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お金・常識
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実家が遠方の顔合わせ、どこでやる?費用負担は?先輩花嫁エピソード

顔合わせ 遠方

お互いの実家が離れている場合、どこで顔合わせをするか、悩みますよね。交通費や宿泊費もかかるし……。今回は、どこでどんな顔合わせをしたか、決定から当日の様子、費用負担、満足度まで、先輩花嫁のエピソードをケース別に紹介します。

実施場所、費用分担を決めるときに気を付けるべきことは?

どこでどんな顔合わせをしたいのか、自分たちの希望を伝える前に、相手側に相談する姿勢を見せるのがマナー。居住エリアや親のタイプなどによっても考え方が違うので、まずは新郎新婦それぞれが自分の親の希望をじっくり聞き出しましょう。

今どきの顔合わせは新郎新婦が主催して、費用もふたりが払うケースが増えています。ただし、どちらかの地元で行う場合、「わざわざ来てもらうのだから」と地元の親が支払いたい場合も。交通費や宿泊費の負担もケースバイケースなので、ふたりが間に入り、両家の親の意見を上手に擦り合わせて。

【case1】新郎側が新婦の実家エリアに出向く

ああ

両家顔合わせは、新郎の親が新婦の実家に出向いて行うもの、と考える親は少なくない。「結納を行いたい」と考えている親などは特にその傾向が強いよう。わざわざ相手の実家エリアに出向くことで新郎側の誠意を見せる意味合いも。昔は新婦の実家で食事を振る舞ったが、今どきは地元の料亭やレストランなどで行われることが多い。

★柚香さんの顔合わせepisode

私は神奈川の実家暮らしで、彼は就職で神奈川に。結婚が決まった後に妊娠がわかり、鹿児島の彼のご両親から「体に負担が掛からないよう、新婦側に出向いて顔合わせをしたい。略式でもいいので結納も行いたい」と申し出があり、飛行機で来ていただくことに。

場所は父に相談し、日本庭園のある料亭の個室に。お互い4人きょうだいの末っ子同士なので、彼のお母さんに幼い頃の家族写真を持ってきてもらい、懐かしい写真を見せ合い、楽しく盛り上がりました。終盤に結納金と結納返しのやりとりもしましたが、堅苦しさはなかったです。

支払いは私の父がお手洗いのついでに。仲良くしてもらっている彼のお姉さんに相談し、「わざわざ来ていただくので食事代は父が払いたいと言っています」と事前に彼のご両親に伝えてもらいました。ホテル代は遠慮されましたが、半額分だけお姉さんに渡しました。顔合わせ食事会後、親同士お互い直接連絡を取り合い、季節のギフトを贈り合う仲に。両家の距離がぐっと縮まりました。

花嫁からのプチアドバイス

柚子香さん

遠方同士だと地元名産品などの手土産が話のきっかけになりますよ。私たちは5000円程度のものを持参しようと相談。彼のお父さんが持ってきてくださった鹿児島の地元名産の焼酎で緊張がほぐれました。

顔合わせdata

新郎の実家:鹿児島県 
新婦の実家:神奈川県 
新郎新婦の居住地:神奈川県(新婦は実家)

新郎側参加者:父・母・姉1名
新婦側参加者:父・母・兄1名

食事代:新婦親が支払い(計約10万円/8名分)
交通費:新郎親が負担 宿泊代:半額ずつ負担

★かおるんさんの顔合わせepisode

当時彼とは遠距離恋愛中。私は足の悪い祖母と同居していたので、「ごあいさつに伺います」と彼のご両親から申し出が。親子3人で群馬から新幹線を乗り継ぎ、神戸まで来てくれました。

ふたり主催で行うことにして、彼と相談して選んだ店は、誕生日などを祝ったこともあるお気に入りの料亭レストランの個室。店の前で待ち合わせ、彼があいさつをし、家族の紹介をし、顔合わせ用にお願いしたコース料理を食べながらゆっくり歓談を。

私も彼もお互いの実家を行き来し、式や新生活の話なども両家の意見を擦り合わせ、家の事情などもよくわかった上での顔合わせだったので、全員信頼関係と親近感があり、両家ともすぐに打ち解けました。そして華やかでおいしい料理が1品ずつ出てくるたび話が弾むきっかけに。

「支払いは彼が」と、最初から両家に伝えていたので会計もスムーズ。彼の仕事の関係で日帰りでしたが、彼の父母には久しぶりの息子とのプチ旅行にもなったようで、「会えてよかった。楽しかった」と喜んでもらえてよかったです。

花嫁からのプチアドバイス

かおるん

相手の家族がどんな人で、どう考えているかなど、事前に詳しく情報を伝え合い、今後のことも擦り合わせておくと安心。当日は遠方&初対面でもすぐに打ち解け、和やかに会話が弾みますよ。

顔合わせdata

新郎の実家:群馬県 
新婦の実家:兵庫県 
新郎新婦の居住地:自分の実家

新郎側参加者:父・母 
新婦側参加者:祖母

食事代:新郎が支払い(1名2万3000円×5名分)
交通費:新郎が負担 宿泊代:なし

【case2】新婦側が新郎の実家エリアに出向く

ああ

新郎の地元が挙式会場やふたりの新居から離れていて、「こんな機会でもないと来てもらえない、行けない」とどちらかの親やふたりが思った場合、新郎実家エリアでの顔合わせも選択肢に。特に新婦の地元で挙式を行う場合など、顔合わせを新郎の地元で行えば顔合わせ~結婚式までに生まれ育った場所を紹介し合うことになり、両家の信頼感や安心感に繋がる。

★シェレンさんの顔合わせepisode

彼の実家は広島県ののどかな田舎。私の実家は神戸で、全国からゲストを招くため、結婚式は神戸で実施予定。ふたりは岡山県で出会い、結婚後は三重県で暮らすことが決まっていました。彼のご両親から「ぜひ一度、私たちの地元にもお越しください」と言っていただいたので、顔合わせは新郎地元で行うことに。

顔合わせの場所は両家と相談しつつふたり主導で決定。ホテル内の料亭の個室でランチの懐石料理のコースをいただくことに。家族紹介、婚約記念品の披露、乾杯、会食&歓談、婚姻届の証人欄記入という流れで行いました。しおりを作っていたこともあり、当日その場にいなかったきょうだいの話をしたり、話題に困ることもなく終始和やかな雰囲気でした。

会計は新郎にこっそり払ってもらい、両家の親からお礼を言われ解散となったのですが、結局後で「お祝いだから払わせて」と両家の親から頂いてしまいました。始まるまではとても緊張した顔合わせでしたが、両家の家族のことを深く知ることができ、みんな大満足の素敵な時間になりました。

花嫁からのプチアドバイス

syeren

顔合わせのしおりがあると、遠方で初対面の親同士が緊張していても、読むことで一体感が出て、相手のこともわかり、場も和むのでおすすめ。来られなかったきょうだいや家族のこともしっかり書いておくと喜ばれます。

顔合わせdata

新郎の実家:広島県 
新婦の実家:兵庫県 
新郎新婦の居住地:岡山県(結婚後三重県へ引っ越し)

新郎側参加者:父・母 
新婦側参加者:父・母

食事代:新郎が支払い(1名約5000円×6名分。後で両家の親にもらった)
交通費:各自負担 宿泊代:なし

【case3】新郎新婦の在住エリアに親を招く

ああ

新郎新婦が現在住んでいるエリアが、両家のほぼ中間地点だったり、どちらからも交通の便がいい場合、両家の親に来てもらうのもあり。挙式も新郎新婦在住エリアで実施予定のカップルは、顔合わせを兼ねて両家で会場見学をしたという人も多い。

★むーさんの顔合わせepisode

「顔合わせは両家の真ん中、私たちが住む東京でしよう」と伝えたら、どちらの親も快くOKしてくれました。彼の親は京都から自家用車で、私の親は北海道から飛行機で3連休初日に上京。どちらも移動がラクな服装で来てもらい、私と彼がそれぞれ1人暮らしをしていた家に前泊。当日はフォーマルな服装に着替えて、東京の絶景を楽しめる高層階の和食レストランの個室に集まりました。

当日は顔合わせのしおりを作り、彼と話し合って決めた「本日の流れ」も記載。話題となるネタもたくさん盛り込んでいたので、読むのも、そのことについて話すのも、夢中で楽しんでくれました。彼の進行もスムーズで、9品のお祝いコースもおいしく、盛り上がりました。

費用はふたりが持つと事前に伝えておいたので、食事が終わってお店の前で記念撮影後、席に戻って帰り支度をする間に彼がささっと会計を済ませました。そのまま解散し、彼家はそのまま親子で熱海旅行へ。結婚前に、両家とも親子水入らずの時間が過ごせたし、両家共に一生思い出して話せる素敵な思い出ができて本当によかったです。

花嫁からのプチアドバイス

むーさん

ふたりの在住地に親を呼ぶスタイルは、両家の親の顔合わせへのこだわりが強すぎず、新郎新婦主導で親に気を使わせず楽しませたいというカップル向き。親は旅行感覚で楽しみに来てくれるので、その土地柄を感じやすいお店を選ぶと喜ばれます。

顔合わせdata

新郎の実家:京都府 
新婦の実家:北海道
新郎新婦の居住地:東京都(それぞれ1人暮らし)

新郎側参加者:父・母 
新婦側参加者:父・母

食事代:新郎が支払い(1名約9000円×6名分)
交通費:各自負担 
宿泊代:なし(新郎新婦の1人暮らし宅に宿泊)

★歩美さんの顔合わせepisode

ふたりは東京都在住、挙式も東京で行うので、茨城と福岡の親を東京に呼ぶことに。結婚式を挙げる会場を見てほしかったのも大きな理由。担当のプランナーさんに頼んで、会場選びの決め手となったスカイツリーがきれいに見える少人数用のレストラン個室を押さえてもらいました。

茨城から高速バスで来た彼側家族は直接会場へ、私は東京駅まで母を迎えに行ってから、厳かな雰囲気のあるレストランへ集合。彼が進行をすることにし、ざっくりとした流れしか決めていませんでしたが、直接顔を合わせて話したことで意外な共通点が見つかって話が盛り上がりました。婚約指輪や記入予定の婚姻届を披露したり、スカイツリーをバックに集合写真を撮ったり、いい記念になりました。

支払いは食事の終盤に新郎がさりげなく席を立ち済ませました。食事会後は両家揃って当日着る衣裳合わせも行いました。親に会場の雰囲気を知ってもらえたし、あれこれ相談しながら試着するうち、親同士の交流が深まったのも嬉しかったです。

花嫁からのプチアドバイス

ayumi

遠方から新幹線で来る親は、ターミナル駅まで子どもが迎えに行くと安心。宿泊予定の場合、荷物も多いし、大きな駅は広くて移動に時間がかかるので、余裕をもったスケジュールを立てるのがおすすめです。

顔合わせdata

新郎の実家:茨城県 
新婦の実家:福岡県 
新郎新婦の居住地:東京都

新郎側参加者:父・母・弟・弟の婚約者
新婦側参加者:母

食事代:新郎が支払い(1名約6000円×7名分)
交通費:各自負担 
宿泊代:なし(新婦母は新郎新婦宅に宿泊)

【case4】全員が都合のよい別エリアに集まる

ああ

両家の地元、新郎新婦の居住地が離れている場合、別エリアで顔合わせを行った人も。ただし、場所決めは慎重に。「全員が集まりやすい」だけでなく、「縁や土地勘がある」ことが条件になりそう。

★maopiさんの顔合わせepisode

彼は広島県出身。私は滋賀県の実家暮らしで、結婚後は彼の勤務地となる愛知県へ行く予定。ハワイ婚希望でしたが、親族も友人も集まりやすい京都での神前式に変更したので、両家顔合わせも京都で行うことに。両家とも子どもが結婚するのは初めてだったので、私たちに任せてくれました。せっかくなので会場も下見してもらおうと思い、プランナーさんにホテル内の料亭の個室での顔合わせができるか相談したら、予約まで全てお願いできて助かりました。

駅直結のホテルだったので集合もスムーズ。乾杯や締めのあいさつなど、進行は全て新郎が行い、両家が1人ずつ自己紹介し歓談を。両家とも父親が仕事柄話すのが得意で、ふたりの幼少期の話など、普段は聞けない話も聞けて楽しかったです。きょうだいもムードメーカーとなって盛り上げてくれました。

会計は彼がまとめて支払い。親には事前に伝えておきました。結婚式の親援助をどうするかなど、親の考え方も聞けて、「みんなで結婚式に向けて進んでいこう」と両家の気持ちが一つになってよかったです。

花嫁からのプチアドバイス

まお

全員の居住エリアと違う場所での顔合わせでしたが、結婚式を行うことを決め、ご縁ができた場所。披露宴を行うホテルの下見を兼ねて行うと伝えたら、親も安心してくれました。手配などプランナーさんにお任せできたのもラクでした。

顔合わせdata

新郎の実家:広島県 
新婦の実家:滋賀県
新郎新婦の居住地:愛知県

新郎側参加者:父・母・弟 
新婦側参加者:父・母・兄
食事代:新郎が支払い(約10万円/8名分)
交通費:各自負担 宿泊代:なし

【case5】オンラインで行う

ああ

エリアや仕事、タイミングなどで移動ができず、対面での顔合わせが難しいことも。「本当は直接お会いしたいのですが」とふたりが提案し、オンライン上で顔を見ながらあいさつする方法を選ぶのもあり。新郎親、新婦親、ふたりと、3組で繋がることもできるが、難易度は高め。ふたりが自分の実家に帰り、両家の親同士を繋げるのが一番スムーズ。

★Tさんの顔合わせ

本当は両家の家族が集まって、婚姻届の証人欄にサインをもらったり……対面での顔合わせが理想でしたが、実家が離れていて動きにくい時期だったので、彼と話し合ってリモートの顔合わせを行うことに。

使用したのはLINEのテレビ電話。当日はお互いの実家に帰り、事前に繋いで背景をすっきりとさせるなど準備を。時間になったら繋いで、彼がリモートで顔合わせをする経緯を説明→彼が親を紹介→彼の親がひと言ずつあいさつ→私が親を紹介→私の親がひと言ずつあいさつ→私が今後の予定(婚姻届の提出日や結婚式)について話す→彼が締めのあいさつをする、という流れで行いました。トータルで20分ぐらいだったと思います。

あまり話せなかったけれど、顔を見て安心できたし、婚姻届提出前のけじめになったと思います。結婚式前に対面で顔合わせをするのが楽しみです。

花嫁のプチアドバイス

t

LINEのテレビ電話なら気軽に繋げます。事前に実家でちゃんと電波が通じるか試しておきました。誰がどんなことを話すか、ダンドリなども事前に考えておくと安心です。私は忘れてしまったのですが、スクリーンショットを取っておけば、記念撮影代わりになるのでお勧めです。

顔合わせdata

新郎の実家:千葉県 
新婦の実家:静岡県
新郎新婦の居住地:埼玉県

新郎側参加者:父・母 
新婦側参加者:父・祖母
食事代:なし
交通費:新郎新婦が実家帰省代を各自負担
宿泊代:なし

【コロナ下で顔合わせを先に延ばす場合に気を付けたいことは?】

片方の親が会うのを控えたいと言っている場合は、無理に実施せず、「コロナ下が収まったらぜひ集まりましょう」とポジティブに延期を申し出て。「本当は親も早く会いたがっているのですが」と、ふたりが両家の親の間に入って、気持ちを伝えることを大切に。婚姻届の提出や会場選びなどを進めたい場合は、必ず両家の親に相談し、承諾を得てから進めること。今後の信頼関係にも繋がるので慎重に。

From 編集部

両家の親の意向を最優先! 納得いくエリア&費用分担で顔合わせを

先輩花嫁7組の顔合わせエピソード、いかがでしたか? エリアや費用など、事前に親の希望をしっかり聞いた上で、ふたりが間に入って意見をまとめることが、両家が満足する顔合わせを叶える秘訣(ひけつ)。両家の絆が深まる素敵な顔合わせを叶えてください!

構成・文/笠原恭子 イラスト/タテノカズヒロ
※記事内のデータならびにコメントは2021年7月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー80人が回答したアンケートによるものです。
※掲載されている情報は2021年9月時点のものです。

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