[服装・手土産etc.]みんなの親あいさつ実録vol.13 ~神奈川県・彼女親編~
結婚が決まったふたりの次なる関門は、相手親へのあいさつ。服装は?手土産は?どんなふうに本題を切り出す?と分からないことだらけ。ぶっつけ本番で「失敗した~!」とならないように、“先輩カップル親あいさつ”の実録公開。ふたりに当てはめてシミュレーションしてみて。
今回のふたり&迎える彼女親
さおりさんの親あいさつDATA
□実施日:2019年3月
□場所:父が「来てもらえばいい」と言って、彼女の実家で
□食事:なし
□手土産:彼から「両親が好きなものは?」とリサーチがあり菓子を用意してくれた
□服装:彼は就活時の濃いグレーのスーツでキッチリ
いざ、親あいさつへ!
前夜に父激怒!焦る彼、しょげる彼女の結末は!?
同じ職場で出会ったふたりは、のんびり屋さんの似た者同士。ある日、銀座で婚約指輪を買ってくれた彼は、その夜に指輪をさおりさんの薬指にはめてプロポーズ。サプライズではなく物足りなさもあったけれど、彼の精いっぱいの行動は嬉しかったそう。
長女のさおりさんは、家ではしっかり者の立ち位置。父とはプライベートな話はせず、親あいさつはまず母に相談し、母から父へ話が行った。親に彼氏を紹介するのも初めてのこと。「家族がいつも食べているものを彼にも見てもらおう」「楽しい雰囲気になったら♪」と、前夜になじみの中華料理店で出前を取ることを提案すると……!!
「前夜、レバニラの提案をすると父の表情は急に険しくなり『レバニラってなんだよ……レバニラって……』と繰り返し、『発想がおかしい』と言って普段の私の行動についても「あの時は……」と非難ごうごう。真面目できちょうめんな父の雷が私に落ちたことは初めてで、泣いてしまいました。気まずいまま自室に戻り、悲しくて彼に報告。彼は相当不安だったと思います……。迎えた当日は父は薄曇りで、時々、太陽の光が差す感じ。母はそよ風のように彼や犬に声を掛けたり、私に指示を出したり。犬たちも場を和ませてくれて。何より彼が緊張しつつも誠実にあいさつをしてくれて、無事に終えることができました」(さおりさん)
ふたりの自己評価は?
前夜の失態+サポートゼロでロースコア
ふたりの感想は?
[良かったこと]
前夜の雷にもめげず、逃げ出さなかったことです!みんなに助けられました。
[反省点]
いきなりレバニラを提案したことは反省点。当日は私からほとんど話すことができず、母の指示を受けて動く“新入社員”……。和ませたいと思った彼へのサポートも何もできませんでした。
親の反応は?
「真面目な人で良かった」とひと言、言ってもらえました。
From 編集部
親の気持ちを察して一つ一つ相談を
和やかな雰囲気を演出しようと思ったさおりさん。一方、お父さんは、しっかり者の長女が初めて彼を連れてきて結婚のあいさつをするというシチュエーションを目前に、複雑な気持ちだったのかもしれませんね。「食事はどうする?」「お茶は何を出そうか?」など、親には一つ一つ相談しつつ準備しましょう。
構成・文/千谷文子 イラスト/pai
※掲載されている情報は2021年7月時点のものです
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