肌荒れ・むくみetc.式当日、まさかの美容トラブル!どう対策する?
ヘアメイクリハーサルはバッチリ。エステも総仕上げだし、ネイルサロンも予約したし……でも気を付けて!花嫁ビューティには直前~当日にわーんと嘆きたくなる落とし穴があるみたい。実際の卒花さんの後悔談と共に、そんな落とし穴を避ける対策をご紹介します。
当日まさかのトラブル1:くまがひどい、むくんじゃった
前夜、緊張からかどうしても眠りが浅くて、顔パンパン、目の下にくままで……。はつらつとした理想の花嫁像とは程遠い、すさんだ朝の自分にがっくり。どうレスキューする?
卒花の後悔
当日の朝、がっつり目がむくんでしまいました。前夜は早めに布団に入ったものの、緊張であまり寝られなかったんです。(kcさん)
当日の写真を見返したら、顔のむくみがひどかった……。会場隣のホテルに前泊し、ギリギリまで寝られることをいいことに彼と家族と食べて飲んだせいです。(ぼのさん)
前日寝付けず、朝起きて鏡を見たら目の下のくまがすごかった。会場に着いてからも、あまり改善していなかったので焦りました。(ゆいさん)
こうやって防ぐ!直前期~当日朝の対策
寝不足続きによる血行不良で起こる青くまやむくみには、ホットタオルが◎。顔全体を1分程度しっかり温めたら、化粧水で引き締め、さらにデコルテまでマッサージすることでかなり改善します。コンシーラーの厚塗りは厳禁。
当日まさかのトラブル2:にきびができてしまった
朝、鏡を見て大ショック!おでこに、フェイスラインに、鼻の上にぷっくりできた吹き出物。スキンケアを頑張っていても、生理周期やストレスの影響で突如できてしまうことがあるみたい。
卒花の後悔
当日までに、もみあげと顎のにきびが完治しませんでした。疲れがたまっていたのかな。メイクでカバーしてもらいましたが、やはり動画のアップでは気になりました。(ありぴさん)
当日の朝、おでこの目立つところににきびを発見!スキンケアは入念にしていたものの、乾燥なのかストレスなのか、本番にできてしまうなんて。(けいさん)
式の4日前、こめかみに大きなにきびができて日に日に成長。普段から生理前には出やすいのですが、タイミング的にずれていたので油断していました。(たまちゃんさん)
こうやって防ぐ!直前期~当日朝の対策
まずはしっかり睡眠をとって。慢性的な吹き出物は、皮膚科の薬とスキンケア、サプリメントで治療。前日までにできた場合も、皮膚科でうみを出したり、抗生剤を内服したり、注射が効くケースもあります。当日発生ならば、最終手段としてそのままお化粧でしっかりカバーして。
当日まさかのトラブル3:髪が乱れちゃった
人気のエアリーなアップヘア。毛束を柔らかく固めている分、ふと気付くとふわふわが加速してぼさぼさ!セットしてもらったのに、癖毛やアホ毛が主張してきた……なんて嘆きも。
卒花の後悔
披露宴の際、トップに空気を含ませた部分がくしゃっとしてしまって。角度によっては、結構みっともない感じになっていたと思います。(池本 綾さん)
前髪の天パ、本番前にしっかり伸ばしてもらったのに、披露宴中にだんだんくるんとなってしまいました。湿気が多かったから?髪も傷んでいたのかも。(まなみさん)
こうやって防ぐ!直前期~当日朝の対策
カールやアイロンのもちは髪質によります。ヘアメイクリハの日に、その後のスタイルキープ状況を観察し担当者に伝えましょう。髪の油分が多すぎても崩れやすいので、サロントリートメントは1週間前までがおすすめ。
当日まさかのトラブル4:顔がテカっちゃった
会話を楽しんで、お色直しで控室に戻ったらおでこも鼻上もピッカピカ。これははやりのつや肌じゃ……ない!普段とは違う緊張感もあり、汗の量が尋常じゃなかったという声も。
卒花の後悔
チャペルで撮った写真のほとんど、おでこがテカっていました。(池本 綾さん)
色打ち掛けにお色直ししてフォトラウンド。想像以上に暑くて汗が止まらず、ヘアセットやメイクが汚くなっているのではないかと不安でたまらなかった。(はるかさん)
こうやって防ぐ!直前期~当日朝の対策
テカリの原因は、過剰な皮脂分泌によりファンデがヨレてしまうこと。ファンデを厚塗りにせず、下地をしっかりつくってもらいましょう。普段の洗顔は、必要な皮脂を取りすぎないようぬるま湯で。しっかり泡立てた洗顔料で優しく洗いましょう。洗顔後は乾燥しないように、化粧水の後あまり重くないテクスチャーの美容液、乳液などでしっかり保湿を。糖質脂質を避け、緑黄色野菜やビタミンを多く含む食事も大切。
当日まさかのトラブル5:日焼け、虫刺され跡が残っちゃった
前撮りのロケーション撮影で焼けちゃった、うっかりぶつけた、虫に刺されちゃった……気を付けていたのに防げなかった外的肌トラブル。治す時間がないだけに、残念な気持ちも残りがち。
卒花の後悔
少しでも細く見せたいと、式前日に二の腕へマシンをかけてもらったところ、翌朝赤くなってしまいかなり慌てました。(及川遥加さん)
ハワイ挙式で挙式前に2日ほど過ごしてたため、広範囲に焼けてしまいました。特に背中は当日も赤みが引かなかった……。(ももさん)
夏の結婚式だったので、腕に大きな虫刺されが。とても目立ってしまったので、当日はメイクさんに頼んで、ボディメイクで隠してもらいました。(まなみんさん)
こうやって防ぐ直前期~当日朝の対策
内出血した部分も日焼け肌も、元に戻るのに数週間必要。直前に起きてしまった場合は、メイクさんに依頼し、ボディ用ファンデーションで隠してもらいましょう。当日まで時間があるなら、こすらない日に当てないを意識して。クリニックを受診し、ビタミンCなど内服薬を処方してもらうのも手。
当日まさかのトラブル6:手が荒れていた
昨今の手洗い&消毒で、花嫁さんの手肌は荒れ模様。きれいにドレスアップしてはたと気付く……あれ、手だけガサガサ!?乾燥や節も目立ってしまって、指輪交換もヒヤヒヤ。
卒花の後悔
新郎と手をつなぐとき、手がカサカサなことに気付きました。ハンドクリームなどで保湿を小まめにしていなかったせいです。(ハルカさん)
着付けが終わった後、メイクさんから手がガサガサだと指摘を受けドキッ。仕事柄手洗いが必須ですが、手洗い後のケアが不十分だったと反省しました。(A子さん)
こうやって防ぐ!直前期~当日朝の対策
頻繁な手洗いによって、皮膚のバリア機能が低下している方が増加。とにかく小まめにたっぷり保湿を。熱いお湯は皮脂を奪うので、手洗いはぬるま湯~水で行いましょう。直前ケアなら、ラップパックや手袋型のトリートメントキットが有効。湿疹やひび割れは、皮膚科で薬を処方してもらいましょう。
今回アドバイスをくれたのは
山田美奈先生
医療法人社団眞幸会 四谷三丁目皮膚科 院長
大学病院と連携し、一般皮膚科診療と美容皮膚科診療の両方から患者に寄り添う診療をする皮膚科クリニック院長。美容治療を積極的に取り入れ、肌の悩みを解決できるように尽力するだけでなく、患者の視点に立った理解しやすい説明をするように心掛けている。
金子真由美さん
ヘア・スタイリスト
「BOTTOMS」所属のヘア・スタイリスト。“大人かわいい”と “こなれ感”を両立したアレンジが得意。インスタグラムでは「#かねこアレンジ」が話題を集め、現在までに5冊のヘアアレンジ本を出版。2019年6月に発売した、ウエディングヘア本『#かねこウェディング 』が最新刊。
From 編集部
ビューティトラブルはプロの手で速やかにレスキュー
肌悩みは、早めに皮膚科を受診してスムーズに解決するのが一番。また、ヘアメイクリハーサルをしっかり行い、その日一日のもちを確認&報告することで、本番ではよりきれいで崩れにくいスタイルをつくってもらうことができます。当日朝に発生したトラブルも、正直にヘアメイクさんに伝えて改善策を相談し、後悔のない花嫁姿を叶えましょう。
取材・文/伊藤佳代子 イラスト/山中玲奈 構成/小堀そら(編集部)
※記事内のコメントは2021年11月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー96人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年1月時点のものです
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