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お金・常識
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[親たちの主張]顔合わせ食事会で、子ども任せにできない3つのこと

和やかな両家顔合わせ食事会の様子のイラスト。母同士はアルバムを見て、父同士はお酌をして

両家顔合わせ食事会を経験した、50~70代の親調査で浮き彫りになったことが。それは、親の胸の内でモヤモヤしていた“子ども任せにできない3つ”の存在。実はどれも、事前フォローをしているカップルも少なくない両家顔合わせ食事会のカギを握るアレ・コレ・ソレ。「何がいけないの!?」と言いたくなるけど、まずは親の主張に耳を傾けて。

親が子ども任せにできないこと→[服装]

「『カジュアルで』と言われても混乱。何を着たらいいのやら……」

「両家顔合わせ食事会円満選挙」と題した選挙ポスター のイラスト。父母がポスターの中で「カジュアルな服でよろしく問題を追及します」

「堅苦しくならないように」「緊張しないように」とふたりの配慮から生まれた、“カジュアルな服装”。実はこれに悩んでいる親が多かった。今回の調査では、コメントした全てが新郎の親で、親世代としては若い50代がほとんど。

「服装」の親モヤモヤ

50代父のイラスト

「カジュアルで良い」と言われたけれど、どの程度のカジュアルで良いのか迷ってしまいました。(新郎父56歳)

50代母のイラスト

「堅苦しくない服装にする」と子どもたちが決めました。でも本当にそれでいいものなのか……。(新郎母57歳)

50代母のイラスト

あまりにカジュアルだと相手の親御さんに失礼だし……。(新郎母52歳)

60代父

「両家共にカジュアルで揃える」と言われたけれど、ふたを開けたら両家親はきちんと、ふたりはカジュアル過ぎてバランスが悪かったですね。(新郎父62歳)

【半歩先の対親フォロー】服装はコーディネートまでしてあげよう

「服装はカジュアルでいいよ」のひと言で終わらせないこと。例えば……

●実際に着ていくものを一緒に選ぶ
●実家が遠方なら、親が持っていそうな服を例に挙げて電話やSNSなどで具体的にコーデを
●「うちの親はこんなスタイルで行きます」と服装を相手親にも知らせる

親が子ども任せにできないこと→[手土産]

「高過ぎても安すぎても……相場ってあるの?何を買ったらいい?」

選挙カーシーン。車には「親の主張党」の文字。窓から身を乗り出した父母が「お相手と同じ市内では名産品は選べません」「そもそも相場が分かりません」

相手親の嗜好を事前リサーチしたり、手土産の有無を事前にふたりが決めたりする配慮はよく聞くけれど、意外な盲点だったのは両家が近い場合。名産品を選べず、何を買ったらいいのか迷っていた。やっぱり価格も悩めるポイント。

「手土産」の親モヤモヤ

母50代のイラスト

同じ県内同士のため、選ぶのに困りました。(新郎母57歳)

父50代のイラスト

同じ市内だったので、「特産品では変かな……」と思い始めると、悩みのドツボに。(新郎父56歳)

母50代のイラスト

結局、デパートの通販で無難なものを選んだが、頭を悩ませました。(新婦母58歳)

母60代のイラスト

あまりに高価なものもいやらしいし。常識的な価格のラインはどれぐらいか迷いました。(新郎母64歳)

【半歩先の対親フォロー】何がいいか、いくらが妥当か手土産も具体的に指南

「彼の親は甘いものが好きみたい」「お酒は苦手みたい」などの情報にプラスのフォローを。例えば……

●「うちが好きな○○店のクッキーなら、“わが家の大好物なんです”とひと言添えて渡すこともできるんじゃない」などと助言
●親に言わずとも、ふたりの間で価格の目安を決めて一緒に買いに行く

親が子ども任せにできないこと→[会話]

「相手親の趣味を話題にしても盛り上がらず。弾む会話って難しい……」

ビールケースの上で街頭演説。「何を話したらいい?」問題は道半ばです、のキャッチ。

とにかく双方が初対面で緊張しているシチュエーション。事前に相手親の性格や仕事、趣味など情報を得ていたとしても、ふたりが会話をリードすると言っても、親の胸の内はドキドキ。実際、会話の盛り上がりに欠けることもよくあるよう。

「会話」の親モヤモヤ

70代父のイラスト

そもそも初対面の人と食事をすることもめったにないので、うまく話せるかどうか気が重かったです。(新婦父72歳)

50代父のイラスト

沈黙の時間が来たら怖いと思いました。(新婦父53歳)

50代母のイラスト

相手の親御さんの仕事や趣味については息子から聞いていたけれど、どこまで踏み込んでいいか分からなかったし、話を振っても盛り上がりませんでした。(新郎母56歳)

【半歩先の対親フォロー】“子育て”という共通キーワードで心を通わせよう

性格、仕事や趣味など相手親の情報を共有しておくことも大事だけれど、最も頼りになるのは両家親が共通して取り組んできた“子育て”。会話を盛り上げることよりも、両家の気持ちが通うことを重要視してみて。例えば……

●ふたりが幼い頃のアルバムや、家族写真などを披露すると、会話のきっかけにもなり、相手をよく知ることもできる。言葉はなくても、写真を見てニコニコうなずいているだけで場は和やかに。
●「小さい頃はわんぱくで大変でした。小学校に入ると引っ込み思案になってビックリ」など、親から子を紹介する時間を設ける。
●婚姻届の証人サインを両家親にしてもらう。「うまくいきますように、と願う気持ちになった」という親もいる。

【番外編】「店に着いてもモヤモヤ」親が子ども任せにできなかったことは?

和やかな両家顔合わせ食事会の様子のイラスト。母同士はアルバムを見て、父同士はお酌をして

服装、手土産、会話に次いでモヤモヤした親コメントで多かったのが開催場所の「店」に関すること。親の本音をいくつかご紹介します。大事なのは何事も事前の相談。

まだある!親が子ども任せにして良かったのか!?疑問だったこと

●「両家顔合わせ食事会が焼き肉で良かったのか、いまだに悩む」
→店のジャンルは事前に親に相談しよう
●「料亭だったので正座できるか夫は心配していましたが、行ってみたら椅子でホッとしました」
→座席の確認も大事
●「同じ系列の店でも味が全然違った。行ったことがない店舗だったので失敗しました」
→味やサービスのリサーチも忘れずに
●「自分は飲めるけどお酒を勧めていいものか」「私は飲めないので心配した」
→お酒の好みは事前共有して、飲めても飲めなくてもみんなが自由に楽しめるように
●「支払いはふたりでするというけれど、お相手の親は了承しているのか」
→ふたりが支払う場合も、両家親の了承を得ておこう

From 編集部

和やかな出会いのために、あと“半歩”親に寄り添って

「服装」「手土産」「会話」という、3大キーポイントの親フォローをしている人も多いはず。それでもひそかに悩む親は意外に多いので、“あと半歩”寄り添って準備をして。飲み会ではないから“盛り上げる”ことよりも、両家の気持ちが通うシーンが一つでも生まれるよう考えてみましょう。

構成・文/千谷文子 イラスト/てぶくろ星人
※記事内のデータおよびコメントは2021年6月に3年以内に顔合わせ食事会をした50代~70代の親106人が回答したマクロミル調査によるものです
※掲載されている情報は2021年8月時点のものです

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