せっかくの前撮り&式写真を一冊に。今、注目の「フォトブック」って?
自分で手軽に作れる、コンパクトサイズのミニアルバム「フォトブック」はご存じですか?作り方は難しくないのに、仕上がりはまるで本格的な写真集。それが今、ウエディングでもさまざまなシーンで活用されているようなんです。そこで、卒花さんがどんな内容でどんなふうに取り入れたのかをリサーチ!せっかく撮った前撮りや結婚式の写真、あなたも活用してみては?
自分だけの一冊が簡単&素敵に!
使い道もうれしいもいっぱい♪
フォトブックの魅力って?
フォトブックを用意した卒花さん65人に聞いたところ、その「魅力」について次のような声が上がりました。
■思い出を振り返りながら、自分たちの感性で形にできる
■選ぶ写真やレイアウト、サイズもふたり好みだから、思い描いた世界観が漂う一冊になる
■コンパクトサイズのものなら、身近に置いたり携帯したり、いつでも見返しやすい
■スマホだけでも簡単、手軽に制作できる
■プロに依頼したアルバムに比べるとグッとお得
■スマートフォンやパソコンよりも写真が見やすく、年配の人にもうれしい
■ウエディングらしい“きちんと感”のあるものにできる
■ウエルカムスペースなどに飾ってお披露目するのにもピッタリ
……etc.
このようにうれしいがいっぱいのフォトブックは、作り方はカジュアルなのに記念品やギフト、結婚式の装飾や演出まで、さまざまな用途でも使えるのが特に魅力のようです。
フォトブックはどうやって作るの?
多くの卒花さんが「簡単に作れる」というフォトブックですが、写真をレイアウトしたり、用紙や製本したり、本当に自分でもできるのか気になるところですよね。作り方については主に次の2通り。
【方法1】専用サイトの制作サービスを利用し、パソコンやスマホから作成・オーダー
インターネット上にあるフォトブック作成サービスにアクセスして、自分で写真をアップロード、レイアウトなどをして作成・オーダーする方法。レイアウトもフォーマット(型)も多くは選択できるので、一から考える必要がなく、簡単にバランスよく写真を配置できます。
【方法2】写真専門店の店頭制作機を利用して、作成・オーダー
写真専門店などの店頭に設置されている専用機器に、持ち込んだ写真を自分でアップロード、レイアウトなどをして作成・オーダーする方法。方法1と同じく、レイアウトもフォーマットも多くは選択できます。またこちらの場合は完成品を店頭受取にすれば、送料がかからないことが多いようです。
【How to Use1/結婚報告用】
祖父祖母や友人など招待、参列できなかった人へ贈る結婚報告として
結婚式に招待できなかったり、参列ができなかった祖父祖母や友人など身近な人に、式後の「結婚報告」を兼ねた贈り物とする活用法。結婚式の様子を時系列で紹介したり、写真の説明コメントをプラスしたり、臨場感が伝わるような工夫もできる。前撮り写真も紹介すれば、ふたりのウエディングをまるごと一冊でしっかり感じてもらえるものに。
結婚式報告用に準備
参列できなかった親族へのプレゼント用、そして両家と自分たちの思い出用に2タイプのフォトブックを作成。内容はエンゲージメントフォト、前撮りと時間軸に沿った結婚式のスナップで構成。パソコンやスマホで見る画像と印刷された写真では、温かみが全然違うので雰囲気がしっかり伝わったようです。(りえさん)
――――フォトブック制作データ―――
■ページ数:ふたり、両家用36ページ/親族用16ページ
■使用写真枚数:ふたり、両家用84枚/親族用30枚
■サイズ(判型):ふたり、両家用186mm×186mm/親族用150mm×150mm
■制作冊数:ふたり、両家用2冊/親族用2冊
■制作タイミング・期間:結婚式後、1週間ほど
■制作方法:専門業者のセルフ制作サービスを利用して、パソコンで作成、オーダー
■かかった費用:2万9535円
■内容構成:エンゲージメントフォト、結婚式会場前撮り、結婚式写真を同じくらいの枚数使用。式当日部分は時間軸に沿って構成
【How to Use2/式後記念品用】
家族や身内に贈る、結婚式後の記念のウエディングギフトとして
家族にとっても、ふたりの結婚式の思い出は大切な宝物。データで送るのもいいけれど、やっぱり手の取れる形にされたものには、ふたりの気持ちとウエディングならではの特別感が宿る。家族へのメッセージや幼い頃の思い出の写真をプラスして、より家族が感動する作りになるように工夫する人も。
両家の親へ記念として贈呈
両家の親がそれぞれでより楽しんでもらえるように、新郎新婦で写真を変えて制作。導入はそれぞれの幼い頃の写真、式当日のお支度からお見送りまで、ふたりの晴れ姿や家族との写真を織り交ぜた内容に。手に取って見られるフォトブックとデータでは、家族の満足感もだいぶ変わるようでした。(さほさん)
―――フォトブック制作データ―――
■ページ数:36ページ
■使用写真枚数:65枚
■サイズ:A4サイズ
■制作冊数:前撮り2冊/結婚式2冊
■制作タイミング:[前撮り分]前撮り1カ月後/[結婚式分]結婚式後3カ月後
■制作方法:[前撮り分]自宅プリンターで印刷してアルバムに/[結婚式分]専門業者のセルフ制作サービスを利用して、パソコンで作成、オーダー
■かかった費用:1万円
■内容構成:結婚式分は新郎新婦とで内容を変え、それぞれソロショットや表情がいいもので構成。どちらも1、2ページ目に子どもの頃の写真、それ以降は式の身支度シーンからお見送りまでを
【How to Use3/ふたりの記念アルバム用】
感動、思い出をふたりで何度も振り返るためのアルバムとして
ふたりで見返すための、いつも手元に置いておける“アルバム”として残すのにもフォトブックはおすすめ。特別な日だからこそのお互いの表情やこだわったアイテム、衣裳、そして会場の雰囲気まで。お気に入りの写真ばかりを選んでサイズや組み合わせまで自由に組み合わせられるから、ふたりが満足できる一冊が完成。
記念アルバムとして作成
自由に構成できるので、思い出を振り返りながら作成する時間そのものも楽しかったです。一冊にまとめていることで、データよりも見返しやすいのも作ってよかったポイント。親にもプレゼントしたら、とても喜ばれました。(yukiさん)
―――フォトブック制作データ―――
■ページ数:40ページ
■使用写真枚数:119枚
■サイズ:約250mm×約200mm
■制作冊数:3冊
■制作タイミング・期間:結婚式後、2カ月
■制作方法:専門業者のセルフ制作サービスを利用して、パソコンで作成、オーダー
■かかった費用:約1万3000円
■内容構成:前撮りと挙式、披露宴をそれぞれ1/3ずつ同じバランスで構成
【How to Use4/プロフィールフォトブック用】
披露宴中、ゲストに楽しんでもらいながらふたりのお披露目を
ゲストにふたりのプロフィールや出会い、これまでの軌跡などを伝えるために、結婚式の最中にフォトブックでお披露目するアイデアも。特に少人数のウエディングの場合は、ゲストに順番に見てもらいながら、会話のきっかけにもなる優れもの。プロフィールブックやプロフィールビデオでの紹介よりもコストやパワーが抑えられるのもうれしい。
プロフィールビデオの代わりに
中座中、ゲストが退屈しないように前撮り写真で構成したもの、ふたりの思い出写真で構成したものと2タイプ用意しました。プロフィールビデオを用意するよりお手頃で、記念にも残せるので、親族婚の方には特におすすめです。結婚式後には両家にプレゼントしました。(しゃみさん)
―――フォトブック制作データ―――
■ページ数:10ページ
■使用写真枚数:31枚
■サイズ:A4サイズ
■制作冊数:前撮り3冊/ふたりのこれまでの歩み3冊
■制作タイミング・期間:結婚式前、1カ月
■制作方法:専門業者のセルフ制作サービスを利用して、パソコンで作成、オーダー
■かかった費用:不明
■内容構成:1冊目は前撮りのみで構成。2冊目はふたりのデートや旅行写真で構成
【How to Use5/ウエルカムアイテム用】
出席ゲストへのおもてなしとなる、装飾アイテムとして
前撮り写真をフォトブックにまとめて、ウエルカムスペースに飾るアイデアも人気。フォントやデザインもおしゃれなものが多いので、ウエルカムスペースの雰囲気に寄せた形に仕上げれば、センスのある装飾アイテムとしても活躍してくれる。しかも、ゲストが手に取って見られるので、待ち時間も退屈させない。
前撮りの和装姿をお披露目
結婚式当日は着用しなかった和装をはじめ、前撮り写真をフォトブックにしてウエルカムスペースでお披露目。作成に時間はかかりましたが、コメントを入れられるので、撮影のときのことを思い出しながら余韻に浸ることができて、作っている時間も幸せでした。利用した「カメラのキタムラ」のフォトブックは、写真がキレイで大満足です。(まりんさん)
―――フォトブック制作データ―――
■ページ数:結婚式当日の装飾&ふたりの記念用30ページ/式後両家親&親族へのプレゼント用60ページ
■使用写真枚数:300枚
■サイズ:装飾記念用A4サイズ/プレゼント用A4より小さめサイズ
■制作冊数:装飾記念用4冊/プレゼント用13冊
■制作タイミング:結婚式前と式後
■制作方法:専門業者のセルフ制作サービスを利用して、パソコンで作成、オーダー。及びスマホで制作、店舗にてオーダー
■かかった費用:8万円
■内容構成:[装飾記念用]前撮り写真のみ/[プレゼント用]前撮りと結婚式写真
From 編集部
活用法もいっぱい。何度も楽しめて「作ってよかった」声多数!
前撮りや結婚式の写真を使った「フォトブック」は、「モノ」としての満足度だけでなく、作る工程の楽しさ、演出やギフトとして活用したときの相手の反応まで、気持ちの満足度もとても高いようです。ぜひあなたのウエディングにも取り入れてみませんか?
取材・文/小松ななえ イラスト/moeko D/ロンディーネ 構成/松隈草子(編集部)
※記事内のコメントは2021年11月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー65人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2022年1月時点のものです
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