花材は“3つ以下”で!おしゃれ映えブーケを叶える方法、教えます♪
せっかくだからブーケだってこだわりたい!それなら、花材を3つ以下に絞ったブーケはいかが?実は簡単におしゃれ映えが叶っちゃうんです!今回は花材を絞った先輩花嫁のブーケを参考に、人気フローリストの新井さんから素敵になるコツを教えてもらいました。
少ない花材なら“抜け感”ブーケが簡単に叶う!
実は花材が多くなるほど、フローリストと花嫁さんの間でイメージにずれが生じてしまうことも。花材を絞ることでイメージが伝えやすく、おしゃれになりやすいと思いますよ。また花材を絞ったブーケは洗練された印象を与えるので、ワンランク上のクラス感や、カジュアルな抜け感を出したい方にもおすすめです。(フローリスト・RaQue新井さん)
花材1つの“おしゃれ映えブーケ”
野の花をイメージしたボリューミーなミモザのブーケ
【花材:ミモザ】
会場装花では“野の花”をイメージして小花を置いてもらおうと相談していたところ、ブーケも雰囲気を合わせてミモザにしたらと提案してもらいひと目ぼれ。ミモザオンリーのボリューミーなブーケだったので、会場にもドレスにも映えてとっても可愛かったです。(@at.wedding0713さん)
ココがおしゃれ映え♪
季節感を思い切り楽しめるブーケ。ミモザ自体は可憐で可愛らしいですが、1種類に絞って無造作にまとめることで抜け感が出ます。
【旬の時期】ミモザ:1~4月
絶妙なピンクがおしゃれなアンスリウムブーケ
【花材:アンスリウム】
挙式のときに持った1つ目のブーケはドライフラワーをメインにしたボリューミーなものだったので、お色直しのブーケは生花を使ってシンプルなデザインに。カラーはコーディネートのポイントになるように、ピンクすぎず発色のきれいなものをお願いしました。(@_.3._artさん)
ココがおしゃれ映え♪
スマートな茎やみずみずしい質感の花など、アンスリウムの魅力を存分に生かしたブーケ。ドレスやネイルの美しさも引き立てます。
【旬の時期】アンスリウム:通年
シンプルながらも個性的なカラーブーケ
【花材:カラー】
こだわりのシンプルなドレスに合わせて、ブーケはカラーのみでとオーダー。1本1本の長さを変えたり、黄緑の珍しい色を入れたりとフローリストさんがこだわってくれて、スタイリッシュかつ個性的なデザインに。ときめきが止まらない仕上がりになりました!(@hachiharuka_kosugeさん)
ココがおしゃれ映え♪
頭部分をずらして束ねることで、よりスタイリッシュな縦長ラインに。白リボンで茎が見え隠れしているところに奥ゆかしさも感じます。
【旬の時期】カラー:通年
色にもこだわったチューリップブーケ
【花材:チューリップ】
スタイリッシュなロングスリーブドレスを選んだので、ブーケはシンプルにと決めていました。紫は式のテーマカラーでもあり、チューリップは春のお花でもあったので、あえてパープルのチューリップ1種類に。自然にお花が垂れるデザインがとても気に入っています。(@rika__wedさん)
ココがおしゃれ映え♪
チューリップの中でも花びらが波打ったパーロット咲きを選ぶことで華やかさを演出。抱えて持つことで季節感を独り占めしているかのようなブーケに。
【旬の時期】紫チューリップ:12~3月後半
『1つの花材』でおしゃれ映えブーケを作るポイントは?
《1》小粒の花を咲かせる花材を選ぶと◎。ボリューミーでもコンパクトでも様になるので、ドレスのデザインに合わせて調整を。
【通年出回っているおすすめ花材】かすみ草、スターチス、オンシジューム
《2》縦ラインを強調できる印象的な花材を選んでもOK。本数は少なくシンプルにするのがコツ。
【通年出回っているおすすめ花材】カラー、アンスリウム、シンビジューム、バラ、デルフィニューム
花材2つの”おしゃれ映えブーケ”
シンビジウムで縦のラインを意識したブーケ
【花材:シンビジウム/パンパスグラス】
シンビジウムがとても好きで、絶対に取り入れたいと決めていました。また、可愛らしさよりも、大人っぽい雰囲気にしたいと依頼。横ではなく縦のボリュームを意識してスタイリッシュなシルエットに見えるように仕立ててもらいました。(@n7___.wdさん)
ココがおしゃれ映え♪
しっとりとした質感のシンビジウムとドライな質感のパンパスグラスがお互いの良さを引き立たせているエフォートレスなブーケです。
【旬の時期】シンビジウム:通年 パンパスグラス:通年(ドライ含む)
カラーがメインのドレス映えブーケ
【花材:カラー/アスパラペラ】
シンプルなマーメイドのドレスがお気に入りだったので、ドレスがより一層素敵に見えて、かっこいい雰囲気のブーケにしたいと相談しました。カラーの花はドレスを決める前から持ちたいと思っていたので大満足のブーケに!(田原麻友子さん)
ココがおしゃれ映え♪
軽やかな動きのアスパラペラを合わせることで、スマートでスタイリッシュなカラーから柔らかい印象を感じます。
【旬の時期】カラー:通年 アスパラペラ:通年
秋婚にぴったりな黄色が華やぐオンシジュームブーケ
【花材:オンシジューム/ハゴロモジャスミン】
ブーケはミモザをイメージしていましたが、秋婚だったので黄色のオンシジュームを使うことに。その中にアクセントとしてグリーンを入れてもらいました。とってもボリューミーで花びらも可愛くて、お気に入りのブーケになりました。(@trunk_wd_tmさん)
ココがおしゃれ映え♪
レモンイエローとグリーンのコントラストがドレスを引き立てています。花びらがひらひらしているので華やかかつ可愛すぎない雰囲気に。
【旬の時期】オンシジューム:通年 ハゴロモジャスミン:4~5月ごろ
『2つの花材』でおしゃれ映えブーケを作るポイントは?
《1》縦ライン同士など形状が似た花材を組み合わせたり、南国産の品種同士などトーンが似た花材を組み合わせるのがおすすめ。
【通年出回っているおすすめ花材の組み合わせ】シンビジューム+モカラ/オンシジューム+モカラ/スプレーバラ+かすみ草/スターチス+かすみ草/カラー+デルフィニューム/アスチルベ+フランネルフラワー
《2》メインの花材を決めて、そこにサブの花材を添える方法もおしゃれ。メインの花材が目立つよう、サブ花材は控えめに。
【通年出回っているおすすめのサブ花材】アスパラペラ、スマイラックス、リキュウソウ
花材3つの”おしゃれ映えブーケ”
会場装飾にもリンクしたブラックブーケ
【花材:カラー/稲穂/枝】
式のテーマカラーがモノクロ&ゴールドだったので、ブーケもブラックでまとめつつ、かっこいい雰囲気で作ってほしいと依頼。自分の名前にちなんだ花材も入れていただきました。また、会場装飾に黒いレザーを取り入れていたので、ブーケの持ち手をレザーリボンにして、リンクさせました。(honaさん)
ココがおしゃれ映え♪
茎も緑ではなく、ダークカラーでまとめているところが粋。密に束ねず、空気感を感じるようにまとめているのも暗め花材だからこそ。
【旬の時期】カラー:通年 稲穂:通年 枝:通年(品種による)
ホワイトを組み合わせたボリューミーな華やかブーケ
【花材:カサブランカ/トルコキキョウ/バラ】
清楚な白のイメージで、でも華やかになるようカサブランカを使って大ぶりのブーケにしたいと思っていました。たくさんのブーケの画像を調べて、サイズ感やボリューム、イメージなど細かく好みを伝えて、まとまりよく仕上げてもらいました。(片田早玲さん)
ココがおしゃれ映え♪
カサブランカが主張しすぎず、3つの花材が自然に溶け込んでいるので、ゴージャスでありながら清らかさを感じるブーケに仕上がっています。
【旬の時期】カサブランカ:通年 バラ:通年 トルコキキョウ:通年
シンプルおしゃれな海外ウエディング風ブーケ
【花材:フランネルフラワー/アストランティア/アスチルベ】
海外の花嫁さんがブーケを持っている画像を見て、同じような雰囲気のブーケにしたいとオーダー。シンプルだけれど、とてもおしゃれで可愛いところがお気に入りです。もともとお花の種類をしぼったブーケが理想だったので、素敵な仕上がりに!(@chiaki_wdさん)
ココがおしゃれ映え♪
柔らかい質感の花びらを持つフランネルフラワーと、ふわふわとした印象のアスチルベを合わせることで清楚な白のブーケに可憐なイメージがプラスされています。
【旬の時期】フランネルフラワー:9~5月 アストランティア:通年(特に9月~5月) アスチルベ:通年(水落ちしやすく夏は少なめ)
『3つの花材』でおしゃれ映えブーケを作るポイントは?
花材から考えるのではなく、叶えたい雰囲気から考えるのがおすすめ。3花材だからこそのニュアンスを出せる場合が多いので、大まかなトーンを決めたらまずは相談してみて。
【通年出回っているおすすめスタイリッシュ花材の組み合わせ】
カラー+パンパスグラス+季節の枝/バラ+コチョウラン+トルコキキョウ/ユリ+バラ+スマイラックス
【通年出回っているおすすめキュート花材の組み合わせ】
スプレーバラ+アスチルベ+ワックスフラワー/トルコキキョウフリル八重咲き+ワックスフラワー+アストランティア
【通年出回っているおすすめナチュラル花材の組み合わせ】
パンパスグラス+ピンクッション+カンガルーポー/プロテア+ユーカリ+アンスリウム
From 編集部
持ち手部分にもこだわれば、さらにおしゃれ映えなブーケに!
花材を絞るからこそ、持ち手のリボンも雰囲気をつくる重要なポイント。茎が長いブーケならサテンリボンを茎の2分の1ほど巻いたり、上品にしたいならとろみのある布を割いて垂らしたりなど、花材やテイストに合わせてこだわると一層魅力的なブーケに!ぜひフローリストに相談してみてね。
新井りえ ディレクター/フローリスト
東京・目黒にフラワーアトリエ「RaQue (ラキュウ)」を構え、ウエディングはもちろん、展示会・イベントなどの装花、ワークショップまで幅広く活躍。お花の今が感じられるおしゃれなアレンジは、こだわり花嫁からの熱い注目を集めている。
<ホームページ>
http://ra-que.com/
<インスタグラム>
https://www.instagram.com/raque_rie/?hl=ja
取材・文/齊藤亜由美 イラスト/南 夏希 構成/柳 清香(編集部)
※花材は年によって流通時期が変動することがあります
※掲載されている情報は2021年5月時点のものです
- 演出・アイテム
- ブーケ
- アイテム検討期
- 大人かわいい
- シンプル
- おしゃれ
- 春
- 夏
- 秋
- 冬