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新婚の今こそ始めどき[夫婦のタイプ別]おすすめ資産運用はコレ!

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将来のお金のことはゆっくり考えよう、と思っていませんか。ところが「新婚の今こそ、貯めどき・殖やしどきなんです」とファイナンシャル・プランナー(以下:FP)の丸山晴美先生。その最大のチャンスをがっちりつかむために、夫婦のタイプ別・おすすめの資産運用を聞きました。

自由になるお金が多く「長期」運用を始めやすいから

「人生でお金の貯めどきは3回あります」とFPの丸山先生。

□ 独身時代
□ 夫婦共働きで子どもが生まれていないDINKS期
□ 子どもが独立して自分たちが老後を迎えるまで

そして特に、自由になるお金が多いDINKS期が最大の貯めどきと言われています。

新婚のうちは、何事も柔軟に考えやすい時期。お金の価値観について不一致があっても話し合いで解消しやすく、この先の超長期にわたるライフイベントについて話し合うべき大事な時期でもあります。

資産運用を始めることもその一つ。特に若い新婚カップルほど、早く始めれば「長期」の運用がしやすくなるので、今のうちに貯める・殖やす仕組みを考えましょう。ただし、リスクもあるので慎重に検討することが大前提です。

預貯金だけではお金が減ってしまう?

日本では2021年後半から物価が上がり始め、インフレの状態が続いています。 物やサービスの値段が上がる(=お金の価値が下がる)状況下、預貯金だけに頼っていると、0.1%というわずかな利息ではお金が殖えないどころか、目減りしてしまう危険性が大。

預貯金だけでなく、いろんな運用商品でお金を殖やすことを目指しつつ、リスクを分散させることが大事なのです。

資産運用で成功するカギは「長期・積立・分散」。この3つの法則さえ守れば、それほどリスキーなことにはなりません。

利益にかかる税金がゼロ!数年後に使うことも

2024年1月から新しくなったNISA(ニーサ)は、つみたてNISAがつみたて投資枠に、一般NISAが成長投資枠に引き継がれ、併用が可能になりました。

最大のメリットは、投資などで得た利益に税金がかからないこと。例えば投資で10万円の利益が出ると、通常は約20%の税金がかかって手取り約8万円になるところが、NISAなら10万円まるまる自分のものになります。

さらに、非課税で運用できる期間が、新しいNISAでは無期限となり、より運用しやすくなったのもポイントです。

原則60歳まで引き出せないiDeCoと違い、中途解約が可能なのも大きなメリット。運用しつつ、利益が出たら少し解約して使いたい、教育資金を殖やしたい、60歳までは先が長すぎて重荷、というカップルに向いています。

掛け金が全額所得控除になり所得税・住民税が軽くなる

「iDeCo(個人型確定拠出年金)」とは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の一つです。

最大のメリットは、掛け金が全額所得控除になり、所得税・住民税が軽減されること。60歳まで引き出すことができない点には注意が必要ですが、老後の資金をしっかりと、かつお得に貯めたいカップルに向いています。

なお、月々5000円から積み立てることができますが、金融機関に支払う手数料にも注意。掛け金があまり少額だと、手数料の負担が大きく、利益が出にくいケースがあります。できれば1万5000円から2万円くらいの金額で積み立てをした方が利益は出やすいでしょう。

かつ、控除のメリットも、掛け金が多いほど出やすいので、できれば設定を高めにするといいでしょう。

ほったらかしでもロボットが自動的に運用

「ロボアド投資」とは、時間や手間をかけず、プログラムに任せて資産運用が行えるサービス。最初に積み立てる金額を決め、リスク許容度を5段階の中から選べば、後は自動的に資産運用をしてくれます。

人間はどうしても感情に左右されがちですが、その部分をロボットがタイミングを判断してやってくれるのでラク。手数料が約1%かかりますが、運用の知識が浅い初心者や、銘柄を選ぶ時間がない人にも向いています。

お金を預けたら売買まですべてやってくれる投資一任型の他、提案してくれるアドバイス型も。初心者は投資一任型の方がロボアド投資のメリットを最大限生かすことができるといえそうです。

なお、NISA口座を使ったロボアド投資もあるので活用を考えてみては。

円以外の通貨を持ってリスク分散でき、海外でもお得に使える

外貨預金とは、日本円を米ドルやユーロなど外国の通貨に替えて預け入れる預金のことです。

「長期・積立・分散」が資産運用の成功のカギと言いましたが、通貨の分散という意味で「外貨預金」もおすすめです。日本円も盤石とは限らないので、米ドルやユーロなど違う通貨を持ってリスクを分散させることで、リスクを軽減させることができます。

また、毎月積み立てることで「ドルコスト平均法」という手法が成立します。これは、毎月一定額のドルなどを買うことで、為替変動の波がだんだん平らになっていくということ。どんどんリスクが軽減されていき、全体的にドルの相場が高くなってくると、利益が出やすくなるというもの。純金積立、プラチナ積立も同様です。

外貨預金は、貯めた外貨をそのまま旅行や出張で使えるのもメリット。最近では、外貨預金で積み立てたお金を現地でそのまま使える口座も。為替手数料などがかからずお得に使えるのでチェックしてみましょう。

From 編集部

強い家計を築くため、ふたりで一緒に勉強を

結婚、出産、マイホーム、教育、老後と、これからの人生は超長期戦。ふたりのお金に対する価値観を早い段階で擦り合わせ、家計の管理から資産運用まで一緒に勉強し、さまざまなリスクに対応できる強い家計を築きましょう。

maruyama
Profile

丸山晴美 節約アドバイザー/ファイナンシャル・プランナー

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャル・プランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどさまざまなメディアで活動中。
https://www.maruyama-harumi.com/

構成・文/前川ミチコ イラスト/田中麻里子
※掲載されている情報は2021年11月時点のものです(2025年2月更新)

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