卒花も迷った!「職場の結婚報告」のお悩み“あるある”&解消法
職場での結婚報告は何かと気を遣うもの。実際に職場ならではのルールや人間関係への配慮が必要で、どうすればいいの?と悩む花嫁さんも少なくないんです!今回はそんな先輩花嫁さんのつまずきエピソードを紹介するので、職場への報告時の参考にして。
あるある1
誰まで報告するべきか分からない……
直属の上司へはもちろん報告するけれど、その上の役職の方はどこまで報告すればいいのか。同じ社内で部署を異動した直後や転職した場合、前の上司への報告はするべき?ほかにも結婚式に招待しない人や同じ職場内でも関係性の薄い人にまで報告をするのかどうかなど、人間関係を円滑に進めたいがために悩むケースが多いようです。
卒花のお悩みあるある
本当に伝えるべき相手なのか、何て言おうかいろいろ考えているとなかなか報告できませんでした。報告すると決めた日の朝イチに気合で言いました。普段、お世話になっている上司は結婚式に招待しましたが迷惑にならないか、本当にお声掛けをしていいのか見極めるのが難しかったです。(さぁりんごさん)
社内結婚でしたがお互いに付き合いがある方との関係性も違うので、かなり話し合いました。誰にどちらがどんな方法で報告するか、細かく話し合って決めました。会社のトップの方にも式へのお声掛けをしたかったのですが、会う機会がなく上司を介して聞いてもらうことにしましたが、時間も手間もかかりました。(りぃさん)
プロポーズを受けてから婚姻届の提出までの間に転職したので、前の職場の上司に言うべきかそのまま辞めるか迷いました。雑談をしている中で「結婚するんです~」とさらっと伝えました。(まなみさん)
数回の社内異動で複数の部署に所属していたため、誰に報告すればいいのか迷いました。最終的に自分が伝えたいと思う人にだけ報告しました。(30歳・女性)
結婚報告が必要な相手が分からないときは先輩に相談
職場の場合、同じ部署の人はもちろん異なる部署でも定期的に顔を合わせる人など、日々仕事に携わっている人やこれからもお世話になる人をメインに報告すればいいでしょう。ですから前職の上司や異動前の部署の人などは、これからもお世話になると思えば報告を。転職や異動の場合、職場を離れる際に今までお世話になったごあいさつを兼ねて結婚することを伝えてもいいですね。報告するかどうかどうしても迷う人がいる場合は、結婚している職場の先輩や直属の上司に相談してみるのがおすすめ。
あるある2
誰から?報告をする順番に悩む……
親しい同僚の場合など、普段の会話の中で結婚の話が出てしまい、それがいつの間にか上司の耳に入ってしまう可能性も。また、同じ部署で結婚式に招待しない人には、いつどうやって報告すればいいのか。派遣社員の場合、結婚報告は職場が先か、派遣会社が先か迷ってしまう人も。順番を間違えると今後の関係性が悪くなることもあるので要注意!
卒花のお悩みあるある
上司より先に先輩に話していたらすでにうわさで広まっていました。上司の耳に入ったことは知っていましたが改めてきちんと報告をしました。案の定、うわさで聞いてるよ、と言われました。まず直属の上司から報告していった方がいいと思いました。(SAORIさん)
病院に勤務しており、主賓のあいさつを部署の上司ではなく、お世話になっているドクターに頼みたくて報告する順番を悩みました。部署の上司には直属の上司から主任会議のときに業務連絡という形で伝えてもらいました。(さおりさん)
直属の上司に伝えた後、その上の役職の方や仲のいい先輩へはどういう順番で報告するかどうか迷いました。上下関係の厳しい職場ではないので、直属の上司に報告した後すぐに仲のいい先輩や後輩に話をしました。(北野奈歩さん)
職場では直属の上司に最初に報告を
職場での報告は、直属の上司→他の上司→先輩→同僚の順に行うのがルールです。役職の高い上司への報告については、直属の上司に相談してみるとよいでしょう。結婚式に招待する先輩や同僚へは直属の上司への報告が終わったら報告をします。結婚に伴う手続きを行う部署へは遅くとも結婚式の3カ月前までには報告を。また、派遣社員の場合は登録内容の変更など手続きが必要な場合もあるので、まず雇用主である派遣会社へ報告するのが筋。働いている職場へはその後で報告すればよいでしょう。
あるある3
報告すべき時期がつかめない……
結婚報告はプロポーズされた直後?それとも結婚式が決まってから?婚姻届を提出してから?などタイミングで迷う花嫁さんが多数。早く報告しすぎて結婚式の予定についてお知らせできなかったり、遅すぎたためスピーチを頼まれても準備の時間が取れなくなってしまうなど、タイミングを間違えると相手を戸惑わせたり、迷惑が掛かるので注意して。
卒花のお悩みあるある
結婚報告の段階では、結婚式に誰を呼ぶか決まっておらず、上司にも結婚式の報告がぎりぎりになってしまいました。(さおりさん)
異動の件もありできるだけ早めに報告する必要があったので、いつどのように言うか迷いました。結局、プロポーズを受けた時点で支店長にだけ報告。他の支店への異動願いと仕事は続けたいという希望をこっそり伝えました。(みずきさん)
年度の変わり目だったので、年度末か年度明けに報告するべきか悩みました。最終的に年度明けに報告をして婚姻届提出を済ませた後、仕事上での氏名変更などの手続きをしてもらいました。(30歳・女性)
上司に結婚の報告や結婚式への招待、スピーチのお願いをするタイミングが難しかったです。スピーチまでお願いしていたつもりがうまく伝わってなかったみたいで焦りました。(A.Kさん)
式の日取りや婚姻届提出も踏まえて報告の時期を考えよう
結婚式に招待する人へは式の日程も一緒に伝えた方がスムーズなので、結婚式が決まったタイミングで報告を。その際、スピーチなどお願い事についての打診も同時にしておきましょう。式より前に婚姻届を提出する場合は、氏名変更やお祝い金の手続きなどがあるので、婚姻届提出後すぐに担当部署に報告を。結婚を機に退職する人は後任の手配や引き継ぎなどもあるので、結婚が決まったらなるべく早く直属の上司に報告しましょう。
あるある4
対面?メール?何で報告すべきか迷う……
直属の上司には直接報告すべきだけれど、それ以外の相手への報告をどのような方法でしたらよいか迷う人も多いよう。結婚式に招待する、しないで報告の仕方を分けた方がいいのか、役職が上の人へは直属の上司を介して報告した方がいいのかも大いに悩むところ。在宅勤務が増えている今、メールでの報告マナーも心得ておくと安心。
卒花のお悩みあるある
上司には直接報告できましたが、他の方々にどう伝えるべきか悩みました。でも上司が会議終了後にみんなに話をする時間をつくってくれて助かりました。(はるかさん)
メールで報告していい範囲が分からなかったので、身近な上司に相談。在宅勤務が中心だったため、主にメールで報告できてよかったです。(25歳・女性)
会社のトップにもお声掛けをしたかったのですが、なかなか会う機会がなく、上司を介して聞いてもらうことにしました。 上司同士のやりとりが遅く、なかなか返事をもらえずちょっともどかしかったです。(りぃさん)
職場結婚だったので、今後も働きやすいように気を使いました。なるべくメールではなく、直接会って丁寧に報告しました。(akoさん)
結婚報告は直接会って伝えるのが丁寧かつ安心
結婚に関してはプライベートな話題なので、上司へはお昼休みなど業務外の時間を見計らって「今、少しお時間を頂けますか」と伺った上で報告しましょう。結婚式に招待する人へも直接会って報告するのがベターですが、在宅勤務などで会うタイミングがなければメールでの報告でもよいでしょう。結婚式に招待しない人への報告はメールでもよいですが、SNSでの一斉連絡はNG。一人一人に丁寧に報告するのがマナーです。
あるある5
結婚報告と同時に伝えるべきことが言えない……
結婚報告と同時に職場の人へ伝えるべきことはたくさんあります。特に職場の人が一番気にすることは今後の働き方やハネムーン休暇などで仕事への影響があるかどうか。これらについてスムーズに答えられないと相手に迷惑を掛けてしまうことも。報告を受けた側の身になって、何を伝えればいいのか整理しておこう。
卒花のお悩みあるある
名字は変えずに働くつもりだったのですが、うまく伝わらず名字が変わってしまっていました。結局、すべて氏名変更をすることになりました。(29歳・女性)
退職を考えていたのですが、結婚退職をする同僚が続いていたので言いだしにくくて。そこで引っ越し先や婚姻届の提出時期などを含めて、退職せずに可能な働き方ができるかどうか上司に相談しました。(k.k.さん)
結婚報告の際、結婚式に招待されるかどうかも相手が気になるかなと思い……。結婚式の概要が決まるまで待ってから伝えました。(ぷーさん)
報告時に伝えるべき内容はこれ!
まず、結婚後もこのまま働き続けるのか、退職するのか「今後の働き方」については報告時に必ず伝えます。ハネムーン休暇など「長期休暇を申請」する場合は、希望時期や日数などを相談。仕事の繁忙期は避けるなど、他の人に迷惑を掛けない時期を選ぶなどの配慮も必要です。また、氏名変更や給与振込の口座変更など、「手続きや届け出」に伴う事項も担当部署に伝えます。そのほか、「結婚式への招待の有無」やスピーチなど「お願い事」がある人へは相手が余裕を持って対応できるように報告の際に依頼を。
From 編集部
難しく考えすぎず上司や先輩に相談しながら進めて
職場の場合、事務手続きなども発生するので結婚が決まったら直属の上司や担当部署に早めに伝えることが大事ですね。職場のルールや人間関係が大変と思いがちですが、報告の順番も迷った時の相談も“まずは直属の上司から”と思っていれば安心です。
文/富山閣子 イラスト/沼田光太郎 構成/小堀そら(編集部)
※掲載されている情報は2021年5月時点のものです
※記事内のデータならびにコメントは2021年3月に「ゼクシィ花嫁会」メンバー85人が回答したアンケートおよび、過去2年以内に職場で結婚報告を行った女性103人が回答したマクロミル調査によるものです
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