アレンジしてふたりらしさUP♪“オリジナル人前式”を作るPOINT3
人前式をする花嫁さん、プログラムはもう決めましたか?人前式は自由度が高いだけに、どうするか迷いますよね。でも、せっかくならアレンジを楽しんでふたりらしい挙式にしてみませんか?今回は、ウエディングプランナーさんにオリジナルの人前式のつくり方を伺いました。卒花さんの体験談も一緒にご紹介します!
教えてくれたのは
ふたりがお互いに愛を誓い、ゲストに承認してもらうのが人前式。誓いの言葉やプログラムなどに、一切決まりはありません。「ゲストに楽しんでもらうには?」と悩んでしまう人もいますが、人前式もキリスト教式と同様、「この人と結婚する」という神聖な想いを胸に刻む大切な時間です。ゲストへのおもてなしは披露宴に譲って、人前式はぜひ新郎新婦ファーストで。お互いへの愛や決意を伝え合うことを最優先に考えていきましょう。
ふたりらしい式のイメージを決めるPOINTはこの3つ!
1場所 2誓いの言葉 3承認の演出&アイテム
人前式にはルールがないので、ふたりらしく自由にアレンジ可能。どんな挙式にするか迷ったら、まずは挙式場所、誓いの言葉、承認の演出&アイテムから考えていくのがおすすめ。それぞれについて、好きな雰囲気、伝えたいこと、やりたいことを考えてみて。
人前式のイメージが湧かない人も、定番のプログラムがある会場が多いので安心して。叶えたいイメージに合わせて、そこからアレンジしていけばOK。ただし、大切な誓いの場なので、カジュアル過ぎたり、見栄えだけにこだわるのはもったいない。ふたりの想いを込めたいところはどこか、ポイントを絞って考えてみてください。(二谷さん)
POINT1
挙式の雰囲気を決める……「場所」
固定観念に縛られず、好きな場所を選べるのは人前式ならでは。写真映えや景色、ふたりらしさにこだわって選びましょう。チャペルでの人前式は、普段足を踏み入れることのない空間なので、厳かで凛とした心持ちで誓えます。ガーデンはリラックスした雰囲気が魅力。フォトウエディングや挙式を済ませた人は、披露宴会場で人前式を行っても。(二谷さん)
先輩花嫁のアレンジは?
●ガーデン
ふたりとも花や自然が大好き。海外の自由な結婚式に憧れ、結婚式が可能な植物園を探し、型にはまらないガーデン人前式を叶えました。(yuinaさん)
●カフェ
祖父母に花嫁姿を見せたくて、祖父母宅から近いカフェをパーティの舞台に。前半に和装が映える白い壁と花枝が美しい一角で人前式を行いました。(珠里さん)
●マナーホール
八角形の天井が美しい珍しい円形のホール。ふたりが中央に立ち、近い距離でゲストに囲まれて誓うアットホームな人前式は理想通りでした。(Ayaさん)
●チャペル
上質かつシンプルなチャペル。自然光の入り方や木や石など天然素材でつくられた雰囲気など全てが素敵でひと目ぼれ。人前式も素敵に叶い大満足。(YUIさん)
POINT2
ふたりの想いを伝える……「誓いの言葉」
新郎新婦がゲストに向かって一緒にorそれぞれ宣誓する、ふたりがお互いに手紙を読み合うなど、いろんな誓い方が。定番の言葉ではなく、自分にとって相手がどんな存在で、なぜ結婚したいと思ったのか、どんな夫婦・家族になりたいかなど、普段言えない想いを照れずに自分の言葉で伝えた方が、これから歩む夫婦の人生の糧になるのでおすすめです。ふたりをよく知る親きょうだい、友人に心のこもった誓いの言葉を投げ掛けてもらってもいいですね。(二谷さん)
先輩花嫁のアレンジは?
●名前の頭文字を使いお互いに宣誓
お互いの名前の頭文字を使って、結婚して頑張りたいこと、未来に向けた想いなど、相手への誓いの言葉を考えました。ゲストも「ふたりらしいね」と笑顔に。(sayokoさん)
●一緒になった理由を添えて
相手がどんな人でなぜ人生を共にしようと思ったのかをそれぞれがつづった、世界に一つのオリジナルの言葉で誓いました。ゲストもふたりを知って、安心し納得した上で結婚を承認してもらえてよかったです。(YUIさん)
●母の問いかけに答えて誓う
人前式の誓いの言葉は両家の家族が考え、母が代表して相手に投げ掛けてくれました。「家族になってくれてありがとう。娘が頑張り過ぎたら優しい言葉を掛けてあげてください」など、愛がいっぱいで感動。(奈央さん)
POINT3
ゲストとの関わりを形にする……「承認の演出&アイテム」
人前式では、誓いの言葉の後に、夫婦の共同作業となるセレモニーを行い、ゲストの拍手で承認してもらうのが一般的です。シンプルな結婚証明書にサインするだけでもいいのですが、今どきはゲスト参加型の結婚証明書を仕上げたり、ふたりオリジナルの証人演出を取り入れるカップルも増えています。「写真映え」もポイント。新居に飾れるアイテムで承認してもらえたら、見返すたびに誓いを思い出すことができて素敵です。
先輩花嫁のアレンジは?
●植樹式
ふたりとも植物を育てることが好きなので、小さなオリーブの苗を植えた鉢に土を入れる植樹式の演出を。結婚式後は自宅で大切に育て、当日の感動を思い出しています。(copanさん)
●ゲストの指印の結婚証明書
受付に手作りの結婚証明書と、笑顔、優しさなど、結婚式に必要なことを託した3色のインクを置き、ゲストに指印を押してもらいました。人前式では新郎新婦もサイン&指印を押し、承認の証しに。今は家に飾っています。(沙織さん)
●世界に一冊の承認アイテム
肩肘を張らず、自分たちらしい人前式がしたくて、結婚をテーマにしたお気に入りの絵本を用意。誓いの言葉の署名をし、ゲストに披露し、一生手元に置いて見返したい承認アイテムに。(さすらいさん)
From 編集部
場所も誓いも承認も新郎新婦ファーストで!
人前式は大切な人に見守られながら、お互いが普段言えない愛を伝い合える絶好のチャンス。「ゲストを楽しませなきゃ」と思う必要はなく、ふたりの好み&世界にどっぷり浸ってOK。ちょっとしたアレンジが、ふたりはもちろん、ゲストの喜びにも繋がります。自由な発想で照れずにふたりらしく、素敵な人前式を叶えてくださいね。
二谷真知子 ウエディングプランナー(ウェディングプロデュースCALARS)
プランナー歴13年。予算や不自由さから結婚式を諦めて欲しくない!そんな想いから10年前に夫と共にウェディングプロデュース会社を設立し、ゼロから共に創り上げる「完全オーダーメイドなお二人色の結婚式」をプロデュースしている。
取材・文/笠原恭子 イラスト/moeko 構成/小堀そら(編集部)
※記事内のコメントは2021年10月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー29人が回答したアンケートによるものです
※掲載されている情報は2021年11月時点のものです
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