日などの覚えやすい日に婚姻届を提出した人は6割超。ほかにも「彼のソウルナンバーが4、私が8だったので4月8日にしました」(よもぎさん)、「ずっと続く円周率にちなんで3月14日に提出」(みくさん)、「平和の象徴でもあるハトにちなみ、8月10日のハトの日に」(annさん)と、ふたりなりの“特別な日”を提出日に選んだケースも結構あるようです。
【Q3】
婚姻届の証人の署名を誰にしたのかも気になるところですが、約半数のカップルは父親に依頼しています。父親以外の人に頼んだケースを見てみると、「彼の兄夫婦。私たちを巡り合わせてくれたので」(M.Tさん)、「お互い字がきれいな母親に」(Morymayさん)、「お互いに好きな人に。彼は親友、私は祖父に頼みました」(上野絵里さん)と、それぞれにきちんと理由があることが分かります。
提出に際し、何か演出やお祝いをした?
【Q4】
婚姻届を提出する前に記念撮影をした人は6割と多数派。撮影ブースが用意されている役所もあり、中にはご当地キャラクターが撮影に参加してくれるケースもあるようです。花嫁のじゅんなさんによると「受理してくれた職員の人が“撮影しますよね?”とそのまま窓口で撮ってくれ、ポーズや角度も細かくディレクションしてくれた」とのこと。証言にもあるように、最近では役所の人も手慣れたもの。窓口が混んでいるときは難しいかもしれませんが、大丈夫そうなら撮影を頼んでみるのもいいかもしれません。
【Q5】
婚姻届の提出に絡めたイベントや演出を行った人は1割足らずとごくわずか。そんな中、実際に行ったケースとしては、「顔合わせ食事会の際に両家の父親による署名式を行いました」(むっそさん)というように、顔合わせ時の演出として取り入れた人がほとんどでした。
【Q6】
提出した日に、ふたりで記念のランチやディナーを楽しんだ人もたくさんいます。「私の誕生日だったこともあり、提出後に遊園地へ行った後、夜はおしゃれな高級フレンチ店でディナー。とても素敵な一日になりました」(えぃみぃさん)と終日フルで楽しんだ人も。そのほか「提出日はおしゃれをして買い物へ行き、記念に似顔絵を描いてもらいました」(勇 れいさん)と思い出に残る素敵な過ごし方をした人もいました。
【Q7】
提出日を家族と一緒にお祝いした人は、ふたりきりで祝った人たちと比べると少数派。そんな中、「両家の親を新居に招いて焼肉をしました」(みかんさん)というように、すでに婚姻届の提出前から同居をしていたカップルが、お祝いを兼ねてホームパーティを開くケースなどが報告されています。
婚姻届の提出をふたりにとっての「特別な日」に!
提出日にこだわったり記念になるイベントを一緒に行ったりすることで、婚姻届を出す日がふたりにとって忘れられない特別な一日に。この先もその日がやってくるたびに「結婚を決意したときの気持ち」を思い出させてくれるはずです。皆さんもぜひ、何かふたりらしいことを婚姻届に絡めて考えてみませんか?
婚姻届の提出は“抜かりなし”が鉄則だ!
提出日はどう決めた?証人は?
【Q8】
婚姻届は記入する欄が多くて細かい決まりごともあるため、慎重に臨みたいもの。ほとんどの人は1回で無事に記入を済ませていますが、中にはこんな声も。「彼が自分の母の名前を間違って覚えていた。“やよひ”が正しいのに“やよい”と思い込んでいたらしい」(みかんさん)とまさかの展開。「ふたりも親たちも全員書き間違いをしてしまい、訂正印だらけのしまりのない婚姻届になりました」(レイチェルさん)というようなちょっと笑えるミスもありました。
【Q9】
数は少ないものの、役所で不備を指摘されて書き直しを余儀なくされた人もいます。「彼が知らずに消えるボールペンを使って書いてしまい、翌日役所から不備の連絡が入りました」(みさりんさん)、「“住所の一部が用紙のけい線と重なっていて、文字が見えません”と細かすぎる指摘をされてしまった」(平本良子さん)という後悔の声もちらほら。中には「戸籍謄本の通りに記載したのに、最近細かい地番が追記されていたのが発覚!」(デンデさん)と、避けようのないミスもありました。皆さんもくれぐれもお気を付けください。
「慎重かつ丁寧に」が記入の際のポイント!
不確かな部分は戸籍謄本などと慎重に突き合わせをし、決められた枠の中に丁寧な文字で記入することで大抵のミスは防げるものです。ちなみに役所へ提出する際に持参すべきものは以下の通り。参考にしてください。
・記入済みの婚姻届
・本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
・印鑑(ふたりと証人2名の分を、万が一の訂正に備えて)
・筆記用具(黒のボールペンや万年筆)
婚姻届は“愛のメモリー”だ!
婚姻届のデザインはどんな感じ?手元に残している?
【Q10】
婚姻届といえば役所でもらえるシンプルな白い用紙をイメージする人が多いかもしれませんが、最近ではさまざまなデザインのものがあり、実際にオリジナルを使う人の方が多いという結果が出ました。人気のタイプはゼクシィなどの雑誌の付録や、自治体が用意しているご当地デザインのものなど。ほかには提出用と保存用が別になった複写式のデザインのものなども登場しています。
ただし中には自治体が発行している婚姻届以外は受理してもらえない場合もあるので、心配な人は提出前に役所に確認してみましょう。
【花嫁Voice】
■「ご当地デザインの婚姻届を使いました。それで市役所に提出するとポイントがもらえる特典付き。思い出にも残るし、得した気分です」(青山夏奈さん)
■「ゼクシィと自治体がコラボしたものを使用。地元の名産のイチゴとスキー場がデザインされたピンクの婚姻届です。記入するときテンションが上がりました」(ジャスミンさん)
■「ふたりの思い出の地が神戸だったので神戸市の婚姻届で提出。市のホームページからダウンロードが可能で、簡単に入手できました」(@vnaccivさん)
■「フリマアプリでオリジナルデザインを作っている人に、提出日とお互いの名前が入ったふたりだけの婚姻届を作ってもらいました。役所にもちゃんと受理してもらえてよかったです」(ゆっきぃさん)
婚姻届はふたりのメモリー。コピーを保存するのもオススメ
婚姻届を提出する前にコピーを取っておけば、記念として手元に残すことができます。結婚証明書とセットでフレームに入れて飾ってもいいし、ほかの結婚関連の書類と一緒にファイルするのもいいアイデア。ふたりだけのメモリーなので、大事に保管してくださいね。
From 編集部
婚姻届はただの用紙にあらず!夫婦の証しとして大切に
婚姻届はふたりが正式な夫婦として認められる大事な証し。そんな婚姻届を「ただの書類」にするのかメモリーとして記憶にとどめるのかはふたりの気持ち次第です。今回の調査の中で見えてきた花嫁たちの声からも気付くこともきっとあるはず。皆さんもぜひこの機会に婚姻届にじっくり目を向けてみませんか?
構成・文/南 慈子 イラスト/てぶくろ星人
※掲載されている情報は2022年4月時点のものです(2024年5月21日更新)
※記事内のデータならびにコメントは、2022年2月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー90人が回答したアンケートと、過去2年以内に婚姻届を提出した女性110名が回答したマクロミル調査によるものです
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