顔合わせ食事会、どこでやる?親に合わせて選ぶ6スタイル
顔合わせ食事会と言えば料亭やレストランですが、いまは会場の選択肢が増えていることはもちろん、いろんなスタイルがあるんです!さまざまな選択肢の中から、ふたりと家族のニーズに合うものを選んでみてください♪
格式高く厳かな雰囲気が魅力の「料亭」
料亭は、ゼクシィ結婚トレンド調査2020によると、5割近くの人が選んでいる一番人気の会場。格式が高く、厳かな雰囲気の中で顔合わせの食事を行いたい家族におすすめ。素敵な庭を臨む個室、四季折々の食材を盛り込んだお祝い膳、美しい器なども会話が弾むきっかけに。
なお、出席者の中に「足が悪い、または正座が苦手」な家族がいる場合は、椅子が用意されている料亭もあるので、お店を選ぶ際の条件として盛り込んでおくと安心です。
わたしたちこうしました!
両家の中間地点にある料亭で食事会をしました。にぎやかな場所が苦手な親のために、静かで落ち着いたお店を選択。地元では有名な料亭だったので、お店の名前を親に伝えたら「そこでいいと思うよ」とすぐに賛成。川や自然、街並みを臨む個室でコース料理を頂きながら、ゆっくりと顔合わせを行うことができました。(あずねこさん)
両家が初めて顔を合わせる大事な席なので、きちんとした印象を持ってもらえるよう格式が高い料亭を選び、ゆったりと食事を楽しみました。料理がおいしいと会話も弾むので、そこも重視したポイントです。(otkさん)
程よくフォーマルで、落ち着いておいしい料理を楽しめる「レストラン」
料亭に次いで人気が高いのが個室を備えたレストラン。かしこまった雰囲気の高級フレンチから、両家で和気あいあいと円卓を囲める中華まで、さまざまなタイプのレストランがあるので、求める雰囲気や親の食の好みに合わせて最適なお店を選べるのが最大のメリット。「堅苦しい雰囲気にはしたくなかった」という理由でレストランを顔合わせ食事会の会場に選んだ花嫁さんも多数。おいしい料理が味わえるのはもちろん、「顔合わせ食事会プラン」が用意されているお店もありますよ。
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料亭ほど格式が高くなく、それでいて落ち着いた雰囲気の和食レストランを選びました。個室の窓からは外の緑が見えてとても開放的。顔合わせ用のコースを頼みましたが、味や量はもちろん、料理が出てくるタイミングも配慮されていて、ゆっくり会食を楽しめました。(Mitoさん)
ホテルや料亭はかしこまり過ぎるし、靴を脱ぐお座敷は抵抗があったので、顔合わせの食事会はレストランで行うことに。メニューは創作和食でしたが、親たちからはおいしかったと大好評。顔合わせに慣れているお店だったので、スタッフの方も写真を撮ってくれたりと、いろいろと気を配ってくれました。(fさん)
堅苦しい雰囲気を避けたかったのが、レストランを顔合わせの会場に選んだ理由です。また味に定評のあるレストランなら、親たちの口に合う料理がたくさんあると思って選びました。(ニーナさん)
アクセスも良好でホスピタリティーも◎。安心感のある「ホテル」
ホテルは、アクセスが比較的良好な場所にあったり、駐車場が広かったりと、どちらかの親が遠方から来る場合に特におすすめの会場と言えます。上質なホスピタリティーと洗練されたスタッフのサービスに魅力を感じて選んだという声も多数。さらに人数に合わせた個室のほか、館内の料亭やレストランなど、好みの雰囲気に合わせてさまざまなタイプの会場が選べるのもうれしいところ。あらかじめ頼んでおけば、着付けやヘアメイク、記念撮影などを行ってくれるホテルも。
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会場に選んだホテルは、都心に近い場所にもかかわらず、駐車場が広く、美しい庭園を備えているのが魅力でした。会場はふたりで決めましたが、母からは「行ってみたかったの!楽しみ」と言ってもらえました。料理もサービスもどちらも親たちに好評で、大切な場にふさわしい会場だったと満足しています。(E子さん)
日頃から父がよく利用していて、ブライダルフェアで訪れたこともあるホテルだったので、安心して行えると思いました。また、ちょうど新型コロナウイルス感染症がはやりだしていた頃で、車で移動できるよう近くに駐車場があることも必須条件。当日は広めの個室で懐石料理のコースを頂きながら、和気あいあいと楽しいひとときを過ごしました。(デンデさん)
結婚式の雰囲気を垣間見ることができる「式予定の会場」
結婚式を行う会場(ホテル、ゲストハウス、レストランなど)で、顔合わせの食事会を行う人も少なくないよう。プランナーさんに頼んでおけば、食事の前後に会場を案内してもらうことも可能なのでぜひ相談を。家族も式を挙げる会場を一度見ておけば安心できますし、プランナーさんをはじめとするスタッフの応対や、控室・バリアフリー設備などの気になるポイントを、その目で確かめてもらえる絶好の機会にもなります。
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プランナーさんに相談したところ、顔合わせ当日はチャペルや披露宴会場も見せてもらえることに。また、個室で飲み放題の1人1万円のプランは、メニューの一部が婚礼料理と重なっていたので試食も兼ねることができました。親も結婚式のイメージが膨らみ、うれしそうでした。(くーさん)
顔合わせは結婚式を行うホテルのレストランで行いました。式前に親にも館内の雰囲気を感じてほしいと思っていたので迷わずに決定。メニューは両家の親が大好きな中華料理。会食後は式当日の動線の案内をしたり、衣裳室で新郎の父のモーニングの試着なども行いました。(moeさん)
和気あいあいと距離が縮まる「個室居酒屋」
かしこまった場が苦手という親には、料亭やホテルよりも気軽に臨める居酒屋がおすすめ。また、居酒屋の良いところは何といっても豊富にそろったお酒。飲むのが大好きな親なら、おいしいお酒で会話が盛り上がり、和気あいあいとした時間が過ごせる可能性大。
ただしあくまでも顔合わせの場なので個室を備えたお店であることが望ましいです。間仕切り程度では、他人の視線や声が気になって集中できない恐れもあるので気を付けて。
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お酒好きの両家の親から「ラフな感じで顔合わせができる居酒屋がいい」「飲める所がいい」というリクエストがあったので、お互いの実家の中間地点で個室のあるお店をチョイス。お酒の種類が豊富だったこともあり、話が盛り上がって大成功でした。(赤池希望さん)
顔合わせのお店は少しおしゃれな小料理屋風の居酒屋。個室があることと、遠方から来る親たちのために交通の便がいいことが条件。ちなみに、みんなで取り分けるお鍋や大皿料理のコースは居酒屋の定番メニューですが、初対面同士だと気を使うので避けて正解でした。(ゆきさん)
リアルで会うことが難しいなら「オンライン」
両家もしくはどちらかが遠方に住んでいたり、コロナ下で直接会うのが難しかったりする場合は、オンラインでの顔合わせを検討してみて。まずは画面越しでもいいので一度顔を見ながらごあいさつを済ませ、その後、会えるようになって改めて対面での食事会を企画するという方法も。
使用するツールはみんなが普段から使っていて使い勝手がいいものでOK。親がネットに不慣れな場合は、実家暮らしのきょうだいなどにセッティングを頼んでおき、準備や当日の仕切りはふたりが主体となって進めるとスムーズ。
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お互いの実家が遠方。さらにふたりが一緒に暮らしている場所も実家から離れているため、顔合わせはオンラインで行うことに。コロナ下ということもあり、移動や対面だとリスクが高いと判断してこの方法を選びました。(しおりさん)
結婚式を挙げる際に実施するなど、顔合わせ食事会のスタイルは他にも
親が遠方に住んでいて移動に不安がある場合は、式を挙げる当日や前日に行う方法も。「親の負担が少なくて良かった」(Naruruさん)、「母が療養中だったため事前の顔合わせはせず、挙式会場の近くの旅館に泊まって式前日に食事会を」(きょうちゃんさん)という花嫁も。
他にも「母の体調に波があるので、新婦の実家に足を運んでもらいました」(マンダリンさん)という“自宅での顔合わせ派”や、「病気で食事制限のある私の父と、高齢の彼の父、双方のリスクを避けるために、ホテルの最上階にあるラウンジでお茶をしました」(Aさん)というように食事をお茶会に切り替えて、対面時間を最小限に抑えるアイデアもあり。
From 編集部
家族にぴったりのスタイルを見つけて
顔合わせ食事会は、親の希望や考え方、料理の好みなどさまざまな条件に合わせてベストな会場を選びたいもの。多くの場合、お互いの親たちが初めて対面し親睦を深める大切な場なので、しっかりとヒアリング&リサーチをした上で、両家に合ったスタイルを見つけてくださいね。
取材・文/南 慈子 イラスト/たつみなつこ 構成/伊藤りつ子(編集部)
※記事内のデータとコメントは、「ゼクシィ結婚トレンド調査2020」(全国推計値)および2021年4月に「ゼクシィ花嫁会」のメンバー62人が回答したアンケートならびに、2021年4月に過去2年以内に顔合わせ食事会を行った女性103人を対象に実施したマクロミル調査によるものです。
※掲載されている情報は2021年6月時点のものです。
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