そのまま使える!“ナチュラルだけど華やか”な花嫁メイクの依頼テク
花嫁メイクといえば「バッチリ濃いめ!」のイメージがありませんか?今のトレンドは、ナチュラルでありながら華やかさを感じるメイク。チャームポイントを生かしつつこなれ感のある表情に仕上げれば、自然なのに主役オーラも十分!そんな“ナチュ華”メイクが叶うオーダーの極意を、似合わせメイクを得意とするヘアメイクアップアーティスト・yunoさんに伺いました。2022婚花嫁さん、要チェックです!
教えてくれたのは……
“もともと美人メイク”をモットーに、その花嫁さんらしい黄金バランスを見極めたメイクを心掛けている。出張専門ブライダルヘアメイク「ATREN DEU WEDDING(アトレンドウェディング)」所属。
<Instagramアカウント:@yuno.hairmake>
“ナチュ華”な花嫁メイクを叶えるには?
“ナチュ華”な花嫁メイクで大切なのは、顔全体の「調和」。
ベースは、肌の色(イエロー系・ブルー系)や骨格(大人顔・幼顔)に合わせて、自然な光と影を演出しましょう。アイメイクは、元の目が拡大していくイメージで、アイラインやマスカラをなじませて。特にアイライナーは、リキッドでくっきり線を描かずパウダーで柔らかく仕上げるのがコツ。さらに、キーカラーを1つ決め、アイシャドウ、チーク、リップ、眉の色までカラートーンを統一すると洗練された表情に。花嫁さんの魅力を最大限生かしつつ、華やかに仕上がります。
次からは、3つのタイプ別に“ナチュ華”な花嫁メイクを解説。スクショして見せるだけで伝えられる「メイク指示書」と、自分に似合わせるためのポイントを紹介しているので、せひ活用してくださいね!
ふんわり優しい「フェミニン」な花嫁メイクのオーダー方法
1.落ち着きある<ブラウン>で正統派の美人顔
<ブラウン>をキーカラーにしたメイクは、一つ一つのパーツが優しく華やぎ、エレガントな「フェミニン」花嫁になれます。
ベースの肌は、明るめのセミマットが好相性。眉は、ピンクブラウンの眉マスカラを塗ると、柔らかい印象になり気品UP。チークやリップは色を控えめにして、頑張りすぎない余裕のある表情に仕上げましょう。
[+1アドバイス]
目元のブラウンシャドウは、イエロー系の肌であれば黄みの強いものの方がおすすめ。ヘアメイクさんに相談しながら、自分に似合うブラウンを見つけましょう。
(ヘアメイクアップアーティストyunoさん)
2.肌になじむ<ピンク>で愛されプリンセス顔
愛されプリンセス顔を目指すなら、<ピンク>をキーカラーに。花嫁が持つ可憐さが引き立ちます。
肌は、しっとり滑らかに整えたベースにそっとパウダーをかけ、みずみずしく毛穴レスなつや肌を実現。濃淡の異なるピンク3色をグラデーションでアイホールにのせた後、ピンクブラウンのシャドウで目尻長めにラインを描いたら、まつ毛は黒マスカラで引き締め。優しい目元づくりはメリハリをつけることが大切です。
[+1アドバイス]
目元のピンクグラデは、濃いピンクの入れ方が大切。薄ピンクをアイホールより広く、中間ピンクをアイホール、そして濃いピンクを二重幅までしっかりのせることで目が大きく見えます。奥二重や一重の場合は、“二重幅があるとしたらこのあたり”という位置に。さらに、涙袋へ薄ピンクをたっぷりのせ、中間ピンクで涙袋の下ラインをなぞると、より可愛らしさが引き立ちます。
(ヘアメイクアップアーティストyunoさん)
健康的でつやっぽい「ヘルシー」な花嫁メイクのオーダー方法
1.ニュアンスある<ゴールド>で今っぽリュクス顔
海外リゾートが似合う軽やかなラグジュアリーメイクは、<ゴールド>をキーカラーに使うのが◎。
ヘルシーな肌作りには、立体感とつやを多めに仕込みましょう。アイメイクとチークはオレンジゴールドでしっかりと発色させ、アイラインとマスカラできりっと。仕上げはヌーディベージュのリップで色香を漂わせて。
[+1アドバイス]
健康的な美しさを引き出すために大切にしたい眉。元が薄眉であっても、眉色に合わせたペンシルで眉頭、眉尻、輪郭全体を丁寧に描くことで、しっかりとりりしい印象に見せられます。
(ヘアメイクアップアーティストyunoさん)
2.深みのある<テラコッタ>でおしゃれモダン顔
おしゃれなのに色っぽい、シックな赤みを帯びた<テラコッタ>がキーカラーのメイク。
肌は、つやタイプのパウダーをのせ、グロウスティックを頬の高い部分にポンポン。アイメイクはテラコッタのクリームシャドウを使って、つやと色をしっかり出します。チークは明るめオレンジとブラウンを混ぜ、アイシャドウと合わせたテラコッタカラーで仕上げて。顔全体の色みを統一させて、モダンな印象を高めましょう。
[+1アドバイス]
ヘルシー系メイクは、チークを高め位置に入れるのがお約束。頬より下に入れてしまうと老けた印象になってしまうので要注意です。目元のくまが気になる場合は、目の下まで入れてもOK。くまのカバー効果が期待できます。
(ヘアメイクアップアーティストyunoさん)
はじける笑顔が似合う「キュート」な花嫁メイクのオーダー方法
1.パッと明るい<オレンジ>で親しみガーリー顔
キュート系メイクの王道カラーである<オレンジ>をキーカラーに使えば、パーツがはっきり引き立ち、愛らしい表情に。
ベースは、丁寧に整えた後で、おでこ、鼻先、あご先にハイライトを使用。つやをしっかり仕込みます。チークはリキッドタイプがおすすめ。肌の内側から自然ににじみ出たような血色を再現することで、可愛らしさと同時に色っぽさも漂わせることができます。
[+1アドバイス]
チークは、ブルー系の肌であればコーラルピンクを選ぶといいでしょう。なじみやすいリキッドチークを選べば、つや肌との相性も抜群です。
(ヘアメイクアップアーティストyunoさん)
2.万能な<コーラルレッド>でみずみずしい大人顔
きれいと可愛いが両立できる<コーラルレッド>をキーカラーにしたメイク。リップにポイントを持たせて幸福感を高めます。
肌は、清楚な印象を与えるセミマット仕上げ。コーラル系と相性のいいオレンジブラウンのシャドウを、目のキワから自然なグラデーションで広げ、ミルキーベージュのチークを頬の中央に控えめにぼかします。本命は、鮮やかなコーラルレッドのリップ。ややラフに色をのせて、親しみやすさを演出しましょう。
[+1アドバイス]
“ナチュ華”メイクでは使用を避けたい黒リキッドライナーですが、鮮やかな色を使うキュート系メイクの場合は引き締め効果としてアリ。ただし、一重の場合はどうしても黒が浮いて見えがちなので、ブラウンリキッドを選ぶ方が無難です。
(ヘアメイクアップアーティストyunoさん)
From 編集部
あなたの好きなメイクは?自分の好きと嫌いを見極めよう
ナチュラルメイクといっても、そのイメージは人によってさまざま。メイクリハーサル時には、好きなメイク写真と合わせて苦手なメイク例も持参し、担当ヘアメイクさんに見せましょう。「このつや肌は好きだけれど、このテカテカは違う」など具体的に確認することで、きっとあなた好みの“ナチュ華”メイクを探ってくれるはずです。今回紹介したオーダーポイントをぜひ役立ててくださいね!
取材・文/伊藤佳代子 イラスト/EccO D/ロンディーネ 構成/間宮 愛(編集部)
※掲載されている情報は2022年2月時点のものです
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