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新生活こそ始めどき!ふたりで”暮らしを整えて貯める”お手軽節約テク

新生活こそ始めどき!ふたりで”暮らしを整えて貯める”お手軽節約テク

彼と新生活を始めたら心機一転、お金遣いや生活習慣を見直して、貯金できる夫婦になりたい!と考えている人は多いはず。そこで、新生活を始めるついでに、今の習慣を“整える”だけで貯まる体質になるアイデアを節約のプロに聞いてみました!ぜひ参考にして、できそうなものから取り入れてみて。

新婚の今こそ、貯金の始めどき!

ファイナンシャルプランナー 丸山晴美先生
ファイナンシャルプランナー丸山晴美先生

彼と新しい生活を始める時期は、家計を見直す絶好のタイミング!この機会を活用して生活や習慣を整え、頑張らなくても自然にお金が貯まる節約術を身に付けちゃいましょう。

1家具・家電を整える

将来を見据えつつ、ふたり暮らしに合うものをチョイス

家具を整理するカップル

ふたり暮らし用の新居に引っ越すのなら、ふさわしい家具家電に整えた方が節約効果も快適さもアップ。数年先の引っ越しや新居購入などを控えている人、じっくり検討したい人はサブスクなどの選択肢も。

■「買い替え」で整える

★冷蔵庫 
もったいないからと、ふたりが持ち寄った小さな冷蔵庫を使うのはNG。最新ファミリータイプの冷蔵庫は性能や使いやすさが優れているのはもちろん、省エネ効果が高く、買い替えるだけで年間数千円の電気代の節約になることも。

★エアコン 
新しいエアコンはエネルギー効率がよく節電に。ただし、必ず部屋のサイズに合ったものを選ぶこと。追加の冷暖房器具が必要になっては本末転倒に。

★カーテン 
床まで丈があり、窓のサイズにぴったりな厚手のカーテンを選べば、冷暖房効率アップに。

■「買わない、手放す」で整える

★車 
本体価格が高いだけでなく、ガソリン、駐車場、保険、車検代など、維持費がかかる。車にこだわりのない人はカーシェアやレンタカーを利用した方が身軽でお得◎。

★家電や家具
最新の家電や家具を試せるサブスクリプションサービスも活用検討を。短期間でも返却可能なので、ふたりに合う商品か見極められ、引っ越したりライフスタイルが変わっても安心。掃除機、加湿器、扇風機、キッチン家電、美容家電、おしゃれな家具など多彩。

★フリマアプリ・サービスの活用
ふたり暮らしを機に「要らない」と気づいた不要品は、フリマアプリに出品を。手間はかかるが、リサイクルショップより高く売れる。「価値がわかる人にはわかる」ものはネットオークションに出すと、より高く売れやすい。家電など処分代がかかりタダでも引き取ってほしい場合は、地元限定のサービスも便利。

2クレジットカード・支払い手段を整える

最適なカードを選び、家計管理をしやすく

お財布を整理するカップル

結婚して名字が変わると、クレジットカードの名義変更が必要に。これを機に、ふたりのカードの所持状況を開示し合い、どのカードをメインに使うか、家族カードをどうするかなど話し合っておこう。

■「まとめて」整える

★家族のクレジットカード
生活費の支払いなど、どのカードをメインに使うか決め、家族カードをつくろう。一括で明細が出てくるので、家計管理がしやすくなる。旅行が趣味ならマイレージの貯まるカードなど、ふたりの好みで選んで。

★キャッシュレス支払い・ポイ活 
クレジットカード以外の電子マネーやスマホ決済の会社もふたりで統一するとお得に。携帯キャリアに絡めたり、普段利用しているショッピングサイトもこちらに合わせればポイント付与率もアップ。

■「減らして」整える

★サブカード
クレジットカードをたくさん持っていて、使いこなせていない人は、結婚を機に見直しを。特に年会費のかかるカードは、必要がなければ解約しよう。楽に管理できるカード枚数の目安はメインとサブで計3枚程度。家族カードの他に、個人名義のカードも持っていると何かと便利。

★銀行口座
銀行口座は、生活費の口座・サブの口座と全部で3つまでがおすすめ。管理がしやすくなるのと、万が一本人が亡くなったとき、相続手続きの手間が増えるため。証券口座は別でOK。

3固定費(光熱費・通信費・保険)を整える

不要なものを削り、乗り換え、金額を最小限に

サブスクリプションを整理するカップル

固定費=定期的な支出のことで、住宅費、水道光熱費、通信費、保険料などが当てはまる。住居費の目安は手取り収入の3割まで。実は、子育てが始まる前は、3年で1000万円も目指せる最強の貯め時とも言われる。年間で換算すると大きな節約になる固定費を上手に整えて、節約した分を貯蓄や投資に回すのがおすすめ。

■「見直し」で整える

★電力・ガス
電力自由化の時代、会社やプランの見直しを。居住エリアやマンションによっては自由に選べないこともあるが、そうでない人は切り替えで安くなるかも。

★格安スマホ
大手キャリアと比べ、安価で利用可能。いろんな料金プランがあるので、自分に合うものを選ぼう。プランによっては月1000円以内に抑えられる。

★保険料
掛け捨ての安いものならいいが、高額の掛け金を更新していくタイプなら解約を検討しよう。自動車保険、火災保険は必要だが、日本は公的な保険が充実しているので、医療保障を手厚くし過ぎなくても大丈夫。心配ならお金のプロに相談を。

■「やめる」で整える

★サブスクリプション
毎月10時間以上見ていない動画配信サービスは解約を検討して。月額2000円程度でも、年間で考えると大きな出費に。また家族でシェアできるサブスクも多いので、夫婦両方が加入している場合、一方は解約してOK。

★ジムや習い事
「さぼりがちで元が取れない」「今の自分には必要ない」と感じたものは思い切って解約を。毎月1万円の出費でも1年になると12万円に。

4変動費を整える

心掛け次第で大きく変動し、節約も可能に

夕食を出前にするかどうか話すカップル

固定費だけでなく、食費、日用品、服飾・美容代、レジャー・交際費といった変動費をしっかり整えれば、よりミニマムな家計をつくることができます。

■「メリハリ」で整える

★食費
食費は外食代やお酒お菓子などを含め、手取り収入の20%前後、もしくは夫婦で4万円が目安。外食やデリバリーなどが増えると予算内で収めるのが大変に。1カ月で使っていい額を決め、毎日の自炊と合わせ上手にやりくりを。お酒、ジュース、お菓子などの好品は、やりくりをして残ったお金で買おう。また、買い物は3日に一度に減らす、ネットスーパーを活用する、なども食費を減らすのに効果的。

★レジャー費
ショッピングをレジャー代わりにすると、無駄遣いが増えがち。おうちで映画、公園でランチなど、お金のかからないレジャーを楽しむ一方で、旅行、スポーツなど、計画的に遊びを目的にしたレジャーを楽しむと、日々の生活にメリハリが出て満足度もアップ。

★日用品
ティッシュや洗剤など、安売り日にまとめ買いしたり、サイズの大きい業務用を買うと、かえって雑に扱い、無駄遣いしがちなことも。家に常備する日用品の在庫はローリングストックにして、丁寧に使い切ることを心掛けると結果節約になる。

★服飾・美容費
服や化粧品などは、買う前に「本当に必要なのか」一呼吸置いて考えるくせをつけよう。洋服は体形維持に努めれば、サイズを理由に新しい服を買わずに済む。

5習慣を整える

日常に刷り込まれた“ちりつも出費”を撃退!

コンビニの買い物を指摘し合うカップル

どこから節約していいかわからない人は、生活習慣の見直しを。会社の行き帰りに立ち寄るコンビニでの小さな買い物、ランチ帰りのコーヒーなど、 毎日無意識にお金を使っていたら要注意。生活習慣を整えることが、家計改善の近道に。

■「眺めて」整える

★レシート
500円前後の少額の買い物は「何に使ったっけ」と思い出せないお金になりがち。買い物をしたときは必ずレシートをもらい、1日5分レシート眺めるのを習慣にすれば、どのくらい使ったか把握できるように。余裕があれば、必要だったものに〇、もっと安く買えたかもというものに△、買わなくてよかったというものに×をつけてみると、よりお買い物上手になれるでしょう。

★家計簿アプリ
習慣にすれば入力や集計も簡単。費目別に表になるので、どこを使い過ぎたかなど眺めるだけですぐわかる。夫婦でシェアすれば、無駄遣いについて反省したり、共通の貯蓄の目標を立てたり、お金について話し合う機会が増えるはず。

■「持ち込み」で整える

★飲物
職場での飲物は、コンビニで買うのではなくマイボトルを持参してみて。コーヒーはドリップパックを持ってきて給湯室で入れれば節約に。

★ランチ
可能な範囲で外食をやめお弁当に。浮いた外食代は「毎日500円」などと換算してつもり貯金すれば励みに。貯まったらまるっと積み立てに回すのもおすすめ。

■「先取り」で整える

★給料・ボーナス
「生活費が残ったら貯めよう」ではいつまでたっても貯まらない。給料やボーナスはすぐ目的別に別の口座に移す習慣を。自動積立口座を利用すれば手間いらず。

From 編集部

ふたりで話し合い、生活を整えながら節約を楽しもう

ふたりの新生活のスタートにあわせて習慣を見直せば、節約体質になれちゃいます。必要なのは、夫婦でよく話し合うことと、ちょっとした毎日の心がけ。賢く節約して、夫婦の明るい未来を切り開いてくださいね。

丸山晴美
Profile

丸山晴美 節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどさまざまなメディアで活動中。
URL:http://www.maruyama-harumi.com/

取材・文/笠原恭子 イラスト/あべさん 構成/小堀そら(編集部)
※掲載されている情報は2022年3月時点のものです

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