式直前の“３日間”で勝負！セルフでできる【追い込み美容６】
ドレス選びを始めたときから「キレイに着こなしたい！」と心に誓っていたけれど、気が付けば何もせずに前撮りや結婚式が目前……（涙）。そんな花嫁さんも諦めないで！ここでは、ビューティセラピストとして活躍する三島宏美さんが考案した、短期間集中タイプのセルフメソッドをご紹介。どれも身近で手に入るアイテムで今日からスタートできますよ♪
二の腕＆背中を引き締める
【ペットボトルエクササイズ】
適度な負荷をかけながら肩甲骨から腕を動かすことで血流がよくなり、二の腕や背中のもたつきを軽減！上半身がすっきりすることでドレス姿のシルエットがより美しくなります。
［用意するもの］
中身の入った500mlのペットボトル２本
Let’s TRY！
始める前に……
１～４すべてペットボトルを持ち、上体を45度くらい前に倒した状態で行います。立っても座ってもOK。足は肩幅よりやや広めに開きましょう。
[１]両腕を耳の横で真っすぐ上げる。両腕を左右に開き、肩甲骨を寄せるように後ろに下ろす。
[２]おなかに力を入れながら両肘を曲げる。ペットボトルを後ろに振り下ろすようにして、両肘を伸ばしきったところで、肩の高さくらいまで腕を上げる。
[３]腕を背中の後ろに回し、親指が下に向くようにスタンバイ。肩甲骨を寄せ、ペットボトル同士を合わせる。
[４][３]のスタンバイ状態に戻り、腕の付け根から手首を外内交互にねじる。
ココに注意！
背中は丸まっているとエクササイズ効果が半減してしまいます。お尻から頭のてっぺんまで真っすぐになるように意識しましょう。（三島さん）
さらに頑張りたい花嫁は……
●おなかに力を入れて背筋を伸ばす
●背中が丸まらないよう視線は斜め上に
●肩甲骨から腕を動かす
●[１]～[４]を４セット！
速攻で美肌も美ボディも手に入る！
【自宅タラソテラピーケア】
タラソテラピーとは、海水に含まれるミネラル成分などを補給しながら自己治癒力を高めていく自然療法のこと。シーバスソルトやデッドシーバスソルト(死海の塩)を使うことで、自宅で簡単にタラソスパ体験ができちゃいます！余分な不要物の排泄を促し、ツルツル透明感の高い透き通るようなドレス映え肌＆スッキリむくみのない美ボディをGET♪
［用意するもの］
シーバスソルト、もしくはデッドシーソルト
※エプソムソルトや普通のバスソルトとは別物なので注意。
Let’s TRY！
浴槽に38～40度くらいのお湯をためる。シーバスソルトを規定量入れ、肩までの全身浴を行う。（入浴時間の目安：20～30分）
ココに注意！
入浴の前後は十分な水分補給をしましょう。入浴中にのぼせたり、具合が悪くなったりしたら、すぐにお風呂から上がること。追い込み期間といっても、無理は禁物です！（三島さん）
さらに頑張りたい花嫁は……
●入浴後、たっぷりと睡眠をとる
●美肌効果を高めたい方はタラソテラピー用の海藻入浴剤もおすすめ
塩制限でむくみとサヨナラ！
【３日間“ゆる塩抜き”ごはん】
即効性があるダイエット方法。体は摂取した塩分に応じて水分をため込むといわれています。そこで、体の塩分をリセットすることで水分の排出を促して、全身のむくみをすっきりさせる方法です。３日間限定の食生活で無理なく挑戦を！
Let’s TRY！
３日間の食事を減塩メニューに。塩分量は１日当たり1.5gまで（小さじ３分の１程度）に。料理の味付けは塩分なしの酢、こしょう、ゴマ油、香辛料などが基本だけど、少量ならみそ（中さじ１杯）や塩こうじ（小さじ1.5杯）などの発酵調味料もOK。
麺類やパンは味つけで塩分が多くなりやすいため、ごはんを主食にすること。また、体内の塩分を排出する働きをするカリウムを多く含む、野菜や果物を積極的に取るように心掛けて。
１日の献立サンプル
【朝食】バナナ、キウイフルーツ、ヨーグルト
【昼食】ごはん、大根と梅干しの酢の物、きのこと野菜の香味炒め
【夕食】こしょう炒飯、豚肉のみそ焼き（豚肉にみそを塗り３時間程漬け込んだ後、味噌を洗い流してから焼く）、野菜サラダ
さらに頑張りたい花嫁は……
●水やお茶をたくさん飲むようにする
●カリウムを多く含む食材を選ぶ
●お風呂や運動で汗をかく
小顔＆透明感のある肌に導く
【コットンたたき上げパッティング】
いつものスキンケアに気軽に取り入れられるコットンを使ったパッティング。フェイスラインや毛穴のたるみをキュッと引き締めます。化粧水の保湿成分が肌内部まで浸透し、キメが整ってふっくらとした肌に。化粧ノリもよくなり、近距離での写真も自信を持って撮影できます。
［用意するもの］
コットン、化粧水
Let’s TRY！
[１]コットンを中指の上にのせ、人さし指と薬指で両端を挟んで持つ。化粧水をたっぷりと含ませておく。
[２]左右半分ずつ、丁寧にパッティングする。コットンでパチパチと軽くたたき上げるようにするのがポイント。イラストの(１)～(５)の順で満遍なく行う。
[３]首の前側は鎖骨上から顎下、デコルテは鎖骨の真ん中から脇下に向かってパッティングする。
ココに注意！
強くたたいたり、こすって摩擦を与えたりすると肌荒れや赤みなどの原因になるので気を付けて。また、表面がパサついたコットンも肌を傷めてしまいます。化粧水はもったいぶらず、たっぷりと使って。（三島さん）
さらに頑張りたい花嫁は……
●コットンが乾く前に化粧水を付け足す
●押し当てるように優しくたたき上げる
●デコルテまでケアしてレフ版効果も
一段明るいツヤ肌ボディが叶う
【お風呂でラップパック】
肌の露出が多いドレスは、体のスキンケアも必須！ドラッグストアでも手に入るペースト状パックで、毛穴や角質の汚れを取り除きながら、しっとりと保湿できます。日焼けやくすみ、肘の黒ずみなどをオフして、発光するようなツヤのある肌をつくりましょう。
［用意するもの］
泥パックまたは酒かすパック、食品用ラップフィルム、ボディ用保湿剤
Let’s TRY！
[１]ドレスを着用時、肌が露出するパーツに満遍なくペースト状パックを塗る。
[２]パックの上から食品用フィルムラップを軽く覆いかぶせる。パックの放置時間を守り、シャワーで洗い流す。
[３]ボディ用のクリームやオイルでしっかり保湿する。
ココに注意！
ラップを密着させるとかゆみなどの皮膚トラブルになることもあるため、軽くかぶせるくらいにしましょう。デリケートな顔の肌はラップで覆わないこと。（三島さん）
さらに頑張りたい花嫁は……
●塗りにくい背面は料理用ゴムベラを使ってムラなく塗る
●顔用のパックを使ってフェイスケアも同時に（顔の場合ラップは不要。放置時間は15分にとどめること）
丸い肩もカリッと華奢になる
【ボールリンパマッサージ】
ガッシリとした丸い肩、膨らんだ二の腕、埋もれてしまった鎖骨や肩甲骨……。そんな花嫁のお悩みは、筋肉の張りをほぐして本来あるべき骨格の位置に整えることで解決できます。ゴルフボールを使ってマッサージ。すっきりとしたボディラインでドレス姿をもっと美しく！
［用意するもの］
ゴルフボール、または硬式テニスボール
Let’s TRY！
[１]ボールを鎖骨下の中央部分に押し当て、脇にかけてコロコロと転がす。
[２]首筋から肩上部にかけてボールを転がす。
[３]腕を伸ばし、二の腕の外側にボールを転がす。内側も同様に行う。
[４]肩甲骨の付け根にボールを上下に転がす。仰向けになったり、壁に背中を押し当てるようにしてもOK。
[５]最後にボールを転がした部分を手でさすり、リンパを流す。
ココに注意！
内出血をしてあざにならないように気を付けて！強い力で長時間刺激するのは避けること。皮膚が弱い方は直接肌にボールが当たらないように、トップスの上からボールマッサージをするようにしましょう。（三島さん）
さらに頑張りたい花嫁は……
●「イタ気持ちいい強さ」でマッサージ
●痛み＝筋肉の張り。念入りにほぐす
●体が温まっているお風呂上がりに行う
From 編集部
気になるパーツだけ取り組めばいいんです！
ダイエットからスキンケアまで「これならできそう！」と思わせてくれる、追い込み美容のテクニックが満載。時間がないからと何もしないのではなく、できることを集中して取り組むことで身体も心も変化して、ドレス姿に自信が持てるはず。自分のペースで、ぜひチャレンジしてみてください。
三島宏美さん ビューティセラピスト
東京・表参道にあるトータルビューティサロン「リバイタライズサロン クリーム」（www.creamcream.jp）のチーフセラピスト兼メイキャップアーティスト。お客様の状態に合わせたケアを提供すると共に、ホームエステのアドバイスも行う。化粧品知識も深く、人の体と肌へのアプローチに長けていることから著名人からの指名も多い。
取材・文／岸田雅子 イラスト／久保田ミホ D／ロンディーネ 構成／紺矢里菜（編集部）
※掲載されている情報は2021年10月時点のものです
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