いくらにした?ゲストのお車代の金額、決め方は大きく3つ!
遠方から来てくれるゲストや主賓へお渡しするお車代。卒花はどのようにお車代の金額を決めたのでしょうか?決め方は大きくわけて3つあります。
卒花にお車代を決めた方法や実際にお渡しした金額についてインタビューしたので、お車代を決めるときの参考にしてくださいね。
お車代の金額の決め方は大きくわけてこの3つ
<ゲストのお車代、3つの決め方>
■会場からの距離など【ゲストの住んでいる場所】で決める
■新幹線や飛行機など【ゲストの交通手段】で決める
■実際にかかる【ゲストの交通費】で決める
一般的には、お車代は主賓に1万~3万円、遠方から来てくれたゲストには半額~全額負担というのが相場と言われているけど、お車代の金額の決め方の判断基準は大きくわけて上記の3つ。実際にこの3つの決め方をした花嫁さんに渡したお車代の詳細や、宿泊費の有無、渡したゲスト数などを教えていただきました。
「ゲストのお車代」あなたにおすすめの決め方って?
「自分はどのように判断したらいいの?」そう迷ったときは、以下を参考に決めてみては?
■会場に来るための交通手段が複数あり、ゲストが何を使うかわからない場合
→居住地や会場からの距離など【ゲストの住んでいる場所】で決める
■ゲストの実際の交通手段がわかり、金額がある程度予測できる場合
→新幹線や飛行機など【ゲストの交通手段】で決める
■あらかじめ実際にかかる交通費がわかる(ゲストから教えてもらっている)場合
→実際にかかる【ゲストの交通費】で決める
ケース1【ゲストの住んでいる場所で決めた:まなみさん】
挙式地は東京。招待したゲスト26人のうち、遠方から来るゲスト9人にお車代を渡しました。
口コミサイトなどネットでお車代の相場について調べたのち、親族に関しては両家の親に相談し、友人と恩師については新郎と話し合って決めました。渡した金額は、実際にかかるであろう金額の半額以上でキリの良い数字に。2万円~3万円のお車代を渡しました。
「日帰り可能な時間帯の式だったため宿泊を手配しなかったので、多少色を付けたつもりです。新郎の家族が前泊したのですが、お車代や宿泊代は受け取っていただけませんでした。また、ヨーロッパから来てくれた友人には、さすがに全額は出せないのであらかじめ一部だけとお断りした上で来ていただきました。」(まなみさん)
こうして決めました!
結婚して地方に引っ越した友人が多いので、住んでいる場所を基に、住所最寄りの新幹線駅を調べ、それを基準にお車代を決めました。新幹線駅を基準にした理由は、新郎側の親族が実際に新幹線で来ると聞いていたので、ほかのゲストも同じ移動手段で考えることにしました。飛行機は早割りや格安航空会社など金額に幅があるので、新幹線の金額を基準にする方が決めやすかったです。(まなみさん)
ケース2【ゲストの住んでいる場所で決めた:綾さん】
挙式地は都心だったため、首都圏外と東京都郊外から来てくれるゲストにお車代を渡しました。ゲスト数72人のうち、お車代を渡したゲストは4人。予算に限りがあったため、当初はお車代は出せないということで遠方ゲストには了承を得て来ていただくことに。節約しながら準備をしていく中で、最終的に少し余裕が出たため、5000円~1万5000円のお車代を渡すことにしました。
「もちろん、全員に了承していただいたわけではなく、お車代が出せないなら行けないと、はっきりと断ってくれたゲストもいました」。(綾さん)
こうして決めました!
正確な金額を調べたわけではありませんが、「なんとなく片道分くらいかな?」とゲストの住んでいる場所を基準に、キリの良いこの金額(片道分を想定)に設定しました。東京都郊外から来てくれたゲストは、家族写真やビデオ撮影の依頼や、挙式後実家までの荷物の運搬などもお願いしており、会場に早めに来てもらうなどお世話になったのでお車代だけというより、すべてひっくるめて1万5000円を渡しました。(綾さん)
ケース3【ゲストの住んでいる場所で決めた:ミホさん】
挙式地は東京。ゲスト数60人のうち、遠方から来る方と主賓の計4人のゲストにお車代を渡しました。会場が新幹線で来られる距離だったことから、実際の交通手段に関わらず新幹線の料金から算出することに。会場から見て中距離(岐阜県・三重県)から来るゲストには1万円、大阪府から来るゲストは1万5000円、奈良県から来る主賓ゲストは3万円に。
「主賓には交通費全額+1~3万円という情報も見たのですが、ご祝儀以上の金額にならないようにとも書かれていたので、金額に悩みましたが最終的には3万円をお車代として渡すことにしました」。(ミホさん)
こうして決めました!
ネットや友人の意見、これまで自分が式に参加した経験を基に考えました。招待状を送る前の声掛け時点で、新幹線の片道分くらいしかお車代を渡せないことをゲストには伝えていました。お車代は実際にかかるであろう金額の半額程度に。宿泊費は渡しておりません。(ミホさん)
ケース4【ゲストの交通手段で決めた:ぽんちゃんさん】
挙式地は東京。招待ゲスト50人のうち、遠方からのゲスト4人と、主賓や乾杯のあいさつを依頼したゲスト(東京)2人へお車代を渡しました。関東圏外で名古屋市・仙台市・青森県から新幹線で来る友人や親族ゲスト3人へはそれぞれ2万円を、沖縄県から飛行機で来る友人ゲストへは3万円を渡しました。主賓や乾杯のあいさつをお願いした2人(東京)のゲストへは、交通手段問わず新郎新婦から5万円と彼の親から3万円を渡しました。
「主賓や乾杯のあいさつをしてくださった2人のゲストは、彼の上司だったので彼の親から厚意でお車代を3万円渡していてくださったようです」。(ぽんちゃんさん)
こうして決めました!
会場に来るときの交通手段から交通費を調べて、実際にかかる金額の半額以上でキリの良い金額になるようにしました。宿泊を必要としたのは、青森から来た親族と沖縄から来た友人だったので、友人に対してのみ宿泊費も含めた金額として3万円を渡しました。(ぽんちゃんさん)
ケース5【ゲストの交通費で決めた:ぼのさん】
挙式地は横浜。親族ゲスト29人を招いた結婚式で、4組のゲストにお車代を渡しました。
東京都や埼玉県から電車や自家用車、レンタカーで来る3組のゲストには、それぞれ代表の方へ5000円を。東京都からタクシーを使って来るいとこ家族には、2万円をお車代として渡しました。
「親族のみの結婚式だったので、事前に金額が予想できました。ゲスト専用駐車場がない会場で、最寄りの駐車場を案内するために挙式1カ月ほど前にゲストへ交通手段を確認しました」。(ぼのさん)
こうして決めました!
全額を渡すべきか、半額でいいのか、みんな異なる金額で良いのか合わせるべきか迷いました。お車代を渡すゲストはすべて新婦側の親族だったので、父に相談して決めました。渡した金額は、実際にかかるであろう金額の半額で計算し、一番高かった金額の5000円に合わせることに。タクシーで来るゲストに対しては、桁違いに金額が異なるので、おおよそかかる金額を想定し2万円を渡しました。(ぼのさん)
From 編集部
3つの決め方を参考に、お車代を考えてみよう
お車代は一律じゃなくても大丈夫。ゲストの住んでいる場所や、交通手段、実際にかかる交通費などを参考に、ふたりの状況やゲストの状況に応じて、全額や半額程度、キリの良い金額を渡すなど、柔軟に判断していきましょう。親族へのお車代については親御さんにも相談すると良いですね。何よりも、一番大切な「来てくれてありがとう」の気持ちを伝えることも忘れずに!
構成・文/RIE☆ イラスト/moko.
※記事内のコメントは2021年12月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー86人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年2月時点のものです
- 挙式・披露宴
- 打ち合わせ開始期
- ゲスト
- お金実例
- 花嫁実例